昔から時々お客さんから聞く話ではあります。
お店に並べられたカメラに興味があって「あのカメラを見せてください」と声掛けすると、店主や店員さんから「あれは売り物じゃないから~」と断られるケース。
お客さんにしたら欲しい気持ちがあって声掛けしたのに、そう言われると「だったら見えるところに置いとくな!」くらいの気持ちになることもある~なんて話です。
それに対して、昨日聞いた話は~興味のあるカメラがウインドウに並んでいたので声掛けしたら、同じように「売り物じゃないから」と言われたので、「じゃあ、ちょーだい!」と返したって、笑い話。上手い返しですよね(^^)
ちなみに、我楽多屋では天井に吊るしたカメラを指さして「あれは?」と聞かれることが時々ありますが、天井から吊るしているカメラはディスプレイですからね。
私からすると、売り物を天井に吊るすなんてことが考えられないので、尋ねられること自体がビックリなんですけど、そう思わない人もいらっしゃるようです。
だから、ずーっと天井のカメラを見ている人がいると、なるべく早めにこちらからディスプレイであることを伝えるようにしています。そうでないと、余計な期待をさせてしまうことになりますから。
★6月発売された、田中長徳写真集「Chotoku Anthology 1964-2016」を我楽多屋でも販売(通販も可)しております。詳細はこちらへ→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2025/07/chotoku-anthology-1969-2016.html
★本日8月3日(月)、都合により閉店時間を午後5時とさせていただきます。
★明日8月4日(火)は第1火曜なので、営業する火曜日です。
パスタの量を測るクッキングアイテムのことを一般的には「パスタメジャー」って呼ぶんでしょうか?
画像の右側、銀色の金属製のタイプでは、それぞれの穴に通せるパスタの束の量で1人前か2人前か3人前かが分かるようになっています。
左側のメジャーはまるでレンズの絞り羽根のような構造になっていて、ツマミを1~4までの間の指標に合わせることで、絞りのサイズを調整して100gから400gまで50gごとに計れるようになっています。
「これ面白いよね!まるでレンズみたいで!」と言って、見せてくださったお客さんがいらっしゃって、直接的なカメラネタじゃないんですが話題にしました(^^)
*パスタの量は1人前が100g前後と言われているらしいです。
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今年に入って我楽多屋ではちょいちょい見かけるフォクトレンダーのブリラントです。
一昨日、「もう使わないので~」と持ち込まれた方がいらっしゃいました。
この個体の特徴は、側面に外付けセルフタイマーをくっ付けてしまっていること。そして、それに合わせて革ケースも改造されていること。
くっ付けられているのは、ボディと同じくドイツのHAKAブランドのAUTOKNIPSというセルフタイマー。
これを見た常連さんが、Ⅱ型なので単に一回押すだけのレリーズじゃなくて、長時間露光(時間を選択して)も可能なタイプですよ~と教えてくださったのですが、その常連さんも長時間露光のやり方を失念されていていらっしゃいました。
後から私が少し時間を掛けて確認したり動作させているうちやり方は判明しましたが、事前にそのことを教えてもらっていなかったら、下手にいじり壊したりしちゃってたかもしれないので、感謝です。
お持ち込みいただいた方の話では、この個体はブルガリア(私が記憶違いしてなければ)のフリーマーケットで買って何度か使ったそうです。
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お知らせです。
我楽多屋の隣りに写真展示スペースを間もなくオープンさせます!
その名は「Gallery 463」。
小さなスペースゆえ、気軽に手頃に利用してもらえるような手作りの空間です。お堅いこと抜きに写真を見る場所・見せる場所、そんな貸しスペースを目指したいと考えています。
つきましては、Gallery 463のお披露目も兼ねて、年内に幾つかの企画展を予定しています。初回は今月半ばからの開催予定。また、改めてお知らせさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
このスペースは少し前まで姉妹店アローカメラの買取りコーナーだったところです。お知らせが遅くなりましたが、買取職人こと野田康司は今年4月に永眠しました。生前のご厚誼を深謝し厚く御礼申し上げます。
この京セラ・Tスコープは、前オーナーさんからのメモ付きで、そのメモには「板圧不安定 写真が台形に写ります」と書かれていました。
背蓋の内側を見る限り、圧版の歪みは目視出来ないんですが…ジャンク品としての値付けをしました。
流石にフィルムを入れてテスト撮影まで手を掛けられませんので、前オーナーさんに感謝です。
店に並べた後、常連Oさんがこのカメラを手に取られたので、写真が台形に写ってしまうらしいことを伝えると、「面白いですねぇ~」と興味深げに見ていらっしゃいました。長徳先生に「興味を持つカメラの対象がふた捻りくらいしたカメラ好き」と呼ばれたOさんですから!
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このカメラはオリンパス・ワイドEです。
巻戻しクランクの根元周囲に内蔵露出計用の読み取り数値が記されています。
赤い「8」の右側には、「11」「16」「22」、左側には「5.6」「4」「5」の数字が並んでいて、「5」?と思うわけです。
私は咄嗟に気付けずに、何々?と一瞬なりましたが、これ「3.5」であるべきものなのに、「3.」の打刻を忘れてしまってるんですよね…。
我ながらこんな部分によく気付いたなぁ~と思いましたが、気付けた理由はちゃんとあります。
というわけで、普段はこのカメラが出て来ても、3.のチェックまで進まないことの方が多いんですね。
★先月発売された、田中長徳写真集「Chotoku Anthology 1964-2016」を我楽多屋でも販売(通販も可)しております。詳細はこちらへ→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2025/07/chotoku-anthology-1969-2016.html
このニコンF6には、正規改造された部分があります。
レンズマウントの縁にある絞り連動爪が倒れるように改造されているのです。これは古いオートニッコールでも干渉なく装着するための改造。
かつて一部の機種には標準で可倒式の連動爪が装備されていましたが、F1桁シリーズでもF5からは省略されてしまいました。
1959年発売のニコンFから採用されたFマウントは「普遍のFマウント」などと呼ばれて、AF化やデジタル化の際にも変更されることのなかった、ニコン一眼レフ用のマウントでした。
ご存知な方も多いと思います。同じFマウントでも初期のオートニッコールがAi化対応したボディの一部に干渉部分があって装着できないとか、絞り環のないGタイプレンズに対応しないボディがたくさんある…など、必ずしも全てのFマウントボディとFマウントレンスに互換性があるわけではないんですよね。
このF6の正規改造は前述の通り、古いオートニッコールを使うための改造なんです。
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こんなお遊びをしたのは、もう10年以上は前の話かと。
そのキッカケは古いフィルムパトローネなどを見ているうちに、各種あったフィルム銘柄が懐かしくなったからで、そのデザインを真似てSDカードに貼ってしまえ!と見た目だけを考えてのことでした。
当時すでに一部のデジタルカメラにはフィルムシュミレーションのエフェクトを内蔵した機種もあったと思いますが、それは全く意識せずにやった遊びでした。
最近発売されたフジフイルムのX halfにもフィルムシュミレーションが装備され、ボディ背面にはメインの液晶とは別に、フィルムカメラの背蓋にあるフィルム確認窓を模したような液晶があって、そこにフィルムシュミレーションのフィルムタイプが表示される演出⁈までされているのです。
それも深層心理で影響したんでしょうね…昨日突然に、かつて遊びで作ったSDカードにフィルム銘柄を貼り付けたのを思い出したのです。
今回は飛躍した発想もあって、コダクローム柄のSDカードを使って画像を保存するとコダクロームみたいな画像になってしまったら面白いのに!と。そうすれば、カメラの方にフィルムシュミレーションなんていらなくなります(>_<)
ま、技術的にそんなこと出来るのかどうか⁈なんてことは、全く考えてませんけどね、私は。
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