CONTAX Tとロバ
コンタックスTは1984年に発売された、京セラ製の高級コンパクトカメラです。
カールツァイス・テッサーレンズを搭載した、日本の技術で作った電子シャッターカメラで、デザインはポルシェが担当していました。このカタログの中でもそんな背景を謳っています。
しかし、カタログ内のとある見開きに偽物のロバが出ていて、ちょっと滑稽に思えました。
そこには、
「土のにおいに触れたくなって
週末に、おばさんの農場を訪れた。
お土産は、大きなロバの縫いぐるみ…。
透明な空気と、たっぷりな光と、楽しい時間を、
コンタックスTで、
持って帰ることにした。」
こんなコピーが書かれていました。。。
高級機「T」にはふさわしくないような気もしますが、時代ってやつですかね(>_<)
さて、寿命と言って良いのかどうか微妙ではありますが、今となってはシッカリと動いている個体の現存数が減って来ている「T」です。でも、その後の「T2」「T3」も含めて人気機種。ここ数年、このシリーズは中古相場が盛り返して来たりしていますが、「T2」「T3」も電子シャッターカメラですから、先行きはちょっと心配な点も...ありますね。
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