我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Powered by Six Apart

« 2023年9月 | メイン | 2023年11月 »

2023年10月

2023年10月31日 (火)

APS一眼の二階建て!

397220294_24017723787843297_9386133

ブログの過去記事を検索しましたが、このカメラを一度も話題にしていなかったようです。

APSフィルム使用のニコンの一眼レフ「プロネアS」。お堅いイメージの大ニコンさんらしからぬ、かなり洒落たデザインのカメラ。

APSシステムのフィルムやカメラを売ろうと各メーカーが躍起!?になっていた1990年代の半ばでしたが、僅かなタイムラグでデジタルカメラも一般に普及する流れの中で、あっと言う間にAPSシステムは衰退したのでした。

このプロネアSはその躍起!?になったひとつの方面、女性ユーザーを意識したモデルだと思います。たしか、CMは女性4人グループのMAXがやってました。

前置きが長くなりましたが~今日話題にしたのは、このプロネアSにも一部マニアがとても喜ぶ2階建て仕様にする、バッテリーパックがあったことを今さら知ったからです。

このバッテリーパック「MB-11」は、ボディ単体ではリチウム電池CR-2を2本を電源として使うのですが、これを付けることによって単三電池4本で稼働出来るようになります。

さて、各社一瞬だけ躍起!?になったAPSシステムのカメラ開発。一眼レフまで作ったのはニコン以外にキヤノンとミノルタでした。ちなみに3社とも一眼レフは2機種ずつしか販売しませんでしたが。

下の画像は、ニコンのAPS一眼レフのもう1機種「プロネア600i」と、ミノルタの「ベクティスS-1」と「ベクティスS-100」。キヤノンの1機種は過去に一度紹介しています→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2014/10/eos-ix50.html

397186983_24017723684509974_6703605


 

 

2023年10月30日 (月)

工作精度と収納

397194909_24009633591985650_3223036

10日程前に「秒で来たっ!」お客さんの話をしました。その時にお買上げいただいたのは、ロシア製ビューファインダーのケースだけと2種のアタッチメントでした。

後日、そのお客さんがもともと所有されているビューファインダー本体と一緒にご持参されて、アタッチメントの優秀さをロシアの人に代わって説明してくださいました。

工作精度がどうのこうの言われることもあるロシア製品ですが、このアタッチメントに関しては見事な按排のフィット感で脱装着出来る!と。そして、アタッチメントの内側にある4個のポッチは位置決めのためのもので、こんな簡単なポッチで的確に位置決めが可能!と絶賛されていました。

397155945_24009633621985647_2503861

ところで、このお客さんのビューファインダー自体はシューへの取り付け部が欠けてしまって別の機器から移植したものなので、僅かなオーバーサイズでケースに入らないのだそう…。で、2個のアタッチメントをファインダーケースに収納して、ファインダー自体は35mmフィルムの空き箱に収納するという不思議な結末になっていました。

そこへ昨日、別の方から頂戴したFacebookページへのコメントに、便利なアタッチメントだけども~結局はアタッチメント用に別の袋を携行する必要がある…という難点!?が書かれていました。

 

 

2023年10月29日 (日)

ボディよりフィルターが...

396578188_24002818019333874_7214237

1950年代に存在したカメラメーカーです。当初は「ミヅホ」と名乗っていましたが、後に「ネオカ」と社名変更しました。

既存の他社高級機のデザインを真似たようなデザインで手頃な価格の普及機を製作しており、画像の機種は「ネオカ35 ⅢS」。ニコンS2にどことなく似ています。

今回話題にしたのはこの個体の程度が良いのもそうなんですが、レンズフィルターに「NEOCA」ネーム入りのオリジナル品が付いていて「ウォッ!」と思ってしまったから。

396570371_24002818059333870_1053456

これはかなりな稀少品と思います。

何処にいらっしゃるのか?分かりませんが…どうしてもこのフィルターが欲しいコレクターさんなら、フィルター単体だけでカメラ本体と同じくらいの値段で買ってもらえそうな気もする…。そういう~えげつないことはしませんけど。

 

 

2023年10月28日 (土)

銀色鏡胴のペトリ

★本日28日は第4土曜日なので、午後2時より恒例の全品1割引きサービスを行ないます。

 

394583157_23997852003163809_7025355

私 二代目がペトリ好きである噂!?があるようですが、間違いではありません。

でも、コレクターではないので、持っている機種はペトリカラー35とペトリハーフくらいに限定しています。好きで集め出すとキリが無くなりますし、カメラ屋がカメラを売らずに溜めこむのは良くないと思っています。

なので、持っているペトリの一眼レフは、ずいぶんと前にお客さんが自分で黒塗りにしたペトリV6を1台持っているだけです。

でも、それに付けてある標準レンズが銀色鏡胴のもの。これは誰かが塗ったものではなくて、オリジナル。それがいつ頃、どういう売り方をされていたものかは知りません。

そして最近、「不要になったカメラとレンズを整理したいので~」と、それぞれを複数お持ち込みされた方がいらしゃって、その中にカビ玉なんですけども銀色鏡胴の中望遠135ミリのペトリレンズがありました。これはしばらく手元に置かせていただこうと思っています。

そういえば、ひとつ思い出しました。かつて、一度だけ発見されたオレンジ色のアルマイト仕上げっぽいペトリレンズ、あれは何だったんだろう?

 

 

2023年10月27日 (金)

ゴールデン・ハッピー

395733168_23990744593874550_3494632

APSフィルムを使うキヤノンのコンパクトカメラ「IXY」シリーズの初号機。それをキヤノン創業60周年を機にゴールドカラーにして販売した限定モデル「IXY Limited Version」。

これの元箱付き未使用レベル品が、我楽多屋のウインドウに何年も並んでいたのを知っている人も多いはず。

長期在庫中のある日のこと何気なく動作確認をしたら、案の定~内蔵ストロボが不良になっていました…。初号機のIXYはかなりの確率でストロボが壊れてます。その時に少し値段を下げたりしました。それでも長居を続け、先週やっと嫁いで行きました。

20年以上の常連さんが「友達で喜ぶ人が居るかもしれないので、在庫整理に協力しましょう」と言って買ってくださいました。

その常連さんのカメラ仲間にはご高齢ということもあって、なかなかご自分でカメラを買いに出掛けない人が数人いらっしゃるようで、時々「これは友達が喜ぶかもしれないから~」と言って、カメラやレンズを買って行ってくださるのです。

この金ピカIXYについては、友達が喜ぶかどうか~という部分ではあまり自信が無さそうで、どちらかというと在庫整理への協力要素の方が強かったようなので、私は少し恐縮していたのです。

昨日、その常連さんが1週間ぶりにご来店されて「未使用のAPSフィルムを持っていて金ピカIXYを喜んでくれる友達がいたのだけど、カメラに新品電池を入れたのに動作しないみたいで…」と言われるのです。

長年お付き合いさせていただいている常連さんですから、買っていただいたものが動かなくて相談に来られた結果、問題が使い方だったり電池の具合だったりで動き出した~なんてことが何度かはありました。今回もそれだったらいいな~とカメラをご持参されたそうです。

原因はどうやら電池。詳しく書き出すとかなり長くなるので、こちら過去のブログの後半部分を読んでください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2019/03/post-3977.html

動き出したのです。改めて、ストロボは点かないから~という状態をカメラを手に説明していたら、何故か勝手に一度ストロボが発光して、また動かなくなってしまったのです。厄介ですよね…でも今度は明らかなエラー表示みたいのも出ている。

そこで、以下のことをお客さんに提案しました。

実は私、私物として元箱付きで未使用レベルの同じものを1台持っているのです。それもストロボは不良。その私が持っているものの動作確認を改めてしてみて、ストロボ以外OKの状態であればそれと交換するという対応で良いですか?と。

幸い、動きました。

私としては、折角喜んでくれる人が見つかったのにガッカリさせてしまったのが残念でならないし、私がこのカメラを持っている理由は、フィルムIXYをフルコンプしたい~というコレクション目的であって、必ずしも動作品は求めていないのです。

常連さんが帰り際に、「二代目さんはコレクション目的、私の友達はフィルムを入れて動かしたいというスタイル。そして、私は友達に喜んでもらって、我楽多屋さんの在庫整理も出来て。みんなハッピーという解釈で良いんですよね(^^)」と確認されるように言われました。

全くその通り!!のハッピーエンドというお話。

 

 

2023年10月26日 (木)

どちらもM42マウント改

395667772_23976588815290128_7585379

訳あって常連さんからお預りしたレンズ(上の画像内、右側)。こういう表現をするとマイナスっぽい印象ありますね…。レンズ清掃および調整でお預りしたのです。

我楽多屋は基本的には修理をしない・受け付けない方針なんですが、カメラ屋ですから修理屋さんとのお付き合いはあります。修理を依頼されても基本は紹介するだけなんですけど、修理を急がない・我楽多屋通しの方が都合がいい~というような特例の場合は、ご相談の上で取次ぎをします(内緒)。

さて、このレンズはキヤノンRマウントの85mm/F1.9をM42マウントに改造したもの。いつどこで誰が改造したのかは不明です。

このレンズをしばらく見ていて思い出したのが、元はニコンSマウントのニッコールQC 13.5cm/F3.5をM42マウントに改造したレンズ(上の画像内、左側)。

これ、返し忘れているというより…もう何年も前に「とりあえず預かっておいて」と言われて、仲間の業者から預かったままになっている個体。バックヤードから出して来ました。

このレンズについては以前にもブログで話題にしていますが、昭和30年ごろ銀座の松島眼鏡店カメラ部でマウント改造を商いとしてやっていた~という事実があるのです。このニッコールはいつどこで誰が~という点ではどうやらそれっぽいんです。

 

 

2023年10月25日 (水)

奥行きが…

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

**************************

二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、三光坂下公衆便所。

狭い歩道の中にあるので、猛烈に奥行きが薄いのです。

A3b42015e09e44b2b67ff6d2cd986f1d

 

2023年10月24日 (火)

「⇧」と「⚡」を分けた理由?

391707747_23968424276106582_3475994

ちょっと古めな(1980年頃?)フィルムコンパクトカメラです。「ローライ(Rollei)」ブランドを名乗っていますが、製造は日本製と思われます。ヤシカやチノンブランドでよく似たカメラが存在していますので。

さて、今日話題にするのは細かなことなんですが、この部分がこうなってるのって珍しいのでは?と思った部分があったからです。

機種名が「ローライ フラッシュ35」というくらいですから、フラッシュを内蔵しています。

ボディ前面に「⇧」マークと「⚡」マークのボタンがあります。結果を先に言ってしまうと、「⇧」ボタンを押すとフラッシュがポップアップして、「⚡」ボタンを押すと発光準備のチャージが始まります。

394548590_23968424222773254_7921723

ほとんどのカメラ(というか例外が思いつかない…)では、この2つのボタンは1つに集約されてますよね。2つに分けた理由は構造上の問題なのかなぁ?と思ったりしますが、どうなんでしょ。

気を付けないと、フラッシュ発光させたい時に「⇧」ボタンだけ押して、Readyランプが点くのを待ってしまいそうです。というか、今回の検品時に私自身がそれをやってしばらく待ってました(・_・;)。ランプが点かないだけでなくてチャージ音もしないので、すぐに「⚡」マークを押さないといけないことに気付きましたけど。

 

 

2023年10月23日 (月)

1993年以前にホルガを~

395190343_23962979169984426_5717746

また「呼び」ました!

金曜日の夕方、トイカメラのホルガについて疑問があって最近いろいろ調べている~という話をKさんから聞きました。Kさんは以前、当初は謎のカメラ…と思っていた「SUZUKI'S AUTO FOCUSと記されたロイコ改造カメラ」について解明してくださった方。

すると、翌土曜日の午前中に「少し片づけたいので適当にしてください~」と言って、不要になったというカメラ・レンズを少しまとめて持参されたお客さんの品物の中に、ホルガがあったのです。

この「ホルガ120S」を最初のホルガとする説が一般的らしいのですが、いくつか不可解な点もある…という話を前日にKさんから聞きました。

これを読んでくださっている人の中で、もし1993年以前にホルガを買ったという経験のある人がいらっしゃいましたら、「いつ」「どこで」「どんな型のホルガ」を入手されたのか~などの情報をお寄せいただけると嬉しいです。

ちなみに、画像の個体は底に貼られたシールから2000年頃のものと思われます。

 

 

2023年10月22日 (日)

防寒バッテリーホルダー

391680678_23956339453981731_44458_2

ニコンの防寒バッテリーホルダーDB-2です。

その名称からしてどういう使い方をするのか想像がつくと思いますが、簡単に説明をしますと~。

寒冷地ではボディ内蔵の電池が冷えてしまって、本来の機能を発揮出来ずカメラが使えなくなってしまうことがあります。それが予想されるような環境では通常の電池蓋を外して、DB-2のコードの端側をネジ込んで、DB-2のバッテリーボックスに単三電池を2本入れます。そのバッテリーボックスを服やズボンのポケットやカバンの中などに入れておくことで、電池を冷やさずに本来の機能を発揮できるようにする~というアクセサリーです。

393226845_23956339757315034_8010980

その説明書を見て「おっ!」と思ったのが、F3,FA,FE2,NewFM2,FG,FG-20,EMに使えると記されていること。

最近のデジタルカメラなどに例えてみれば、バッテリー関係でこれほど共通して使用可能なのって、かなり珍しいですよね…。

でも考えてみれば、どれもボタン電池LR44を2個使用するカメラだし、今まで気にしたことなかったけど、電池蓋って全部共用出来るんでしょうね、多分。

ちなみに、コシナ製OEMとはいえ~同じくLR44を2個電源として使うニコン製品のFE10でも試してみましたが…ダメでした。