父親がマミヤカメラクラブやキヤノンフォトサークルに入っていたようなマニアだったから、その影響を受けただけなんだ…と言い張りながら、こういうマニアックなモノを持って見せびらかしに来る常連さんがいらっしゃいます。
「REFLEXA」と記されたカメラの詳細は知りませんが、どう見てもマミヤのプリズマットと同系統のカメラです。ドイツのREFLEXAとの関係は不明です。
このカメラのレンズマウントはエキザクタマウントで装着レンズはキヤノン製「CANON LENS O M 50mm/F1.9」。このレンズは過去に紹介したことがありますが、何故にキヤノンがエキザクタマウントのレンズを造っていたのかも不明なまま。
今回見せびらかされたのは、このボディとレンズの組み合わせだけではなくて一緒に並んでいる3本のレンズも。全部エキザクタマウントの135mmなんです。
左から、「CANON LENS EX 135mm/F3.5」、「NIKKOR-QC 13.5cm/F3.5」、「JUPITAR-11 13.5cm/F4」。これら3本もそれぞれほぼお目にかかることが出来ない部類のモノ。
そして、それぞれに特徴!?があるというのです。あくまで個体差なのかもしれませんが、これについては右から説明します。
そのキヤノン、お客さん曰く「下手に回すと今度は外れなくなるので…」とのことなので、もうやめました。
最後に「これらはお父様の代からの品物なんですか?」と尋ねたら、全部ご自身で入手されたものだと言うのです。間違いなく、お客さんご自身もかなりのマニアですよね(>_<)
★Gallery 463、次回展示は12月5日(金)~齊藤僚子写真展「ピン・ホール新宿」です!(12月14日まで)
ニコンFフォトミックFTnのブラックを見ると、いつもちょっと「いいな、ここ」と思う部分があります。
どこか?というと、フォトミックファインダーFTnの前面、「5.6」の数字が赤文字なところです。
載せ替えなどされていなければ、ボディ本体もブラック塗装なので、真っ黒な中に5.6だけ赤なんです。カッコいい!
実はシルバーのフォトミックファインダーFTnでも同じく赤文字なんですが、映え方が全然違うんですよね…。
フォトミックファインダーって何種類かありますけど、前面に絞り値(装着したレンズの開放値の指標)が記されてるのはFTnファインダーだけなので、この映えを見られるのはこれだけなんです。
そんなことを考えている時に、約30年後に発売されたF5を見て気付きました。ニコンが多くの一眼レフボディのグリップに赤い線を差し色に使うのは、F3をデザインしたジウジアーロの案とか言われていますが、もしかしたら…ブラックのFTnファインダーの影響を受けているのかも…とか(>_<)
★Gallery 463、次回展示は12月5日(金)~齊藤僚子写真展「ピン・ホール新宿」です!(12月14日まで)
半年程前、我楽多屋に売り物として並べた大量のミランダのキャップ。
レンズリアキャップが特にたくさんありましたが、ついに残量僅かになったので~他のキャップと一緒のカゴに移しました。
その最後の方のリアキャップをお買上げくださったお客さんが、最近こんなレンズを入手したもので…と見せてくださったのがこれ。Auto Miranda 5cm f1.4。
勉強不足で私はよく分からないのですが、このレンズの詳細を知りたい〜とのことでした。
我楽多屋周辺にはミランダ研究会会長をはじめミランダにお詳しい方がいらっしゃいますので、画像を撮らせてもらって、こうやって話題にさせてもらっています。
「5cm」表記のf値1.9のレンズは検索するとちょいちょい引っ掛かって来ますが、f値1.4の標準レンズは引っ掛かって来ると、ほぼ全てが「50mm」表記。
お詳しい方の回答をもらう前にChatGPTに聞いてみたら、ごくごく初期のf値1.4の標準レンズが「5cm」表記であり、超珍品では無いがそれなりに希少である〜みたいな回答でした。
鏡胴の形状や色などに触れながらの回答だったので信憑性の高い回答なのかなぁ…と踏んでいますが〜お詳しい方どうでしょう?
あ、この個体は製造番号も凄い!というか惜しい!「1234568」
★Gallery 463で、開催中の三宅岳写真展「脳内生成 RittAIの山渓」 、いよいよ今日30日(日)最終日です!
画像のニコンFブラックはお客さんカメラですが、少し前に我楽多屋で買っていただいたものです。
このお客さんが持って見せに来られたのには理由がありました。
我楽多屋で買っていただいた時は、事前整備などはしていないがいちおうそのまま使えると思われる~という現状OK品でした。値段もそれに見合った価格を付けていたつもりです。お客さんもそれを十分に理解されてお買い上げくださいました。
そのお客さんは気に入って安く買った中古品の多くをシッカリ使うべく、プロの整備に出すのが常なんだそう。
このニコンFを整備へ出す際、ご自身では巻き上げが少しカタい気がしたので、その点をリクエストしてオーバーホールに出したそうです。結果、ミラー動作とシャッタースピードにも少し不安定なところがあったとのこと。
現状お客さんは満足されていらっしゃって、気に入ったカメラを安心して使っていける!というお気持ちでいらっしゃいます。
ここで、このお客さんからの問いなのですが「私自身は中古品をこういう流れで扱うことが多いのだけど、中古カメラで楽しんでいる人たちにもいろんなパターンの方がいらっしゃるから、こうして手を入れることをどう思われるんだろうなぁ~?」と。
だったら、始めから整備されたものを買った方がいい~っている人もいるでしょうし、とりあえず使えるなら壊れてから直すとか使い潰す~とかいう人もいらっしゃるでしょう。
でも、こんな考えもありますよね、とりあえず手元に迎え入れてみてからでないと分からない状態もあるので、そのうえで整備するに値するかどうか判断する~ってのも。また、整備されたもの買ってもどうも相性が合わない…なんてこともあるかもしれませんし。
ちなみに、今回のこのニコンF。オーバーホールに掛かった代金のおおよそを教えてもらいました。我楽多屋の販売価格とオーバーホール代を足すとちょうど、良心的な店で整備済みを購入できるくらいの額であることが分かって安心しました。
★Gallery 463で、開催中の三宅岳写真展「脳内生成 RittAIの山渓」 、いよいよあと2日間!30日(日)までです! 30日開催のギャラリートークは空席(要予約)がまだございます。
最近はよくオールドデジカメで遊んでいらっしゃることの多いお客さん。昨日ご来店された時に「あ~また古いの持っているなぁ~」と思って見ていました。
しばらくして私からお声掛けしたのですが、それに応じて首から提げていたカメラを手渡して見せてくださった瞬間に、おお…と思いました。
首から提げられている時は、てっきり底ケースを装着していて、そこにストラップが付いているものと思っていたからです。
でも、実際は底ケースが付いた風なデザインがボディ自体にされているのでした。
ちなみに、このコンデジはBIG JOBと呼ばれるフジフイルム製の工事現場向けデジカメ「DS-270HD」という機種。2002年発売の220万画素のオールドデジカメ。
★Gallery 463で、開催中の三宅岳写真展「脳内生成 RittAIの山渓」 いよいよ今週末11月30日(日)までです! 30日開催のギャラリートークもまだ空席(要予約)がございます。
★本日11月27日(木)は地元商店会の打合せのため、午後1時45分~午後3時の間いったん店を閉めさていただきます。よろしくお願い申し上げます。
数日前にお客さんから「前にも聞いたことで申し訳ないんだけど、このカメラの露出感度を変える方法ってどうやるんでしたっけ?」と聞かれました。
そうそう、去年このお客さんにペンタックスK2をお買い上げいただいて、その次のご来店時に露出感度の設定方法を質問されたので、お教えしたことがありました。
このカメラの露出感度を変える方法って少しコツがいるんですよね。それで、その方法を「覚えておくべきこと」としてブログ記事にしたこともありました。
正直に言うと、今回聞かれた時に私もちょっと失念していて、そのブログ記事を再読してから再び教えて差し上げたのでした。
そして、こんな嬉しいこともありました!(^^)!
このお客さん、我楽多屋に来られる前に四谷にあるPブランドの〇〇〇ハウスで同じことを聞いたらしいんですが、そこのスタッフさんは少し調べたりもされたものの、感度の変え方を分からなかったそうです。製造や販売していた時から随分と時間が経過しているとはいえ、自社製品ですからね…。
それで困って、その足で歩いて我楽多屋に来られたのでした。
感度の変え方が判明して喜んでいるお客さんにお礼を言われましたし、私も本家より知識が勝っていた!?ってな感じでちょっと気分良くなりました。
★Gallery 463で、開催中の三宅岳写真展「脳内生成 RittAIの山渓」 いよいよ今週末11月30日(日)までです!
今月最初に「撮るのが面倒くさいカメラを」で話題にしたお客さんが、そのカメラで撮影した結果を見せに来てくださいました。
フォーカスも露出も何にも弄れない130年くらい前のカメラで撮った写真です。
これを良く撮れているか?そうじゃないか?どう捉えるかは皆さんそれぞれ感覚に違いはあるでしょうけども…、私はオッ!と思うくらいに良く写っているなぁと感じました。
それ以前に実際に撮っている時点で私は感服です。フィルムをカットして、1枚1枚ホルダーにセットして、現像もして。
前回話題にした時に他の方からいただいたメッセージで「凄い人がいるんですね。変態カメラの会にもここまでの人はいない」というのがありましたけど…(>_<)
実はこのお客さんにご提案(営業!?)をしているのですが、我楽多屋隣りのGallery463で「こだわりのカメラで撮った写真の展示をしてみませんか?」と。
Gallery463はプレオープン中の年内を終えると、2026年から貸しギャラリーとしてグランドオープンの予定。気軽に写真展示をしていただけるギャラリーを目指しているので、皆さんもよろしくお願いします。
RENTAL情報はこちらにアップしております→https://camera-kaukau.lekumo.biz/gallery463/rental.html
★Gallery 463で11月14日(金)~11月30日(日)、三宅岳写真展「脳内生成 RittAIの山渓」開催中です!
少し前からその存在は知っていましたが、焦点工房から販売されている「SUPER MINI LED LIGHT」の実物を初めて手に取る機会を得ました。
アクセサリーシューへ先に取り付ける台座部分と本体の脱着はマグネット式になっていました。
このMINI LIGHTをお借りして試しに乗せてみたのは、私物のデジタルカメラ。案外と似合ってますね。
でも私には、そもそもこのライトをどんな風に使うのかイメージが湧きませんでした…。
カメラ屋がこんな短絡的?な乱暴なことを言うとお叱りを受けるの覚悟ですが、今のデジカメってフラッシュ無くても良く写るし、フィルムカメラ(特にマニュアルカメラ)でストロボ使う必要があるような条件で撮るなら、デジカメで撮れば?とか思ってしまうので…。
ただ最近の若い子?の流れとして、被写体に思いきり光を当てて撮るようなのを好む傾向にあるというのも事実だそうで。でも、このライトはそこまで明るくないと思うし、それとはまた違う使い方するんだろうな。
★Gallery 463で11月14日(金)~11月30日(日)、三宅岳写真展「脳内生成 RittAIの山渓」開催中です!