ライツの純正とされている「ライカメーターMR」ですが、製造はライカでは無くてMetrawatt社であることが明かされています。
ところが、ここにある取扱説明書にはMetrawatt社以外の社名も記されていて、何ぞや?と思いました。
ライカメーターMRが発売された当初の説明書にはMetrawattしか記されていなかったようなのですが、ここにある説明書には「BBC」とか「GOERZ」とも記されています。
これを調べたら、複雑な大人の事情が背景にありました。もともとは独立した会社であったドイツ・ニュルンベルクのMetrawatt社と、オーストリア・ウィーンの計測器メーカーGoerz社は、スイスの大手電機メーカーのBBC(Brown,Boveri & Cie.)の傘下に入ってしまう経緯があるのです。
この説明書はそういう時代になってから刷られたものなのでしょう。
もともと、この説明書を話題にしようと思ったのは一緒に日本語版の説明書もあったから。その日本語版の表紙には「英文使用説明書と対訳になっておりますので、写真は英文のものをご参照ください」と記されていて、画像のところは空白になっていて文字しかないのです。
★Gallery 463にて、澤村徹 個展「鋲ジャン魔法少女」開催中です(9月29日まで)。
カメラ屋になって30余年、今までに見て来たニコマートの台数なんて当然覚えていませんが、その数はアサヒペンタックスSPあたりと並んで一眼レフの中ではトップレベルだと思います。
そのニコマートの中で一番見ているのは、FTNかと。
アクセサリーシューの無いFTNに対して、次のFT2はホットシューが付いただけの違いくらいにしか思ってなかった、私。
上の画像、前面から撮ったのも上方から撮ったのも、上の2台がFTNで下の2台がFT2です。
ま…実際、機能的な差はそれ以外ほとんどなくて、使いやすさを良くした…くらいの差なので、ボディは全く同じものと思ってたのです。
ところが今回、ペンタカバーの形状がちょっと違うことに気付きました。そりゃ、そこにホットシューが付いたんだから違うでしょ〜と言う人もいらっしゃるでしょうが、それでも私はおでこの大きさとか全く同じと思っていたんです。
少し前にFTNやらFT2が数台ずつ同時に入って来て、そこに値札を貼ろうとした時のこと。FT2の方は黄色の値札がギリギリでキッチリ貼れるのだけど、FTNの方は黄色の値札の上側の両角がちょこっとはみ出てしまうのです。
シルバーボディのこの画像の方がおでこの大きさの違いが分かりやすいかな…。
さらに、もう一点大きな違いが…FTNではおでこがそのまま頭頂部まで広がって、貼り革はそこを避けて凹状に貼られていたのが(一番上の画像で上方から見たFTNのシルバーボディが分かりやすいかと)、FT2ではおでこが頭頂部まで広がらず、貼り革は大きくベタッと貼られるようになってます。
あと、「Nikomat」の書体も違います。
★本日21日(敬老の日)、澤村徹 個展「鋲ジャン魔法少女」の会期中ではありますが、台風接近による悪天候のためGallery 463は閉廊させていただきます。
どちらも「ニコンSPの使い方」、31ページまである普通にちゃんとしたボリュームの取扱説明書なのに、ニセモノ!?と思いますよね?
すみません…正確にはニセモノではなくて、今から26年前に雑誌「カメラGET!」に付いていた別冊付録の復刻版です。
内容は1ページだけ除いて、比較して見せるまでもなく同じなので「完全に複写?」して版を作っているんじゃないかと思います。唯一違う1ページは表紙の真裏のページ。見出しからして、「お願い」と「御注意!」で違います。
復刻版のベースになったホンモノと、ここにあるホンモノの発行時期が少し違うので、そもそも表紙の真裏のページだけ内容が違うんでしょうね。
あと、復刻版は復刻版としてちゃんとわきまえているので裏表紙の下の方だけは、それと分かるように付録であることを記しています。
そして、ホンモノであろうが復刻版であろうが~今まで気にしていなかったことがあって、裏表紙の右下に「Kame,」と筆記体のサインのようなものがありました。
たしか~?と思って確認すると、当時、ニコンのカメラやカタログ・パッケージなどのデザインを担当していたのが亀倉雄策氏なので、亀倉氏の「Kame」サインで間違いないでしょう。
*画像は4枚とも左側がホンモノで右側が復刻版です。
★Gallery 463にて、澤村徹 個展「鋲ジャン魔法少女」開催中です(9月29日まで)。
アルコ35の軍艦部に記された3つの番号を見て、「米国が技術を買いに来た日本の独創カメラ」を広告で謳っていたんだよなぁ〜と思い出しました(結果的に取引きは成立しなかったらしいけど)。
その記された番号は「PAT. 405529」「PAT. 202086」「REG. 103138」
PATは特許だと分かりましたが、REGを知らなかったので調べだら、意匠・実用新案登録でした。
これら3つの番号がどの技術や意匠に対してのことなのか、AIに聞いてみました。
『「Pat. 405529」が指すメカニズムは、アルコ35の最大の特徴である「ラック・アンド・ピニオンによる正確なレンズボード繰り出し(ピント合わせ)機構」および「前蓋を閉じると自動的に無限遠(初期位置)にリセットされる連動機構」に関する特許です。』
とのこと。
『「Pat. 202086」が指すメカニズムは、後期の「アルコ35オートマット」で本採用された「フィルム巻き上げ・シャッターチャージの自動同調機構(セルフコッキングシステム)」、およびそれに連動する「逆算式フィルムカウンター機構」に関する特許です。』
とのこと。
『「Reg. 103138」は、アルコ35ならではの「ボディ背面左側に配置されたフォーカシングダイヤル」や「トップカバー周辺のレイアウト」など、外観デザインと操作配置の意匠登録にあたります。』
とのこと。
AIは締めに『これら複数の特許・登録が組み合わさることで、他社の真似ではない「世界で最も精密な35mm蛇腹カメラ」と呼ばれるアルコ35のシステムが作られていました。』とも言っています。
だから、アメリカが技術を買いに来たんでしょうね。成立しなかったけど。
でも、AIさん一つ間違えていることに気付きました。ボディ背面左側にフォーカシングダイヤルがあるようなこと書いてますけど、これは間違ってますね。実際はボディ上面左側の巻戻しクランクの下部外周にありますから、フォーカシングダイヤルは。
★Gallery 463にて、澤村徹 個展「鋲ジャン魔法少女」開催中です(9月29日まで)。
Kenkoから出ていた「HF」という特殊フィルターなんですが、レンズフィルターとしては珍しく製造番号が記されているのです。
ガラスを見てもどんな効果のフィルターなのか分からないので調べてみました。
以下、HFフィルターの元箱に同梱されている説明書きを抜粋します。
「街灯照明の発達した昨今、夜空は空気中のチリ等で拡散された水銀灯やナトリウム灯等の街灯光で薄ぞんやりと明るくなってきています。この薄ぼんやりとした夜空の明るさ(街灯光の悪影響)は"光害“と呼ばれ、天体観測や天体写真撮影の妨げになっています。HFグラスは光害の元である街灯が特に強く発している光をカットしていますので、夜空を暗くして星や星雲をクリアに引きたたせます。」
とのこと。
さらに、以下の説明から製造番号が記されている理由が察せられました。
「別紙の分光透過率曲線表について/HFグラスは一種の蒸着フィルターですが、蒸着フィルターは製法上一枚一枚の性能にばらつきを生じてしまいます。そのためHFグラスでは現品を実測した分光透過率曲線表を添付し、その分光性能を保証しています。」
というわけで、諸々と話の筋としては理解出来ましたが、天体系の撮影での実際の効果のほどをお見せすることが出来ません。
その代わりに全然意味はありませんが、iPhoneのレンズに当てて撮ってみた画像を添えておきます(>_<)
★本日18日から、Gallery 463にて澤村徹 個展「鋲ジャン魔法少女」スタートします(9月29日まで)。
買取り依頼で預かっているカメラの中にある、フォクトレンダー VITO B。残念ながら背蓋の留め具が脱落しちゃっていました。
でも、このカメラは個人的に好きなカメラ。自分が持っているのより状態の良い個体が出て来るたりすと、手元にあるのと入れ替えてしまおうか〜と悩んじゃったりすることがあるカメラの一つです。
幸い今回はジャンクでしたので、その悩みは起きそうにありません(>_<)
ただ、今まで気にしていなかったことに気付いて確認してみました。
もう10年以上気に入って使っているフジのデジタルカメラX10とサイズ感が似通っているなぁ…と思ったので並べてみたら、まさにその通り。
縦横奥行きともに、かなり近いサイズでした。
何なんでょう、もしかしたら無意識のうちに気に入るサイズ感ってのがあるのかもしれませんね。
★明日18日から、Gallery 463にて、澤村徹 個展「鋲ジャン魔法少女」開催します(9月29日まで)。
★本日第3火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。
2005年発売のコンパクトデジタルカメラ、LUMIX DMC-LZ2。
動作確認をしようと電池を入れて電源をオンにしたら、液晶画面に「モードダイアルがずれています」という表示。
確かに、ダイアルが2つのモード(Eマークのエコモードとカメラマークの通常撮影モード)の間の中途半端な位置で止まってるんですけど、こんな小うるさいことを言うカメラ、初めてのような気がします。
一度電源を入れてしまってからモードダイアルを回して中間で止めてみても、この表示は出ません。中間で止まったままの状態で、電源を入れた時に表示されるみたいです。
念のため自分が普段使っているフジのX10で試してみましたが、電源オンでダイアルを中間で止めてみても、中間で止めた状態で電源オンしても、小うるさいことは言われませんでした。
たまたまアサヒペンタックスSPのブラックボディを見ていて、シャッターボタン自体がブラックじゃないのは気にならないのだけど、シャッターボタン下部周辺の土手みたいな部分がブラックじゃないのがちょっと目立つような気がしました。だから~どうってことじゃないんですが…。
他のカメラのブラックボディはどの程度ブラックなのかな?と思って見回すと、我楽多屋店内に今あるブラックはニコマートが目に入って来ました。
画像手前から、FTNの前期・FTNの後期・FT2の順です。
アサヒペンタックスSPで気になったシャッターボタン周辺下部は黒く塗られていますが、巻上げレバーのあたりが3種3様。FTN前期では一切黒く塗られていない巻上げレバー周辺が、FTN後期になるとレバー自体はシルバーのままだけど指当て部に黒いプラスティックカバーが付きます。FT2になるとレバー自体も黒く塗られ、軸部分のカバーも黒になります。
セルフタイマーレバーも微妙に少しずつ違いますね。下の画像も上の画像と並び順は一緒です。