アローカメラ         &我楽多屋

我楽多屋で買った  モノ・マガジン

Powered by Six Apart

我楽多屋で買ったモノ・マガジン 第239

私の街歩きの楽しみがある街

Gkmn239p

実は我楽多屋さんに行くまでのプロセスがスナップの面白さです。世界でもこういう場所はちょっとありません。

世界中の街をブラパチしている私ですが、我楽多屋さんの近くにはいろいろ面白い撮影ができるところがあります。

どちらかというと高低差のある古い街が好きなんです。例えばリスボンの路地裏にある、名もなきカメラ店に行って、そこら辺を歩いていると我楽多屋さんの近くの余丁町の崖の上を思い出すんです。余丁町は永井荷風が住んでいたところで、今でもひっそりとしています。

逆に余丁町の崖の上を歩いていると、リスボンの路地裏を思い出します。ある街を歩いている時に世界の反対側にある、でも非常によく似た表情の街を思い出すこと、これが私の町歩きの楽しみなのです。

このスナップショットは5年位前に、我楽多屋さんに行く途中に撮影したものです。カメラは父親が亡くなったその日の朝に、買取職人さんからいただいたお香典で購入した、ロイヤル35カメラで撮影しました。だからもう20年前になりますね。

我楽多屋さんの近所、曙橋の急な坂道は私には思い出深いところで、1967年の11月に父親と一緒に新宿のラッキーカメラにライカM2のブラックを、バスに乗って買いに行った記憶が鮮明です。

最近では私が興味を持っている、れいわ新選組の事務所もここにあるし、日本にはなかなかないチベット料理のお店も近くにあります。

要するに我楽多屋さんを中心にして、私の興味ある文化圏が構成されているというのがこの界隈です。

銀座のカメラ屋さんにも最近は行かないし、10年以上中古カメラ市も行っていないし、オフで行くのは我楽多屋さんだけ。

我楽多屋さんの帰りに住吉公園に行って、スズメを見たり子供を見たり公園の木々の空を見たりするのも大切な時間です。

 
  

(2019.9)