我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Powered by Six Apart

我楽多屋で買ったモノ・マガジン 第307

クラシックガジェットカメラバックではなく、

リアルタイムに使ったガジェットバッグ。

Img_6925

ガラクタ屋さんのブログを見ていて、高校生の時代の記憶が蘇りました。

高校の時代にすでに私は高校生カメラマンとして知られていたのですが、高校に通う時は父親が使っていたガゼットバッグを使っていました。ガラクタ屋さんで紹介されていたHakubaのブランドよりも2回り上大きめのカバンでした。当時はそれが標準的なガジェットバッグのサイズだったのです。

このサイズだと必要な教科書を入れて、さらにブラックのニコンエフに28ミリ広角レンズをつけたものがすっぽり入ります。

単なるカメラが好きな高校生であったわけですが、高校3年の時に私の通っていた高校は都立高ですが創立10周年ということで、私が公式記録カメラマンとなって、その時に撮影したものを「カメラ時代」というユニークなカメラ雑誌でモノクローム8ページで発表したので、校長先生まで私の名前を知ることになりました。

そのタイトルが結構ネガティブで、虚式というのですから、よく叱られなかったものだと今に思うとヒヤヒヤです。

東京総合写真、専門学校の重森先生がそのカメラ雑誌「カメラ時代」で私のことを19歳の新人写真家と紹介してくれたので、こういう持ち上げ方は若者の進路を狂わせることになりますね。それであれから60年が経過した今でも写真家をやっているわけです。

ガジェットバッグは高校時代でやめにして、大学に入学してからはその当時大流行したレザー製の脇の下に挟めるような凹んだ、いなり寿司みたいなカメラバッグに変わりました。

これは当時銀座を歩いていたスパイダーズのかまやつひろしさんが持っていたやつで、かっこよかった。かまやつさんはライカが好きなので、私のウィーン時代に彼にライカを買ってもらったこともありました。

二代目さんが紹介したクラシックなカメラバッグで写真家のキャリアをスタートした私ですが、その二代目さんが発起人で、来月半ばに田中長徳版のファーストアンドラスト写真集「CHOTOKU ANTHOLOGY 1964-2016(仮題)」が出来上がる予定です。

只今、クラウドファンディングで皆さんからの燃料補給(応援)を募集中。よろしくお願い致します→https://motion-gallery.net/projects/CHOTOKU

_2842025_14566_motiongallerynet

 

 

(2025.5)