アローカメラ         &我楽多屋

我楽多屋で買った  モノ・マガジン

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我楽多屋で買ったモノ・マガジン 第253

ガラクタ屋さんで買った物マガジン

ガラクタ屋さんか?それとも我楽多屋か?

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結構な数の本を今まで出してきましたが、それは編集者さんの手を煩わせているわけです。

何しろ岩波書店、朝日新聞社、そして新潮社、光文社などの有名なところから本を出していて、それらは編集者さんがちゃんと言葉のチェックをしてくださっているわけです。

ところが私が普段書いている雑文は、音声入力に任せているので用語の統一がバラバラなんですね。

このタイトルにしてもカタカナ表記と漢字表記が混乱していて、ちゃんとした出版物だったらそんな事は許されないのですが、私は音声入力でシステムがいろいろ言葉を勝手に遊ぶのが逆に面白いと思っているのです。それで、このまま雑文書きを続けようと思っています。

以前、朝日新聞で何か記事を書いたときに、そのゲラに赤がついて戻ってきて、ゲラの印刷物の脇に大きな赤い字で腹を立てたような書き殴りの文字がありました。そこには「論理的な統一性なし」と書かれていたのです。

それは新聞社で統一性がなかったら新聞じゃないわけですけれども、私の文章はおちゃらけた文章ですから、校閲の方から見るとふざけたやつだということになったのでしょう。

ガラクタ屋さんで買った物マガジンの前回の原稿を入れたときに、二代目さんからメールをいただきました。それには何十年も原稿をお願いしているが、ガラクタ屋さんではなくて我楽多屋のタイトルは初めてですと言うのです。

私はそういう事は全然気を遣っていなかったのですが、二代目さんのステートメントによれば、今まで私はこの連載のタイトルをガラクタ屋さんとしていたんですね。それを二代目さんが気を遣って自分の店のタイトルなんだから、そこに「さん」をつけるのはおかしいということで、我楽多屋でタイトルをつけてくださっていたのです。

そこで話は本来に戻って、ガラクタ屋さんで数年前に買ったのがこのレンジファインダーカメラ、キャノンL1なのです。1950年代後半に作られた、なかなか素晴らしいデザインのしかも非常に作りの良いレンジファインダーカメラでした。それで第一回の日本グッドデザイン賞に選ばれたというのがこのカメラなんです。

私のガラクタ屋さんでの買い物のルールとして、黄色いシールははがさないというのがあります。カメラを手に取って、おやこれはどこで買ったのかな?と思って裏蓋を開けてみたら、ちゃんとシールがちょっと曲がった状態で貼られていました。

最近の私はデジタルカメラに関して悪口ばっかり言っているのは、まずデザインが最悪であるという事ですね。どれも同じような似たり寄ったりのスタイルで個性的なものが何もありません。今こそデジタルカメラグッドデザイン賞を設定しなければならない時代になってきたようです。

ついこの間、古いデジタルカメラを使う同好会をFacebookでつくりました。

「クラシックデジタルカメラを愛する市民の会」というのです。

私が持っている15年以上前のデジタルクラシックカメラはみんなガラクタ屋さんで安く手に入れたものなんです。ニコンのD200 、Eos 20Dなんかそうですが、市場では全く相手にされない理由というのが時代遅れだというのですね。そんな事はありません。実によく写る素晴らしいコンセプトを持ったカメラだと思います。

どうも今のデジタルカメラの世界は高画質第一主義ということになっていますが、1億画素のデジカメを手に入れて、それでFacebookをやるなんて本当は無意味なんですね。

でも、迷えるデジタルカメラの子羊はカメラメーカーに騙されて右往左往しているのは哀れだと思います。

  

  

(2020.11)