我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2024年9月

2024年9月30日 (月)

ニコンのストラップ

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ニコンの「プロスト」こと、プロストラップについてはこのブログでも折に触れてちょいちょい話題にしています。

ニコンのプロサービスに登録しているカメラマン向けに無償提供されるストラップのことで、市販品とは違うデザインで質も少し違う感じ。また、デザインは時代で変化もしています。

かつて、そのプロストが何らかの方法⁈で市場に流出してしまい、異様な値段で売り買いされたこともあって、ニコン側も対策を施すなんて事態にもなりました。

近頃はそういう時代を知らない世代の人たちも沢山このカメラ遊びの世界に入って来られているので、その中には本物⁈のプロストじゃないものをそれだと勘違いしている人も僅かにいらっしゃるようです。

画像の上辺に沿うように置いてあるタイプのストラップは「FOR PROFESSIONAL」と刺繍されていますが、普通に売られていたものです。黄色以外にも赤と青の色違いがあります。

また、話をややこしくしてくれるのは...ニコンがある時期にプロストと同じ(同等⁈)ものを市販してしまったことがあるからです。それが画像の中で青紫色のパッケージと並べてあるもの。流出した本物?のプロストが平気で10,000円以上していた頃に、4,000円くらいで売り出しちゃったのです…。

そして、右手前にあるのは本物のプロストです。

あっ!かつてはニセモノも出回ったくらいですからね…。

 

 

2024年9月29日 (日)

一脚について

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この前お客さんから、少し改まって「お聞きしたいことがあるのですが、一脚って使われていますか?」と質問されました。

一瞬、何かのアンケートなのか?私を試されているのか?と思って身構えてしまいましたが、すぐに意図を説明してくださったので安心しました。

「一脚を今まで使ったことがなくて、どういうものなのかな?」ということでした。

言われてみると私自身は一脚をずっと所有していますが、実際に持ち出して撮影に使ったことが無いことに気付いてしまいました。

で、結局は~一脚が必要となるような撮影条件に出くわさないと、例えば被写体の動きが早いスポーツ系の撮影だったり、三脚を据えられないような場所での撮影だったり、意外と限られた条件だけなのかも...なんて頼りない返答をしてしまいました。

挙句の果てには、乱暴というか大雑把な言い方をすれば、三脚に比べたら1/3くらいの値段で手に入るのだから、まずは買って試してみるのも…なんてことまで(^^;)

デジカメWatchに『試したくなる「一脚活用のススメ」』という記事がありました。参考になりそうですよ。

 

 

2024年9月28日 (土)

「AF」マウント!?の続き

本日28日(土)、都合により閉店時間を繰り上げて17時30分に閉店させていただきます

★第4土曜日なので、午後2時からは恒例の全品1割引きサービス行ないます 

 

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先日の「AFって何マウントよ?」について、メールで新たな推測案を頂戴しました。

『α7000のヨーロッパ向け名称がMINOLTA 7000 AFでしたから、そのAFってことではないでしょうか。国内向けα7000は正面グリップ横にαのプレートが付きますが、ヨーロッパ向けはAFのプレートが付いています。アメリカ向けは正面右上にMAXXUMロゴが入り、プレートはAF表示です。当時α呼称は日本国内のみであり、国際的にはAF呼びがスタンダードだったと思われます。』と。

私の中では「α」シリーズの輸出名は、ウィキペディアで仕入れた情報から~北米向けの「Maxxum(マクサム)」とヨーロッパ向けの「Dynax(ダイナックス)」という認識しかなかったこともあり、そういう推測は全く出来ませんでした。

でも、言われてみれば案外と最近、MaxxumともDynaxとも記されてなくて、国内仕様なら「α」のプレートが付いてる所に「AF」のプレートが付いている個体が我楽多屋にありました。その時はMaxxumだかDynaxだかどちらかのネームが消されてしまった個体かと思ってましたが、あの個体がそれだったのでしょう。

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メールでご指摘いただいた情報をより確信したくて、調べたところ。文字情報として「MINOLTA 7000 AF」という記述をそこそこ見つけましたが、取説やカタログなどの表記には「MINOLTA 7000」としか表記されていない(AFも記されてない…)ものしか見つけられませんでした。

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ただ、次の世代からは日本名で「α7700i」のボディに「dynax7000i」というモデル名が記されている個体を多数発見出来ました。ウィキペディアに書いてある「Dynax」ネームはヨーロッパ向けの第2世代から付けられたネームなのでしょう。

何はともあれ?「α」ネームが日本国内だけなのにマウントアダプターに「α」と記してしまえば、日本国内だけでしか通用しないわけで…「M42-AF」と記されていたのも納得なわけです。

そうは言っても、「AF」だけでは誤解を招きやすく言葉足らずに近いですよね、やはり。ミノルタ純正品であれば「M」を省くのは分からなくもないですが…。

さらに別角度から〜と思って、あのマウントアダプターの製造ブランド「K&F CONCEPT」さんのサイトを確認しました。現在、あのマウントアダプターには「M42-MAF」と記されていることが分かりました。やはり「M」が追加されてました。

 

 

2024年9月27日 (金)

NIKON Level

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ん~見た記憶がない…ニコンの小さなアクセサリーが出て来ました。

Nikon柄の小箱を開けたら水準器が入っていたので、箱と中身が違うんだろうなぁと最初は思いました。

が、箱の裏面に「NIKON Level」とハンコが押されているので純正品なの?と思って、水準器自体を見たら「Nikon」と刻印されていました。

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調べたところ、箱の上面に「BUBBLE LEVEL FOR PANORAMA HEAD」のシールが貼られたものもあったようです。

ニコンのパノラマヘッドってAP-2という後期型には水準器が内蔵されているので、この単体の水準器はそれよりも前に出たものなのでしょうね。

ちなみに、底の四角い台座のサイズからアクセサリーシューに付けることも可能です。

 

 

2024年9月26日 (木)

パラメンダー

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過去に話題にしているかと思ったらしていなかった、この物体。

万力やクランプと勘違いする人も多いようですが、そういう用途ではありません。

二眼レフカメラのパララックス補正をする、マミヤ製の「パラメンダー」というアクセサリーです。

実はミノルタ製の「パラジャスター」という同種のアクセサリーは過去に取り上げています。

使い方は、このパラメンダーに載せたマミヤフレックスCシリーズを三脚などに据えます。パラメンダーを短くした状態でフレーミングをしてから、パラメンダーを長くしてカメラをリフトアップさせることでパララックスが補正される~という仕組みです。

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上の画像、マミヤフレックスCシリーズのボディが店に無かったので、2眼レフカメラのフィギュアを載せています(^^;)

 

 

2024年9月25日 (水)

四谷舟町裏路地

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、店の近く。

そういえば、先週水曜日は定休日なのに午後から店に来ていました…。

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2024年9月24日 (火)

2本の「90」

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どちらもメーカー純正の珍しめなネックストラップです。

まず、ニコンの方。ニコンF90が発売されたのは1992年、私がこの業界に入る2年前のことなのでオンタイムでの記憶が無くてちょっと自信がありませんが…多分販促品だったのかと?!

「3D」って記されてますが画像が飛び出すような3Dでは勿論なくて、世界初の3D(8分割マルチパターン)測光を装備したことを謳っているのです。当時の資料によると「光と陰と距離を読む3D測光」などと書かれています。

次に、キヤノンの方。こちらはそう記されている通り、1986年カメラグランプリ受賞記念のストラップ。こちらも販促品なのか?記念でセット売りされたものがあったのかは不明です。

ともに色がグレーで機種名に「90」が入っていて、それが今ちょうど我楽多屋に揃ってある~という偶然。

 

 

2024年9月23日 (月)

中身を想像する

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先週「頭でっかち」で紹介した、コンタックスFB。

昨日そのコンタックスFBの前オーナーさんがご来店されて、話をしている中で「あの頭でっかちの中にはWERRALUXがそのまま入ってると思うんですよね…」と言われました。

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コンタックスFBは早々に嫁ぎ先が見つかったので現物は無いのですが、WERRALUXは我楽多屋の在庫にあったので、改めて見てみて「ほほぉ~」と思いました。

出来れば現物で見比べてみたかったのですが、ブログの画像との比較になります。こんな感じ。

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当然にどちらも東ドイツ製。格子状の受光部や上面操作部のデザインや窓の形状などソックリなので、信憑性が高そうです。

 

 

2024年9月22日 (日)

退色貫録

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1年前に話題にしたペンタックスS3、その時の経緯はこちらをご覧ください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2023/11/post-9b3b.html

数日前に「気に入って使ってますよ」と言って再びそのS3をご持参されたお客さんは、1年半くらいの間に直したカメラが約80台で、その全部にフィルムを通して撮影テストをしているそうなので、80本以上のフィルムを確実に消費されているツワモノ(^^)

改めてこのS3を見せていただいて、巻き上げレバーの渋い貫禄の出方に惹かれました。

すみません…画像はボディの他の部分の貫禄もお見せしたくて、巻上げレバーがちょっと見難いかもしれませんが…。

同じような世代のミノルタやペンタックスのフードやレンズ鏡筒、稀にニコンFのフードにも見られる~黒塗装が褪色して起こるのか!?微妙に青みを帯びた色になってしまう現象。それが、このS3の巻上げレバーにも見られるんです。

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2024年9月21日 (土)

「AF」って何マウントよ?

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このマウントアダプター、「M42-AF」と記されています。「M42」は分かるのですが、「AF」って何?って思いますよね。

反対側のマウント面をお見せすると、その形状から答えが分かってしまう人もいらっしゃるでしょうから、見せません。

「M42-AF」の表記から、あなたなら「AF」って何マウントを想像しますか?

私は最初、「M42」からペンタックスを連想して「PKAF」かな?と思って現物合わせをしたのですが違いました。でも、それなら「AF」ではなくて「PK」だけでいいはず。

で、マウントの形状から推測して現物合わせをしたら、ミノルタαマウント(現在ではAマウントの方が通じやすいのか)でした。

これ、マウントアダプターの表記としては不十分ですよね…。

まさか、M42の「M」が後ろの「AF」にまで係ってミノルタの「M」のつもりなのか!?とか。まさかまさかのAruFaでAFじゃないよね…。

また、好意的?に考えてみれば、フィルム時代の一般的なマウントの中でAF専用マウントと捉えれば、キヤノンEFマウントかミノルタαマウントかに絞れるのかもしれませんがね…。

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