我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2023年3月

2023年3月21日 (火)

左右で大きさが違う...

本日第3火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます

 

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「ニッコール カニ爪」でGoogle検索したら、かなり上位に我楽多屋の過去ブログ「カニ爪3種」の回が出て来たのでビックリしました。

そこにカニ爪(ニコンは露出計連動爪と呼んでいます)の形状が3種あることを書いています。上の画像がその3種。

 

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で、先日やって来たオートニッコール55mm/F1.2のカニ爪をよく見たら、3種のうちの1種ではあるものの、爪の大きさが左右で少し違うのに気付きました。

「ありゃ、削られたのか…!?」と思ったのですが、同じレンズの画像を幾つか確認すると、どうやら~このレンズのカニ爪はもともと左右の大きさが違うみたいなのです。

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何故に違うのか?そこまで調べていません、すみません。

少し前に気になったのにまだ究明していない、フォトミックファインダーのタイプによってはうまく引っ掛からないカニ爪がある…という疑問点と、もしかしたら何か関連があるのかもしれません…。

 

 

2023年3月20日 (月)

ストラップ金具

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大体のカメラでストラップ用の吊り金具というのは穴が開いていて、そこに吊り環を介すことで、いわゆるカメラ用とされている太さのストラップを通すことが出来ます。AF一眼レフなどはそのままストラップが通せるものも多いです。

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しかし、中には吊り金具が専用形状で専用の吊り金具を使わないとストラップが装着出来ないカメラもチラホラとあります。中判カメラに多いのは、重量を考慮してのことかもしれませんが…。

中古カメラ市場では、専用にされると案外と厄介なことになりがちです。

使う側からすると、買った時点で専用ストラップが無いと探すのに苦労することがあるからです。また、売り買いする業者からすると、在庫している時点でボディと一緒にストラップを管理するのが手間になって嫌う...なんて場合もあるうえ、バラバラに売った方が~という判断をする場合もあるので、余計にボディとストラップが離れ離れになるのです。

下の画像は最近のがらくた整理で出て来た専用のストラップ金具たち。画像内一番右端にある黒いのはペンタックスLX用、中判カメラでもないのに専用金具を必要とします。

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2023年3月19日 (日)

角形のF用

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ニコンのフィルム一眼レフ時代のディオプターレンズ(視度補正レンズ)というと、画像のような四角いプラケースに入ったうえに角筒状の化粧箱に収められているイメージをお持ちの方が多いと思います。と言っても、あてはまるのは50歳前後以上の人かもしれませんが…。

 

今回出て来たのは、ニコンFアイレベルファインダーの初期型や外光式露出計タイプのフォトミックファインダー最初期型など接眼部が角形のものに対応したディオプターレンズ。

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当時は箱もこのような体裁だったのですね。富士山マーク入りのビニール袋に収められ、箱にはベルベット調の中敷きがされています。

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この体裁のディオプターレンズをあまり見掛けないのは、接眼部が角形だった時期が短いのもあるでしょうが、角形の接眼部にハメて丸型のディオプターレンズを取り付けできるようにするアダプターが追って用意されたのも一因でしょうね。

本文では通じやすいと思って「ディオプター」という言葉を使いましたが、ニコンは「修正」の意味である「コレクション(Correction)」という表現を長い間使っていたようです。ただ、最近の製品のパッケージを見ると「DIOPTER-ADJUSTMENT VIEWFINDER LENS」と記されています。

 

 

2023年3月18日 (土)

黄色い値札の向き

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長年、注文の多い中古カメラ屋としてやってきています。つい先日もブログネタにしました→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2023/03/post-f5fe.html

今日はどうこうして欲しいという話ではありませんので、ご安心ください。

整列させて置いてあるレンズについて、手に取って見た後、よそ見をしながら戻して品物同士をぶつけてみたり、値札が見えない天地逆に置いてみたり、整列を激しく乱すような見方をしていると、一言お声掛けをすることがありますが、値札の向きを揃えて戻して欲しい~そこまで私は望んでいません。

ただ、買取名人が我楽多屋に頻繁に居た頃やアルバイトさんが居た頃は、かなり徹底して値札の向きまで揃えていました。

その影響もあってか、長年の常連さんの中には無意識のうちに値札の向きを揃えてくださる方が何人かいらっしゃいます。

昨日、久しぶりに自分で値札の向きを揃えてみました。それはそれで気分の良いものですね。

 

 

2023年3月17日 (金)

ポイントはゼブラ🦓

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1月末、我楽多屋にも同じものが出ました。「DUO-TAMRON」です。

あの時は225mmにするための追加鏡胴部分がありませんでしたが、今回Oさんが持参されたDUO-TAMRONには、ちゃんとその部分がありました。

Oさんは、付いているマウントがエキザクタマウントで使い難い…ということで交換マウントを探しに来られたのです。実際、我楽多屋にはエキザクタ以外のTマウントの在庫が何個かあります。

タムロンのサイトに「Tマウント」と記されているので、Oさんもそのつもりでご来店されたのですが、いざマウント部を外すと~いわゆるTマウントとはサイズが違ったのです…。

じゃあ、この交換マウントは何ぞや?というところから、TマウントやPマウントについて話が広がり結論が出ないまま、「それなら、エキザクタマウントから他のマウントに変換するアダプターを探す手もありますよねぇ?」と私が言うと、Oさんが「以前、こちらでエキザクタマウントをミランダに変換するアダプターをいただいてるので、ミランダで使えるんだなぁ~」と言われて、一旦その話題は終わったのです。

が、その後でOさんがジャンクのキヤノンフレックスRMを手に取り「これなかなか良いですね~」という反応をされたものだから、「それならば、エキザクタからキヤノンに変換するアダプターありますよ」とおススメした結果、見事!?キヤノンフレックスとアダプターをお買い上げくださいました。

お買上げの動機の一番は画像でお分かりいただけると思いますが、レンズ鏡胴のゼブラ模様とボディ露出計部分のゼブラ模様がマッチしていいね!ってあたりだそうです。

 

2023年3月16日 (木)

インスタントカメラのデザインって

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ポラロイドといい、コダックといい、昔のインスタントカメラはデザインが違いますよね。

違うというのは、「デザインに遊びがある」という意味と「既存のカメラのデザインの影響を受けていない」という意味で。

ポラロイドのSX-70が登場したのが、1972年。コダックのEK100のもとになっているEK4とEK6が登場したのが、1976年。

新しいシステムを導入するうえで、既存のカメラとは違う制約がデザインに影響するのは当然のことでしょうから、必然的にオリジナルなデザインになったのかもしれませんけど。

私が思ったのは、最新のフジフイルムのインスタントカメラのデザインがフィルムカメラの影響を受けている点。若い人を中心にレトロ感が求められる中で、あえてフィルムカメラ感なのかもしれないので、そこら辺はあまり軽はずみな発言は控えます。

今回久しぶりにコダックEK100を見たことで、「こういうのも時代なのかなぁ~」と興味深く思っただけのことです。あまり深い意味はありません。

 

 

2023年3月15日 (水)

丸の内8丁目

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、丸ノ内8丁目の排煙ダクトです。

正確には先週じゃなくて先々週、先週のこのコーナーと同じ日に撮ったものです。

「排煙ダクト」でGoogle検索したら、同じ場所の画像が出て来てビックリしました。排煙ダクトの工事をする業者さんのウェブサイトでした。

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2023年3月14日 (火)

オールドレンズにも春が来た

本日第2火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます

 

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このレンズ、10日程前に店へやって来た時の検品時には「絞りにネバリ」があったのですよ。

一般の方から買取ったり物々交換したモノではなくて、仲間の業者から「レンズに少しくもり」という条件でやって来たものだったので、店に出すのを保留にしていたのです。で、後日確認をして仕切値を下げてもらったのです。

いよいよ並べようと思って再度チェックしていたら、絞りのネバリは何処へやら?というレベルにシャキシャキ動いてます。

これ、気温が上がって来たからかもしれません、マジな話。

ご存知の方も多いでしょうけど、シャッターや絞りのネバリって冬に起きやすいのです。

今年の冬は我楽多屋では普段よりも多く、店に並べてある品物が在庫期間中にネバリ出した…事例が感じられました。これは今年の冬が寒かったから~という原因だけではなくて、たまたまそういう状態の品物が多かったというのも一因なんでしょうけど…。

しかし、一度そういう状態を見てしまうと、じゃあ~また値を戻す(上げる)か!とはしにくいんですね。何かの拍子にまたネバリ出すかもしれないので。

このレンズの値札には、今までの同様なパターンの時には書いたことなかったけど、「絞りネバってた」と過去形で書いておきましょうかね(笑)

 

 

2023年3月13日 (月)

とても似た赤ゆえ

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去年、赤いカメラを何台かコレクション的に持っている話をしました→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2022/01/post-39fe.html

「赤」な理由は、個人的に赤が好きな色である~という簡単な理由なので、カメラ以外にも赤いモノを持っていたりします。

その中の一つが赤いゼロハリバートンのバッグ。

これ限定色だったようで、今から30年近く前にキズもの半額で売っているのを見付けて買ってしまったのです。最近は使うこともなく仕舞いこんでいたのですが、ゼロハリバートンの赤とそっくりな色のカメラが出て来たので、赤いカメラのコレクションに加えようか迷っているのです。

ご覧のように光沢の感じまでよく似ています。

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何故に迷っているかというと、カメラの私物にミラーレス機は持たないと今まで決めていたのです。ミラーレス機を持つといろいろなレンズ遊びを始めたくなって、店に入って来る興味深いレンズをイチイチ試したり、気に入ると売りたくなくなってしまうような気がするから。

でも幸い、この赤いオリンパス「PEN Lite E-PL3」はバッテリーが無くて動作確認が出来ない状態なので、これは壊れている使えないカメラという判断でコレクションに加えてしまっていいのでは!?という方向に傾きつつあります…。

 

 

 

我楽多屋で買ったモノマガジン更新

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田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

第280回目のテーマは「中型よりちょっと小さな三脚の使い方」です。

こちらより、お楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine2.html

 

*閲覧は2023年6月初旬まで。