貫禄ロッコール
使い込んだ金属カメラのボディの塗装が擦れたり剥げたりして、貫禄のある見た目になるのをヨシとする人々がいます。
ただ、一般的に中古市場では綺麗な状態を保っているモノの方に市場性があるのが常で、綺麗な方がいい値がつきます。
そういう背景も気にしてか、いや、綺麗なものにあえて傷をつけたりするのは、また意味が違ってくるからでしょう。貫禄風な簡易的上塗りをして愉しむ偽貫禄クラブなんてのが、うちの店の近辺で、4年前に発足して、いまだに活動は続いています。
さて、数日前に入って来たミノルタのこのレンズ「MC ROKKOR-PF 55mm/F1.7」。その鏡胴の貫禄加減が半端なくカッコいいのです。
本来、黒く塗装されている鏡胴部が擦れてか退色してか、、、青味がかったグレーっぽくなっていて、それ以上に色が落ちてしまった部分は、ほぼ銀色の地がかなり露出してしまっています。
これを真似た偽貫禄加工は難しいですよねぇ~会長さん!?
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