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我楽多屋で買った  モノ・マガジン

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我楽多屋で買ったモノ・マガジン 第235

西ドイツ製の高級レンズ・シュナイダーキセノン50ミリをライカM5に付ける

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ドイツのドレスデンといえば、高級カメラの故郷のようなものです。それが第二次大戦の時に戦後東西に分離して、それぞれの道を歩むようになりました。

Exaktaは世界最高クラスの一眼レフカメラでした。戦前の日本のカメラ雑誌の紹介などにはあまりに高級なので、値段は聞かぬが花と書いてあったそうです。戦後になって日本のカメラが世界中に広まるそれ以前の一眼レフのランキングはやはりこのカメラだったのです。

オーストリアウィーンに住んでいた時も、このカメラは実によく使いました。中古カメラ屋さんでその値段が安かったのがその理由ですが、東独製の交換レンズも安いので手に入りやすかったです。

Exaktaの標準レンズで1番一般的だったのは、テッサ50ミリF2.8でした。このカメラに限りませんが東独製のカメラはほとんどありとあらゆるカメラに対してテッサーが使われていました。値段が比較的安くて描写が安定していて、しかもシャープであるというのがその人気の理由でしょう。

その上の明るいレンズのクラスになるとF2のレンズがありました。でもこれはテッサーに比べるとかなりお値段が高かった。

そうこうするうちに当時はExaktaは人気1番のカメラでよく売れていましたから、西側世界つまり西ドイツでも同じマウントのレンズを出すようになりました。

シュナイダーといえばドイツのトップクラスの光学メーカーです。そこから登場したのがキセノン50ミリF1.9でした。当時の高級レンズですね。ですから、値段もかなり高かったです。リストプライスは同じ明るさの東独製のレンズに比べて、2倍近くしたのではなかったでしょうか?

この前、我楽多屋さんでシドニートークをやっている時に、私の視野の隅でやたらピカピカ光るカメラがありました。それがExaktaであったのです。

トークが終わってから、そのカメラを調べてみたらキセノンが付いていたのでびっくりしました。我楽多屋さんは価格設定が良心的ですから、別に高級レンズのキセノンがついていてもカメラの値段が高くならないというところがありがたいです。

それで10,000円でその高級レンズ付きのカメラは私の所有になりました。シドニー特別セールで1割引だったから実際には9000円だったかな?

手に取ってみると、さすが当時の西ドイツ製レンズですから高級感があります。その仕上げも非常によろしい。でも私は変わり者のカメラユーザですから、これをExaktaマウントアダプターでライカM5につけました。

もちろん距離計連動はしないのですが、もともと目測で撮るのが普通ですから何も困る事はありません。我楽多屋さんで扱っている品物の幅が予想以上に広がっているということが、びっくりしたし同時に嬉しいことでした。

 

 

(2019.5)