我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Gallery 463

Powered by Six Apart

2025年11月23日 (日)

PRAHAって書いてるのオサレ

585895396_32446466981635560_5547391

このカメラ、チェコスロバキアのDruopta社製「Vega」です。

最大の特長⁉は普通に35ミリ判カメラなんですが、フィルムの巻き戻し機構が無いこと。外装がスッキリしている理由の一つはそれかもしれませんね。

587110785_32446466921635566_5290240

巻き取り用の専用マガジンがあったのかどうか不明ですが、一般的なパトローネがそれとして代用出来るので、それほど困ることも無くて済みます。

Druopta社はプラハにあったのか、そこまで社名に含まれているのか不明ですが、レンズの名板にも背面の被写界深度表にも「Druopta Praha」って記されています。

586155204_32446467208302204_6574498

なんか、プラハってオサレ。

チェコスロバキア製のカメラって、あんまり見る機会が少ないと思いますが、このブログは過去に何度か話題にしています。

 

 

Gallery 463で11月14日(金)~11月30日(日)、三宅岳写真展「脳内生成 RittAIの山渓」開催中です!

 

 

2025年11月22日 (土)

キヤノンフレックス用品

★本日22日は第4土曜日なので、午後2時から全品1割引きサービスの日です! 

 

先日、長徳先生も巻き込んでちょっと盛り上がったキヤノンフレックスのアクセサリーネタの続編。

まずは~箱型の皮ケース。

585497271_32429019263380332_5868778

このケースはカメラホルダーの時に既に見せてもらっていたのですが、お披露目がこのタイミングになってしまいました。

一瞬、二眼レフのケース?と思ってしまいそうですが、しっかりと「Canon」とあります。キヤノンは二眼レフを販売してないですからね。

箱型ケースにはこんな風に縦位置でカメラを入れるようになっています。

585865547_32429019840046941_4139681

 

そして昨日、追加で見せてもらったのが、速写タイプの皮ケースと交換ファインダーとそのケース。

キヤノンフレックスは底面に巻き上げレバーのあるカメラなので、底ケースに大きな切り欠きがあります。ま、ほかにも底面巻き上げのカメラはあるので、切り欠きがある底ケースは決して珍しいわけではありませんが、このケースはシッカリと良く出来ています。

585894909_32429020286713563_2231755

そして、私が感心したのは前カバーと底ケースの接合部。画像のように、接合部が中心からズレているので、上カバーが少し傾くようになっています。この傾きで出来た空間のおかげで上カバーを外さなくても、底にある巻き上げレバーを左手で操作出来るように考えられていました。

586996436_32429163576699234_8040550

もうひとつの方、交換ファインダーのウエストレベルファインダーの皮ケースもまた立派な造りなのです。

584780265_32429230100025915_3418269

こんな風な開き方をします。

ファインダー自体も湾曲した前面に沿って大きく記された「CANON」の文字に威風堂々って感があります。

585401607_32429018750047050_8751669

なんでしょうねぇ~キヤノンフレックスって周辺アクセサリーに妙に凝っていたのかもしれません。

 

Gallery 463で11月14日(金)~11月30日(日)、三宅岳写真展「脳内生成 RittAIの山渓」開催中です!

 

 

2025年11月21日 (金)

パーマネント ケーブル・レリーズ

585982650_32414743808141211_1849555

このケーブル・レリーズ、画期的新製品なんだそうです!三協光機製の「パーマネント・ケーブル・レリーズ」。

見ただけでは~そんなに凄さは感じられないんですけど、説明書きを見るとちょっと大袈裟すぎる気がしなくもないですが…その特長が記されています。

ちょっと面倒臭いんですが、画像の文字を読むのも面倒臭いと言われそうなので、以下転記します。


 

「従来市販されている一般のレリーズは耐久性に乏しく、使用者側からこの点の改良を強く要望される声がありました。弊社はこれに応えて鋭意研究の結果在来のものに比較して格段の耐久力をもつパーマネント・ケーブル・レリーズを完成致しました。レリーズの難点を一掃したものとして江湖の歓迎をうけています。」

【パーマネント・レリーズの特長】

  • ☆1と3の結合部をペンチではさみ、力を入れて引っ張っても容易には抜けません。
  • ☆2はナイロンを使用してありますので強靭なことこの上がありません。
  • ☆スプリングの使用材は世界的に定評のあるスエーデンのピアノ線に完全な防錆加工を施してありますので、永久に柔軟性を保ちます。

【在来品の欠点】

  • △図の1、2の結合部が抜けやすく、2の保護袴が主として布か人絹が使用されているので切れ易い。
  • △スプリングの使用材が普通の鉄線であるために、湿気ですぐ錆を生じて硬直して、レリーズの生命である柔軟性を失い、曲がると簡単に折れる。

 


パッケージに貼られていたものでしょうか!?黄色の紙には「スペシャル」がついて「SPECIAL PERMANENT RELEASE」と記されていますし、レリーズ本体のツバの部分にも「SPECIAL PARMANENT」と小さくですがシッカリと刻印されています。

あ、「パーマネント」って「永久の」とか「長持ちする」という意味です。

586043292_32414742084808050_1947144

ところで、三協光機株式会社と言えばコムラーレンズを作っていた会社ですよね。ケーブルレリーズも作っていたんですね、知らなかった。

 

Gallery 463で11月14日(金)~11月30日(日)、三宅岳写真展「脳内生成 RittAIの山渓」開催中です!

 

 

2025年11月20日 (木)

バースデーカード

581959746_32365651216383804_9115879

先日お客さんがご来店早々に「これどうぞ」と言って、このバースデーカードを私にくださいました。

私の誕生日は5月なので、お誕生祝いってことじゃないです。ITOYAに売っていたので「つい買ってしまったので差し上げます」ということ。

凝った造りをしたカードですよね。カメラの細かいディティールまで表現されています。

お客さん的には「これはかなりキヤノンⅡBに近いデザインなんだけど、セルフタイマーが余計…」と言われていました。

カメラがフィルム時代からデジタル時代に変わった~もう10年も20年も前から思っているのですが、いつまで経っても、こうして絵になるのはフィルム時代のカメラのデザインなんですよね。

 

Gallery 463で11月14日(金)~11月30日(日)、三宅岳写真展「脳内生成 RittAIの山渓」開催中です!

 

 

2025年11月19日 (水)

何処でしょう?

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

**************************

二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、東京より少し南🏝

先週は定休日に加えて木曜日に臨時休業をいただいて、画像のような所へ行って来ました。

この画像を個人のSNSに発信したら、お友達から私の行き先について~いろいろな推測がされて、ちょっと楽しめました。

581406885_32263530546595872_4340990

 

2025年11月18日 (火)

潔い!?

本日第3火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

 

286295260_7504284399613830_33594078

キヤノンのプロストラップです。

ストラップに記された文字が刺繍のとエンボスのとがあることを以前に話題にしたことがあります。上の画像内、一番手前は刺繍文字モノで後ろの2本はエンボス文字モノ。

エンボス文字は酷使すると剝がれてくることは書きましたが、剥がれた状態のものをお見せするまでは出来ませんでした。

そう、案外あるのです。一部エンボス文字が剥がれてしまって、中途半端に文字が残っていたりするのが…。見方によっては貫禄モノとも言えますが、違う見方をすればみすぼらしい。

でも、今回のは潔い!とも言えるレベル。エンボス文字が全部剥がれてしまってますからね。

もしかしたら、いや多分。中途半端が嫌とかいう理由で残ったエンボス文字は故意に剥がしてしまったんだと思います。

581956842_32363296363285956_6069338

 

Gallery 463で11月14日(金)~11月30日(日)、三宅岳写真展「脳内生成 RittAIの山渓」開催中です!

 

 

2025年11月17日 (月)

ゾーンフォーカス

Img_3434

ペトリハーフ7のファインダーを覗いて、「おっ!」と思いました。

覗いたファインダーのほぼ中心部にゾーンフォーカスのアイコンが投影されるのです。

下の画像内、左から至近距離・人物・遠景のアイコンが見えますでしょうか?

今日に限ったことではないのですが、本ブログの画像、本文中の画像をピンチアウトして拡大すると像が粗くて見ずらいことがあると思います。その際は画像を一度クリックしていただくと拡大画像が開けるようになっています。

Img_3442

一瞬「邪魔じゃん~」とか思ってしまったのですが、二重像でピントを合わせるわけじゃないので邪魔ってことはないんですよね(^^;)

それよりも、狙っている被写体に対して選択しているゾーンフォーカスがどこなのか、シッカリと教えてくれているわけなので親切なくらい。

 

Gallery 463で11月14日(金)~11月30日(日)、三宅岳写真展「脳内生成 RittAIの山渓」開催中です!

 

 

2025年11月16日 (日)

ゾナーとジュピター

Img_3402_2

右の「CarlZeissJena Sonnar 1:2 f=5cm」と記された方のレンズ。マウントはライカスクリューマウントです。

しかしながら〜その造りも含めてちょっと怪しさを感じます…。

決定的な根拠は持ち合わせていませんが、これはロシア製のフェイク品と思われます。数年前にも偽ゾナーについては話題にしたことがありました→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2022/08/post-0937.html

コンタックスマウントの同レンズは多く流通していますが、ごく少数だけスクリューマウントの本物ゾナーもあるにはあるそうですが。

ちなみに、左のレンズはゾナーをコピーして造られたと言われているロシア製「ジュピター8M」。

今回の怪しいゾナーは、このジュピター(画像のジュピターとは少し世代が違うと思われる)の先端部や名板部を加工して造られた、いわゆるニセモノと思われるのです。

昨日詳しい人に見てもらいましたが、製造番号やコーティングなども疑わしい要素であると言われていました。

Img_3418_2

 

Gallery 463で11月14日(金)~11月30日(日)、三宅岳写真展「脳内生成 RittAIの山渓」開催中です!

 

 

2025年11月15日 (土)

見た目にうるさい👀

581942204_32328550883427171_5834789

このミノルタMDレンズ用フードを見るたびに、目にうるさいなぁ~と思います。

まるでレンズの名板のように、いや…それ以上に文字が長々と円周状に記されていて目立ちますよね。

同じように使用可能なレンズを長々と記してあるフードは他にもありますよ。例えば、ニッコールのこのフードなんて焦点距離にかなり幅のあるレンズに対応しています。

584538534_32328550836760509_6152812

それで、多くの文字が記されてますが、文字自体はフード全体の大きさに対しての比率やその大きさや太さの影響か…そんなに目にうるさくありません。

 

あと、これは余計なことだったのですが、このミノルタフードの対応レンズの焦点距離が同じ50mmなのは良いとして、F値が「1.2」「1.4」「1.7」「2」で共用出来るってことは明るさがこんなに違ってもフィルター径が同じなんだ!?って点。

でも、よく考えたら、ニッコールも「1.2」「1.4」「1.8」「2」でフィルター径は同じでした(キヤノンNFDレンズもそうでした)。面白いのはニッコールは同じ50mmレンズでもF値によって、対応フードはそれぞれ違うものが用意されているんですよね。

 

Gallery 463で11月14日(金)~11月30日(日)、三宅岳写真展「脳内生成 RittAIの山渓」開催中です!

 

 

2025年11月14日 (金)

三宅岳写真展「脳内生成 RittAIの山渓」

571261747_24807842228899562_1165146

我楽多屋の隣りに出来た「Gallery463」第3回目の企画展、三宅岳写真展「脳内生成 RittAIの山渓」は本日11月14日(金)スタート!

山岳写真家として、その方面の書籍などでも活躍されていらっしゃる三宅岳さん。我楽多屋へはずいぶんと前に写真雑誌の取材で来ていただいたのがキッカケでお付き合いが始まりました。

「Gallery463」初回展示の副島泰平写真展「生成と山景」を見ていただいた三宅岳さんが、その展示を見てインスピレーションを得た!?というステレオ写真の展示となります。

「Gallery463」ならではの展示になるんじゃないかと、ワクワクしております。

 

真偽を揺らめく表現=写真。

真に近づけば偽がつきまとう。

立体を平面で記録し、再立体化。

古典的単純技法。人工ならず脳内生成。

とびだす偽山偽渓、いや真山真渓をどうぞ。

 

  • 三宅岳写真展「脳内生成 RittAIの山渓
  • 2025年11月14日(金)~11月30日(日)  火曜水曜休み
  • 12:00~19:00(日祝は17:00まで)
  • 東京都新宿区荒木町8 木村ビル2F
  • Gallery 463