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我楽多屋で買った  モノ・マガジン

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我楽多屋で買ったモノ・マガジン 第226

14個のセルフタイマー

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セルフタイマーというのは、今では電子式になっていて何とも思っていませんが、大昔は非常に高級品でカメラに内蔵されているのは高級カメラだけでした。

ライカなどもそうでした。最高カメラのM3にはセルフタイマーは内蔵されていましたが、その普及版であるM2にはセルフタイマーは付いていませんでした。でもだんだん高級になってきたので、後期のM2にはセルフタイマーはちゃんと付いています。

ところが面白いもので、ライカ人類などが初期のM2はセルフタイマーが付いていないから、プロ用のようでかっこいいと言ってそれが高値になっています。

このような、外から付けるセルフタイマーは主に昔の安いカメラ用であったものです。それでアクセサリーメーカーは結構いい商売になったのでしょう。

2分の1世紀も写真家をやっていますが、セルフタイマーを使った事は実は1度しかありません。それは私の初期の写真集ウィーンニューヨーク新潟なんですが、ウィーンの街中で建物の上にある建築の装飾を撮ったときのことです。

5メーター位の長い棒の先にKOWA SWという28ミリ専用のカメラを付けて、そのカメラはレンズシャッターなので最初からセルフタイマーがついています。セットして、5メーターの高さにゆるゆると持ち上げてシャッターを切りました。

写真集の中のハイアングルなショットがそれなんです。セルフタイマーはそーゆー撮影に使うものですから誰もが1個しか持っていませんでした。

10年位前に我楽多屋さんで大量にセルフタイマーが出たとき、慌ててそれを買ったのです。

全部で14個ありました。

そのまま我楽多屋さんに預けていて忘れていたのですが、ある日、二代目さんがセルフタイマーをたくさんお預かりしていますと言う一言で思い出しました。

でも、そのまままた忘れてしまって実際にピックアップしたのは1年位前の事でした。こうして並べてみると、なかなか素晴らしいオブジェなので気にいっています。しかも全部中には精密なギアで駆動される複雑なメカニズムが組み込まれているのですから、素晴らしいと思います。

 

 

(2018.8)