★本日第2火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。
先日、我楽多屋で買取った程度の芳しくないニコン製品。ボディはF90Xs、レンズはカビの生えたAF80-200/2.8D。
問題は…背蓋(マルチコントロールバックMF‐26)の表面が劣化してベトベトになったF90Xs。ベトベトなので紙みたいなゴミも貼り付いてる…(>_<)
正直なところ、触るのも避けたいところでした。指にベトベトが移るので。
でも、意を決して掃除を始めました。とりあえず指で押さえる部分を作るまでは、指にベトベト移るの覚悟で。そして押さえる部分が綺麗になった時点で、一度手を洗ってベトベトを落としてから他の部分に取りかかる。
厄介だったのが、小さい扉を開けた中にあるコントロールバックの操作部分。扉の内側にある文字も一緒に消えてしまうんです。でも、これは仕方なし。必要であれば、取扱説明書などを確認して新たに書き写すかコピーを貼り付けるとか…。操作ボタンもベトベトしていますが、これはもう諦めました。下手にゴシゴシやると、ボタン自体を壊してしまう可能性があると思ったから。
ただ、結果論で言うと…その後に電池を入れて確認したら~そもそもマルチコントロールバック自体が壊れているのか、液晶が全く表示されませんでした…。扉の中は無視すれば良かった(・_・;)
かなり時間を要しましたが、どこを触ってもベトベトしない状態までたどり着きました。表面はテカテカになってしまいましたけどね。
幸いF90はボディのグリップ部が劣化したものは少なく、この個体も背蓋以外は埃などかぶっていましたがキズもなく、そもそもあまり使用されていなかったのか!?プラボディ表面にテカリがほとんどないので綺麗になりました。
背蓋が簡単に外せるカメラなので状態の良い背蓋があれば、それと交換すればかなり良い状態になりますよ。
個人的にあまり好きではない紐付きキャップを繰り返し話題にするのもなんなんですが、、、
今日は全く違う切り口で、全くくだらない内容です。いつもか!?笑
10年くらい前まで売られていたHAKUBAさんのこのデザインのフロントキャップを見て、京王帝都電鉄のマークに似ているなぁ~と思ったのです。
現在は京王電鉄になって、マークもアルファベットの「KEIO」をデザインされたのに変わってしまいましたが、私が京王沿線に住んでいた幼い頃はこんなマークだったのです。「京」の字を模ったものでしょう。
似てると思いません???かなり無理ありますか?
ちなみに、ピンッ!と来たのは49ミリ径用のを見た時。
以前に、もう少し大きい径のものを見た時にはピンッ!と来ませんでした。それら62ミリと86ミリと今回の49ミリとを並べてみるとバランスが違うので、京王帝都のマークとは少し違う印象になりました。紐が付いているかいないかでの印象差もあるのかな。
ここ数年、何度も物々交換をご利用いただいている常連さん。ときに「これはもう置いて行きますから~」と言って品物を持って来てくださることもあります。
そう言われても~タダでいただくわけにもいかないので「次までに見ておきますね」と言って、次回以降のお買上げの足しにしてもらうような方法を取ったりしています。
先日そう言ってご持参された3点の中の1点がこれ、ボルタックス用の「望遠補助レンズ・テレボルター」。「珍しいものだとは思うんですけど、これを使うカメラに全然出会えないので…」と。
しばらくして「もしや?」と思ったので、閉店後にお隣り買取りコーナーへ探しに行ったら飾ってあるカメラの中に「ありました!ありました!」
ボルタックスは宮川製作所が造ったカメラで、出て来た個体はどうやら「Ⅱ型」で1942年頃に発売されたもの。
テレボルタ―がボルタックスのどの型用なのかも不明だし、ちゃんと合致するのかどうか?と少し不安に思いながら試したみたら「付きました!付きました!」
ちなみに、当時の広告でボルタックスの付属品を紹介しているのを見つけました。この広告は1939年発売の初号機の世代のもの(と言っても、初号機とⅡ型の差は僅か)。この中にテレボルタ―は有りませんね…。
★今日に限ったことではないのですが、本ブログの画像、本文中の画像をピンチアウトして拡大すると像が粗くて見ずらいことがあると思います。その際は画像を一度クリックしていただくと拡大画像が開けるようになっています。
気になり出してからでも…かれこれもう10年近くが経っている、カメラ側への取り付け金具がこんな形状をしているストラップ。
これ、ライカ純正にも採用されているんですよね…。M4-2のレポート記事で取り上げられていましたし、R3用のものだというご意見を以前にいただきましたし、肩当て部の樹脂に内側に「Leitz Wetzler」と記されているものを我楽多屋で現物確認しています。
そもそも、その見ため的に外れやしないのか?と不安になりますし、この形状の利点が何なのか知りません…。
先日このストラップを買って行かれたお客さんが、後日結果を知らせてくださいました。
何度も話題にさせてもらっているマーキュリー愛が深いあの人です。マーキュリーのストラップアイレットの位置が変な所にあるので、適当な金具やストラップが見つからない~というお話は以前から聞いていました。
このストラップをマーキュリーに付けたら実に良い感じだそうです!アイレットの穴の大きさや向きや位置とこの金具の加減がバッチリなようです。
と言っても、マーキュリーを使っている人が極めて少ないでしょうから「有益!」と喜んでくれる人も少ないんでしょうけど…。いらっしゃったところで、このストラップ自体もそれほど見かけるものじゃありませんしね…。
でも、何時か誰か何処かで「有益!」と思ってくれる人がいらっしゃるでしょうから、記録として残すために話題にしました👆
ハッセルブラッドと言えばこれ~くらいにイメージされる機種の500シリーズはレンズシャッター機なので、シンクロ接点はレンズ鏡胴にあります。
でも、それ以前に造られたフォーカルプレーンの2機種1600Fと1000Fはボディにシンクロ接点があるのですが、ストロボやフラッシュをシンクロ発光させる場合はこのアダプターが必要になります。
ボディ側面にある専用レールにこのアダプターを付けると、シンクロコードを挿せるようになるからです。
私自身、このアダプターを見るのがかなり久しぶりだったので、1600Fと1000Fのシンクロがこんな仕様になっていることさえ忘れていましたが~。
画像のアサヒペンタックスSPF、左から右へ行くにしたがって~要するにカメラの天地の向きが変わるに従って、カメラ(この個体)のある状態が悪化するのですが、何が悪化するのか分かる人がいらしたら凄いなぁ~と思います。
カメラの向きがその状態に何故?どう?影響するのかを私は全く理解していません。そもそも、因果関係があるのかも分かりません。
もし因果関係があれば、機械に詳しかったり修理をされていらっしゃる人なら分かることかもしれません。
結論を言いますと、シャッターを切った時のミラーの動きが上の画像で右に行く程、緩慢になっていくのです。一番左の時はほぼ問題無いレベルでミラーが動くのに、一番右の時は撮影に影響出るだろう~ってレベル。
ということは、普通に構えた状態でダメなんですから、ほぼ使えないカメラってことです。
ここまで書いて最後の最後に気付いたのですが、重力のせい?というのが頭を過ぎりました。たしかに、カメラの向きとミラーの動きを考えると、右へ行く程に重力の影響を受けてそうです…。可動部分に動きを鈍くするような何らかのトラブルがあって、その影響が重力によって差が出ているってこと!?
田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。
第295回目のテーマは「京セラコンタックスのカメラをプロテクトするためのレザーの小物にびっくり」です。
こちらより、お楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine1.html
*閲覧は2024年8月初旬まで
5月4日と5日はゴールデンウィーク休業をいただいた我楽多屋です。
ちょっと大袈裟な言い方をすれば...その2日間で「血眼になって探した」のが「アレ」でした。
理由は~Facebookページでは半月ほど前に画像をアップしていた訳ありフード。
訳ありな理由はその時のコメントを引用すると、「このフード、実際のネジ径は46㎜なのに49㎜って浅く刻印されてしまっていて、それをマジックで消してます。こんなにあるので一度人手に渡ったものではなくて、いわゆるアウトレット品ですな」です。
で、こられフードをどうやって店に出そうか考えた結果、袋に入れて塗りつぶしているところをよく見てもらえないのは嫌なので、上の画像のように積み重ねて置こうと思ったのですが、数が多くて倒れてしまいそう…。
「アレ」があればいいのになぁ~と思いながらも探して買ってくるのが面倒そうなので、ビニールタイに通して吊るしておくことにしました。
欲しい人がいらっしゃったら、ビニールタイを一度外して勝手に取ってもらってもいいんだけど、自分でやるのを躊躇される人もいらっしゃるだろうな…と思っていたら、やはり「これを欲しいのですが~」と声を掛けられました。
で、ゴールデンウィークの休みに「アレ」を探しに出たわけです。
事前に調べたところ、私が望むデザインの「アレ」を以前は100円ショップで売っていたこともあったようなのですが、今は見つけられず。生活雑貨を扱う店などを転々として...望むデザインのを売っている店もあったのですが予算オーバー。
6~7軒目で100円ショップに比べたら数倍の予算オーバーですが、何んとか納得できる品質と値段の「アレ」を発見したのです。
「アレ」は、ご覧のような「キッチンペーパーホルダー」のこと。