我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Powered by Six Apart

我楽多屋で買ったモノ・マガジン 第274

カメラジャーナルの全巻揃い−1を手に入れる

Gkmn274p

カメラジャーナルというのはもう30年以上前になりますが、8ページの100円雑誌というのでスタートしました。

出版社は中野にあるαβという会社で、そこから依頼されてスタートした時はどんなふうになるのか、暗中模索という感じでした。それが思いのほか10年間継続して色々と貴重な体験をしました。

10年近く前になりますがガラクタ屋さんでカメラジャーナルの全巻揃いというのがあって、確かこれが10,000円でした。私は自分が発行した雑誌や本を自分で保管するという習慣がないので、いい加減な記憶に頼って書いているのですが、細かいところがとにかく後期高齢者ですから記憶があやふやになって、それは実際に印刷物に当たってみるというのが非常に重要なわけです。

今回ガラクタ屋さんに登場したのは、カメラジャーナルの8ページのペラペラ時代の1つの号が欠けているというのですが、そんなのは別に何の問題もありません。カメラジャーナルの中川編集長という人は業界では有名人で、今でも多くの方面で活躍しています。

10年間のカメラジャーナルの揃いで何がありがたいかというと、最終号に総目次というのが付いていることです。アサヒカメラは90年の歴史があったわけですから、最終号に総目次というと90年分になるわけでこれは物理的に不可能ですけれども、10年間だけ存在したカメラジャーナルであれば総目次を作るのは比較的簡単なので、これはありがたい配慮だと中川編集長に感謝しています。

ジャーナリストの常として、中川さんはちょっと変人ぽいところがあって昔も今もタイガースファンなんです。そこら辺が二代目さんと似ていないこともありません。

それで現在カメラジャーナルの全巻揃いのセットは2セットあるわけなんです。それをペラペラめくってある種の考えに打たれたのは、カメラジャーナルというのはフィルムカメラを専門に扱っているジャンルで、当時はまだデジタルカメラはありましたけれども未発達状態だったから、カメラジャーナルとしては取り上げていないというところが時代が感じられます。

大手量販店のヨドバシカメラに置かれていたというのもありがたいことで、スタートした当時はカタログと同じようにただでギブアウェイする印刷物だと勘違いされてよく持っていかれたそうですが、それを防止するためにPrice Tagを表紙につけたというような笑えないストーリーもありました。

カメラジャーナルは定期購読者さん向けに合本のファイルを作ったり、時々豪華写真集を作ったり、確か50号記念の時だったと思いますが、Cosinaのイメージキャラクターであるハリネズミの姿をフィーチャーした限定版を出したりもしました。そのハリネズミ一眼レフがめぐりめぐって南アメリカのどっかから里帰りしたとかいうのは感激者ですが、もう既にその意味でカメラジャーナルは歴史的な出版物になったのだなぁという印象を強くしました。

 

   

(2022.8)