我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2024年10月 6日 (日)

ゴーストレスフィルターについて

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この前の月曜日、Facebookページにアサヒペンタックスのゴーストレスフィルターの画像をアップしたところ、それを見て走って来られた方がいらっしゃいました。

ゴーストレスのスカイライトは珍しいとのこと。そもそもゴーストレスフィルター自体が今となっては少ないのですが、探して見つかるのはスカイライトではなくて、UVばかりなんだそう。

私自身は我楽多屋で時々出て来ると、ゴーストレスとしか認識していなくて、スカイライトかUVかを今まで気にしたことがほとんどありませんでした。

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また、ゴーストレスフィルターについて載っているカタログなどがあまり無い…とのことだったので、店にあった「ASAHI PENTAX ACCESSORIES」の冊子をあとで見たら、表紙は全く同じなのに内容が少し改定されている2冊「1974年4月版」と「1974年10月版」がありました。

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4月の方にはゴーストレスフィルターが載っているのに、10月の方には載っていませんでした。

ちなみに、このブログでゴーストレスフィルターを話題にした時の文中に「スカイライト」と「UV」以外に「CLOUDY」もあると書いているのですが、その時に何を資料にそれを書いたのかは忘れてしまいました…。

★今日に限ったことではないのですが、本ブログの画像、本文中の画像をピンチアウトして拡大すると像が粗くて見ずらいことがあると思います。その際は画像を一度クリックしていただくと拡大画像が開けるようになっています。

 

 

2024年10月 5日 (土)

テプラみたい…

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戦前に作られた国産の二眼レフ「ミノルタフレックス」(1937年発売)です。

国内最初の二眼レフと呼ばれることもありますが、実際には僅か数ヶ月だけプリンスフレックスの方が先に出ている…とか。ただ、販売数も品質もミノルタフレックスの方が確実に上と言えます。

性能・機能面はさておきまして...このカメラの名板がいつも気になります。

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銀色テープのテプラに印字して貼り付けたみたいな「Minolta」ネームなのです。そんな風に見えませんか!?

でも、実際は文字の周りだけ鏡面加工されたうえに、文字はちゃんと彫られてますからね。

ま、そもそもがミノルタフレックス自体がイコフレックスをかなり意識して造られていて、この名板のデザインも影響されてるのです。

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あと、ピントフードにあるマークについては以前に話題にしたことがあります→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2014/12/post-da25.html

 

 

2024年10月 4日 (金)

稀少ズイコー

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稀少なオリンパス・ズイコーレンズです。マウントがエキザクタの「ズイコー F.C. 4cm/F3.5」。

その稀少さは、同じズイコーのライカスクリューマウント「ズイコー C. 4cm/F2.8」よりも少ないと思います(私の感覚値ですが)。

3年半前にお客さんレンズで見せてもらった時に、このブログで一度話題にしているにも拘らず…今回出て来て「何だ?何だ?」と思ってしまったのは、私の記憶力が怪しくなっているのも事実なんですが、それだけ稀少と言える証拠なんじゃないでしょうか。

「エキザクタマウント ズイコー」でGoogle検索したら、その忘れていたブログ記事がトップで出て来てビックリしました(・_・;)

この個体、プリセット絞りのリングあたりが不具合で現状絞りが動きません…。直して売るのもありなレンズのような気もしますが、鏡胴をほんの一部削ったような所もあるので、現状売りで店に出したいと思います。

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2024年10月 3日 (木)

期限切れ以外のリスク

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近ごろ流行りの熟成!?フィルム(期限切れフィルム)。

ここにも、古〜いフィルムが3種あります。若いフィルムマニア?の中には、どういうフィルムか分からずに飛び付いてしまって「使えない〜」とか「現像出来ない〜」とかでハズレくじを引いた…って言う人もいらっしゃるようですが…。その前に勉強しなくては!です。

実はここにある3種も、今 使おうとすると、そのカメラが見つけにくい…ものばかりです。

右端にあるのはコダックの828というフィルム。フィルム幅は35ミリと同じなのですが裏紙付きのロールフィルム。このフィルムを使うカメラは以前、こちらで紹介しています→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2017/11/fotron.html

左端にあるのは、ガミ16用のフィルム。といっても、3つのケース全部に空のマガジンだけでフィルムが入ってませんでした…。ガミ16はイタリア製のカメラでこちらで話題にしています→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2018/06/16-169b.html

そして、真ん中の「SUPER16」と記されたフィルム。そのパッケージを見ただけでは私は何に使うフィルムか分かりませんでした…。調べたら、これはローライ16(エディクサ16も)用でした。「TWIN PACK」と記されているので二つケースが入っていましたが、一つのケースの中は空っぽでした。ローライ16は本ブログではまだ話題にしたことがなかったようです。

という感じで、、我々業者も古いフィルムが入って来た場合は慎重にチェックしないと、パッケージやマガジンだけでフィルム無しだった…なんてことがあるのです。

 

 

2024年10月 2日 (水)

中央道深大寺バス停

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、清里フォトミュージアム。

行った先は、ロバート・フランク生誕100周年記念展「もう一度、写真の話をしないか。フランクと同時代の写真家たち」を開催していた清里フォトミュージアムなんですが、すでに会期が終わってしまっているので~画像は行きの高速バスの車窓から撮ったもの。

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2024年10月 1日 (火)

京セラ・コンタックスのフィルター枠

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京セラ・コンタックスの一眼レフ用レンズフィルターの枠がちょっと大きいの知ってますか?

ご覧のように、一般的な他ブランドのフィルターと明らかに違います。大きいのは高さ方向じゃなくて、外径が2ミリくらい大きいのです。

我楽多屋の仕事として、レンズフィルターを整理(選別・清掃など)する作業は必須なので、このフィルターが少し大きいことは何年も前から当然のように知っていましたが、それ以上どうこう~と考えてみたことありませんでした。

上の画像のように、改めて同じネジ径の他ブランドのフィルターと組み合わせてみるのも初めてかも...。

実際にレンズに付けてみると、下の画像のような差になります。

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レンズ側のフィルター取付け部の形状には個体差もありますが、一般的なフィルターとツライチになるレンズが多いと思います。そういうレンズに京セラ・コンタックスのフィルターを付けると、ツライチにならず段が付いてしまいます。

何で大きいの?と思って、ネットでいくつか画像を確認してみたら、京セラ・コンタックスのレンズ側のフィルター取り付け部は分厚いようで、このフィルターを取付けるとツライチになるようです。逆に一般的なフィルターを付けると先が狭まった段が付いてしまいます。

何故に京セラ・コンタックスのレンズとフィルターは、フィルター径に対して外径がちょっと大きいんですかね??頑丈アピール???

 

 

2024年9月30日 (月)

ニコンのストラップ

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ニコンの「プロスト」こと、プロストラップについてはこのブログでも折に触れてちょいちょい話題にしています。

ニコンのプロサービスに登録しているカメラマン向けに無償提供されるストラップのことで、市販品とは違うデザインで質も少し違う感じ。また、デザインは時代で変化もしています。

かつて、そのプロストが何らかの方法⁈で市場に流出してしまい、異様な値段で売り買いされたこともあって、ニコン側も対策を施すなんて事態にもなりました。

近頃はそういう時代を知らない世代の人たちも沢山このカメラ遊びの世界に入って来られているので、その中には本物⁈のプロストじゃないものをそれだと勘違いしている人も僅かにいらっしゃるようです。

画像の上辺に沿うように置いてあるタイプのストラップは「FOR PROFESSIONAL」と刺繍されていますが、普通に売られていたものです。黄色以外にも赤と青の色違いがあります。

また、話をややこしくしてくれるのは...ニコンがある時期にプロストと同じ(同等⁈)ものを市販してしまったことがあるからです。それが画像の中で青紫色のパッケージと並べてあるもの。流出した本物?のプロストが平気で10,000円以上していた頃に、4,000円くらいで売り出しちゃったのです…。

そして、右手前にあるのは本物のプロストです。

あっ!かつてはニセモノも出回ったくらいですからね…。

 

 

2024年9月29日 (日)

一脚について

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この前お客さんから、少し改まって「お聞きしたいことがあるのですが、一脚って使われていますか?」と質問されました。

一瞬、何かのアンケートなのか?私を試されているのか?と思って身構えてしまいましたが、すぐに意図を説明してくださったので安心しました。

「一脚を今まで使ったことがなくて、どういうものなのかな?」ということでした。

言われてみると私自身は一脚をずっと所有していますが、実際に持ち出して撮影に使ったことが無いことに気付いてしまいました。

で、結局は~一脚が必要となるような撮影条件に出くわさないと、例えば被写体の動きが早いスポーツ系の撮影だったり、三脚を据えられないような場所での撮影だったり、意外と限られた条件だけなのかも...なんて頼りない返答をしてしまいました。

挙句の果てには、乱暴というか大雑把な言い方をすれば、三脚に比べたら1/3くらいの値段で手に入るのだから、まずは買って試してみるのも…なんてことまで(^^;)

デジカメWatchに『試したくなる「一脚活用のススメ」』という記事がありました。参考になりそうですよ。

 

 

2024年9月28日 (土)

「AF」マウント!?の続き

本日28日(土)、都合により閉店時間を繰り上げて17時30分に閉店させていただきます

★第4土曜日なので、午後2時からは恒例の全品1割引きサービス行ないます 

 

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先日の「AFって何マウントよ?」について、メールで新たな推測案を頂戴しました。

『α7000のヨーロッパ向け名称がMINOLTA 7000 AFでしたから、そのAFってことではないでしょうか。国内向けα7000は正面グリップ横にαのプレートが付きますが、ヨーロッパ向けはAFのプレートが付いています。アメリカ向けは正面右上にMAXXUMロゴが入り、プレートはAF表示です。当時α呼称は日本国内のみであり、国際的にはAF呼びがスタンダードだったと思われます。』と。

私の中では「α」シリーズの輸出名は、ウィキペディアで仕入れた情報から~北米向けの「Maxxum(マクサム)」とヨーロッパ向けの「Dynax(ダイナックス)」という認識しかなかったこともあり、そういう推測は全く出来ませんでした。

でも、言われてみれば案外と最近、MaxxumともDynaxとも記されてなくて、国内仕様なら「α」のプレートが付いてる所に「AF」のプレートが付いている個体が我楽多屋にありました。その時はMaxxumだかDynaxだかどちらかのネームが消されてしまった個体かと思ってましたが、あの個体がそれだったのでしょう。

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メールでご指摘いただいた情報をより確信したくて、調べたところ。文字情報として「MINOLTA 7000 AF」という記述をそこそこ見つけましたが、取説やカタログなどの表記には「MINOLTA 7000」としか表記されていない(AFも記されてない…)ものしか見つけられませんでした。

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ただ、次の世代からは日本名で「α7700i」のボディに「dynax7000i」というモデル名が記されている個体を多数発見出来ました。ウィキペディアに書いてある「Dynax」ネームはヨーロッパ向けの第2世代から付けられたネームなのでしょう。

何はともあれ?「α」ネームが日本国内だけなのにマウントアダプターに「α」と記してしまえば、日本国内だけでしか通用しないわけで…「M42-AF」と記されていたのも納得なわけです。

そうは言っても、「AF」だけでは誤解を招きやすく言葉足らずに近いですよね、やはり。ミノルタ純正品であれば「M」を省くのは分からなくもないですが…。

さらに別角度から〜と思って、あのマウントアダプターの製造ブランド「K&F CONCEPT」さんのサイトを確認しました。現在、あのマウントアダプターには「M42-MAF」と記されていることが分かりました。やはり「M」が追加されてました。

 

 

2024年9月27日 (金)

NIKON Level

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ん~見た記憶がない…ニコンの小さなアクセサリーが出て来ました。

Nikon柄の小箱を開けたら水準器が入っていたので、箱と中身が違うんだろうなぁと最初は思いました。

が、箱の裏面に「NIKON Level」とハンコが押されているので純正品なの?と思って、水準器自体を見たら「Nikon」と刻印されていました。

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調べたところ、箱の上面に「BUBBLE LEVEL FOR PANORAMA HEAD」のシールが貼られたものもあったようです。

ニコンのパノラマヘッドってAP-2という後期型には水準器が内蔵されているので、この単体の水準器はそれよりも前に出たものなのでしょうね。

ちなみに、底の四角い台座のサイズからアクセサリーシューに付けることも可能です。