我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Gallery 463

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2025年12月14日 (日)

店主近影!?

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この写真を持って来てくださったのは数年前にちょいちょいご来店されていた方で、先月久しぶりに来られた時に撮ってくれた写真です。

以前はニコマートあたりを使われていましたが、その時はアグファのFLEXILETTEでした。

「まだちょっと不慣れなので…」と言いながらでしたが、良く撮ってくださいました。

アグファFLEXILETTEにはセルフタイマーが付いていないので、奥様との記念日の写真を撮るのにケーブルレリーズを探しに来られたのですが、長いケーブルレリーズの在庫が無かったので、外付けのセルフタイマーをお勧めしたのでした。

お若い方なので、外付けセルフタイマーの存在自体をご存知なくて「へぇ~!凄い!」って感じで買って行かれたのが印象的でした。

 

今回、写真と一緒に他店のジャンク箱から救出したというコーワ・フレックスEを持って来られていて、「シャッターの難はそのままだけど、外装は綺麗にしたので置いて行きます」と。

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でも、我楽多屋の大福帳にこのお客さんの未精算ポイントが残っているのを覚えていたので、「それにプラスしておきます」と言うと、お客さんはそのことをすっかり忘れていたようで喜んでくださいました。

 

Gallery 463にて開催中の齊藤僚子写真展「ピン・ホール新宿」は、本日12月14日(日)最終日です!!

 

 

2025年12月13日 (土)

お高くなった木製グリップ              

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我楽多屋は今年10月にオープン36周年でした。

最初の数年は当時買取プロを名乗っていた買取り専門アローカメラの野田康司が、業界の大ベテラン2人(当時ともに70歳代)に店を任せるスタイルで営業をしていました。

プリントショップに携わっていた私が我楽多屋の店に立つようになったのは1998年。そこから毎日、一時期は盆暮れ以外に休みなく…中古カメラやカメラアクセサリーに触れる日々になりました。父から何かを筋道立てて教えられた記憶はほとんどなく、ほぼ全部見よう見まね、あとは我流。

2012年からは我楽多屋を完全にアローカメラから分けて、今に至っているのです。

正確に特定は出来ませんが、20年くらい前までかな…。我楽多屋にはペンタックス67用の木製グリップがほぼいつも並んでいました。当時は3,000円~3,500円くらいの値付けで多い時は数個並んで、それでもすぐ売れるようなこともなく。

それが、今や他店では随分と高値で売られるようになっていますよね。最近は我楽多屋に並ぶことは稀になりましたが、出て来た時に付ける値段に迷います…。

だって一時期は20年前の我楽多屋の値段の最後にゼロを一つ付けるくらいまで上がりましたからね。流石に最近は少し落ちて来たけど、5桁はいったりしてますよね。

*下の画像は67Ⅱでシンクロ対応可なタイプです。

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Gallery 463にて開催中の齊藤僚子写真展「ピン・ホール新宿」は、明日12月14日(日)まで!

 

 

2025年12月12日 (金)

コニカⅢA

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コニカⅢAです。

このカメラのファインダーは販売当時「生きているファインダー」と称されていました。以前も話題にしていますが、当時の広告コピーを抜粋すると~

「遠いものと近いものではファインダーの視野がちがいます。ⅢAのファインダーのフレームはこの視野の変化が生きている目のように自動的に行われ構図を速く正確に決定することができます。そのうえ等倍式ファインダーですから両眼を開いたままで易々と構図が定められ、特殊5重層膜の補色鏡と相まって従来より一層容易にピントを合わせることができます。」

それくらい力を入れて作られていたのです。その成果なのか、今となってもクモリが出たり劣化している個体が少ないのも事実。

この個体も例外ではなくて、こんなことがありました。

前日に別のカメラ(ちょっと手のかかりそうなジャンク品)をお買い上げくださったお客さんが、お支払いだけ済ませて都合で「カメラは翌日引き取りに来ます」とのことでした。

引き取りに来た日に、新たに並べてあったこのコニカⅢAを見て「ん?」と気になってるご様子。

「ファインダー覗いて見てください、凄い綺麗ですよ!」と私が勧めたものだから、覗いて悶絶(←ちょっと言いすぎ)されているので、その方が手持ちのカメラ台数をあまり増やさないようにされていらっしゃるのを知っているので、特別にこんなご提案をしました。

「昨日のカメラをやめて、お持ち帰りするのは差額をいただいて、このコニカⅢAにしてもいいですよ」と。

 

さて、綺麗な生きているファインダーを画像に撮るのは非常に難しいので、F1.8のレンズが付いたこの個体の絞りリングに記された指標がちょっと独特なところをお見せします。

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「1.8」「2」「2.8」「4」~と、並んで記されているF値の「1.8」の「8」が少し下にズレて記されているのが気になりませんか?

多分、これは「2」と同じ列で打刻すると、文字間が詰まり過ぎて読み取りづらくなるから敢えてズラしているんじゃないかと思うんですよね。

 

Gallery 463にて、齊藤僚子写真展「ピン・ホール新宿」開催中です。(12月5日~14日)

 

 

 

2025年12月11日 (木)

売れないフィルムAF一眼レフを

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新品を売る店の場合は必要な品物を必要なだけ仕入れれば良いので、在庫に偏りが出てしまうことは少ないと思うのですが、中古品は何処かで誰かが作っている訳ではないので、必要なものを必要なだけ仕入れることが出来ないため、どうしても在庫の数や種類に偏りが出てしまうものです。

例えば、今、我楽多屋では動作品のフィルムAF一眼レフの在庫が過多になりつつあります。

他店では動こうが壊れていようが一緒くたにジャンク箱に入れられてしまうかもしれない…クラスの機種たちです。

我楽多屋では、使用可能な動作をしていて見た目の程度も良いならば前述のような一緒くたにはしたくないので、見合った値付けをしてウインドに並べるようにしています。

ただ一般的にこの手のカメラって、今は人気ないんですよね…。だから、売れ行きの足が遅くて…時に画像のように黒いプラスチックボディのフィルムAF一眼レフがズラリ〜並んでしまうことがあります。

思うに~フィルム不慣れな世代には簡単にシッカリちゃんと撮れるカメラだからオススメなんですけど、今のデジイチと見た目にあまり差が無いから…⁈ちゃんと写っちゃうから…⁈人気薄。

そこである人といろいろ話をしている中で、若い子にウケるような塗装をしてしまったらどうだろう?なんて、少々おふざけが過ぎてる拡販案が出来たので、そのサンプルをChatGPTに作ってもらいました。

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これで、コダック好きな若者はイチコロですね(笑)

 

Gallery 463にて、齊藤僚子写真展「ピン・ホール新宿」開催中です。(12月5日~14日)

 

 

2025年12月10日 (水)

カゴ台車🎨

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、ヤマト運輸東京有明営業所。

ブラックフライデー~年末は繁忙期ですからね。

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2025年12月 9日 (火)

Stitzのステレオアダプター

本日第2火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

 

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先月、隣りのGallery463で立体写真の写真展「脳内生成 RittAIの山渓」をしていただいた三宅岳さんが、最終日に開催したギャラリートークで即興曲を披露してくださいました。

その中の1曲に我楽多屋のことを唄われたのですが、「ステレオ写真の展示をやると言ったのにステレオカメラが無い、立体向きのお道具も無い~」という歌詞がありました。


YouTube: 三宅岳即興曲「我楽多屋の唄」

まぁ、なかなか出てくるもんじゃありませんからね…。

ところが、そのギャラリートークから数日後、画像のStitzブランドの「ユニバーサル・ステレオアダプターSA-1」が入って来ました。実はこれと同じものをギャラリートークに参加いただいた同じく写真家の中村文夫さんが、ミラーレスのSONY αにこれと同じものを付けてご持参されていました。

凄い「呼び」ですね。凄すぎる!メチャ凄い!!

で、これは…書いてしまうと他のお客さんにはちょっと申し訳ないのですが、ここまでの「呼び」に運命を感じて三宅さんに「興味ありますか?」とメールを送りました。

すると早々に「また後で」とお返事が来たので、お忙しい最中でまた改めて連絡をいただけるんだろうな~と思っていました。

その1時間後くらいだったか、、、三宅さんが我楽多屋へいらっしゃったのです。さっきはこちらの方面へ向かって車の運転中だったそうです。

三宅さんもビックリされていらっしゃったし、私もビックリついでに押し売りモード(^^;) 結果、お買い上げくださいましたよ。

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Gallery 463にて、齊藤僚子写真展「ピン・ホール新宿」開催中です。(12月5日~14日)

 

 

2025年12月 8日 (月)

元々なのか?あと塗りなのか?

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先週話題にした「黒に赤」と、もう少し前に話題にした「目にうるさい」の合わせ技のようなフード。

当初、私は誰かが差し色をしたんじゃないか?という疑いで赤文字を凝視しちゃったりしたのですが、持ち込んだ仲間の業者は「今までにも見たことあると思う」と言うので、綺麗な赤文字だし~あったのかもしれないなぁと私も思うようになっていました。

そうか、検索しみれりゃいいんだ!と思って、このフードの画像検索をしたところ。出てくるのは、どれも白文字一色のものばかり。

考えられるのは、以前の持ち主が自分の持っているレンズの方を赤く塗った~という可能性が高いですかね。

もし、もともと製品として塗られていたんだとすると、メーカー側は明るいレンズ(F2.8)の方を赤く塗ってるわけで、価格の高い方を塗ったという、ちょっといやらしい発想になりますからね(笑)

で、人間の目というのはいい加減というか…影響されやすいもので、そういう見方をし始めると、当初は綺麗に差し色しているな~としか見えていなかったのに、今は少しはみ出した跡のような部分が見え出して来るんですよね。

【❢】i-Phoneのカメラが性能良いのか、、、上の画像で見たら、赤文字の周囲に少しはみ出したような跡がかなり見えてますね(>_<)

 

Gallery 463にて、齊藤僚子写真展「ピン・ホール新宿」開催中です。(12月5日~14日)

 

 

 

2025年12月 7日 (日)

接着された2つのアダプター

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少し前に物々交換の依頼でお客さんが持って来られたものが、画像と同じような組み合わせのリングでした。

ハッセルブラッドのバヨネット50をネジ切り55ミリに変換するアダプターと、55ミリから67ミリへのステップアップリングを組み合わせたもの。この2つが接着されて外れない状態でした。

これを一つだけ持って来られたので「さすがにこれだけでは査定が難しいです」とお答えしました。それでも、ごくごく僅かX00円の提示をしましたが、「それならば~」と持って帰られました。

この方の話では、ハッセルブラッド純正のフィルターアダプターリング63-B50を探していたら、関東以外の業者さんの在庫にあるのが分かって連絡すると、一旦は注文を受けてくれたのにすぐに連絡があって「今さっき売れてしまっていた…」と。でも「1週間ほど待ってもらえれば作ります~」と言われて、購入したのが、2つのアダプターが接着されたものだったそうです。

「現物を見ないで買うのはダメだね…」言われていましたが、詳細を説明せずに売っていたとしたら売る方に問題があるような気もします…。

*フィルターアダプターリング63-B50は、バヨネット50サイズのCレンズにネジ切り67ミリのフィルターを装着出来るようにするうえ、3インチ角のCCフィルターを差し込める切り欠きも備わったアダプターリングです。なお、レンズ側のバヨネット外爪に被せるタイプで、上の画像のアダプターのように内爪に装着するタイプではない。

 

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2025年12月 6日 (土)

SERENAR35mm/F3.5

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レンジファインダー時代のキヤノンのアクセサリーなどをよく探しに来られるお客さんが、「ちょっと見て欲しいものがあって~」とご来店されました。

画像の革のレンズケースは、2年半くらい前に我楽多屋で買っていただいたものです。それ以来、そこに記された「SERENAR 35mm F3.5」のレンズを探し始めたのだそうです。

セレナー35mm/F3.5は1950年頃、輸出専用モデルとして売られたものなので国内の流通量がとても少ないのです。

探し始めてから出会った3本のセレナー35mm/F3.5の中からジャンク扱いの個体を入手して、馴染みの修理屋さんに調整してもらったらイイ感じになって戻って来たので、ケースに入れて~というわけです。

この方、少し前のブログ記事をご覧くださっていて、このレンズについてもジャンクとして購入した価格に修理代を足した額は、私が見た3本のうちの状態が良いものとして売られていた2本の価格より、ちょっと安いくらいで収まってますよ(^_^)とのこと。

 

Gallery 463にて、齊藤僚子写真展「ピン・ホール新宿」開催中です。(12月5日~14日)

 

 

2025年12月 5日 (金)

さわるな、うごかすな

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元は「写ルンです」であろう、レンズ付きフィルムに記された注意書きにちょっとビックリしました。

巻き上げノブに「動かさない」、シャッターボタンとストロボスイッチに「さわらない」なんて書かれているのです。

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「それじゃ~写真撮れないじゃん!」って、誰でもツッコミ入れたくなりますよね(>_<)

何なのこのカメラ??と不思議に思いながらも、「夏のかんさつカメラMSせん用 フィルムカセット」とも記されているので、検索すりゃ~何ものなのかはすぐに分かりそうなので、大騒ぎすることもなかったのですが、、、

検索してみて、「あぁ~このカメラ、わりと最近、ガワだけ出て来たよな」と思うも、さらに検索して気付いたのは、8年前にはガワだけじゃなくて、中身のこの元写ルンです!?まで一緒に、このブログで話題にしていたこと→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2017/09/post-80f2.html

すっかり忘れてました(^^;)

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Gallery 463にて、齊藤僚子写真展「ピン・ホール新宿」開催中です。(12月5日~14日)