捨ててしまったら、そこでお終い
カメラの買取りをしていると、いろいろなカメラ・レンズの買取り依頼をいただきます。市場性の高いもの低いもの、程度の良いもの悪いもの...様々です。
たとえば、画像のように何年も、いや10年20年放置されたままのカメラ・レンズをお持ち込みいただくこともあります。
画像でどこまで状態を見て取れるか不安ですが、、、あまりキッチリと見て取れると、それはそれで悲しく感じる人もいらっしゃるかもしれません。
カメラケースはボロボロに劣化してしまい、中に仕舞われていたボディ・レンズともにかなりカビに侵されていました。
カメラ好きな人からしたら「カメラが可哀想…」と思うのでしょうが、これがご自身の品物じゃなくてご家族の品物だったりすれば、そこにカメラ愛は抱かないかもしれないので仕方のないことなのかもしれません。
それよりも、この品物をお持ち込みくださった方のように「捨ててしまうのは忍びなく~」と言って、日の目を見る場所に出していただいたことに業者として感謝します。
これはカメラ好きな人の皆さんにとっても同じことだと思います。あなたが探しているもの欲しいものが捨てられずに済んだかもしれないのですから。
ちなみに、ニコンFEボディはシャッターに難アリ、50/1.4レンズはニッコールには珍しくかなりのカビ玉、トキナーズームが向こうが見えないくらいのくもり玉、あっ!ワインダーMD-12は動作品でした。
こういう状態では買取り額は微々たるものにしかなりませんが、ご依頼主さんにはご理解・ご満足いただけました。
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