似て非なるヒゲ
2本のレンズ、ともに可変焦点レンズです。
そして、鏡胴にはどちらもヒゲのような線が描かれていますが、それぞれのヒゲが表すものは全然違うものなのです。
右側の可変焦点レンズは「ズームレンズ」と呼ばれる一般的なもので、焦点距離を変えてもピント位置は変わらないように設計されています。そして、鏡胴に記されたヒゲは被写界深度を表しています。
左側の可変焦点レンズは「バリフォーカルレンズ」と呼ばれ、焦点距離を変えるとピント位置がズレてしまう少数派。その分、重さやコスト・F値の向上面で有利と言われています。そして、焦点距離によってズレてしまう距離指標を描こうとすると、こういう風にヒゲ状になってしまうのです。
今回紹介したバリフォーカルレンズはコシナ製28-135mm/F3.3-4.5です。
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