我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2019年12月

2019年12月31日 (火)

今年もありがとうございました。

まず最初に、本日31日は朝10時開店しますが、午後は早めに閉店させていただきます。新年は4日から営業いたします。

 

今年も本ブログは1日も更新を欠かすことなく、無事に大晦日を迎えることが出来ました。

これも日々読んでいただけている皆さんのおかげです。時にネット上や店頭でいただける皆さんからのお言葉がとても励みになるのです。ありがとうございます。

それと病に伏すことなく健康を保てた自分の健康管理を少しだけ褒めてあげようかと思います。

また、10月には我楽多屋30周年を迎えることが出来ました。この時も普段とは違う暖かいお言葉をいただけました。

そして、もう10年くらい恒例になっている長徳先生を囲んでの暑気払いと忘年会。3日前の今年の忘年会の後に参加者のひとりが「利害関係が皆無の同好のイベントは楽しいなり!」とSNSに書き込まれていました。これを見て思ったのは『そういう集まりを企画出来ることが、店として幸せ極まりないなぁ~』ということ。

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画像はその時のものです。撮ってくれた突撃さんが「ブログ用ね!」と言ってすぐに画像を送ってくれました。「よく写ってる~!」なんて皆で言ってしばらくしてから、「突撃さんが写ってないじゃないですか!」と気付くも、「いいのいいの、カメラマンはそういうもの(笑)」と。いつもスミマセン。

こんな調子で来年も皆さんと楽しんで行けたら!と思います。

 

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2019年12月30日 (月)

ROKINON

まず最初に、年内は本日30日まで通常営業(31日は午後早めに閉店させていただきます)。年始は4日から営業いたします。よろしくお願い申し上げます。

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ここに「ROKINON」ブランドのレンズがあります。

名板に記された文字は「ROKINON AUTO ZOOM SUPER COATED 1:4.5 f=80-200mm」です。マウントはオリンパスOMマウント。

その雰囲気からして、30~40年位前の製造ではないかと推測します。そして、鏡胴には「MADE IN JAPAN」の刻印。

初めて見るような気がします。

ただ、今現在。韓国のSAMYANG(サムヤン)製のレンズが一部で人気があるようで、日本でもケンコートキナーが販売代理店として取扱をしています。そのSAMYANGのレンズが、欧米などでは「ROKINON」ブランドで販売されているのだそうです。

そのROKINONと、ここにあるROKINONとの関係性は不明です。

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ところで、このROKINON。鏡胴のラバー部にブランド名を4連発しています。120°向こう側、240°向こう側にも同様に4連発してるので、合計12個もラバー部に自社ブランド名を主張しているレンズです。

 

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2019年12月29日 (日)

52mm ⇔ Ⅶ

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今から50~60年くらい前のレンズフィルターは、今のようにネジを切った枠にガラスがはめ込んだもの以外に、ネジを切っていない枠にガラスをはめ込んだだけの「シリーズフィルター」というものが、案外と幅を利かせていました。

そのシリーズフィルターをどのようにレンズに装着するのかというと~。

レンズフードのレンズ寄りの部分が分割できるようになっていて、そこにシリーズフィルターを挟み込んで使用するスタイルでした。

キヤノンはレンジファインダー機の時代はほぼこのスタイルでした。ニコンの場合はレンジファインダー機の一部にこのタイプのフードがありました。

ところで、今日の画像の品はニコンのアクセサリーです。52ミリ径のレンズにネジ込んでシリーズⅦのフィルターを挟み込むためのアダプターリングです。

これ、あまり見掛けない純正アクセサリーです。「NIPPON KOGAKU JAPAN」って刻印されています。

面白かったのは外して中のシリーズフィルターが「Canon」製だったこと(^-^)

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2019年12月28日 (土)

レンズの製造番号が!

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トイカメラですから、真面目にする話ではないんですが~。

この2台のフィルムカメラ、全く同型をしていますがネームが違います。1台は「Ocean OX-2」、もう1台は「Welica W-21」。

ブランド名も型番も深い意味は無いと想像しますが、何となく「OLYMPUS OM-2lを意識してるのかな?とか、「W」をどけたら「Leica」と使ってるアルファベットが一緒だな?とか...考えすぎでしょうか?

でも、トイカメラの場合、そういうネーミングってあるんですよね。キヤノンの「EOS」を捩ったような「E-02」なんてのもありましたから~(→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2017/07/film-camera-e-02.html)

そして驚きは、この2台のカメラのレンズに記された製造番号が偶然にも!?同じなんです!!「347859」(◎_◎;) まぁ、製造番号だけじゃなくて、それ以外の文字も全く同じなんですけどね。

だから、真面目にする話じゃないって冒頭にも触れました(笑)

トイカメラとはいえ製品として世の中に出た以上、同じ製造番号(らしきもの)が記されたものが少なくとも数千台はあるんでしょうね、きっと。

 

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2019年12月27日 (金)

アートロボ「T80」

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キヤノンMF一眼レフカメラの歴史上で後期に存在した「Tシリーズ」。

Tシリーズには発売順にT50/T70/T80/T90と4機種ありましたが、キヤノンT80は1985年4月に発売された~キヤノン初の市販AF一眼レフカメラでした。

MF機がベースであるうえにレンズマウントもMF機と同じFDマウントであったのに対して、2ヶ月前に販売されていたミノルタのα7000は専用ボディ・新マウントの完全なAFシステム一眼レフカメラとして登場していたため、このT80はかなり厳しい存在となります。

販売PR上の愛称は「アートロボ」でした。

今回改めてその姿を見ると、レンズも含めてデザインが少しゴツイこともあってかロボットっぽいですよね。

ストラップを通す穴が右手グリップ側の変なところにありますよね。今日はその部分の画像をアップで載せておきます。

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明日はがらくた市

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明日28日(土)は、今年最後の我楽多屋「がらくた市」です。

今回は長徳先生トークショーの後に忘年会も行ないますので、少し変則スケジュールになります。注意すべき点は、『1割引きは昼の12時から!』『トークショー終了後の午後4時過ぎに我楽多屋閉店』です。

以下のタイムスケジュールをご確認の程お願い申し上げます。

  • 午前10時  : 開店
  • 午後0時    : 全品1割引サービス開始
  • 午後2時半~: 田中長徳先生トークショー開始(終了予定は午後4時)
  • 午後4時過ぎ: トークショー終了後程なく閉店
  • 午後4時半~: 長徳先生を囲んでの忘年会(午後6時半終了)

トークショーは我楽多屋店内で開催します、その間は店内でのお買い物は出来なくなります、ご了承ください。また、開催中は座り聞きOKですので、各自、敷物や座布団などお持込いただいて結構です。

★忘年会参加お申込みは既に締め切っております。

2019年12月26日 (木)

コーワSWのフィルター

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一昨日、コーワSWに使うレンズフィルターを探しているという人から問い合わ電話があったようです。

買取名人改め買取職人が電話応対し「我楽多屋にカメラを持って来て現物合わせで探して欲しい」というようなことを言ったのだそうですが、いちおう調べたのでここに記しておきます。

そうそう...中古カメラ屋といってもすべてのカメラやレンズのフィルター径まで覚えるのは不可能です。スミマセン。

コーワSWをよく見ていただくと分かるのですが、レンズの先端部にネジが二重に切ってあります。内側が43ミリ、外側が49ミリです。物理的にはどちらのネジでもフィルターの装着が可能です。

コーワ純正のフードが49ミリ径であることは判明しています。焦点距離28ミリの広角レンズですからケラれることが無いよう、なるべく外側に装着しようということだと思います。で、フィルターは内側の43ミリ径の方に付けようってことなんじゃないでしょうか。

43ミリのフィルターを付けて、そこへさらに43ミリのフードを付けると、それこそケラれの心配が増しますから。

ちなみに、49ミリのフィルターを付けて、そこへ純正の49ミリフードを付けている人をウェブ上で数例見つけました。この場合はケラれないのかもしれませんね。

上の画像は過去の画像から見つけたカットで、二重になっているネジが分かりやすいように撮ったものではないことをご容赦ください。

 

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2019年12月25日 (水)

旧国立公衆衛生院

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、港区立郷土歴史館。

この建物はもともとは昭和13年に竣工した、旧国立公衆衛生院です。建築家内田祥三が手掛けた建造物で、隣接する東京大学医科学研究所や東京大学大講堂(安田講堂)と似た内田ゴシックと呼ばれる建築様式が取り入れられていて、城壁のような高層の造りが特徴です。

この画像、見事に左右対称な建物を撮ったのですが、二本の木の茂り方が対称形じゃなくて残念でした(笑)。

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2019年12月24日 (火)

G1デラックスストラップ

コンタックスG1とG2に付属されていたストラップは、一般的なストラップよりも少し細めでした。

これは肩に当たる中央部分が細いだけではなくて環を通す端っこまで細いため、細めなストラップしか通せない他のカメラにも転用出来るのです。このことは中古カメラ屋としての一知識とも言えます。

革製の細めなストラップを探しているお客さんにおススメ出来るからです。革の部分に「CONTAX」の文字が型押しされてはいるものの、よく見ないと分からないレベルなので、ブランド違いを気にする人にもまずOKなのです。

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さて、今日の話題はG1、G2用の「デラックスストラップ」として販売されていた画像のストラップ。

付属されていた標準ストラップと同じ材質で、環を通す端っこの方も同じく細いのですが、革の部分がデラックスの所以か少し太めになっています。そして、何やら金色の金具で脱着出来るポケット状のものも付いています。

当時のカタログで調べたら、ここに専用ストロボTLA140やフィルターを収納できると書かれていました。

また、このポケットを外した場合はこの部分に付ける、金色のチェーンアクセサリーがあったようです。さすが、デラックスたる所以です。

実は数日前のこと、このストラップを見た常連さんが「このストラップ、ずいぶんと短いですよね...。そのうえ、このポケットがずいぶんと顔に近い位置にあるので、邪魔っぽくなりそうですね」と言われていたので、こうやって改めて調べて話題にしてみたのでした。

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実際、カメラ(コンタックスGシリーズじゃありませんが)に付けてみましたが首から提げる・肩から提げるのであれば、これでほぼ最長にしてます。長さはギリギリ適当ですね。斜め掛けはちょっと無理っぽいです…。

ちなみに、当時の定価で標準ストラップが2,500円だったのに対して、このデラックスストラップは13,000円でした。

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2019年12月23日 (月)

タナックV3の背蓋に☆彡

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過去のブログを検索したら、わりと最近の3年前にも「タナックV3+タナ―50/1.9」を話題にしていました。

日本国内でも幾つかのメーカーがコピーライカを製造していましたが、このカメラを製造した田中光学もその一つでした。

田中光学が製造したコピーライカの最初の数機種はバルナックライカのようなスタイルをしていましたが、このV3は巻き戻しがノブからクランクになって、ちょっと独自なスタイルになります。あえて言うなら、角の取れたキヤノンL1的な見ため。

でも、このV3の前にごく僅かしか作られなったという~ニコンS2に似た「SD」というモデルもあったそうですが、私は現物を見た記憶がありません…。

話をV3に戻します。このボディのレンズマウントは専用バヨネットマウントなんです。後から専用レンズを製造販売する計画があったようですが、実際にはライカスクリューマウント(L39)マウントへの変換リングが付属されていました。なので、画像のタナ―もライカスクリューマウントです。

結局、この専用マウントのレンズは作られることなく、田中光学自体が倒産してしまうんですね。

ここまでは3年前の記事にも書いてあるんで、新しい!?ネタを!なんと、V3の背蓋には下の画像のように星座早見盤が付いているのです(笑)

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というのは冗談で、フィルムインジケーターとストロボ用の簡易露出表?が、まるで星座早見盤のようなデザインをしているのでした。

 

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