我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2020年1月

2020年1月12日 (日)

貫禄レリーズボタン

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元々はカメラ自体のレリーズボタンの高さや操作感を調整するのが目的であったであろう「後付けのレリーズボタン」。

今ではドレスアップが目的になって、デザイン重視の洒落たものも増えてきました。

今回、がらくた整理中に出て来たこのレリーズボタン。最初は平滑面だったと思われる表面部分が腐食なのか!?ザラザラし始めてきています。

その貫禄感が見た目も触覚も良いので、偽貫禄加工済みのフジのカメラに付けてみました。イイ感じです。

こんなことで喜べるなんて、マニア化している証拠でしょうかね(>_<)

*偽貫禄についてはこちらをご覧ください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2016/04/4-be8b.html

 

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2020年1月11日 (土)

半世紀前のレンズシャッター機に注目!

数日前に赤城耕一先生がご来店されて、いろいろとお話をさせていただく中で以下のような話になりました。

コンタックスT3やミノルタTC-1、リコーGR1V、ニコン28Ti、フジクラッセなどの高級フィルムコンパクト機がここ数年、異様!?と言っていいくらいな値付けで売られていたりします。

その影響を一部受けているのかもしれませんし、フィルムで写真を撮ってみたいという若年層や初心者層に需要が出て来ているからという理由もあるのでしょう、プラスティックボディのフィルムコンパクト機も値が上がっています。一時は見向きもされなかったようなズーム機までもが値上りしています。

こういう現象がいけない!と言いたいわけじゃありません。

ただ、一つだけ。ちょっと気になることは前述のカメラはどれも電子カメラなので、もし壊れると修理が厳しい...という点。

その点、今から40~60年くらい前の国産レンズシャッター機がもっと注目されても良いはずなんだけど~という話。

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ここら辺の時代のカメラはメーカーさんが見放しても、修理屋さんでまだまだ修理が可能なものが多いのです。オートフォーカスやプログラム露出で簡単撮影は出来ませんけど、そのちょっとした壁を乗り越えて撮ればレンズが良いんですよ。何故って、シャッター自体の小型化が進む前の時代だから、レンズを小さくする必要も無く、レンズの設計に無理がないからだそうです。

じゃあ、どんな機種がそれらにあたるのかというと、たっくさんありますよ。画像のキヤノネットもそうだし、ヤシカエレクトロあたりもそうだし、コニカC35あたりも。コニカ、フジカ、オリンパス、リコー、ミノルタたっくさんあります。

でも、なにぶん古いカメラですから、現状品を買うのは経験浅い人にはちょっと難しいかもしれませんが、そのぶん安い。いよいよ具合が悪くなってから直すのもありです。また、少し高くなっても整備点検しているものを買って安心して使うのもあり。ここら辺は、中古カメラ店と相談しながら自分なりに判断することが意識を高めるコツだと思います。

 

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我楽多屋で買ったモノマガジン更新

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田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

第243回目のテーマは「Kilfittの鉄アレイ」です。

こちらよりお楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine3.html

 

*閲覧は2020年4月初旬までです。

2020年1月10日 (金)

Germanyのキャップ

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内側に「Germany」って記されているから、ドイツ製だと思います。

フィルター径49mmのカブセタイプで、素材は樹脂製のフロントキャップ。

よく見たら、面白い加工がされているので話題にしようと思います。表側の平面部分、革のようなシボ加工がされているうえに、円周部には糸で縫ったような加工までされているのです。

もしかして、革を縫い付けているのか?とか、縫い目のある革を貼り付けているのか?と思って、剥がしてみようと試みましたが剥がれません。

やはり、本体と一体化しているので樹脂にこういう加工を施していると考えて間違えなさそうです。

しかし、手の込んだことしますね。「さすがドイツ製!」とか言いたくなりますが、似非なんですよね...。

 

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2020年1月 9日 (木)

FUJIFILMのフォトカレンダー

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数日前から私のSNSのタイムラインに、FUJIFILMのフォトカレンダーの広告がちょいちょい表示されます。

そのサムネイル画像が上のなんですが、子供が持っているカメラがNikonのコンパクトデジタルカメラだと思うんですよね。子供向けも意識して作られた防水仕様のここら辺の機種。

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で、コピーを読むと~この子供の名前は「来果」君というのだそうです。

親子で撮り鉄をしているというストーリーが、フィクションなのかノンフィクションなのか不明ですけども、メーカーさんのサイトで他社製品が写り込んでいたり、名前が他社ブランド名だったりすることは珍しいですよね。

FUJIFILMさん、おおらかだなぁ~と思いました(^-^)

 

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2020年1月 8日 (水)

銀座の日の丸

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、大晦日の銀座です。

大晦日で人がまばらな雰囲気まで写し込めてませんが、街路樹の電飾と日の丸が印象的でした。

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2020年1月 7日 (火)

PRODUCT type B

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今月、出展者の血液型がB型限定のグループ展が開かれます。テーマはなく自由に製作した作品(写真以外の作品も含む)が並ぶ作品展。見るのはB型じゃない人も可能です。

世間では「B型」というと「変わり者」と見られがちじゃないですか…(B型の人、ごめんなさい)。なので、作品展の企画意図を聞いてみました。

日本人のB型比率は2割程でマイノリティであることから、あれこれ言われること(笑)があるそうです。LGBTの皆さんのデモみたいなもので、me too!ムーブメントのように発展したら面白いなぁ~という感じだそうです。

B型の人たちが自ら企画開催しているのですから、周りがどうこう言うことでもないですよね(^-^)展示自体も面白いものになっているそうです。

で、もう一つ面白い!?話を。

この作品展の参加メンバーでうちの店のお客さんでもある方から、実は半年ほど前に「野田さんもどうですか?」とお誘いを受けました。

私がB型だと思ったらしいのです。ビミョー(>_<)というと、角が立ってしまうのかな…。でも、お客さんから、こんな風に関心を持って見られること自体は嬉しいことなのでヨシとします。ん?これも角が立ってるのかな。

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  • Bガタノ Bガタニヨル Bガタノタメノ 作品展「PRODUCT type B」
  • 2020/1/9・10・11・12・16・17・18・19
  • 木金:18:00~22:30、土:15:00~22:30、日:12:00~18:00(最終日17時まで)
  • PAPERPOOL:目黒区祐天寺2丁目16番地10号 たちばなビル2階
  • TEL:03-3713-2378
  • https://paperpool.wixsite.com/paperpool

 

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2020年1月 6日 (月)

和製エキザクタ PartⅣ

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エキザクタ「42 Twin TL」、かなりな珍品です。

でも、どれ程の珍品なのか想像つかない人も多いと思います。私は初めて知りました。

これを見せてくださったお客さんは、その存在は知っていて探していながらもやっと今回初めて入手出来た!とのことでした。
 
もともとの台数が少ないであろうこと以外に、このカメラが珍品と言える所以は

  • ドイツのイハゲー社が販売したものだけども、製造は日本のコシナが行なっていた点
  • 製品名になっている「42」が、レンズマウント「M42」マウントを表しているであろう点
  • エキザクタ・レアルマウントの「Twin TL」という同型モデルが存在するのに、何故にマウント違いのM42マウントのこのモデルが存在していたのだろうか!?という点

などなどです。

そして、話がレンズマウントのことまで来るといろいろと複雑なことになって来るのですが、そこにも複雑ゆえの面白みがあるんです。

かつて、一眼レフのレンズマウントとして二大勢力ともいえた「エキザクタマウント」と「プラクチカ(M42)マウント」。そこに、大戦後のドイツメーカーの混乱や、日本メーカーの台頭などが複雑に絡んでくるのです。その辺についての詳細は過去のブログ記事でご確認ください。

 

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2020年1月 5日 (日)

フィルムカメラの2019年問題(続編)

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昨年11月に話題にした、フィルムカメラの2019年問題→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2019/11/2019-7ec8.html

どんな問題かというと、デート機能で表示できる(フィルムに写し込める)日付が2019年までしか対応していない機種が多く、2020年以降は年月日をキッチリと表示出来ない…という問題でした。

これは多くのカメラが、特定のメーカーの汎用モジュールを使っているためだそうです。

昨日ご来店のお客さんが、「年が明けてしばらくして『あっ、そうだ!』と思って、ご自身のペンタックスZ-1を確認したら、年が『1987』に戻っていた~」と、現物ご持参で知らせてくださいました。

皆さんも、お手持ちのカメラの日付表示を確認された方がいいですよ。何気に持ち出してウッカリそのまま撮影すると、ガッチリとずいぶんと昔の日付がフィルムに写し込まれてしまう可能性がありますから。

デジタルカメラと違って、後から日付を消すとか出来ませんからね(>_<)

 

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2020年1月 4日 (土)

ヤシカ・パートナー

★新年は本日4日(土)から営業いたします。

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ヤシカ・パートナー(Partner)というコンパクトカメラです。

見るからに...まではいかないまでも、手に取ってみるとそのチープ感はかなりなものです。

固定焦点、シャッター単速、絞りは手動で6段階調整可能。フィルム感度切り換えは100/400の2段階で、ファインダー内に赤色の露出警告灯があります。巻き上げも巻き戻しも手動です。

機能は上記ですべて、ってところでしょうか!? あ、ストロボも内蔵しています。

注目点は「前蓋を開けると沈胴式のレンズが出て来るスタイル」。

あのカメラを彷彿とさせるのです!

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そう、高級コンパクト機の先駆けと言われる「コンタックスT」です。それにヤシカと言えば京セラです。

調べてみると、このヤシカ・パートナーが発売されたのは1983年。ヤシカが京セラに吸収合併される直前のこと。「ヤシカ」ブランドは京セラになってからも残っていましたが、パートナーは正真正銘ヤシカ時代のカメラということになります。

そして、コンタックスTが販売されたのは1984年で吸収合併されてからのこと。それに、デザインはポルシェが担当したと言われていますから、パートナーのデザインに影響されたということは有り得ないと思うんですけどね、、、

でも、Tが出る直前、それも京セラに合併吸収される直前のヤシカからパートナーが発売されていたというのは事実なわけで不思議な偶然です。

 

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