アローカメラ         &我楽多屋

我楽多屋で買った  モノ・マガジン

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我楽多屋で買ったモノ・マガジン 第242

Komura135ミリF2.8 オールブラックス

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小学生の頃、一番最初に買った交換レンズがKomura135/2.8でした。

ペンタックス・スクリューマウントのレンズで、その直後にニコンエフを買ったのでKomuraの会社でニコンFマウントに交換してもらいました。

それをずっと日大の写真学科の学生だった時も使っていましたから、私は個人的には望遠レンズはこれ1本しか持っていませんでした。そういう思い出のあるレンズなのです。

当時はニッコールレンズ等は高価で買えなかったから、このサードパーティーのレンズブランドのお世話になった写真学生は多かったようです。私もその一人でした。

Komuraレンズは最近人気が沸騰してきていますが、高い値段がつくのは広角レンズだけなんですね。

私が言っているのはニコンSマウントとかコンタックスレンジファインダーカメラ用のレンズのことです。望遠レンズの中でも、特に135ミリは人気がありません。私にとっては重要なレンズです。

私の写真集ウィーンとライカの日々の中で、トップのあたりにウィーンの街並みのエンジェルの彫刻を撮影した写真がたくさん載っています。

これらの写真はコンタックスマウントのSonnar135/f4で撮影されたものです。カメラはコンタックスではなくてソ連製のキエフでした。ファインダーなど付いていなくてあの不確かな50ミリ用のファインダーの真ん中あたりに写るであろうという感じで、いいかげんに構図をとって撮影しました。これが逆に良い効果を生み出していて、一眼レフのファインダーなら考えすぎて図柄に凝りすぎるところですが、意識と無意識の境界線上で構図が決まるのでなかなかダイナミックな写真が撮れました。

このレンズは我楽多屋さんのトレードマークの黄色いシールが付いていません。ある日、我楽多屋さんに行ったら二代目さんがこのレンズを今から値付けをして黄色いシールを貼るところだったのです。それでその値段で譲ってもらいました。すごく安くて確か2000円位だったな。それでこの固体には名物の黄色いシールが付いていないわけです。

この個体はコンタックスマウントそしてキエフマウントなので、いや間違えたニコンSマウントなので汎用性は非常に高いです。コンタックスマウントをライカマウントにするアダプターを持っていますから、それを使えばすべてのライカにそのまま使えます。

カメラ本体を組み合わせるにはやはりこういうブラックカメラが似合いますね。オールブラックスという感じでなかなか撮影をする気になります。

  

(2019.1)