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我楽多屋で買った  モノ・マガジン

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我楽多屋で買ったモノ・マガジン 第227

1000円の我楽多屋ブランドの双眼鏡を世界中に持ち歩く

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我楽多屋さんでのモノ探しの楽しみはいろいろありますが、その中の1番大きなボリュームを占めているのは、私の場合双眼鏡探しです。

歴史的に重要な双眼鏡というのを私はコレクションしていますが、それはアメリカ海兵隊の軍用双眼鏡であったり、イタリア軍の巨大な双眼鏡であったりします。

戦争の道具としてはそういう立派な双眼鏡は大事なのでしょうが、私のように世界中の街をぶらぶら歩くのには向きません。なぜならブラパチワークショップは楽しみでやっていることであり、戦争では無いからです。

いくつか持っている軍用の双眼鏡の中で、一番実用性が高いのはスイス軍の双眼鏡です。これは対物レンズが3センチで倍率が8倍のものです。軍用双眼鏡の陸軍方面の基本の基本のサイズです。

これが海軍になると、倍率はちょっと下がって7倍になった代わりに対物レンズが5センチになります。要するに船の上で使うから、重くても構わないということなのでしょう。

しかし、取材の旅行で軍用双眼鏡はあまりにも大げさすぎて、街中のカフェの中でちょっと取り出すわけにはいきません。例の足を広げた感じの立派なプリズム双眼鏡だからです。

我楽多屋さんがPrice Tagに黄色い札をつけるようになったのはいつのことか覚えていませんが、私が手に入れたこの個体は15年は経っているのではないでしょうか?

ノンブランドですが製造番号はちゃんと刻印されています。お定まりの1000ヤードにおける視野の広さもスペック通りです。それで倍率は8倍でレンズは32ミリなんです。通常の軍用双眼鏡よりも対物レンズが2ミリだけ大きいというところがシビれます。

ストラップアイレットも付いています。このストラップアイレットがライカと共用できるというところが嬉しい。

リスボンの見晴らしの良いホテルの最上階から、これで周囲を観察するのは楽しみなことです。上海の超高層ホテルの最上階からもこの双眼鏡で楽しみました。

本当はもう少し小型の双眼鏡の方が空港で出発時間を見たり、レストランで遠くの壁に貼ってあるポスターを見たりするのには便利なのですが、開けた風景で建物の部分の装飾を観察する時などはやはり8倍の倍率が必要なんですね。

黄色い1000円と印刷されたPrice Tagは私にとっては、わが愛する我楽多屋ブランドというわけですから剥がすわけには参りません。

 
  

(2018.9)