我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Gallery 463

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2026年9月20日 (日)

ホンモノ vs ニセモノ

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どちらも「ニコンSPの使い方」、31ページまである普通にちゃんとしたボリュームの取扱説明書なのに、ニセモノ!?と思いますよね?

すみません…正確にはニセモノではなくて、今から26年前に雑誌「カメラGET!」に付いていた別冊付録の復刻版です。

内容は1ページだけ除いて、比較して見せるまでもなく同じなので「完全に複写?」して版を作っているんじゃないかと思います。唯一違う1ページは表紙の真裏のページ。見出しからして、「お願い」と「御注意!」で違います。

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復刻版のベースになったホンモノと、ここにあるホンモノの発行時期が少し違うので、そもそも表紙の真裏のページだけ内容が違うんでしょうね。

あと、復刻版は復刻版としてちゃんとわきまえているので裏表紙の下の方だけは、それと分かるように付録であることを記しています。

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そして、ホンモノであろうが復刻版であろうが~今まで気にしていなかったことがあって、裏表紙の右下に「Kame,」と筆記体のサインのようなものがありました。

たしか~?と思って確認すると、当時、ニコンのカメラやカタログ・パッケージなどのデザインを担当していたのが亀倉雄策氏なので、亀倉氏の「Kame」サインで間違いないでしょう。

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Gallery 463にて、澤村徹 個展「鋲ジャン魔法少女」開催中です(9月29日まで)。

 

 

2026年9月19日 (土)

特許登録と意匠登録

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アルコ35の軍艦部に記された3つの番号を見て、「米国が技術を買いに来た日本の独創カメラ」を広告で謳っていたんだよなぁ〜と思い出しました(結果的に取引きは成立しなかったらしいけど)。

その記された番号は「PAT. 405529」「PAT. 202086」「REG. 103138」

PATは特許だと分かりましたが、REGを知らなかったので調べだら、意匠・実用新案登録でした。

これら3つの番号がどの技術や意匠に対してのことなのか、AIに聞いてみました。

『「Pat. 405529」が指すメカニズムは、アルコ35の最大の特徴である「ラック・アンド・ピニオンによる正確なレンズボード繰り出し(ピント合わせ)機構」および「前蓋を閉じると自動的に無限遠(初期位置)にリセットされる連動機構」に関する特許です。』

とのこと。

『「Pat. 202086」が指すメカニズムは、後期の「アルコ35オートマット」で本採用された「フィルム巻き上げ・シャッターチャージの自動同調機構(セルフコッキングシステム)」、およびそれに連動する「逆算式フィルムカウンター機構」に関する特許です。』

とのこと。

『「Reg. 103138」は、アルコ35ならではの「ボディ背面左側に配置されたフォーカシングダイヤル」や「トップカバー周辺のレイアウト」など、外観デザインと操作配置の意匠登録にあたります。』

とのこと。

AIは締めに『これら複数の特許・登録が組み合わさることで、他社の真似ではない「世界で最も精密な35mm蛇腹カメラ」と呼ばれるアルコ35のシステムが作られていました。』とも言っています。

だから、アメリカが技術を買いに来たんでしょうね。成立しなかったけど。

でも、AIさん一つ間違えていることに気付きました。ボディ背面左側にフォーカシングダイヤルがあるようなこと書いてますけど、これは間違ってますね。実際はボディ上面左側の巻戻しクランクの下部外周にありますから、フォーカシングダイヤルは。

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Gallery 463にて、澤村徹 個展「鋲ジャン魔法少女」開催中です(9月29日まで)。

 

 

2026年9月18日 (金)

フィルターに製造番号

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Kenkoから出ていた「HF」という特殊フィルターなんですが、レンズフィルターとしては珍しく製造番号が記されているのです。

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ガラスを見てもどんな効果のフィルターなのか分からないので調べてみました。

以下、HFフィルターの元箱に同梱されている説明書きを抜粋します。

「街灯照明の発達した昨今、夜空は空気中のチリ等で拡散された水銀灯やナトリウム灯等の街灯光で薄ぞんやりと明るくなってきています。この薄ぼんやりとした夜空の明るさ(街灯光の悪影響)は"光害“と呼ばれ、天体観測や天体写真撮影の妨げになっています。HFグラスは光害の元である街灯が特に強く発している光をカットしていますので、夜空を暗くして星や星雲をクリアに引きたたせます。」

とのこと。

さらに、以下の説明から製造番号が記されている理由が察せられました。

「別紙の分光透過率曲線表について/HFグラスは一種の蒸着フィルターですが、蒸着フィルターは製法上一枚一枚の性能にばらつきを生じてしまいます。そのためHFグラスでは現品を実測した分光透過率曲線表を添付し、その分光性能を保証しています。」

というわけで、諸々と話の筋としては理解出来ましたが、天体系の撮影での実際の効果のほどをお見せすることが出来ません。

その代わりに全然意味はありませんが、iPhoneのレンズに当てて撮ってみた画像を添えておきます(>_<)

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★本日18日から、Gallery 463にて澤村徹 個展「鋲ジャン魔法少女」スタートします(9月29日まで)。

 

 

2026年9月17日 (木)

サイズ感

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買取り依頼で預かっているカメラの中にある、フォクトレンダー VITO B。残念ながら背蓋の留め具が脱落しちゃっていました。

でも、このカメラは個人的に好きなカメラ。自分が持っているのより状態の良い個体が出て来るたりすと、手元にあるのと入れ替えてしまおうか〜と悩んじゃったりすることがあるカメラの一つです。

幸い今回はジャンクでしたので、その悩みは起きそうにありません(>_<)

ただ、今まで気にしていなかったことに気付いて確認してみました。

もう10年以上気に入って使っているフジのデジタルカメラX10とサイズ感が似通っているなぁ…と思ったので並べてみたら、まさにその通り。

縦横奥行きともに、かなり近いサイズでした。

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何なんでょう、もしかしたら無意識のうちに気に入るサイズ感ってのがあるのかもしれませんね。

 

★明日18日から、Gallery 463にて、澤村徹 個展「鋲ジャン魔法少女」開催します(9月29日まで)。

 

 

2026年9月16日 (水)

アヒル階段

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、地下のバー。

地元商店会の手伝いで毎月会費の集金に伺っているバーの階段、先月は居なかったアヒルが並んでました。

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2026年9月15日 (火)

モードダイアルがずれています

本日第3火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

 

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2005年発売のコンパクトデジタルカメラ、LUMIX DMC-LZ2。

動作確認をしようと電池を入れて電源をオンにしたら、液晶画面に「モードダイアルがずれています」という表示。

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確かに、ダイアルが2つのモード(Eマークのエコモードとカメラマークの通常撮影モード)の間の中途半端な位置で止まってるんですけど、こんな小うるさいことを言うカメラ、初めてのような気がします。

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一度電源を入れてしまってからモードダイアルを回して中間で止めてみても、この表示は出ません。中間で止まったままの状態で、電源を入れた時に表示されるみたいです。

念のため自分が普段使っているフジのX10で試してみましたが、電源オンでダイアルを中間で止めてみても、中間で止めた状態で電源オンしても、小うるさいことは言われませんでした。

 

 

2026年9月14日 (月)

どこまで黒いのか!?

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たまたまアサヒペンタックスSPのブラックボディを見ていて、シャッターボタン自体がブラックじゃないのは気にならないのだけど、シャッターボタン下部周辺の土手みたいな部分がブラックじゃないのがちょっと目立つような気がしました。だから~どうってことじゃないんですが…。

他のカメラのブラックボディはどの程度ブラックなのかな?と思って見回すと、我楽多屋店内に今あるブラックはニコマートが目に入って来ました。

画像手前から、FTNの前期・FTNの後期・FT2の順です。

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アサヒペンタックスSPで気になったシャッターボタン周辺下部は黒く塗られていますが、巻上げレバーのあたりが3種3様。FTN前期では一切黒く塗られていない巻上げレバー周辺が、FTN後期になるとレバー自体はシルバーのままだけど指当て部に黒いプラスティックカバーが付きます。FT2になるとレバー自体も黒く塗られ、軸部分のカバーも黒になります。

セルフタイマーレバーも微妙に少しずつ違いますね。下の画像も上の画像と並び順は一緒です。

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2026年9月13日 (日)

貴方はシリコン袋をご存知でしょうか?

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フィルム時代からの古い!?カメラ好きなら分かる人も多いでしょうが、最近のデジタル世代は知らない人が多そうな「シリコンクロス」。

9年前にも、そういう切り口で話題にしています。

今回のシリコンクロスは、ヨドバシカメラさんがかつてオリジナルブランドとして販売していた「Lion」ブランドのシリコンクロス。

それも、袋状に仕上げてある製品。その名も「ライオン印シリコン袋」。

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案内文には「カメラバッグにカメラを収納する場合、ケースと共に入れますと大きくなり物が入りません。また裸でカメラをバッグに入れますとキズがつきます。ライオン印シリコン袋を使用しますとこのような心配がなくなります」なんて記されています。

さらに、本体には「実用新案登録願 第78618号」とも記されているので、「袋状」の新案でしょうか?

 

Gallery 463にて、「中田稔 開場しないギャラリーで個展」開催中です(9月10日11日13日14日の4日間)。

 

 

2026年9月12日 (土)

S2?S2スーパー?

★本日9月12日(土)、我楽多屋は臨時休業させていただきます。よろしくお願い申し上げます。

 

1959年登場したアサヒペンタックスS2と、その改良版である1962年登場のアサヒペンタックスS2スーパー。一番の差は、S2が最高速1/500で、S2スーパーが最高速1/1000であることと言われています。

下の画像内、それぞれ上にある方が「S2スーパー」で、下にある方が「S2」。

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その他にも、フィルムカウンターが手動復元式か自動復元式か、外付けのクリップオン露出計に対応するべくシャッタースピードダイアルに切り欠きが有るか無いか、などの差があると言われています。

なのに、ボディに刻印されているのはどちらも「S2」の文字だけ。

で、厄介なのは最高速1/500の「S2」なのに、後期の個体の中には自動復元式のフィルムカウンターになっている個体があったり、ダイアルには1/500までしか記されていないのに、もう一段階高速側に回せる個体があるとか…言われていること。

 

ところが今回出て来たこの画像の個体は~

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ダイアルが1/1000まであるのに、露出計に連動する切り欠きが無く、フィルムカウンターも手動復元式なので、S2なの?S2スーパーなの?どっちなの?ってこと…。

さらに今回調べてみたら、S2スーパーは製造番号が7桁だというので、6桁のこの個体は「S2」である~と見るのが正しいようです。

どうやら、S2の後期には移行期とも言える~特徴が複雑に混じった個体もあったそうなのです。

でも、前から見えるとどれも同じで差異を見つけることが出来ません。

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2026年9月11日 (金)

タムキュー

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昔から私、名称とかを略して言うのがあんまり好きじゃ無いんですよね。

二子玉川を「にこたま」とか、歩行者天国を「ほこてん」とか、、、

カメラ屋になってからも「ナショピー」とか「バケペン」とか、、、単に略しただけではないにしても、通っぽく短く呼ぶのに抵抗を感じたりしています。

今日話題にする「タムキュー」もそれですが、、、

1979年、タムロンが売り出した焦点距離90mmのマクロレンズはその性能が評価されて「タムキュー」という名称で親しまれているロングセラー品。

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タムロンのサイトでもその略称とともに紹介されいてます→https://www.tamron.com/jp/consumer/sp/tamron90mm/

先日、そのタムキューがキヤノンボディに付いて入って来たのですが、何となく新鮮な感じがしました。アダプトールマウント時代のタムロンですから、キヤノンFD用アダプトールを介せば当然キヤノンボディに付くのですけどね。

ちょっと考えてみたら、もしかしたら~画像のFTbにはAE機能がありませんが、AE-1で始まるキヤノンAE機はシャッタースピード優先機で始まりますし、全般的にもそっちのイメージが強いですよね。それに対して、ニコンはFEやEMがそうであるように絞り優先のイメージが強いですよね。

マクロ撮影では絞り優先の方が重宝する条件が多そうなので、キヤノン+タムキューのイメージが湧かなかったのかな!?と。

どうでしょう?当時のユーザーもそういう理由から、キヤノン+タムキューで使用していた人は少ないんじゃないでしょうか?知らんけど(>_<)

 

ちなみに、「ナショピー」はナショナルのストロボのことで、ストロボの型番がPEから始まることからそう呼ばれているようです。「バケペン」はペンタックス67のことで、35㎜一眼レフをそのまま巨大化したようなデザインから化けもののような見た目に由来しているようです。

 

Gallery 463にて、「中田稔 開場しないギャラリーで個展」開催中です(9月10日11日13日14日の4日間)。