我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2023年9月15日 (金)

直角観景器

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常連Yさんから、中国製「SEAGULL」ブランドの元箱付きアングルファインダーを見せてもらいました。そもそも私はSEAGULLのアングルファインダーが存在することも知りませんでした。

各メーカーのいろいろなカメラに対応すべく、アタッチメントが 個付属されています。

それを見て、かつてKenkoが似たようなのを出していたなぁ~と思い出して検索したら、Kenkoのサイトに旧製品としてまだ載っていました

さて、話題にする理由は何か?というと、各種アタッチメントが小袋に分けて入れられていて、そこに入っている紙にキヤノンやニコンは細かく対応機種名が記されているのに、LeicaとPentaxについては、やたら大きくブランド名が記されているだけ…。その差が妙に不自然!?と思いませんか?

ちなみに、同封されている説明書(と言っても1枚の紙きれですが)の対応表を見ると、LeicaとPentaxの対応機種が多すぎて、小分けにした袋に入れる紙には書ききれないから、省いて大きくブランド名だけを記している訳じゃないんですよ。

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まぁ...中国製品に対して統一性に欠ける~とか、そこら辺を真面目に考えちゃいけないんでしょうね、多分。

 

 

2023年9月14日 (木)

豪州から来たジャンク品

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豪州からの仕入れ?

仕入れというのは大袈裟ですが、1ケ月くらい前のこと豪州に居る兄からの連絡で「ニコンのスピードライトSB-400のジャンク品(発光しない)は要るか?」と聞かれました。

「要らないのなら引き取るが、来日時にわざわざ荷物に加える手間やそのスペースを考えたら勿体ない…」と思うと返事をしました。

すると、「愛着を持って使っていたものを簡単に捨てることが出来ないので、もしどこかで誰かの役に立つのであればそうして欲しい。自分も部品取り用のモノが欲しい時があるので」とのこと。

で、数日前に現物を受け取りました。

 

兄から最初に問合せを受けたのと同じ頃、ときどき物々交換で品物を持って来てくださる方がカメラを数点持って来られました。

簡単に検品をしていたら、私が2回目のシャッターを切った瞬間に不動となってしまったカメラがありました。私が申し訳ない気持ちと、タイミングの悪さ(機械というものは壊れる直前までは動いている)の現実をご理解いただきたい旨を話していると、お客さんが「どうしましょう、持ち帰りましょうか?」と言われました。引き取れないという意味ではなくて、結局はジャンク品扱いになってしまうことをご理解いただきたかった旨を改めて伝えると、お客さんが「いつもジャンク品ばかりで申し訳ないです。助かってるんです」と言われたので、安心しました。

 

また、その少し前にはカメラ・写真関係の本をご遠方から送ってくださった方がいらして、「お金は要らないです。もし我楽多屋さんで売れるのであれば、その分は販売手数料としてお納めください」とまで言ってくださいました。この件は一度話題にしていますよね。

その後、普段より安めな設定にして販売することでほぼ売り切ることが出来たので、送っていただいた時の送料分くらいはお支払いすることが出来ました。

 

もうひとつ、先週は「写真機材を整理していますが、フィルターやフード等を引き取ってくれる所がありません。価値のないものばかりかもしれませんので、買取っていただかく必要はないのですが、このままゴミとして出してしまうのも勿体ないきがしましたので、ご迷惑とは思いましたが送付いたしました。不要だと思われましたら、ご面倒をお掛け致しますが廃棄していただけないでしょうか。無理を言いますが、よろしくお願い致します」と、カメラ関係のアクセサリーを送ってくださった方がいらっしゃいました。

確かに中には、我楽多屋でもいつまでも残ってしまいそうなものなどもありましたが、少しお時間をいただいて整理をした結果、僅かばかりですが値を付けさせていただきました。

 

こんな風に我楽多屋には、ジャンク品で遊ぶことや品物を皆で回すこと~そういう感覚をお持ちの方が確実にいらっしゃって嬉しい限りです。その中で橋渡しをするのが、うちの店の務めなんだろうな~と思っております。

 

 

2023年9月13日 (水)

提灯吊り

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、地元商店会のお手伝い。

先々週の日曜日、我楽多屋がある杉大門通りで盆踊りがありました。当日の朝、提灯吊り作業の手伝いをしているセルフポートレートです。

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2023年9月12日 (火)

富士山マークのキャップ同士は

本日第2火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

 

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ニコンFマウントのボディキャップとレンズリアキャップがカチッと噛み合わない不思議な!?現象について、ずいぶんと前に話題にしました(→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2012/08/nikoncap.html)。

あれから11年。それはそれで何で?という事実が発覚しました。

ニコンFマウント用のキャップとしては最初期と思われる、いわゆる富士山マーク入りのボディキャップと同じく富士山マーク入りのレンズリアキャップはカチッと噛み合うことに気付いてしまったのです。

富士山マークのレンズリアキャップはボチボチ出て来ますが、富士山マークのボディキャップは案外と少なめです。なので、こうやって合わす機会が無かったのか?気付きませんでした。

今回、富士山マーク同士の組み合わせで5セットありますが、どれもカチッと噛み合うので個体差とかではないと思います。

前回気付くのに18年かかって、今回11年かかったので、29年かかって分かった事実です(^^;) 

 

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ここで「チャンチャン!」と話を終えられると思ったんですが、「念のため~」と現行品のニコンFマウント用ボディキャップとレンズリアキャップも試してみようと思い立ちました。そしたら~なんと!現行品同士はカチッと噛み合うんですね(@_@)

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そして、現行品のレンズリアキャップは前の世代のボディキャップや富士山マークのボディキャップともカチッと噛み合いました。ただ、現行品のボディキャップは前の世代のレンズリアキャップとはカチッと噛み合うものの、富士山マークのレンズリアキャップとは何とも不思議な噛み合い方をします。

で、結局は何ともややこしい結論になってしまいました。ただ、キャップ同士の問題であって、カメラやレンズの機能がどうのこうのって話ではなくて、かなりどうでもいい話なのに長文にお付き合いくださりありがとうございました…。

 

 

2023年9月11日 (月)

古メモリーカード

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今から20年程前にデジタルカメラが一般人にも一気に普及をし始めました。

私の場合、最初のデジタルカメラがフジフイルムのだったので、メモリーカードはスマートメディアでした。次がニコンだったので、CFカードでした。同じ頃、ソニーはメモリースティックでした。

少しして、SDカードが出て来て、xDピクチャーカードとか、メモリースティックもサイズダウンしたメモリースティックDuoとか…。カメラメーカーによって採用するカードが違ったり、淘汰されて消えていくカードもあって、いろいろと面倒くさいことになってた時期がありました。

そして、基本線SDカードで落ち着いたのはいつ頃でしょうかね…。

この経緯は多くの人がご存知でしょうから、今日の本題は消えて行ったりしたカードの需要についてです。

最新型のデジタルカメラを扱っているマニアには無関係でしょうが、古いデジタルカメラを使って楽しんでいるマニアもいらっしゃるわけで、そういう人たちからすればスマートメディアやxDピクチャーカードなどが今となっては貴重品となります、新品で手に入らないのですから。

また、SDカードやCFカードなんかでも容量の小さいものが必要とされたりします。何故って、容量の大きい8GB以上とか(カメラによってはもっと少ない容量でも)だと、古いデジタルカメラの場合受け付けてくれないことが多々あるのです。

画像のは古メモリーカードは、知人に頼まれて店のバックヤードから探し出てたカードたちです。

 

 

2023年9月10日 (日)

110スケルトン

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110フィルム用カメラを真面目に作ったペンタックスを凄いなぁ~と思うことがあります。

まさか、将来的に110フィルムが35mmフィルムに取って代わるとまでは思っていなかったでしょうけど…。オート110というカメラのシステムラインナップを見ると、それくらいの意気込みを感じなくもないです。

ボディカラーは基本ブラックのみでしたが、限定でマロンなんてのもありました。

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さて、今日の画像はスケルトンモデル。先日お客さんが「長年欲しかったものをやっと手に入れました!」と言って見せてくださいました。

スケルトンモデルは販売されたものではなくて、展示会や店頭などで使用されたDEMO品と思われます。セットで付いてるレンズに「DUMMY」って記されています(ボディに付けた時に下側に来る部分に)。

でも、レンズを外してチョロッと見る限り、通常品と同じように見えますし、ボディも普通に動いているようなんですけど…どうなんでしょう。

幾つかの情報をみると、使用目的に作られたものではないという書き込みや、フィルムが感光してしまう~などと記述されていました。

ただ、110フィルムってカートリッジに入ってるわけで、トイカメラの中にはカートリッジにレンズや巻上げの可動部分だけを取り付けただけのようなカメラがあるくらいだから、スケルトンでも大丈夫そうな気もしますが…どうなんでしょうか。

お客さんも入手されたばかりで、まだテストはされていないそうでした。

 

 

2023年9月 9日 (土)

プロフェッショナルなトランクケース

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ペンタックス6×7用に作られた、「トランクケース”プロフェッショナル”」。

キャッチコピーに「6×7ボディー2台と交換レンズ3~4お持ちの方に・・・」とあります。やはりそういうシステムをケースに詰めて持ち出すのって、プロですよね。アマチュア的にはそれだけ入れたら重たくて持ち歩けない~って感じになりますからね。

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6×7専用でプロフェッショナルを名乗るだけあって、トランクケースの中はおあつらえの仕切りがされています。

  • グリップを付けたままの標準レンズ付きボディが収められるスペース。
  • 反対側にはボディもう1台か300mmレンズが収められるスペース。
  • で、その中間にはレンズを2本立てられるスペースがあって、その底面には固定出来るようにバヨネットが2個あるのです。
  • 上蓋の内側には小さめに仕切られた蓋つきのスペースがあって、フィルターやフードなどのアクセサリーが収納出来るようになっています。

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★今日に限ったことではないのですが、本ブログの画像、本文中の画像をピンチアウトして拡大すると像が粗くて見ずらいことがあると思います。その際は画像を一度クリックしていただくと拡大画像が開けるようになっています。

 

「これ欲しい!」と思って、我楽多屋へ走って来るような人のために一点。本来、ケースの外装に貼られている「ASAHI PENTAX」のプレートは剥がれて無くなっています、あしからず。

 

 

 

我楽多屋で買ったモノマガジン更新

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田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

第287回目のテーマは「白いニコンJ1を使わなくなった理由」です。

こちらより、お楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine2.html

 

*閲覧は2023年12月初旬まで。

 

2023年9月 8日 (金)

ペットサイズ

*今日に限ったことではないのですが、本ブログの画像、本文中の画像をピンチアウトして拡大すると像が粗くて見ずらいことがあると思います。その際は画像を一度クリックしていただくと拡大画像が開けるようになっています。

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ずいぶんと古そうな「フジカラープリント注文書」が出て来ました。

この注文書は店頭依頼ではなくて、現像所にネガと一緒に郵送することが前提で作られているので、プリント代以外に書留や速達などでの返送を希望する場合はその差額を計算して同封するような指示がされています。普通郵便料までは株式会社フジカラーサービスが負担してくれるそうです。

カラープリントが出始めた頃は対応現像所が限られていたりしたので郵送というスタイルだったのでしょうが、デジタルの時代になって受付窓口が減少したり・料金高騰の結果、再びまた郵送で現像やプリントを依頼する時代になりつつあるのは、なんだかなぁ…という気もします。

もう一つ、この注文書で気になったのがプリントサイズに「ペットサイズ」というのがあって、F・A・B・Dの4サイズあるのです。

1969年生まれの私、生まれた時は既に父がカメラ写真業を営み、幼少期に店でウロウロしていたこともあるのですが、「ペットプリント」の記憶がありません。

調べたら(まぁ調べなくても記されたプリントサイズから推測も出来ますが)、サービスサイズの別称でした。

今の時代、「サービスサイズ」でも通じない人もいらっしゃるかもしれませんね。以下簡単に説明します。

35ミリフィルムが普及する前の中判以上のフィルムでは、原版の等倍でプリントするコンタクトプリント(密着焼きプリント)が、引伸ばしをする前に撮像をチェックするだけでなくて、そのまま鑑賞にも使えるサイズだったと言えるのですが、35ミリフィルムのコンタクトプリントでは鑑賞するには小さくてちょっと難があります。

そこで、現像と同時に1枚ずつ適当な大きさのサイズにプリントをする同時プリントのサービスを提供し始めたわけです。その鑑賞にも使える適当なサイズをサービスサイズとかペットサイズと呼ぶようになって、フィルムのサイズやフォーマットに合わせて何種類かのサービスサイズが用意されていたのです。

 

 

2023年9月 7日 (木)

大和光学製

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う~ん…見た記憶が有るような無いような…変な?カメラ2台。一瞬は雰囲気違って見えますが、ちょっと見れば同じ造りをしているのに気付きます。

片方は「PALMAT Automatic」と記されて、ボディ前面中央に「y」を象った赤丸マークがあります。

これでピンッ!と来る人もいらっしゃるのではないでしょうか。バルナックライカを二回りくらい小さくしたような「Pax」を造っていた大和光機。Paxには無いんですけど、ほぼ同型で別ネームで販売された「Pal」には、この「y」マークが付いていました。

もう一台は「Mansfield skylark」。半年ほど前に同じ「skylark」を名乗るカメラが我楽多屋にありました。あれはローヤルカメラが製造して、アメリカのMansfieldブランドで販売した「skylark V」でした。

2台の微妙な見た目の違いですが、skylarkの方はファインダー窓と露出計受光部を囲むような黒い枠があります。また、PALMATの方はレンズ前面の製造番号などが記された名板のまわりに受光部のような飾りがされています。

これくらいの違いで、背面・底面は同一。カメラの幅や奥行きなどPaxと同サイズなので、カメラの下半部はかなり共用しているんじゃないかと思われます。

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カメラ機能としては、シャッタースピードはB以外に2~6までの数字で記された5段階が用意されていて、シャッタースピード優先のオートで撮る仕組みのようなんですが、2台ともシャッタースピードが変わってる気配無いし、大きな受光部のある露出計も働いていないようなので絞りが変わりません…。