我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2020年6月

2020年6月21日 (日)

写真を着る

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昨日(6/20)発売の日本カメラ誌に「お気に入りを着て出かけよう『写真を着る』」という特集があります。記事で紹介されているのは、製品として販売されているものを買うパターンと、オリジナルを作るパターン。

タイムリーですね!

ちょうど今このブログでも、CT70プロジェクト企画の「田中長徳CT73 Tシャツ」を特別販売している真っただ中ですから。

CT70プロジェクトは長徳先生の古希を祝うパーティー以後、毎年長徳先生の誕生日をお祝いしてTシャツを製作販売しています。

長徳先生が1976年頃にウィーンで撮影した作品をTシャツにプリントしています。今年は同じ頃の作品をポストカードにした3枚も付いてきます。

7月7日申込み締切の期間限定販売ですので、よろしくお願い申し上げます。詳細はこちらでご確認ください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2020/06/ct73-t-58a9.html

Tシャツはあまり着な~い!という方もいらっしゃるでしょうが、ハンガーにかけて壁に吊るしてインテリア的に鑑賞することも出来ます。額装するのもありです。

 

 *アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、および ブログ「カメラ買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

2020年6月20日 (土)

CANON LENS MOUNT CONVERTER B

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以前から時々出てくるキヤノンのアクセサリー「CANON LENS MOUNT CONVERTER B(キヤノン レンズ マウントコンバーター B」は、キヤノンのFD、FL、Rレンズをライカスクリューマンウントボディに付けることが可能なマウントコンバーターです。

今まで特に気にすることなくスルーしていたのですが、何となく検索してみたら、無限遠が出ることが分かりました。もちろん、ボディ側の距離計に連動しないので、無限遠以外でピント合わせする時は目測ですけどね。

それを知ると、こんな風に装着を試してみたくなるわけです。

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ちなみに、「B」ってことは「A」もあるわけで、Aの方はライカスクリューマウントレンズ(L39)をキヤノンFDマウントボディに付けるマウントコンバーターで、無限遠は出ません。ベローズ用でしょう。

さらに、「P」ってのもあって、プラクチカマウント(M42)のレンズをキヤノンFDマウントボディに付けるマウントコンバーターで、これも無限遠が出るそうです。

 

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2020年6月19日 (金)

10年前のトイデジなんだけど

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このデジタルカメラ「ヤシカEZ F521」が登場した時期を調べてみたら、2009年なので10年半前のことでした。

もうそんな前のことか?と思うか、まだ10年か?と思うかは微妙なところで人それぞれだとは思います。発売当時うちの店の近辺では少し話題になった記憶からすると、個人的にはもう10年って感じ。

新品価格がトイデジタル並みの7千円程なんですが、フィルムカメラを意識したようなデザインや、トイとはいえ子供向けではない、その立ち位置が魅力的でもありました。

このカメラの後、似た路線で本気で作ったようなフジのX10が出て、私は今でも使っています。

今回久しぶりにヤシカEZ F521を見て、その小ささに好感を持ちました。これで重くてもいいから金属ボディだと抜群にいい!このくらいコンパクトな本格デジタルカメラがあってもいいのになぁ。

下の画像は右から「ヤシカEZ F521」「フジ Fine Pix X10」「ヤシカ エレクトロ35」。

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2020年6月18日 (木)

コシナ Hi-Lite

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コシナ研究会会長様から見せていただいたカメラです。

自身の記憶では消え失せていた感もあるのですが、うちのブログで和製エキザクタについての話がPartⅣまで進んでいました(^^;)。そのうちの2話に登場するエキザクタTWIN TLの製造元がコシナである証拠品を見せてくださったのです。

コシナ「Hi-Lite」。

まるで煙草の名前そのものですね。このカメラ自体が珍品です。

コシナHi-Liteと、PartⅣに登場したエキザクタTWIN TL42の画像を比べてみてください。

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エキザクタTwin TL42の方には左手側にもシャッターボタンがありますが、それを省略したのがコシナHi-Lite。ボディ前面にあるシャッタースピードダイアルなどの各種部品の位置や、特徴が出やすいペンタプリズムカバー部の形状などを見ると外装が同一なのも分かると思います。

 

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2020年6月17日 (水)

与野ジャンクション

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、さいたま市です。

買取職人から依頼されて、定休日の水曜日に出張買取りでさいたま市へ行ってきました。

関東は梅雨入り前日の快晴の1日でした。

訪問先の近く、高速道路に乗る前の信号待ちで撮った写真。与野ジャンクションです。

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2020年6月16日 (火)

ライカM何?

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昨日のお客さんカメラです。肩から提げられていた、このライカに目が釘付け。

お声掛けすると、この状態に至るまでの経緯などを気さくに教えてくださいました。

もともとジャンクだったM3をご自身で手入れして使えるようにされたそうです。そして何より、その外装。

でも、お客さんが「こんなことするといろいろと言われてしまうかもしれないけど…」と前置きをされていたので、聞いた内容は書きませんけども、その貫禄ある見た目に眼が釘付けになったのです、私は。

独特な色味や貫禄具合が分かりますでしょうか?画像では実際より綺麗に見えてしまっているかもしれません。

あと、塗装以外にも見た目で、M3とちょっと違う部分があるんですよね。

 

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2020年6月15日 (月)

梅雨はニコノス!?

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一昨日の閉店際に並べた「ニコノスⅤ」。

昨日の朝一でご来店のお客さんから「潜れるのかな?」と聞かれたので、「Oリングのメンテナンスなどしていないだろうから駄目でしょう。でも水を被るくらいなら全然大丈夫なんじゃないですか!?特に今の梅雨の季節には天候を気にせず使えるんじゃないですか!?」とお答えしました。

さらに「シャッター音が静かなのも使い道によっては利点になりますよ」と、珍しく後押しをするようなことを続けて言ってみました。

そのお客さん、その後もご購入を迷われている様子で、「これ、電池を入れないとシャッター切れないのかな?」と言われたので、「昨日、動作チェックしたときの電池をそのまま入れているから、切れるはずですよ」と返しながらも、もしや一晩で壊れたか?という不安もあって、お客さんからボディを受け取って確認したところ、ちゃんとシャッターは開いてました。

そう、シャッター音が静かだから、お客さんは切れていないと思われていたのでした。

結局、そのニコノスⅤをお買い上げいただいたわけですが、シャッター音が思わず静かだったのが決定打だったのか、それとも、梅雨のこの時期、屋外で気にせず使えることが決定打だったのか、ちょっと興味深いです。

それから、これをお伝えするのを忘れてしまいましたが、巻き戻しをする時に巻き戻しクランクを少し持ち上げてけから巻かないと実際にフィルムが巻き戻せません。これ、この個体固有の症状では無くて、ニコノスⅤがそういう仕様です。

クランクを少し持ち上げることをせずにクルクル回して巻き上げた気になっていたり、あまりの抵抗の無さに最初からフィルムが送られていなかったのかと思って、背蓋を開けるとフィルムを感光させることになりますので、お気を付けください。

 

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2020年6月14日 (日)

Huji Cam

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スマホで何でも出来ちゃう時代です。

スマホの高性能なカメラ機能は、カメラメーカー製のコンパクトカメラ市場に大打撃を与えました。

そして、私が最近知ったスマホ用のカメラアプリに「Huji Cam」という、写ルンですで撮ったような写真が撮れるとか、フィルム写真のような効果が得られるとか、言われているものがあります。

このアプリは数年前からあったようですが、半月ほど前に知りました。

まだ、自分のスマホにダウンロードして使ったわけではないのですが、ネットでいくつか情報を得たところによると、このアプリを使って撮った画像は、たしかに最近の若い子がフィルム写真に求めているというか、フィルム写真はそういうものと捉えているであろう、仕上がりになっています。

具体的にどんな仕上がりなのかというと、期限切れのフィルムで撮ったような色調だったり、光線被りのようなものがあったり、中心部の描写に対して周辺部は少し流れるような効果があったり、日付を焼きこむことが出来たり…と、こんな感じです。

ネット検索すると、レビューがいくつかの個人サイトにされているので、上の画像よりも作例としてもっと分かりやすいものありました。

これ、今年の初めに女性誌「mina」の取材後に多数来店されたフィルム初心者の若い子たちから聞いた、彼女たちが捉えているフィルムカメラ・写真のイメージとほぼ一致しているように思いました。

もしかすると、このアプリの存在がせっかくフィルムカメラ・写真に関心を持ち始めた若い子たちの心を、またスマホに奪い返されてしまうかもしれません…。あぁ~こわいこわい。

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2020年6月13日 (土)

キヤノネット約1秒

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テレビや雑誌などを見ている時、宣伝の中で小道具的にチラッと登場するカメラに反応してしまうのは、我々カメラ屋もカメラ好きな皆さんと同じです。

最近、テレビで流れている日産セレナのCMに女の子がカメラを構えているシーンが一瞬あるのです。最初見た時にフィルムカメラだなぁと思いました。2回目見た時に目を凝らして確認したのですが、機種まで特定できませんでした。

とても気になるのでYouTubeで映像を探して、そのシーンを一時停止させて確認しました。多分「キヤノネットQL17」のブラックボディと思います。


YouTube: 【セレナ】TVCM「SUNSET DRIVE」篇 15秒

こんな風に小道具として使われるカメラって、かなりの確率でフィルムカメラなんですよね。世の中はデジタルカメラの時代になっているというのに…。

写真を撮ってるというイメージだけなら、フィルムカメラを持っている方が絵になるってことなんだと思います。今あえてフィルムで写真を撮っている人って、趣味性重視だったり、こだわり派の人だから、宣伝の中のキャラクターにそういう印象を付加出来ることになりますからね。

でも今回、面白いなぁと思ったのがボディがブラックだったこと。パッと見でフィルムカメラのイメージを伝えるのであれば、シルバー外装の金属ボディに黒い革張りしてある方が分かりやすいはずで、実際に他の宣伝ではそういうカメラが使われていることが多いと思います。

ちなみに、下の画像内の左端がキヤノネットQL17のブラックです。

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2020年6月12日 (金)

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富士フイルムといえば、今、フィルムカメラ好きにとっては国内で唯一、いや世界的に見てもフィルム存続の頼みの綱と言って過言ではありません。

が、そんな富士フイルムさんでもカメラ製造においては、フィルムカメラはもう過去のものになっています。

そして、このフジカシックスⅠBは、記念すべき富士フイルムの最初のカメラなんです。1948年なので、大戦後の発売です。

これで「えっ!?」と思う方もいらっしゃると思います。海外ではライカやコンタックス、国内でもキヤノン、リコーなど多くのメーカーが大戦前からカメラを製造していましたし、当然フィルムだって、海外ではコダックやアグファ、国内では小西六が先んじて製造していました。

そうなんです。富士フイルムって、フィルムもカメラも今もその名が残る他ブランドより案外と後発なんですよね。

ま、他との比較は置いておいて、フジカシックスというと私などは、ファインダー回りのデザインが少し凝って特徴的なここら辺のモデルをイメージします(https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2014/05/fujica6-1422.html)。

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でも、今回のⅠBのような、当時四畳半メーカーと呼ばれたメーカーの多くが蛇腹式カメラに採用していたイコンタシックスに酷似したデザインのフジカシックスは現存数が少ないと思います。これはまだ未確認部分が多い情報ですが、初期のフジカシックスはボディの製造は自社ではなかった~という情報もあります。

 

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