大ネジ小ネジ
カメラの底面にある三脚用のネジ穴。このネジには、国際的な規格サイズとして2種類が存在しています。
「大ネジ(太ネジ)」と呼ばれる、ネジ山が「3/8-16UNC(インチ)」ネジで直径9mmのと、「小ネジ(細ネジ)」と呼ばれる、ネジ山が「1/4-20UNC(インチ)」ネジで直径6mmの2種類。
現在ほとんどのカメラが小ネジですが、かつての大判・中判カメラやドイツ製の古いカメラには大ネジが採用されているものもあります。ライカM3の場合、初期のものに大ネジがあります。
そんなわけで、三脚側の雄ネジも現在はほとんどが小ネジ。なので、古い大ネジのカメラで三脚を使おうとするとサイズが合わない~なんてことが起こり得ます。でも、変換アダプターがあるので絶望的にならなくても大丈夫です。
さて、上の画像内で右側にあるカメラ(aretteⅠaの姉妹機種!?のOptinaⅠa)の底面には、大ネジと小ネジの両方のネジ穴があります。aretteの他の機種でも巻き上げレバーが底面にないモデルでは、同じように大ネジ小ネジ両方が備わっているようです。
こういう両方を備えているカメラは珍しい部類だと思って話題にしてみました。
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