我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2024年4月 5日 (金)

この表・裏で何でしょうね?

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がらくたの整理をしていると、「なんだこれ?」というアクセサリーというか部品みたいなものが時々出て来ます。

今日のはリング状のもの。

片側(上の画像内左側)には52㎜のネジ切りがされていますが、反対側(上の画像内右側)にはネジ切りがされていないのでステップアップリングではないでしょう。

反対側とした方の3ヵ所に板バネ状の金属が付いているので、これをヒントに「あれか?」と推測出来るような場合もあるのですが、これは見たこともなく…。

とすると、これは何かから分解されたレベルで外れてしまったもので、もともとバラで出て来るようなものじゃないのでは?という推測も出来るわけで、そうだとすると~ほぼお手上げになってしまいます。

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でも、しばらくしてフッと思いつきました。52㎜というサイズやその質感から「ニコンのものでは?」と。我楽多屋の在庫にあった「ゼラチンフィルターホルダーA-1」と見比べてみたら、「ビンゴ!!」っぽい。

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ゼラチンフィルターホルダーA-1のレンズへの取り付け部は本来は外れる部分ではありまん。内側に接着されている板を剥がすと、きっとこのリングが見えるのだと思います。板バネ状の金属はリングを回転させた時にテンションを掛けるためのものと思われます。

これが分かったこと自体に個人的にはかなり~満足していますが、ここだけを買いに来る人はまず居ないと思われ…どのみち流石にこれは廃棄なのかな…と(T_T)

 

 

2024年4月 4日 (木)

マーキュリー遊びが尽きません

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もうお馴染み~と感じる方もいらっしゃるでしょう、マーキュリー好きなお客さんからの新報告です。

前回はCマウントレンズを中心に何種かのレンズを装着するためのアダプターを旋盤で作成して~という内容でした。

今回はまずオリンパスペンのレンズをマーキュリーに付けることから始まったそうです。

キッカケは前回も書いているんですが、セット売りされていたアクセサリー欲しさに入手したマーキュリーに付いていたレンズがリコーオートハーフのレンズを改造したものだったことと、前回ご来店時に我楽多屋でジャンクのオリンパスペンをご覧になっていたことだとか。

その後、不動品のペンSを入手してそのレンズを加工して、マーキュリーに付けられるようにしました(上の画像)。その姿、見事に良い感じに仕上がっています。撮影結果も良い感じだそうです。

 

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さらにもう一つお話があって、マーキュリーから浮気をしたわけじゃないんでしょうけど、そのお客さん自分へのご褒美として、同じくアメリカ製カメラ「フォトン」を入手されました。ただ、いいカメラなんだけど気軽に持ち出すには向いていない…と。

そこで、フォトンのレンズをマーキュリーで使えないか!?という発想に至ります。アダプターを作ってみたものの、フォトンのレンズ後方がかなり出っ張っているのでマーキュリーのボディが微妙に干渉してしまい...無限遠がちょい出ない、とのこと。

それはそれで近接寄りの描写で楽しめるんだけども~と次の段階へ進みます。前述の不動品のペンSを直して動くようにして、そこにフォトンのレンズを付ける試みをされたのです。旋盤で作ったアダプターがテカテカしていて魅力的。

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そうそう!これが月曜日(4/1)にFacebookページで「ここに何のレンズを付けると思います?」の問題の答えです。『フォトンの標準レンズ(COOKE AMOTAL ANASTIGMAT 2 INCH f2)を付ける』が答えでした。難題でしたね(>_<)

 

 

2024年4月 3日 (水)

🍕薪釜焼きの証拠

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、四谷1丁目。

ピザ屋のサルヴァトーレ・クオモさんの裏手に薪がたくさん並べられていました。本当に薪釜でピザを焼いているんですね。

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2024年4月 2日 (火)

大ネジ小ネジ変換アダプター

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カメラの底面にある三脚ネジ用の穴。このネジのサイズがほぼ統一されていることは以前に話題にしています

そのほとんどが小ねじ(1/4インチ)と呼ばれるもので、その他には一部の古いカメラや中判・大判カメラなどに採用されている大ネジ(3/8インチ)と呼ばれているもの。この2サイズです。

稀に起こりうるのが、三脚側のネジが小ネジしかなくて、カメラが大ネジで装着出来ない…なんてパターン。そんな時に有効なのが「変換アダプター」。

この変換アダプタ―、我楽多屋にも時々出て来ますが~在庫がある時には聞かれないのに、無い時に聞かれる品物の一つのような気がします(>_<)

さて、今日このアダプターを話題にしたキッカケは、先日パソコンの画面に現れた広告を見て一瞬「えっ!?」と思ってしまったから。BVLGARIのリングが大ネジ小ネジ変換アダプターに見えてしまったからです。

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2024年4月 1日 (月)

同心円状のくもり

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中古レンズのレンズの中をペンライトで照らして見ると、描写に影響を及ぼさないレベルのものまで見えてしまうのは事実です。言い切るのはちょっと怖いけど、ほぼ事実です。

これを言ってしまうと喧嘩のもとにもなりかねませんが、多少なり描写に影響があったとして...それを見抜く目があるのかどうか。もうやめておきます。

さて、店としては値付けをしないといけないのでペンライトで照らして見るわけですが、先日チェックしたキヤノンFDレンズの中に不思議なくもりを発見しました。コンパスか何かを使ったくらいに正確な感じの同心円状のくもり。

これ、人工的なものなのか?自然発生的なものなのか?とても気になります。初めて見ました、こんなの。

このカメラ・レンズの出どころからして、プロ以外による分解などはされていないように思うので、だとすれば自然発生的なもの!?また「くもり」というよりは「バルサム剥がれ」だとすると、何らかの作用によってこんな風にキッチリと剥がれることもあるのでしょうか??

 

 

2024年3月31日 (日)

Beaumat

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この一週間くらい、年度末で皆さんお忙しいのか?天気の影響なのか?店が静かだったので品物の動きも乏しく…新しいネタもなく…、ブログのネタ探しにお隣りアローカメラの買取りコーナーで苦肉のネタ探しなどをしたりしました。

買取りコーナーのウインドウの中で飾りとして長年置かれているカメラの1台に目が行きました。ビューティーカメラが製造した「Beaumat」というカメラ。1960年頃のものです。

レンズの横にポコッと丸いものが付いているのが特徴的で、「何だろ?これ?」と思ったのです。フォーカシングノブにしては大き過ぎますからね(笑)

その突起物を上側から見ると、小窓があって中に針が見えることから、露出計であることはすぐに察しがつきました。

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当時の多くのカメラと同じように受光部はレンズ前玉のまわりにあるのですが、その測光結果を示す露出計の針はボディ上面などではなく、レンズ鏡胴からコブのように生えているデザイン。かなり珍しいデザインだと思います。

 

 

2024年3月30日 (土)

ピカッ✨フード

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ニコンのメタルフード「HN-2」です。

我楽多屋へやって来た時に何となく薄汚れていたのと、貼られていたシールか何かの糊の跡があったので、それらを濡れ布巾で拭い落してからシリコンクロスで軽く磨いたら、ビックリするくらい綺麗になって光沢が蘇りました。

同じHN-2でも、後期のものはもともと表面が少し半光沢っぽい仕上げなのでここまでしようとさえ思いませんが、前期のものは光沢ある仕上げなので磨いてみようという気持ちになったのです。

ビフォーアフターの両方を画像に残しておけば良かったのですが、アフター画像のみで失礼します。

我楽多屋店内にある品物の中でレンズフードが占める割合は高い方です。なので、それぞれのフードにここまで個別に手を掛けることは出来ませんが、並べる前や値付けする前に状態をよくチェックするようにしています。

こういう綺麗になったものは積極的に袋に入れて保護してあげようという気にもなりますが、あまりにもキズが多かったり凹みがあるモノは袋に入れることによって、その程度が分かりずらくなってしまうので、あえて袋に入れないようにしています。*綺麗なフードでも他のフードと接触せずに置けるものは袋に入れずに並べています。

また、以前にも話題にしましたが~キズで剥げた塗装をマジックで塗って隠しているようなのに気付いた場合はマジックを落とすようにしています→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2023/02/post-6c6f.html

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2024年3月29日 (金)

似て非なるヒゲ

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2本のレンズ、ともに可変焦点レンズです。

そして、鏡胴にはどちらもヒゲのような線が描かれていますが、それぞれのヒゲが表すものは全然違うものなのです。

右側の可変焦点レンズは「ズームレンズ」と呼ばれる一般的なもので、焦点距離を変えてもピント位置は変わらないように設計されています。そして、鏡胴に記されたヒゲは被写界深度を表しています。

左側の可変焦点レンズは「バリフォーカルレンズ」と呼ばれ、焦点距離を変えるとピント位置がズレてしまう少数派。その分、重さやコスト・F値の向上面で有利と言われています。そして、焦点距離によってズレてしまう距離指標を描こうとすると、こういう風にヒゲ状になってしまうのです。

今回紹介したバリフォーカルレンズはコシナ製28-135mm/F3.3-4.5です。

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2024年3月28日 (木)

電池の値段は横ばい

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「使えるかどうか分からないけど~」言われて知人からもらったリチウム電池「2CR5」。そこに貼られた値札は20年以上前の値段のはずです。

どちらも使用推奨期限が2003年前半で記されていましたから、その4~5年前に販売されていたものと考えて良いでしょう。

ヨドバシカメラさんが1,080円、写真屋さん45さんが1,600円。どちらもmaxellの同パッケージなのにずいぶんと差があるな~と思うわけですが…。この電池、私の記憶では当時定価1,800円だったと記憶しています。

1994年からアローカメラで働くようになり、以後数年間はスピードプリントショップに従事していたので、その時に店でこの電池を売っていました。たしか、フジフイルムブランドの2CR5を売っていましたが、定価の1,800円で値付けしていた記憶があるのです。

いま現在はどうか?ヨドバシドットコムで確認したら、パナソニックブランドで1,670円・三菱電機ブランドで1,320円。

この電池、フィルムAF一眼レフボディに多く使われていた電池ですよね。画像に写っているカメラはすべて、この電池を使用します。

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この約20年でフィルムは大値上がりしましたけど、電池はほぼ横ばいってことですね。

 

 

2024年3月27日 (水)

👮注意

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、出庫注意。

地下駐車場からの出口「出庫注意」なんですが、ミラーの中に警備員さんが居てギョッとしました。個人的には「👮注意」と思っちゃいました(>_<)

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