我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2024年2月13日 (火)

M型ライカ純正なんだけど~

本日第2火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

 

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ライカ純正のM型カメラ向け革ケース。「14522」とちゃんと品番も記されています。

このケースに気になる点が2点あります。

1点目、サイズが「ボディだけ収めるの?」と思ってしまうくらいにかなりミニマムなのです。

でも、フロント側が少し弧を描いて膨らんでいるので、当然ながら小振りなレンズを付けて収めることも考えているはずです。

実際に試してみればよい訳ですが、私はM6を持っているもののライカ純正レンズなど高級なものは持っていません。さらにそんなに小さなレンズも持っていないんです。ロシアレンズのジュピター8あたりでも入らないだろうと決め込んでいたんですが、試してみたら辛うじて入りました。サッとスマートに仕舞えうことは出来ずキツキツ。仕舞った後の姿もちょっとボッコリと不細工なような…。

でも、ここら辺は使う人の判断ですね。ケースが大きくて嵩張ってしまうのが逆効果と感じる人もいらっしゃるでしょうから。

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そして、2点目。ファスナーが一方向から開閉するだけのタイプなので、ストラップを両吊りで使っているとストップも上手い具合に片側に寄せて仕舞わないといけないのです…。

これについては、このケースには片吊りのハンドストラップ(これも「14406」の品番あり)が付属されていたのが分かっています。今回、このハンドストラップが後から発掘されたのでやっと話題にすることが出来たわけでもあります。これを付ければ解消する問題なんですけど、片吊りを好まない人には向かないケースということになってしまいますね。

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ここまでこのケースについて批判的な内容ばかり書いてしまいましたが、最後に好意的なこと…いや、これから書く使い方を想定して作られたものなんだと思います、本来は。

このケースの背面側にはベルトを通すことが出来るループが付いています。なので、コンパクトなレンズを装着したボディに短めなストラップを付けて身軽に撮影するようなスタイルの人がちょこっとカメラを仕舞いたい、両手を自由にしたい〜そんな時にベルトに付けたこのケースに入れるような使い方を想定しているんでしょうね。

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2024年2月12日 (月)

味噌も糞もは避けたい…

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一度は値付けしたものの、並べ切れなかったのか?後回しにしたのか?もう何年もしまい込んでいたカメラを数台発見したので、再チェックしていた中の1台。

コニカ「C35 AF」、いわゆる「ジャスピンコニカ」。値札の値段は200円で、「×」印も付いていました。

電池の接点が少しカブっているような気がしたので軽く磨いてから試したら、普通に動きました。それでも少し気掛かりなので、一晩おいてから試しても大丈夫そう。値段が一桁変わりますね…(^^)

その理由、もし自然治癒だとしたら~またトラブル再発の可能性もあるので少し心配です。それがあるので一晩おいてみたのです。

他に考えられる理由は、正直なところ何年間しまい込んでいたか不明なので…それが7~8年以上とかだと、こういうコンパクトカメラが動いたとしてもほぼ売れない時期に値を付けている可能性が考えられます。「×」印が付いているのは、まともな動作チェックさえ省いていたので動かなくても覚悟してね~という意味で付けた「×」かも。だとしても、しまい込んでいた間に壊れていないのも幸い。

ここ数年はコンパクトカメラの需要が少し回復したのもありますし、それ以外の品物でも状態のチェックをシッカリするようにしています。

他店でジャンク箱の中から掘り出しモノを探しているような人にしたら嫌がられるかもしれませんが、値を付けられる状態のものはちゃんと値を付けるようにしたいからです。といっても、我楽多屋はあくまで現状販売(修理整備なし)なので、余計な値段の上乗せはしない姿勢でいます。

また、取扱い量が多かったりして手間を掛けられないお店だと、使える状態のモノでもその機種自体の価値で判断して、言葉は悪いですが「味噌も糞も一緒に」ジャンク箱の中へ~という方法もあるようですが、うちはそれは避けたいと思っています。そういうお店でジャンク箱の中へ一度入れられると、その中でドンドン劣化や破損が進んでしまいますよね。

 

 

2024年2月11日 (日)

衝撃の事実!?

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ニコン純正のネックストラップ「AN-1」、細目でありながらシッカリとしていて滑り止めの肩当てもあって、クラシックカメラ系に似合う体裁のストラップと言えます。

実際、我楽多屋にこのストラップを探しに来られる方がちょいちょいいらっしゃいますので、地味に人気あるんだと思います。

本革(牛革?)製でニコンFの頃から販売されていて、2000年を過ぎてもカタログに載っていたので、40年くらい継続販売されていたようです。

今回このストラップのある部分に衝撃を受けてしまいました。

長さを調節する留め具(テープアジャスター)はてっきり金属製だと信じ込んでいたのですが、この個体は表面が劣化してデコボコし出しているうえ、一部メッキが剥がれて樹脂製らしき下地が見えていたのです。

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長年の製造の途中で仕様変更されたのかもしれませんが、店にあるのを数点確認したら~どれも金属っぽくない…。これはかなり前に仕様変更されたのかもしれない。いや、初めから樹脂なのか!?

ちなみに、ニコン純正の他のストラップでは金属製アジャスターが付いていたタイプが、ある時点から黒いプラスティック製に変わったものがありますからね。これは実証済み→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2022/04/post-d06f.html

でも、他ブランド品を見るに、銀色していて金属製じゃない〜というアジャスターはほぼ見当たらないと思うんですよ。

  

 

2024年2月10日 (土)

フィルム事情

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先週水曜日の画像です。

映画を観ようと足を運んだ川崎だったのですが、そもそも時間がギリギリだったところに電車が遅延したので映画鑑賞は断念して、まずは駅前のヨドバシカメラさんへフィルムを買いに行きました。

フジのネガカラー100を買うつもりで行ったら、在庫なし...。で、コダックColorPlus200を買って、コーヒーショップで装填した直後の画像。

店でお客さんと話題になることも多い現在のフィルム事情。価格上昇も抑えてもらいたいですが、欲しい時に入手出来ない…流通量も問題ですよね。

先日、写真家の中藤毅彦さんがご来店された時に伺ったのですが、中藤さんが使う白黒フィルムは基本コダックのTRI-Xらしいですけど、一昨年の年末に発売されたKIKI PAN320というフィルムが値段的にも手頃でお勧めとのこと。粗めの粒子が中藤さん好みであるらしいですよ。

 

 

2024年2月 9日 (金)

あのプロジェクト、どうなってる?

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*上の画像、ブランド名の部分に加工しています。

一昨年の12月に突如発表された「ペンタックスフィルムカメラプロジェクト」。このブログでも去年の3月に話題にしました→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2023/03/post-a44e.html

去年の夏あたりにどこかで試作機の一部がチラ見せされたとか、年末あたりにどこかで試作機の巻上げ部分だけが公開されたとか~情報がちょっとだけ流れて来ていますが、どうやら第一弾はコンパクト機らしいですね。

でも、それがいつ登場するのか?本当に登場するのか?は、まだ未知数みたいです。

我楽多屋のお客さんに多い、現在50歳前後以上のフィルムカメラで育った世代の方々と話をすることが多いのですが、昭和に造られた金属カメラを知っているカメラ好きのカメラ欲を満足させてくれる質の品物が登場するのかどうか?非常に疑わしい予感がしています。

リコーペンタックスさんを敵に回すような言い方をしちゃいましたが、令和の時代に昭和の時代に造っていた質の製品が造れるのかどうか?という~カメラに限った話ではない問題があるからです。

あと、リコーペンタックスさんがここ1年間くらいされている発信の仕方が若いタレントさん等を使ったり、その内容からしても完全に若い世代向けにされていると思うからです。

造ったら売らないといけないわけですから、昭和世代を満足させられるレベルの品物でないならターゲットを変えなければいけませんし、いや、初めから口だけ達者な昭和世代は見ていないのかもしれません。

そんなことを言いつつも勝手に妄想したりするのも楽しいことで、こんなカメラならどう?とか余計なお世話を言いたくなるのです。販売当時はリコーさんでペンタックスとは無縁でしたが、「リコーMF-1」なんてカメラくらいの内容なら、質は別にしてマニアさんも喜んでくれるのではないか?とか。

でも…カメラは出来た売ります!となっても、フィルムの値段や流通量も含めて考えてもらわないと、造っただけの自己満足で終わってしまうような気もします…。

頑張れ!ペンタックスフィルムプロジェクト!!

 

 

2024年2月 8日 (木)

ニセスト

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これはビックリ箱!?いや、箱じゃなくて袋ですが、元封のままのストラップです。

「Nikon Professioponal Services」と刺繍されているものの、ニコンがプロ向けに配布している~いわゆる「プロスト(プロストラップ)」ではなくて、ほぼ100%それの偽物だと思います。開封して確認していませんが、まず間違いないでしょう。

だって、Nikonの文字やラインが少し歪んだりしています。ストラップの太い所と細い所の境目にある革の部分を本物と同じように紙で覆って袋詰めされていますが、隙間から覗き見たら~過去に見た偽物と同じように革の部分が貧相な作りをしているように見えました(画像ではそこまで見えませんが)。

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下の画像のように、本物は革に厚みがあるし革の表面を黄色く塗ってから黄色い糸で縫っていますが、隙間から覗き見た偽物の革は縫った後に糸と革と一緒に黄色く塗ってしまったような感じでした(思い込みでそう見えてしまっているのかもしれませんが…)。

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折角の元封なので、ビックリ箱!?いや、箱じゃなくて袋ですが、開封してのお楽しみ的にこのまま店に出そうかと思っています。

 

 

2024年2月 7日 (水)

枯れ紫陽花

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、川崎市貝塚。

紫陽花の花って時々、天然でドライフラワー化してますよね。その立派なのを川崎市内の住宅街で発見しました。

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我楽多屋で買ったモノマガジン更新

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田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

第292回目のテーマは「ローライマジック用のストラップ取り付け金具は重要である」です。

こちらより、お楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine1.html

 

*閲覧は2024年5月初旬まで

 

2024年2月 6日 (火)

MAXと同じ数だけ

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「お店あるある」とでも言うのでしょうか!?

普段は全然ない時もあるのに、何故か同じものばかりが揃ってしまったりすることがあります。

我楽多屋ではそれを「呼び」なんて言ったりしていますが、今回のようにあまりにも市場性が乏しいものがこんなに揃ってしまうと、もう「呼んで」欲しくないです…笑

ニコンのフィルム一眼レフ「PRONEA S」。

使用フィルムが2011~2012年に製造販売が終了したAPSフィルムであることが最大の難点。そして、交換式レンズは不変のニコンFマウントであるものの、35ミリフィルム使用カメラ時代のFマウントレンズをこのカメラで使うことは出来るものの、反対にこれのレンズを35ミリフィルム使用カメラに使うことは干渉する部分があって不可能…ということで、レンズの応用も難しい…のです。

お堅いニコンさんらしからぬスタイリッシュなデザインなので、コレクションや鑑賞用にいかかでしょう!?

さて、販売当時このカメラの宣伝は女性ダンスグループ「MAX」が起用されていました。そのMAXのメンバー数と同じ数だけ~4台も揃ってしまっています。

下の画像は楽屋で出待ち中のイメージで…笑。

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2024年2月 5日 (月)

鳥🐦鳥🐦鳥

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上の画像、おもわず「閲覧注意」って書き添えそうになりましたが、これはアサヒペンタックスSPの取扱説明書の最終ページに載っていた写真です。

作例というよりは挿絵的な感じで使われている写真なんですが、多数の鳩らしき鳥が写っています。これだけの数が群れている様、人によっては嫌悪感を覚える人が居るかもしれませんね…。

動物好きで鳥も好きな私でも、この写真をよく見て「うわっ…」と思ってしまいましたから。

ヒッチコック監督の映画「鳥」を観て鳥が怖くなった人、特に群れた鳥がダメになった人も多いはず。

映画の公開は1963年、アサヒペンタックスSPの発売は1964年。この取扱説明書は発売直後のものではなくて、少し経過してからリデザインされたもののようなので、まず間違いなく映画公開後に作成されたもの。鳥恐怖症対策出来たはずなのに…。

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