我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Gallery 463

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2025年11月 9日 (日)

Yodobashi Fujisawa Camera Museum

11月9日(日)10日(月)ともに、開店時間を12時とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

 

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10月25日(土)、突如と言っていいレベルで新宿5丁目に「Yodobashi Fujisawa Camera Museum」がオープンしました。

ヨドバシカメラさんが2010年に元厚生年金会館の土地を買った時から、博物館をオープンさせる~という話があったのは記憶していますが、2019年に本社ビルが出来上がってからも特に音沙汰なく時が経過していたと思います。

私が知ったのは前日の10月24日、日経のウェブニュースでした。早速個人のSNSで発信したところ、カメラ写真関係の知人関連でも、私の投稿を見て知った~という人が数名いらっしゃいました。

そのくらい突然のオープンであり、事前にプレス向けお披露目なども無かった模様。私が見たウェブニュースも現地の写真など1枚も無くて、簡単に説明が書かれているだけでしたが、収蔵品は創業者であり現会長の藤沢昭和氏の個人コレクションとのこと。

何てたって、大ヨドバシカメラさんがやられたことだから興味津々。以前、ユニクロとコラボでCMに長年登場しているヨドバシくんのイラストがプリントされたTシャツを、ユニクロの秋葉原店限定で発売された時に買いに走ったくらいの私ですから、ミュージアムにも早速行きました。

館内撮影禁止ですから、画像ありません。

収蔵品の数が半端なくて圧倒されるし、多過ぎて覚えることも至難の業。真面目な人はペンと紙を持って行って記録した方がいいと思います。「覚えきれないなら、また行けばいい~」というには、入場料3,000円はちょっとお高い!?かもしれないので。でも、3,000円の価値が無いってことじゃありません。その価値確実にあります。

覚えきれないのでザッと言うと、ビックリする収蔵品の半分くらいがライカ関係、残りは国産・舶来が年代を問わず…で、ふつう思いつくようなカメラは全部ある感じ。何これ?ってカメラも多数。こんないい加減な説明ですみません。

私は一通り(と言ってもザッとですけど)全部見るのに、1時間半ちょっと掛かりました。時間が足りなくてもう1回行って3,000円払わなくていいように、時間的な余裕を持って行かれることをお勧めします。

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  • ヨドバシフジサワ カメラミュージアム
  • 東京都新宿区新宿5-3-1 株式会社ヨドバシホールディングス本社ビル2階
  • 10:00~18:00(最終入館は17:00まで)
  • 休館日/年末年始(12/30~1/3)
  • 入館料/一般3,000円 18歳未満1,000円(ともに税別)
  • 完全予約制/事前にスマートフォン又はパソコンから予約必要→https://ticket.yodobashi-camera.museum/

 

Gallery 463で開催中の田中長徳写真展「WIEN CCD 2004」、あと2日(11/9まで)で終了です!

 

 

2025年11月 8日 (土)

あのホルダーの件

★急で申し訳ありません。本日8日(土)、我楽多屋は13:00〜17:00の時短営業です。よろしくお願い申し上げます。

★17:00〜開催のGallery 463での田中長徳氏のギャラリートークは予定通り行ないます。

 

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一昨日木曜日に話題にしたキヤノンのカメラホルダーの記事を見て、早々に田中長徳先生から「もしも売り物でまだお手元にあるようでしたら、私に買わせてください」とメールが届きました。

ブログ内に書きそびれていましたが、あれはお客さんカメラであり、お客さんカメラホルダーだったので、「残念ながら~」というお返事をしました。

改めて、キヤノンのカメラホルダーなんですが、ニコンにはこの手のアクセサリーは無いのに、キヤノンでは何故か!?何種類も出しているんですよね。長徳先生をして「社内にカメラホルダーフェチが居たのではないか?」と言わせるくらい。

この一件、かなり悔しい思いをされたのか~ご自身のnoteの記事にも書かれていました。

その記事をご覧になったカメラホルダーの持ち主であるお客さんが、翌日金曜日午前中に「これ明日売れるんじゃないですか?」とホルダー持参でご来店くださいました。

今日8日土曜日に、Gallery463のギャラリートークで長徳先生が来られることも知ったうえで、急ぎ来てくださったのです。

話によると、なんと!「家に3つあるので1つ長徳さんに~」という感じの完全ご指名の放出なのでした。

このお客さん、もしかしてキヤノン社内に居たカメラホルダーフェチさんなのではないか?と思うくらいお詳しくて、件のキヤノンフレックス用を3つお持ちでそれぞれ重さが違う~とか。お持ちいただいた個体は下の画像の160gと170gの中間にあたる165gの個体だそう。

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一眼レフ用のカメラホルダーについては、「F4」で型番が同じなのに三脚ネジを通す穴の形状に差があって、後に出た方(画像では右側)はT90に対応しているらしい~とか。

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Gallery 463で開催中の田中長徳写真展「WIEN CCD 2004」、明日11月9日(日)までです!

 

 

我楽多屋で買ったモノマガジン

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田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

第313回目のテーマは「ルミエールグランドのハンドグリップをエプソンデジタルライカにつける」です。

こちらよりお楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine1.html

*閲覧は2026年2月初旬まで

 

2025年11月 7日 (金)

コンパクトミノルタのブラック

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ミノルタ ハイマチックFのブラックボディがイイ色味や質感をしている~という話はずいぶんと前にもしました。

それが後々に一眼レフのミノルタXDで言われるようになったマットな「ネオブラック」と同じものなのかは正式に不明です。

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そのネオブラックはライカとの協業で生まれたものである~という話もあって、協業で開発されたというライカ(ライツミノルタ)CLのブラックボディに似通ているのです。

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ここまでの話に出てきたカメラの発売年を記すと、ライカCLが1973年・ミノルタXDが1977年・ミノルタ ハイマチックFが1972年。

ハイマチックFが一番古いのですが、ライカCLの出る僅か1年前なので何らかの影響を受けていてもおかしくない感じ。

 

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それに対して、このハイマチックEのブラックはテカテカの塗りのブラックなんです。これはこれで見惚れるくらいイイ感じの塗りなのです。

で、ハイマチックEの発売は1971年。ライカCL発売の2年前になると、もう影響はないのではないか…!?などと勝手に思いめぐらせてしまうのです。

 

Gallery 463で開催中の田中長徳写真展「WIEN CCD 2004」、あと3日(11/9まで)で終了です!

 

 

2025年11月 6日 (木)

キヤノンのカメラホルダー

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キヤノンはかつて「カメラホルダー」という名称のカメラアクセサリーを何種類か出していました。

三脚穴がボディ底面の端っこにある機種が多いレンジファインダー向けには、上の画像のように三脚穴をボディ中心部へズラすことが出来たり、縦位置でも三脚に乗せられるようにするカメラホルダーがありました。

一眼レフの時代になってからも、長い望遠レンズを付けて三脚に乗せる時にバランスを取るため、三脚穴をレンズ側にズラす目的のカメラホルダーがありました。

 

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画像のカメラホルダー R-2は巻上げレバーがボディ底面にあるキヤノンフレックス用。

これを付けると、ボディ底面に空間を作ることが出来るので、キヤノンフレックスを三脚に乗せても、底面にあるトリガーレバーで巻上げが可能なのです。

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Gallery 463で10月10日(金)~11月9日(日)、田中長徳写真展「WIEN CCD 2004」開催中です!

 

 

2025年11月 5日 (水)

Y字路

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、白金台3丁目。

Y字路に魅かれる人が多いのはわりと有名なこと。

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2025年11月 4日 (火)

その理由は

本日10月4日は第1火曜日なので、我楽多屋は営業する火曜日です

 

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昨日のFacebookページでお客さんカメラとしてアップした画像がこれ。

ニコンFは2台ともF-36が装着されていましたが、バッテリーボックスはお持ちでは無いのです…。なので、モータードライブとしては稼働しません。

その理由は??

「見た目」もあると思うのですが~、私も持たせてもらって実感しました。右手のグリップが良くなるんです。

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この画像は私が右手で持ってるところなんですが、小指と薬指がF-36に掛かっていて両指とも触ってる程度じゃなくて、それなりに力が入っていてイイ感じに持っていられるのです。

さらに、下ろした左手でカメラを持って左の親指でシャッターを切るようなノーファインダー撮影をするのも、F-36を付けているとイイ具合にカメラをホールド出来るんだとか。下の画像のように私も試してみましたが、不慣れで…そうかもしれないくらいな感覚でした。

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これらの件、撮影スタイルや手の大きさなんかんも影響することなので一概には言えませんが、このお客さん的にはご自身の使い易さから言われてること。実際、この方はかなり写真を撮られていますから、説得力あるのです。

 

Gallery 463で10月10日(金)~11月9日(日)、田中長徳写真展「WIEN CCD 2004」開催中です!

 

 

2025年11月 3日 (月)

撮るのが面倒くさくないカメラ

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連日同じお客さんの話題をさせていただきます。

昨日のブログで1890年頃の変わったカメラ(THE LONDON STEREOSCOPIC社製のTHE BINOCULAR CAMERA)を使っていたお客さんが放出品としてご持参されたのが、このミノルタのフィルムコンパクト「AF-C」。

お客さん的には、一時期いつも携帯していたカメラだったそうです。それこそ、撮影が面倒くさい変わったカメラを持ち出すときこそ、このカメラの本領発揮的な場面も多く、簡単に押さえておきたい場面ではこのミノルタで撮影をしていたとか。

同世代のフィルムコンパクトでは、オリンパスXAが圧倒的な人気ですよね。当時の販売台数も多かったでしょうし、それゆえ現存数も多い。それに対して、このミノルタAF-Cの存在を知っている人は少なそう。

お客さん的には思い入れのある推しのカメラなので、そんな思いを引き継いでくださる人のもとへ行くと嬉しいなぁ~と言われてました。

動作品とAF不動品の2台を持って来られたので、ともに我楽多屋に並べたところ。早速初日、AF不動品の方に興味を持つ方が多く、そっちが先に売れました。こんなところが我楽多屋っぽいなぁ〜とも思いましたが、動作品もじきに愛を受け継いでくれる方に見つけられて行くのでしょう。

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Gallery 463で10月10日(金)~11月9日(日)、田中長徳写真展「WIEN CCD 2004」開催中です!

 

 


 

2025年11月 2日 (日)

撮るのが面倒くさいカメラを

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初めて見ました、このカメラ。THE LONDON STEREOSCOPIC社製のTHE BINOCULAR CAMERAというモデル(BINOCULARとはスペイン語で双眼鏡)ですが、いわゆる双眼鏡とは違うし、いわゆるステレオカメラでもありません。1890年ごろのもの。

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接眼部が二つあるように見える側が、実は対物側なのです。逆側の一つしかないのが接眼部。

カメラ本体の中にはアトム判と同等サイズの乾板が12枚入る構造になっていて、上の画像の下側に写っている丸いリング状のノブを引いたり押したりすることで、カメラ内部で撮影済みと未撮影の乾板を順番に送って行く仕組みになっているのだそうです。

対物側にレンズが二つあるのは、二眼レフでいうテイクレンズとビューレンズと思えばいいんだと思います。

このお客さん、ご自身でブローニー判フィルムを切って1枚ずつホルダーにセットして、12枚分カメラに装填して実際に撮っているから、凄い!!

種明かし!?しちゃうと、このお客さんはマーキュリー愛が半端ない~あの人なんですが、「撮るのが面倒なカメラじゃないとつまらなくて、ちょっと試してるんですよ」と。

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Gallery 463で10月10日(金)~11月9日(日)、田中長徳写真展「WIEN CCD 2004」開催中です!

 

 

2025年11月 1日 (土)

怪しい穴!?

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これを見て、ムムムっと思ってしまいました。

そう思いながらも、前の所有者(直前の所有者に限らず更にその前かも)に対して変な疑いをかけているかもしれない自分がいけないような気もしました。
 
ケースに開けられた四角い穴からちょうどレンズが見えているので、もしや?これは隠し撮りのために開けられた穴?とか思ってしまったのです。

しばらくして、ケースからカメラを出して「なんだ~」と気づきました。

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カメラの向きを本来とは逆向きにケースにいれていただけのことでした。この穴というか窓は、背蓋にあるフィルムカウンターと日付などを見るための窓だったのです。

とはいえ、ケースに入れたまんまでフィルムカウンターや日付を確認することが、そんなに必要な気もしないんですが…。

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Gallery 463で10月10日(金)~11月9日(日)、田中長徳写真展「WIEN CCD 2004」開催中です!