アローカメラ         &我楽多屋

我楽多屋で買った  モノ・マガジン

Powered by Six Apart

我楽多屋で買ったモノ・マガジン 第225回

アルコ35ジュニアというのは、探すとなかなかないものです

Img_7733_2

例の黄色いラベルがついていますから、間違いなく我楽多屋さんで買ったものです。

それ以上に我楽多屋さんで買ったという証明になるのは、二代目さんが書き込んだ細かいカメラの状態のメモです。

表側には「シャッター粘りが大」とあります。これは大事な情報ですが、カメラを裏返してみるとさらに二代目さんらしいコメントであるのが面白い。

そこには「裏蓋は蝶番になっていないので落とさないように注意」とあります。さらに細かく観察すると、最後の「注意」の二文字が赤文字になっているところも渋いですね。

私はアルコカメラの8ミリムービーを集めています。そのついでというわけでもありませんが、スティールカメラにも手を出しました。考えてみれば8ミリのムービーカメラはもうフイルムもないし現像もできないのですが、スティールカメラの方ならちゃんと写真を撮ることができます。

アルコカメラが生産したすべてのスティールカメラはすべて蛇腹式の35ミリというところが開発の筋が通っています。しかも35センチまで距離計で連動するというところもすごい。

カメラのシリーズは多くは無いのですが、これがJrタイプというやつです。4枚構成のTessarタイプのレンズが付いて、ちょっとダウングレードしたところが逆にカメラ好きにはたまりません。ネックストラップアイレットも価格を下げるために付いていないのですが、そういうところもワクワクします。

Jrタイプのカメラというのは1950年代の後半に結構ありました。1948年に出た1番最初のマミヤの2眼レフがマミヤフレックスJrでした。

一番有名なのはイタリアのレクタフレックスJrです。最高のシャッタースピードが1000分の1ではなくて500分の1で、しかもレンズはイタリア製の安いやつを使っているんです。

キャノンのレンジファインダーのⅡDというモデルも、当時の雑誌広告などを見るとジュニアカメラと断っているのがいい感じです。

こういうちょっとダウングレードしたカメラの方が機械を扱うという楽しみはあるんですが、日本人の場合は何でも最高がいいというので、高いカメラばっかり買っているから逆にこういうダウングレードしたモデルの方がレア物になってしまうのですね。

 

 

(2018.7)