我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2024年9月

2024年9月10日 (火)

藤色に緑色の差し色

本日第2火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

 

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仲間の業者からやって来た古めなコンデジ。品物に関する符丁は「?」印でした。

単三電池で稼働する機種なのに…?と思ったら、記録媒体がxDピクチャーカードだったので試せなかったのかな?と推測しました。

ならば、案外と使える個体かもしれぬ!?と思って、電池とテスト用に確保しているxDピクチャーカードを装填してチェックしてみたところ、このようなエモい?画像しか撮れませんでした…。

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再生モードではxDピクチャーカードにもともと記録されていた画像を表示出来るのですが、撮影モードにすると液晶に表示されたエモい?像がそのまま記録されていました。

まさか、フジフイルムのデジカメだから?ってことはないだろうけど、訳分からない藤色の模様。そして、一部分だけフジフイルムのコーポレートカラーである緑色の線が横に流れている~という。

無理矢理なオチで…笑

 

 

2024年9月 9日 (月)

2台のα-9の違うところ

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「α-9」はミノルタのフィルム一眼レフ・フラッグシップ機として、最終モデルとなった機種です。

発売された1998年というタイミング自体が、プロユースも見込んでいながらライバルメーカーのニコンやキヤノンの同等機種に先を越された感があったこと。すでに時代はデジタルの波が見えていたこと…など厳しいタイミングだったため、販売成績はあまり褒められた機種ではなかったと思います。

もちろん、長所もあるカメラなのですがそれについては、検索でもして各自お調べください。

 

今日の注目点は、ここにある2台のモードダイヤルと露出補正ダイヤルの意匠が違うこと。

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これら2台を持ち込まれた方は製造番号も加味して「左側が初期バージョンで、何らか理由あって変更された後期バージョンが右側なのでは?」という見解をされていらっしゃいました。

知らなかったというか、今まで見たのがどっちが多かったか?さえ…私は記憶出来ていないので検索結果の画像を確認すると、前述の見解で初期バージョンとされたダイアルが付いている個体ばかり。

これはもしや?製品としての仕様変更ではなくて、プロサービスか何かで特別に変更されたものなのか?なんて推測までしていますが、実際のところは不明です。

この二つのダイヤルの意匠の差についてご存知な人がきっといらっしゃると思います。良かったら教えてくださいませ。

 

【追記】この記事のリンクを貼ったFacebookへ頂戴したコメントにヒントをいただき、本件について判明しました。限定販売されたα‐9チタンに採用されていたモードダイヤル・露出補正ダイヤルを転用したのが上の画像で右側のα-9でした。

α‐9チタンの取扱説明書に「α-9Tiではダイヤル表示部に金属銘板を使用しているため、α-9のダイヤルで採用している蓄光性の蛍光材は使っていません」という記述も発見しました。

 

 

2024年9月 8日 (日)

オーストリッチ風

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一昨日のお客さんカメラです。ライカM6チタンに、同じくチタンカラーのズミルックス50/1.4付。

チタンカラーを揃えるのに、ズミルックス35ミリ~エルマリート90ミリ~ボディの順に地道に買い増しして、最近この50ミリを入手しされたのだそう。

決してコレクターさんではなくて撮る人なので、お客さん的にはズミクロンの引き出して使う内蔵式のフードが短くてイマイチ不満…らしくて、我楽多屋にフードを探しに来られたのです。一緒に写っているフードがそれ。

並べて写すのを忘れましたが、このお客さんのこだわりはフードの前にキャップを付けること。

いつもそうなのですが、フロントキャップが多数入ってるカゴの中から現物合わせで適当なキャップを見つけられて、一緒にお買上げいただきます。

さて、M6チタンと聞いて私が直ぐにイメージしてしまうのが、ボディの貼り革。チタンカラーのボディに貼られる貼り革は独特な処理がされていて、オーストリッチ風に所々ポツポツと突起があるのです。

気になったので、今回は念のため確認したところ。あくまでオーストリッチ風でダチョウではないとのこと。

 

 

 

我楽多屋で買ったモノマガジン更新

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田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

第299回目のテーマは「ネックストラップを買うことでいろいろ迷ったりしている私」です。

こちらより、お楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine2.html

 

*閲覧は2024年12月初旬まで。

 

2024年9月 7日 (土)

FUJICAじゃなくてFUJI

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フジフイルムのこのカメラ「STX-2」を見たことある人は少ないんじゃないでしょうか?だって、国内では民生用としては一般販売されなかったモデルだからです。

フジフイルムのフィルム一眼レフカメラと言えば、初期はST701に始まるM42スクリュウーマウント採用のSTシリーズ、後期は専用バヨネットXマウント採用したAXシリーズがありました。

「STX-2」はどうかというと、STも名乗りながらXマウントを採用しています。

Xマウントを持つボディには、STX-1というSTシリーズのST605ⅡをXマウントにしただけの輸出専用機もあって、その後継機がSTX-2なのです。これはもうSTシリーズともAXシリーズとも別物な造りをしていて、とてもチープな感じが漂っているのです。

販売成績が振るわなかった…AXシリーズ。最後の最後は最新鋭の新型を投入することなく、簡素な機能でチープな造りのSTX-2を輸出するだけでなくて、国内の既存業務系ユーザー向けに限定して販売したのでしょう。

それと、もう一点すごく気になるのが「FUJICA」ではなくて「FUJI」と表記されていること。

これについては国内でも発売された、AXネームの最終機AXマルチプログラムというモデルも「FUJI」と表記されていたので(今回初めて知る)、国内で販売されたモデルとしてはAXマルチプログラムとSTX-2の2機種だけということになります。

下の画像は珍しく3機種も店に揃ったフジのフィルム一眼レフ。一番奥はST701,中央はAX-1,手前がSTX-2。

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2024年9月 6日 (金)

ダブルロック

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Kowa/SIX自体がそれほど見掛けるカメラじゃないんですが、専用のグリップとなるとそれ以上に見る頻度は低くなると思います。

グリップまで付いている上の画像のセットものが入荷して、即業者ルートに流れて行った同じ日の直後のこと。専用グリップだけを探しに来られた人がいらっしゃいました。

でも「残念でした…今さっきまで~」ということにはならずに済みました。我楽多屋には少し前からグリップだけの在庫が一つあったからです。

 

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この専用グリップ。ボディ側にあるレールにスライドさせながら取り付けて、グリップにある赤い矢印のネジを回してボディのネジ穴に固定します。さらに、黄色の矢印のネジを回して、赤い矢印のネジ自体が緩まないように固定します。この用心深い作りに感心します。

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2024年9月 5日 (木)

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本日5日(木)は、写真組合の研修参加のため開店時間を午後1時過ぎとさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

 

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「リトルニコン」の愛称で売り出されたニコンEMは、ニコンのMF一眼レフでは最小機だと思います。

この個体は物々交換で持ち込まれたモノで、お客さんから「電池入れればシャッター切れますが速度が変わりません」とのこと。そうなると、絞り優先AE専用機なのでまともな使い方が出来ない個体となってしまいますが、そういうものでもOKです。   

念のため、電池を入れて確認しましたが仰る通りでした。

モータードライブMD-Eが付いていたので、こちらもチェックしようと電池蓋を開けたら、こんな感じになりました → (@_@)(@_@)(@_@)。これって、電池6本も入れるんだっけ?!

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小さいEMに付くシンプルなモータードライブなのに、単四電池とはいえ、6本も!!

と、一瞬の驚きを伝えたいがためのブログねたです。

ちなみに、テスト用の単四電池が3本しか残っていなくて、即モノタロウに発注。動作確認は2日後になりましたが、MD-Eは無事に動きました。

 

 

2024年9月 4日 (水)

🏝️🧍🏻🌉

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

*明日5日(木)は、写真組合の研修参加のため開店時間を午後1時過ぎとさせていただきます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、お台場海浜公園。

これを撮る数日前から、何でヤシの木っぽい植木が置かれてる(捨てられてる?)んだろう…と思いながら見てはいたのです。

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2024年9月 3日 (火)

ごくごく僅かなんだけど…

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20数本に及ぶ一眼レフ用レンズのチェックをしました。

しばらくの間、使われていなかったようなレンズですが保存環境がまずまずの場所だったようで、外装に埃などの汚れが蓄積していることはなく、レンズ内部も大きなカビが生えてしまっていることもありませんでした。

ただ、これは自然悪化なんでしょうね。(もしかしたら、中古で買い集められた時点からなのかもしれませんが)ぽわぁ~っと曇ってしまっている個体がかなりの割合でありました。程度は個体によって、撮影には影響無さそうなレベルのもの、これはちょっと影響出そうだな…レベルのものなど差が。

チェックしていく中で「おっ!これは今までの中で一番クリアだなぁ~」と思うレンズがありました。でも、絞りをチェックしたら~最小に絞った時の絞りの形が微妙だけども明らかに少し変形してました。

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この残念感から、そういえば…今日の牡牛座(わたし二代目の星座)の運勢はたしか11位だったぞ…と、変に納得(笑)。

しかしながら、今回の20数本。絞りが粘っている個体が1本も無かったのはそれはそれで凄い好成績!

 

 

2024年9月 2日 (月)

データメモリーバック90

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不思議と似たネタが続いてしまいます。またまたデータバックの話題

今回ののデータバックは、キヤノンT90用の「データメモリーバック90」。久しぶりに見たら、ずいぶんとゴッツイなぁ~という印象。

先日話題にした時に書きましたが、データバックはいちおう電池を入れて確認している~と。一眼レフカメラのデータバックに使われる電池はLR44であることが多いのですが、このデータメモリーバック90はフィルムコンパクトカメラのデータ機能用に使われることの多いCR2025でした。

それを何故か?フィルム室側に1個、外装側に1個装填します。

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結果、無事に液晶表示されました。ただ、操作ボタンを少しいじってみましたが取扱説明書がないので、ほぼ何が何だか不明…。

そして、データメモリーバック90は日付や撮影データを写し込むだけじゃなくて、データを記憶してMSXパソコンに出力出来るのだそうです。今、そのシステムを持っている人がどれだけ居るのか分かりませんけど…。

そもそも、これが現役時代の30余年前でさえ~その機能を使える環境にあった人は少なかったのでしょう。なので、MSXパソコンへの出力機能が無いコマンドバック90の方が一般的だったため、データメモリーバッグ90の方は今となってはかなり稀少なブツと言えるのです。