我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Gallery 463

Powered by Six Apart

我楽多屋で買ったモノ・マガジン 第318

CHブランドのレンジファインダーをライカM1につけて遊ぶ

Img_0237

20年以上ネットオークションで遊んでいますが、1番の問題はオンラインでは登場しているものの比重がわからないということでした。

ライカとかニコンととか、ライカやツアイスのレンズとか、既にそれがどれだけの比重を持っているかわかっているものに関しては判断がつきますが、オンラインで初めて出会ったものにはその比重の具合の判断ができません。

この間がガラクタやさんで買った戦前の日本製のアメリカ向けのベースが比較的短いレンジファインダーというのが非常に気に入っています。

手に取った事は無いのに、二代目さんがそのレンジファインダーの存在感について細かく語っているからです。

すなわち作りが非常に良いとか、ずっしり感覚が半端でないというようなカメラ人類をワクワクさせる形容詞です。

我々カメラ人類はレベルが上になってくると、それが必要だから欲しいのではなくて、如何にもそのものの存在感がこちらに訴えかけてくるかということなんですね。

それで、長徳印というかCHブランドのレンジファインダーを手に入れて、これこそ本物だと思いました。

戦前のアメリカマーケット向きのものですから、距離表示はフィートになっています。それで手元のレンズを探したらトプコール9センチが発見できました。このレンズもアメリカンマーケット向けのやつです。これは3枚玉のレンズで私が非常に気に入っているものです。

大昔50年以上になりますが、ウィーンに暮らし始めた頃に、ウィーンの王宮の庭園で距離計の付いてないライカ1cに135ミリを付けて、縦型のレンジファインダーを付けて、きれいなバラの花のクローズアップを撮影しているジェントルマンがいて、かっこいいなと思ったのです。

距離計で1メートルちょっとの撮影距離のバラの花をまず測定して、その測定した距離をライカのヘクトールレンズに移して、それからビドムファインダーをゆっくり覗き込んで、まさに撮影の人生を楽しんでいるという感じでした。

そういうクラシックな撮影の真似がしたくて、このレンジファインダーをM1につけてみたら、撮影のプロセスが非常に楽しくなりました。

ライカM1は50年前から常用しているライカで、距離計はついていないのですが全て目測で撮影しています。

でも今回のガラクタ屋さんから手に入れたレンジファインダーを使ってみると、半世紀以上前にウィーンの王宮の庭園でバラを撮影したおしゃれなライカジェントルマンのことを思い出します。

 

 

(2026.4)