詳細は不明ですが、ドイツのPiesker & Co Berlin社「Tele-Astra 400mm/F5.5」というレンズです。ちょうど、ハッセルブラッドの何ミリだかの望遠レンズのケースにピッタリ収まってました。
ネット検索すると、海外サイトでこれのエキザクタマウントの情報がいくつか出て来ますが、これはハッセルブラッドVマウント。
検索結果には、同じハッセルブラッドVマウントの情報が一つ出て来ますが、これはまさにこの個体の前オーナーさんのブログ。
少し前のこと、ちょっといい値付けをしているレンズフードをお買上げに来られた時に大きなレンズの整理も兼ねてと~物々交換の品として、前オーナーさんがこのレンズをご持参されたのです。
価値を判断するのにちょっと難しめなレンズでしたが、私の中で「ピンッ!」と、あるお客さんの顔が思い浮かんだのです。望遠系もハッセルのマウントも許容してくれそうな遊び方をされてる人。
で、前オーナーさんには交換査定にもご満足いただき、早速、顔が思い浮かんだお客さんに連絡を入れると早々にご来店いただいたうえ、興味津々でお買上げくださいました。
前オーナー・新オーナーとも喜んでもらって、うちの店も在庫期間が超短期間でトライアングルハッピーでした(^^)
これ、どうやって使うものか分かりますか?
出題する以上、ちゃんと両側とも撮りました。片側はペンタックスKマウントレンズに出来る形状、反対側は49ミリ径の雌ネジが切られています。
ヒントは「かなり珍しい」というか...「その使用条件からほとんど売れなかったであろう」カメラアクセサリーです。
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答えは、ペンタックスの「リバースリングライトホルダーK」というアクセサリーで、実は2年半前に一度話題にしています。リバースアダプターでカメラボディへ逆付けしたKマウントレンズにリングライトを取付けるアクセサリーで、49mmのフィルターなどを装着することも可能であると。
しかしあの時は~買って行かれたお客さんが「実物は初めて見たなぁ」と言われていたのうけて、後から書いたブログだったので画像を載せることが出来ませんでした。
で、数日前。今度は画像を撮ってから店に並べようとしていたら、なんと!2年半前に買って行かれたお客さんがご来店。こんな偶然ってあるんですね。
今、我楽多屋にミラーレンズが2本並んでいます。
ミラーレンズの構造については正確に分かりやすく説明できないので、各自で調べてください。お願いします。
そもそもが大量に出回るタイプのレンズじゃないこともありますが、我楽多屋にミラーレンズが並ぶことはそうそうありません。
もう1年前になりますが、ケンコートキナーさんの本社で開催された「レフレックスマニア写真展」に足を運んだ時に、ちょうどその日の午後からトークショーを開催される中村文夫さんにお会い出来て、いろいろとお話を聞かせていただいたのを思い出しました。
その性質上、フィルムカメラ時代は撮影に難しい条件などもあったミラーレンズですが、デジタルカメラを使うことで緩和された問題(暗さ、ピントの合わせづらさ )もあります。また、リングボケやフレアをエモい写りと捉えれば、今こそミラーレンズの時代かもしれませんよ(^^)
ただし、これら2本それぞれカビやバルなどがあったり、外装にも少し難があります。
★本日22日は第4土曜日なので、午後2時から恒例の全品1割引きサービス行ないます。
これら銀色の5つの輪。良く見るとネジ切りがしてあって、下の3つはステップアップリング、上の2つはステップダウンリングです。
見た目の様子からして、自作されたもののようです。それぞれサイズが違います。
自分にはこういうものを作ってしまう知識も技術も機械も持っていないので、単純に買ってしまった方が安いんじゃないのか?と思ってしまいます。
サイズにもよりますが、新品で買っても千円しないくらい、中古ならうちの店で僅か数百円です。
これらを店で売る際に気にするのは、メーカーが製品として世に出したものではないので「精度」の問題。サイズを確認するのと同時に、前後とも同サイズのフィルターをキッチリねじ込んでみました。5つともキッチリとネジ切りされているようで、何の問題もなくネジ込めました。
それでも、Kenkoさんの製品より100円安く値付けしています。
もう随分前に何度か話題にさせていただいた「銀塩親子」さん。お父様は以降も継続してご来店くださっていて、息子さんのお話もちょいちょい聞かせていただいております。お兄ちゃんの方は今もフィルムカメラを時々を使われている様子です。
昨日の銀塩親子さんは別のお客さん。お父様はここ数年ご来店いただいており、「今日は息子と一緒です」とご紹介してくださいました。
そして、お二人ともフィルムカメラを肩から提げていらっしゃったので、思わず「撮ってもいいですか?」とお声掛けしました。
お父様は40年前にお父上と一緒に新宿のアルプス堂さんへ買いに行ったというミノルタコード。何年も飾り物になって不調だったのを、最近修理して使い出したのだそうです。息子さんはニッカにヘキサーが付いていて、これまた渋い。
ご来店前に「もしかしたら、お客さんカメラで撮ってもらえるかも?」と話をされていたそうです。そんな会話も含めて、親子で同じ趣味を楽しめるって良いですね!
★本日20日(春分の日)、営業します。営業時間は日祝定時の10時~17時です。
常連Yさんカメラです。トリガーレバー付き底蓋が付いたニコンF。
常連さんご自身「どういう筋の品物でしょうね?」と疑問を持たれていましたが、私も今回が初見と思いますし情報を持っていません。
ボディに「朝日(写)NO.245」と記されていますが、以前から持っていたボディに最近入手されたトリガーレバー付き底蓋を組み合わせたそうなので、関連性はありません。
で、トリガーレバー付き底蓋の方「MIKAMI & CO.,LTD.,TOKYO」と記されています。仕上げが凄くいいんです。
フィルムが装填されていたので巻上げ操作は出来ませんでしたが、これだけの質感のものはプロからの需要で小ロット生産されたものなんだろうと推測しています。
それに、オリジナルの底蓋を改造して作られているので、ニコンから底蓋だけの提供を受けられる環境のある業者が作ったものなのかもしれませんね。
★本日第3火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。
Walzブランドのレンズフードに刻印ミスを発見!
このフードはフード本体部分とレンズ装着部分が分離するタイプで、間にシリーズⅥのフィルターを挟み込めます。*シリーズフィルターについては→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2019/09/49-7-0ea9.html
そのレンズ装着側に刻印されている「summtar」の文字。これ、本当は「summitar」と打ちたかったものですよね。
戦後いろんなカメラが作られた中で、国内の小さいメーカーがこういうスペルのミスをしちゃった品物を何回か見た記憶はあるのですが、過去ログを検索したところ~話題にしたことはなかったみたいです。
ただ、大ニコン様の打刻ミスは何例か話題にしていますね。それらのリンクを貼りますので、ビックリしてください。
2台の2階建てフィルム一眼レフ、ペンタックスMEもキヤノンAE-1も共に1976年発売。
これらが現役世代だった頃、モータードライブやワインダーを装着することが学生さんとかでカメラ趣味を始めたような世代の人にとって憧れだったりしたので、今でも2階建てに異常な(笑)好反応があったりします。
この2台ほかレンズを数本ご持参されて物々交換をご希望されたお客さんは、前述の憧れ世代ではなくてもっと若い年齢の方。
私が提示した交換査定額を聞いて「そんなに要らないですよ…」と。そして、探し出された交換希望の品物の合計額も私の提示額より少なめ。「私の事情で品物を整理しないといけないので、欲しい人に手頃に渡って使ってもらえたらいいので」とおっしゃられる。
そのお気持ちがとても崇高なので、「では、私が最初に目論んだ金額よりも、安く値付けしてお店に出すことにしますので~」とお伝えし、お言葉に甘えて最初の提示額よりも2~3割くらい低い金額での物々交換成立とさせていただきました。