我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2019年12月

2019年12月22日 (日)

きったねぇードンケ

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物々交換に来られたお客さんが、細々としたアクセサリー品を出しながら「カメラバッグも要りますか?」と言われました。

そう、この貫禄満点な~言い方を変えると「きったねぇー」ドンケのバッグのことでした。

ドンケのカメラバッグは頑丈さゆえにボロボロになっても使えるってことで、時々お客さんとの話題にもなりますし、常連Bさんの猛烈にきったねぇードンケはこのブログで紹介したことがありますので、「大丈夫、いただきます」と答えました。

これ、30年くらい前に新品で買って使い込んだワンオーナーものだそうです。使い込んだと言っても、最初の10年くらい日々通勤で使っていたそうで、何度も洗濯しているうちにこうなったとのこと。通勤で使うには、さすがに周りの目が気になって使うのをやめたそうです(笑)。

でも、この貫禄感の原因のほとんどは生地やストラップの色落ちであって、バッグとしてはいまだにシッカリしているのですよね。そこがドンケの凄さです!

また、「30年落ちのワンオーナー」ってことから、お客さんがクルマに例えると「初代ランエボ(1992年)とか!?」と言われましたが、もっともっと古いイメージが漂ってますよね、このバッグには。

 

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2019年12月21日 (土)

ニコンD2X vs F3P

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質問です。これら2台のカメラ、どっちが重いと思いますか?

左はニコンD2X+オートニッコール28/3.5(Ai改)、右はニコンF3P+Ai50/1.8s+MD-4。

現代(と言っても14年前発売の機種)のごっつい高級デジタル一眼レフの方が重いのか?それとも、シンプルなフィルムMF一眼レフとはいえモータードライブを装着したプロ仕様の方が重いのか?判断が難しいところですね。

 

左のデジタルカメラD2Xのセットは「1546g」で、右のフィルムカメラF3Pのセットは「1886g」です。

その340g程の差から、高級デジタル一眼レフが案外と軽い~と捉えるのか、さすがにモータードライブ付きではフィルムでも重いよな~と捉えるのか、正直なところ解釈は難しいところです。

でも今回、私が一番ポイントと思うのは~「どっちが重いか?」とか聞いておきながらゴメンナサイ。実はどちらが重いか?ではなくて、これら2台を両肩に提げてご来店されたお客さんのタフさなのです(>_<)

 

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2019年12月20日 (金)

CONTAX Tとロバ

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コンタックスTは1984年に発売された、京セラ製の高級コンパクトカメラです。

カールツァイス・テッサーレンズを搭載した、日本の技術で作った電子シャッターカメラで、デザインはポルシェが担当していました。このカタログの中でもそんな背景を謳っています。

しかし、カタログ内のとある見開きに偽物のロバが出ていて、ちょっと滑稽に思えました。

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そこには、

「土のにおいに触れたくなって

 週末に、おばさんの農場を訪れた。

 お土産は、大きなロバの縫いぐるみ…。

 透明な空気と、たっぷりな光と、楽しい時間を、

 コンタックスTで、

 持って帰ることにした。」

こんなコピーが書かれていました。。。

高級機「T」にはふさわしくないような気もしますが、時代ってやつですかね(>_<)

さて、寿命と言って良いのかどうか微妙ではありますが、今となってはシッカリと動いている個体の現存数が減って来ている「T」です。でも、その後の「T2」「T3」も含めて人気機種。ここ数年、このシリーズは中古相場が盛り返して来たりしていますが、「T2」「T3」も電子シャッターカメラですから、先行きはちょっと心配な点も...ありますね。

 

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2019年12月19日 (木)

BENBO MULTI ANGLE HEAD

以前、イギリスの「BENBO」というブランドの非常に特殊な構造をしている三脚を紹介したことがありました。

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1個のハンドルを解除するだけで、3本の脚と1本のブームが一斉にフリーになってセッティングが出来る三脚でした。

で、便利には違いないが使い良いのか?という内容を話題にしました→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2012/01/benbo.html

 

今回、同じブランド「BENBO」の「マルチアングルヘッド」という雲台が出て来ました。

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自由雲台のように、それこそ1個のハンドルを解除するだけで向きや角度を自由に調整出来るわけではないですが、3ウェイ式としては驚くほど自由が利く雲台であります。

だって、

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こんな位置や、

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こんな位置でもセッティングが可能なんですから(^-^)

ところが結局のところ、自由が利くということは思わぬ位置まで動いてしまう可能性があるので、バランスを崩して三脚ごとカメラを倒しかねない...という点では、やはり三脚の時と同じようです。

 

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2019年12月18日 (水)

横浜駅西口

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、横浜駅西口です。

巨大ターミナル横浜駅。その地上出口から数メートルしかない所に立ち食い蕎麦屋さんがある光景にちょっと惹かれました。

お蕎麦屋さん自体にも惹かれたのですが、横浜家系総本山吉村家さんへラーメンを食べに行った帰りだったので自制しました(>_<)

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2019年12月17日 (火)

貫禄対決

まず始めに、

  • 12月17日(火)は二代目が健康診断で胃カメラを飲み込むため、我楽多屋は正午開店予定です。
  • 毎年恒例の田中長徳先生を囲んでの忘年会(事前予約必要)のご案内はこちらをご覧くださいhttps://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2019/12/post-9f56.html

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ブログやFacebookページの画像に度々登場している、私物のニコンF。

その貫禄加減(きったねぇ加減とも言い換えられます)のファンがご来店された~という話題を2ヶ月程前にしました→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2019/10/f-d95e.html

そのニコンFの存在を危うくするような、貫禄加減でいい勝負のニコンF3が現れました!

底面は角っこがぐるりと地の真鍮が出ています。ボディ上部も右手側の角は真鍮が見事に露出していて、反対側の角は錆さえ出て来ているので、しばらく使わずに放置されていたものかもしれません。

でも、背蓋はアルミ製なので底面や上部とは違う劣化の仕方をするのも良く見て取れますね。

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2019年12月16日 (月)

kenko MC SOFT 45mm 1:4.5

まず始めに、

  • 12月17日(火)は二代目が健康診断で胃カメラを飲み込むため、我楽多屋は正午開店予定です。
  • 毎年恒例の田中長徳先生を囲んでの忘年会(事前予約必要)のご案内はこちらをご覧くださいhttps://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2019/12/post-9f56.html

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昨日のこと、我楽多屋に並べたばかりのケンコー・ソフトレンズ45mm/F4.5をお買上げくださったお客さんの話です。

ケンコーのソフトレンズには、85mm・45mm・35mmの3本あって、この45mmだけ持っていなかったそうです。

そして、昨日ご来店時に持参されていたカメラには、ペンタックスのFAソフト28mm/F2.8が装着されていました。

忙しかったお仕事が一段落ついて、街中のイルミネーションでも撮影しよう~と思ってソフトレンズを装着して出て来られたのでだそうです。

そのタイミングで、持っていなくて探していたケンコー・ソフト45mm/F4.5を見つけられたことを喜んでくださいました!

この件、わたし的には「呼び」だなぁ~と思ったのですが、見方を変えると「すごい引きの強いお客さんだよなぁ~」と言えますよね。

 

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2019年12月15日 (日)

hamaの良く出来たアクセサリー

まず始めに、

  • 12月17日(火)は二代目が健康診断で胃カメラを飲み込むため、我楽多屋は正午開店予定です。
  • 毎年恒例の田中長徳先生を囲んでの忘年会(事前予約必要)のご案内はこちらをご覧ください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2019/12/post-9f56.html

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このアクセサリーがどんなものであるか?は、万力部分で机などを挟み固定したうえでカメラ等を載せられる撮影アクセサリーであろうと、上の画像だけでも推察が可能と思います。

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実物を見ていたら2つあるネジ穴に気付き「これは何だろう?」と思いながら、すぐ下にあるノブを回したら2本の鉄棒が顔を出しました。

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引っ張り出すと鉄棒の端にネジが切られていたので、これをさっきのネジ穴にネジ込むことが分かりました。

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なんと、このアクセサリーはミニ三脚的な使い方も出来るのでした。

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「hama」はご存知の方も多いと思います。ドイツのカメラ用品ブランドです。日本の「kenko」みたいな感じで、気の利いたカメラアクセサリーなどを多数製造販売しています。

 

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2019年12月14日 (土)

これ何だ?

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「これ何だ?」って、今週半ばのFacebookページにこの2枚の画像をアップしました。

が、普段のアップよりも明らかに「いいね!」が少なく、反応してくださったのはお一人だけでした...。

「SONY」って記されていますけど、うちの店で取り上げるくらいだからカメラ関係なんですけどね。

まだ6年しか経っていないんですが、SONYが「レンズスタイルカメラ」と称して販売した、デザイン的にも結果的には存在も変わり種のデジタルカメラがありました。

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それ本体は一眼レフ用レンズ単体のような形をしているのに、中にレンズ、撮像素子、メモリーカード、バッテリーを内蔵していました。これをスマホとWi-Fiで接続して、スマホからコントロールするというワイヤレスカメラでした。

基本はスマホに付けて(というか当てがって)使用するのですが、Wi-Fi接続なので少しくらい離しても使えるわけです。

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その使い方のひとつとしてこのグリップを付けて、自撮りやその他の撮影をしやすくするアイテム。それが「これ何だ?」の答えでした。

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2019年12月13日 (金)

捨ててしまったら、そこでお終い

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カメラの買取りをしていると、いろいろなカメラ・レンズの買取り依頼をいただきます。市場性の高いもの低いもの、程度の良いもの悪いもの...様々です。

たとえば、画像のように何年も、いや10年20年放置されたままのカメラ・レンズをお持ち込みいただくこともあります。

画像でどこまで状態を見て取れるか不安ですが、、、あまりキッチリと見て取れると、それはそれで悲しく感じる人もいらっしゃるかもしれません。

カメラケースはボロボロに劣化してしまい、中に仕舞われていたボディ・レンズともにかなりカビに侵されていました。

カメラ好きな人からしたら「カメラが可哀想…」と思うのでしょうが、これがご自身の品物じゃなくてご家族の品物だったりすれば、そこにカメラ愛は抱かないかもしれないので仕方のないことなのかもしれません。

それよりも、この品物をお持ち込みくださった方のように「捨ててしまうのは忍びなく~」と言って、日の目を見る場所に出していただいたことに業者として感謝します。

これはカメラ好きな人の皆さんにとっても同じことだと思います。あなたが探しているもの欲しいものが捨てられずに済んだかもしれないのですから。

ちなみに、ニコンFEボディはシャッターに難アリ、50/1.4レンズはニッコールには珍しくかなりのカビ玉、トキナーズームが向こうが見えないくらいのくもり玉、あっ!ワインダーMD-12は動作品でした。

こういう状態では買取り額は微々たるものにしかなりませんが、ご依頼主さんにはご理解・ご満足いただけました。

 

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