我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2023年4月19日 (水)

また寒かった…

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、阪神甲子園球場です。

4月8日9日と臨時休業をいただいた理由はまったくの私事でありまして、高校時代の仲の良い同級生とコロナ禍で3年も延び延びになってしまった…人生50年祭!?を京都で行なうためでした。

そして、そのついでに私だけ阪神甲子園球場で野球観戦して帰って来ました。

天気に恵まれましたが、先月の野球観戦と同じでずっと日陰の席で寒かった…。延長12回4時間29分で引き分け~という耐寒テストのような試合でした。

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2023年4月18日 (火)

4本+1本で

本日第3火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

 

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これは知りませんでした…。ニコンのスピードライトSB-800に付属されているSD-800という増設電池パックのこと。

本来、SB-800は単三電池4本で稼働しますが、増設電池パックに単三電池を1本装填して、SB-800の電池蓋を外した上に被せるように装着すると、発光間隔を短く出来ますよ~ということだそうです。

単三電池1本です。

元々が1本や2本のところに+1本ではなくて、4本のところに+1本です。どれほどの短縮効果があるのか~!?って思っちゃいました。

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上の画像、SB-800が無いのでイメージだけでも掴んでいただこうと思い、同じニコンだけどもかなり世代の違うSB-28に付けた風にしています。実際は指で押し当てているだけですが…。

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2023年4月17日 (月)

エキザクタマウントのリアキャップ…

レンズのフロントキャップってのは、そのほとんどの場合でフィルター径が同じなら使い回しが出来ます。

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上の画像のように、Nikonネームが入っていたって52ミリならキヤノンのフィルター径が52ミリのレンズに付けることがまず出来ますし、その逆もまた然り。

しかし、リアキャップってのはそうはいかず…。古い時代のマウントだったり、流通量が少ないマウントの場合はリアキャップが無いと苦労します。

その一つにエキザクタマウントが挙げられると思います。長年カメラ屋をやっていても、エキザクタマウントのリアキャップを見ることは滅多にありません。

そこで、エキザクタマウントレンズのマウント側に被せるだけですが、ピタッとハマるサイズのキャップを知人を通して専門の業者さんに作ってもらいました。下の画像、我楽多屋にエキザクタマウントのレンズが無かったので、中間リングに付けています。

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1個150円にて我楽多屋で販売中です。

 

 

2023年4月16日 (日)

セレックさんのアダプターセット

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デジタルカメラが普及し始めて20余年。その間に記録媒体の変遷があったり、電池に関してはいまだに機種ごとに違うような状況があって、そこら辺が面倒な一面と言えますよね。

フィルムカメラは比較的そういう困りごとは無かったように思いますが、いわゆる中古カメラブームと呼ばれた30~40年くらい前。そこから20~30年前のカメラを使おうとすると、その間に水銀電池の使用が禁止されたことの影響で、やはり電池が無い…という事態がありました、

でも、アダプターを使うことで既存の電池を使用できるパターンも多いので、大井町にあったセレックさんがこんなアダプターセットを販売していました。覚えていらっしゃる人も多いのではないでしょうか?

最近よくアローカメラの買取りを利用されていらっしゃるNさんが「これはこちら(我楽多屋)でネタになるんじゃないですか!?」と、説明書付きで封筒に入ったままのアダプターセットを提供してくれたのです。

セレクックさんのアダプターは、金属のリングや樹脂製チューブ状を切ったもの、導通用の金属の塊など比較的簡素なものを組み合わせて使う感じでした。

当時(1995年頃)、このセットでお幾らくらいしてたのでしょう?

 

 

2023年4月15日 (土)

剥がれ落ち事件

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一昨日の朝、我楽多屋の床に何か怪しいモノが落ちていました…。一瞬、何か分からずにドキッとしました。

数秒後には、お客さんが落とされたゴミか…天井などから落ちてきたゴミか…と思いましたが、さらに数秒後に「これはカメラから落ちたものだろう」と気付きました。

そう、カメラボディの貼り革が乾燥して剥がれ落ちているのでした。

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以前、ライカの貼り革が「パンッ!」と音を立てながら割れて飛び散った!という話も聞いたことがありますが、今回のは剥がれ落ちた元のカメラがあった場所や貼り革の破片の位置からして、自然に飛び散ったものではないと思います。

前の営業日にこのカメラを見た人が居て、その時に落ちたのだろうと思います。元々かなり乾燥気味だったのだろうから、落としたことをどうこう責めるつもりではありませんのでご安心ください。

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2023年4月14日 (金)

Au o ニッコール

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わりと~やらかしてますねぇ~。

ニコンのフィルム一眼レフカメラといえば、ニコンFから歴史が始まります。その初期のレンズは「NIKKOR-H Auto 1:2 f=50mm」などと名板に刻印され、一般的に「オートニッコールH」などと呼ばれます。「H」の部分はレンズの枚数を表すと言われて、レンズによって違ってきます。

が、画像のレンズをよく見てください。打刻漏れで「Auto」が「Au o」になっています。

これでは、オーオニッコール?アウオニッコール?になってしまいますね。

大ニコンさんなんですが、今までうちの店に出たものや常連さんの所有物などから発覚している打刻ミスや打刻漏れが数件あって、意外とやらかしていることがバレてしまっています。下にリンクを貼りますね。

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2023年4月13日 (木)

Leica or Kardon

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このビューファインダーは初めて見ました。ネット検索してみましたが、見つかりませんでした。

本体には「PAM N.Y. 4IN.」と記されています。幸い元箱があるので、そこに記された文字で更なる情報を得ることが出来ました。

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PAM OPTICAL FINDER
4INCH
Leica or Kardon

PHOTOGRPHIC ARTS MFG. CORP.
49 West 19th St. New York N.Y.

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Leica(ライカ)の後に、Kardon(カードン)と記されています。第二次世界大戦中、アメリカ軍が軍用カメラの不足を解消するためにプリミエ・インスツルメント社に依頼して、自国内でライカのコピー機製造を目指して出来たカメラがKardonなのです。

PHOTOGRPHIC ARTS MFG. CORP.も実体は分かりませんでしたが、多分アメリカにある用品メーカーでライカやカードン用にこのファインダーを作ったのでしょうね。

4インチですから、101.6ミリ。ライカ純正レンズなら105ミリ、あとは…キヤノンなら100ミリあたりで使えますかね。

下の画像、ライカでもカードンでもなくロシアカメラのゾルキーに付けちゃってます…。

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2023年4月12日 (水)

立川防災館

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、立川防災館。

乙種防災管理者になる講習を受けるため、立川まで行きました。画像は会場の立川防災館のトイレの窓から撮ったもの。

隣りは防衛省管轄の立川飛行場で陸上自衛隊立川駐屯地の一部であると同時に、立川広域防災基地としての役割も担っているために、東京消防庁航空隊や警視庁航空隊も併設されているそうです。

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2023年4月11日 (火)

アベノン光機株式会社

本日第2火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

 

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アベノン呼びですねぇ。

10日程前にアベノンのAFレンズを取り上げました。でも、アベノンというとAFレンズよりもライカスクリューマウントの広角レンズを思い浮かべる人の方が多いのではないでしょうか!?と思っていたら、やって来たのです。

そのスクリューマウントの28mm/F3.5のレンズにはこんな逸話があるのです。

以前にアローカメラの買取名人学で披露していますが~『1980年代、レンズメーカーのコムラ―(三協光機)が会社をやめる時に、役員の一人だった阿部さんが独立されました。その阿部さんから買取名人に連絡があって「アローさん、ライカスクリューマウントのレンズ(28mmF3.5)を製造中でとりあえず1000本くらいあるので、全部どうですか?レンズ名を【ARROW(アロー)】にしてもいいです」と。色々考えた末に買取名人は「全部引き受けましょう。でも、レンズ名は【ARROW】じゃなくていいです。【アベノン(AVENON)】が良いんじゃないですか?」と答えたそうです。引き受けたレンズの半分くらいは香港のカメラ屋さんに売り、残りの半分は日本の仲間の業者へ売って、全部売りさばいたとのこと』。

画像のレンズは、それの改良版だと思います。同封品の説明書にもそのような文面があります。保証書も一緒に揃っていました。

もちろん、製造元はアベノン光機株式会社。総発売元は(有)藤沢商会、もうご存知ない方も多いかもしれませんが、五反田にあったカメラ屋さんです。卸しもされていたので、このレンズも扱われていたのですね。そして、販売店は(有)新橋カメラ店。今の新橋イチカメラさんです。

 

 

2023年4月10日 (月)

ロボット感

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先日、我楽多屋に「これ見てくれる(買ってくれる)?」と手提げの紙袋を持って来られた人がいました。

袋の中に入っていたのは、キヤノンT80とそれ用の標準ズームレンズ、交換レンズはコシナでしたがパワーズーム付きのAFレンズ。

この前の月曜日のブログ記事でAF過渡期のことに触れ、記事内に貼った過去のリンク先にはこのキヤノンT80が出ていますが、手提げ袋を持って来られた人はまさにその当日とはいえ、ブログを見て来られた感じは一切なし。これはこれで凄い「呼び」でビックリしました。

同年発売(1985年)のミノルタα7000と違って、マニュアルシステムを無理矢理オートフォーカス化した感がバリバリのキヤノンT80と純正ACレンズ。見た目が少しゴツイし、AF動作もジッジッジと粗い感じ。

望遠ズームは75-200mm/F4.5という全く同スペックのキヤノン純正ACレンズがあるのに、コシナのAF。このレンズではシャッターボタンと連動したオートフォーカスは出来ませんが、レンズ鏡胴にあるボタンでオートーフォーカスが出来るのに加えて、スイッチを切り替えればズームもパワーで出来ちゃいます。フォーカスもズームも、今の時代からすれば「超遅くて…」なんですが、当時はスピードよりも自動であることの先進性が重要だったんでしょうね。

そして、これらどれもがジッジッ、ジージー動作する様は「ロボット感」があります。当時、このカメラを使っていた人はカメラ好きというより、新しもの好きな人だったのかもしれませんね。

私自身が古い人間なのでロボット感と言ってしまいましたが、今の若い人はジージー動くものにロボット感を感じることはないのかな。

付け加えておきますと、今回のお品物は市場性が乏しく買取り価格は残念ながらかなり厳しいです…。それでも我楽多屋では対応させていただきます。