店主、少し偏屈なので…
フードやボディ外装なんかのキズをマジックなどで簡単に塗って誤魔化したようなものに気付いた時、私はそのマジックを落とすようにしています。
逆に?レンズなどのカシメ部分を引っ掻いたのを同様に塗っている場合はマジックを落とさないようにしています。
これら、何故って?思いますよね、以下の通りです。
まず、後者のレンズなどのカシメ部分について。我楽多屋は長年、現状販売をするのを大前提にしているので、店でカメラやレンズなどをバラすことは一切と言っていいレベルでしていません。これはもう20年以上継続しているポリシーみたいなとこ。
ということは、我楽多屋の商品の中にそういうものがあれば、それは以前にどこかで誰かがバラしている…という証拠。ただ、プロの修理とは違うレベル…で。
だからと言って、その品物が使用上で必ず問題があるとは限りません。光学的・組み上げ的にはちゃんと整っているのがほとんどでしょうから。そこはお客さんが自らの目と判断で選択いただく部分です。
順序が逆になりましたが、前者のフードやボディ外装のキズの場合。私はもともとあったキズを簡単にマジックで塗って誤魔化すようなことはしたくありません。また、それに気付いたのにそのまま店に並べることは、自分が塗ったのも同じこと~くらいに捉えているから、気付いたら除光液などでマジックを落としているのです。
なんだか変なこだわり…と言われるかもしれませんが、そういうことなのです。
最後に、どちらの場合のキズにおいても、マジックで簡単に塗ることが悪いと言っているわけではありません。ご自身で使われる品物についたキズを目立たなくするのは全く自由ですから。あと、そういう品物でも不要になって死蔵したり破棄してしまうなら、市場に出していただくのも必要なことと考えています。
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