EazyLoad
フィルムカメラ時代、カメラ好きや写真好きの人にとってカメラへのフィルム装填の行為は日常茶飯事に近いもので、どうってことないものでした。
しかし、カメラに不慣れな人にとっては装填ミスをすることもあって、撮ったつもりがフィルムが送られていなくて、まったく1枚も撮影出来てなかった…なんてトラブルもあったのです。
それを解消するのが目的の一つで登場したのが、インスタマチックや110システム。カートリッジ式になったフィルムをカメラへ簡単に出し入れするだけで済むような構造になっていました。
また、135ミリの通常のパトローネに入ったフィルムでも、カメラの方で装填ミスを減らせるような工夫をしたイージーローディングをウリにする機種も出ていたりしました。
そして、フィルム巻き上げが自動のカメラになると、ほとんどのカメラが巻き上げ軸にフィルムの先(ベロ)を手作業で巻き付ける作業をしなくていい、オートローディングになりましたけどね。
さて、そのオートローディング機能付きのこのカメラは「KODAK EasyLoad35 KE30」。こんな形状のオートローディングは初めて見ました。
フィルム室の蓋を開けると、パトローネを収める部分しか見えないので、中でどんな風になっているのかさっぱり分からないのですが…。
- ボディ背面はこんな感じです。
- 灰色のOPENスイッチをスライドさせると、フィルム室の蓋が開きます。
- ベロを僅かな隙間に差し込んで、フィルムを画像のように装填します。
- 蓋を閉めると、自動でフィルムが送られてセット完了すると、OPENスイッチの下にある🔒(鍵のマーク)の上の窓が黄色くなって、OPENスイッチがロックされて撮影後にフィルムを巻き戻すまで、フィルム室の蓋が開かないようになります。
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