我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2025年5月24日 (土)

自分の手の歴史

本日24日は第4土曜日なので、午後2時から全品1割引きのサービスです

★明日25日(日)は、臨時休業させていただきます。

 

前にもあったよな…と検索したらありました。

2012年8月2日のブログ記事に。

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2002年8月号カメラジャーナルの表紙の中でライカM4と説明書きを持っている手は、私の手なんです~と。その両手は33歳の私の両手。

そのカメラジャーナルを持っているのは、43歳の私の左手。

そして昨日、再び同じ号のカメラジャーナルが発掘されたので、手に持って写真を撮ってみました。今度は56歳の私の左手です。

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ところで、ライカM4は私の生まれ年ライカになるのですが、製造番号からして1969年製造のM4を入手するという運命的な出会いはまだ訪れていません…。

  

 

2025年5月23日 (金)

個性派デジタル!?

Thumb_02 デジタルカメラがその20~30年の歴史の中で、デジタルカメラとしての進化?をしないで古いフィルムカメラを意識したような姿でちょいちょい出て来るのが、不思議というか面白いと思っています。

昨日(5/22)フジフイルムが発表した「X half」というモデル(上の画像)は、35ミリフィルムを使用するハーフ判カメラに影響されたような姿や機能を持ち合わせています。

 

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画像のカメラは「CHUZHAO」というトイレベルのデジタルカメラで、少し前に見せてもらったお客さんカメラ。

見たまんま二眼レフカメラに影響されています。安価なわりにはチープ過ぎずに持って楽しい感じのカメラ。本物のフィルム二眼のようにウエストレベルでファインダーを見るように液晶ディスプレイを見ますが、流石に左右逆像ではありません。

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下の画像で一緒に写っている赤い方は、約20年に発売されたRolleiflex MiniDegiで私の私物です。こちらの方は隠し技的に、逆像に変更することも可能らしいのですが…その方法が取説にも載っていなかったとか。どのみち、この個体は壊れているのでそもそも電源自体がオンになりませんが。

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2025年5月22日 (木)

古ケースから写真

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店の倉庫の奥の方から発掘された、カメラケースです。それなりに古いモノと思います。

背面に「King」のマークがあるので、カメラメーカー純正品ではなくて汎用品的な製品だったのでしょう…。それを象徴させるような珍しい造りになっているのが、カメラのレンズ側を収めるフロント部分の処理。

ハトメリングが左右対になって幾つかあるので、そこに紐を通してサイズを調整出来るような不思議な造りになっているのです。下の画像はハトメリングに通されていた紐を解いた状態です。

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もしかしたら、後から工夫して改造されたモノかもしれませんが…。

このケースの実体は分からないままですが、そもそも今日このケースを話題に持ち出した理由は~背面のファスナーを開けたら、その小さなポケットの中から一枚のプリントが出て来たからです。

そうとう古そうなモノクロプリント。男性が写っていました。

最近はこういう古い写真がフリーマーケットなんかで売られていたりするらしいですね。何処の誰だか分からない人の写真なのに…。

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ブログに載せるにあたって、いちおう顔にモザイクを入れました。 

 

 

2025年5月21日 (水)

50年前の記憶と~

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、西つつじヶ丘。

画像の場所は、私が小学校4年〜6年の頃に住んでいた調布つつじヶ丘で、その時に住んでいた家から数百メートル離れたところ。特に縁がある場所では無いし、当時もごく稀に通るくらいの場所。

なのに、ここ数年で何回か夢の中で突如出て来た光景なので、先週行ってみたんです。右手のこんもりとした緑なんか、50年前と同じイメージのまま残ってました。

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2025年5月20日 (火)

ぐにゃりのニコンF

本日第3火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

 

いまの時代、状況次第では破損した箇所を3Dプリンターで作成して補修する~なんてことも可能なくらいになっているので、このくらいのネームプレートを作ることは簡単なことなのかもしれません。

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半年ほど前、ライカビットMを付けた状態で装着可能なグリップを3Dプリンターで作成されたお客さんから、ニコンF用のネームプレートを一つ貰ってしまいました。

「Nikon」ロゴが『ぐにゃり』文字のネームプレートを3Dプリンターで作成されたのですね。

サイズを少し間違えた…とのことで、天地方向が少し小さいのですが実際にボディへ付けてみたけど、それほど気になりません。

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2025年5月19日 (月)

キャップが外れた…

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久々に注文の多い中古カメラ屋の店主やります。

こういう具体的な例を挙げると分かりやすくて、理解していただけるんじゃないか!?という希望も込めてです。

上の画像を見てください。

売り物レンズを並べているカゴの中を清掃しようと思ってレンズを持ち上げたら、白いリヤキャップがそのままカゴに残ってしまったのです。

直ぐにピンッ!と思い返される出来事がありました。その数時間前にご来店されたお客さんが店内のレンズを手に取っては、キャップを外したり付けたり、絞りリングやフォーカスリングを回す動作を繰り返し、それを何本ものレンズに行なうので、「すみません、何かお探しの品物があるんですか?さっきから、いろいろなレンズを手に取りキャップを外したり付けたり繰り返されてますけど、それらが商品であるということをもう少し気を遣ってもらえますか?」と、お声掛け(注意でしょうね)をしていたのでした。

そのお客さん、まさにこのカゴの中のレンズでもそれをされていらっしゃいましたから〜この状況の理由はかなりの確率で 

念のため確認しましたけど、このリヤキャップとレンズの相性が悪いわけではないので、グラグラして装着が緩むなんてことはないので、ちゃんと付けて戻せば簡単に外れてしまうようなことはありません。

数多くの品物を触る人ってのは品物に対する意識がどうしても薄くなるので、扱いが雑になったり•ちゃんと元に戻せなかったり•品物をぶつけたり落としたり~ってなりがちなんです。

もう30年ものあいだ、日々お客さんを見ていますので、そういう傾向が確実にあるんです。

なお、今回のお客さんにおかれましてはお声掛けした内容についてご理解いただけたようなので、ブログでこうして話題にしてしまったことについて、もしお気を悪くされていらっしゃったら申し訳ありません。我楽多屋の姿勢を皆さんにご理解いただきたいうえで一例としてしまったことお許しください。

 

過去の注文の多い~系のブログ記事

  1. https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2024/06/post-3a3e.html
  2. https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2023/03/post-f5fe.html
  3. https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2021/06/post-fe73.html
  4. https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2014/06/post-d7b4.html
  5. https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2013/05/post-d7b4.html
  6. https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2012/03/chumon.html

 

2025年5月18日 (日)

光らせたい症候群!?

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マーキュリー愛が半端ないお客さんが、少し前にミノルタミニフレックに浮気?をしているのを話題にさせてもらいましたが、その後日談を。

ミノルタミニフレックスが普通に良く写ってしまって逆に面白みに欠ける…というので、ご自宅を整理中に一緒に発掘された同じベスト判カメラでイタリアの「Ferrania Euralux 44」を使ってみているというのです。

一度試したら光線漏れをしたので、その手当とフィルム室内のフィルム面の弛みを押さえる対策をして再度テスト。

ご来店時が再テストの撮影前ということで、Photavitの専用マガジンを代用して装填しているフィルム室の様子も見せてもらうことが出来ました。

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スペーサーとして使用しているのは、そこらへんにあった塩ビチューブらしいです。  

お客さんがこのカメラを使おうと思った理由のもう一つは、カメラ本体にフラッシュガンが装備されている点。そう、フラッシュバルブを光らせて撮るのも好きなんですよね、この人(^^)。

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追加情報として嬉しそうに教えてくれたのは、フラッシュガン側の差込み部にアダプターが付いているので2種類の口金に対応しているそうです。なので、口金が違う2種類のフラッシュバルブをご持参されていらっしゃいました。

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このお客さんのフラッシュバルブ・フラッシュガンネタだけでこんなにありました→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2025/02/post-25d4.htmlhttps://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2024/06/post-59b9.htmlhttps://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2023/12/kinax-a673.html

 

それ以外にも、フラッシュバルブをカメラ本体に装着できるカメラネタ、うちのブログでこんなに話題にしていました→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2024/02/fujica-rapid-sf.htmlhttps://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2021/10/brownie-super-2-2588.htmlhttps://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2016/07/bessy-k.htmlhttps://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2011/10/yashicae.html

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2025年5月16日 (金)

Filtre BOUM PARIS

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おフランスのブランド製の小径なレンズフィルター用ケースを見て、「何かに似てるなぁ~」と思いました。

しばらく店に置いている間に、何に似てるのか?思い出すだろうと10日程。「アレか?」と思ったのですがアレが店に無いので、自宅に持ち帰りました。

 

結果、判明しました!『オロナイン軟膏』の容器の蓋に似てるのでした(>_<)

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家にあった少し小さめサイズのオロナイン軟膏の蓋とは、大きさがほぼ同一。色も見ているうえ、文字が金文字なのも一緒。

だから何?って言わないでください。個人的には判明して、凄いホッとしているのですから。

 

 

ブラックなハーフ7

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この1~2年でしょうか、良く来ていただくようになったお客さん。我楽多屋の売り方などを早々にご理解くださったうえでご利用いただいているので、こちらもとても安心しています。

そのお客さんが昨日、私がペトリのカメラが好きなのを知って見せてくださったのが、このカメラ。最近、他店のジャンクコーナーで見つけて入手されたという、ペトリハーフ7のブラックボディ。

私もペトリハーフ7は数台持っていますが、ブラックボディが存在していることは知りませんでした。

僅かに作られたという情報があることをお客さんはご存知だったそうなので、発見した時にトキメキ~入手されたそうです。

このお客さん、日本の二流三流ブランド的なカメラに関心をお持ちなうえに、黒皮病でもあるらしいです。

*カメラの黒皮病については、過去に2度話題にしています。

 

ブラックのペトリハーフ7と並べて写真を撮らせてもらうのを忘れてしまったので、普通のシルバーボディのペトリハーフ7の画像を載せておきますが、底の巻上げレバーに2種あることが分かる画像も一緒にしておきます。

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2025年5月15日 (木)

mono モノ·マガジン

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今日は本物!?の「モノ·マガジン」の話です。

じゃ、本物じゃないのは???ってなりますよね。本物の話へ行く前にそうじゃない方!?の話を。それは我楽多屋のウェブサイト内で田中長徳先生に毎月書いてもらっている「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」。今日改めて確認したら、もう26年間307回も継続しているんですよ!凄い!!

では、本物の話もその観点から、ワールドフォトプレスさんが発行している「mono モノ·マガジン」は1982年に創刊してから月2回発行で43年959回も継続しているらしいです。敵いません。

先月16日発行された2025年5-2号(通算958号)の特集が「ブーム再熱中!フィルムコンパクトカメラ」だったのです。

実は発売日当日に常連さんから「ご存知かもしれませんが、こんな本が発売されましたよ!」とメッセージをいただいたのです。

正直なところ、ご存知なかったです(笑)。最近のブームとは少し離れたところを独自路線?で行く(言い方を変えると旧態依然のままな)我楽多屋なので、こういうメディア系からはお声が掛からないんですね(>_<)

教えてくれた常連さんに「すぐに買いに走ります!」って返信をしたのですが、その日に駆け込んだコンビニでは見つけられず、本屋さんへ足を運ぶタイミングを失っているうちに次の号が出てしまい、直販サイトから本代と同じくらいの送料を払ってバックナンバーを入手しました。

そこまでして入手したのには理由があります。

4月中旬過ぎ、我楽多屋にオリンパスXA2が1台並んでいました。5日間くらいは店に並んでいましたが売れてしまった後に、3人のお客さんから「あの、XA2は売れちゃったんですか?」と同じ質問をされたのです。

さすがに、3人目のお客さんに聞かれた時には「皆さん、気になった時点ですぐに買わないから後悔することになるんですよ」とちょっと本音を言っちゃいました。

そして、「あ~もしかして、モノ·マガジンにXA2が載ってんじゃないのか?」と想像されて、確かめたくなったのです。

届いてみると、表紙にも載ってるし、中のページにも参考価格とともに紹介されていました。そこに掲載されてる値段は保証付きなり整備済みなんでしょうけど、先月我楽多屋で現状OKで売っていた値段の4~5倍の価格でした。

それを見た人が走って来たってことなんでしょうね?きっと。

念のために書いておきますが、我楽多屋の価格は事前に整備などせず、現状OKと判断した金額でしたからね。レンズには僅かなカビもあったはず。