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中古カメラを扱っていますと、背面にある特徴を持っているカメラに時々出会います。
で、「上の画像を見て、このカメラから推測できることは何ですか?」というのが、今日の話題です。
もしかすると、デジタルカメラで育った世代の人の場合、すぐにピン!と来ないかもしれません。何故ならば、ファインダーを覗くためにカメラの背面に顔を寄せるという行為をしないでしょうし、カメラの背面に鼻や頬など顔を押し当ててホールディングするということ自体に無縁でしょうから...。
あっ…これがヒントになってしまうかもしれませんね(^-^)
そう!このカメラは多分、女性が使っていたものと推測できるのです。そして、ファインダーを左目で覗く人。
背蓋の中央から僅か右に寄ったあたりが白くなっていますよね。これ、化粧品が付いた跡だと思うのです。
このカメラは「リコー マイポート330SF」(1997年発売)です。
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映画「去年の冬、きみと別れ」が2018年3月10日に公開されてから早いもので、ほぼちょうど1年半です。
うちの店がこの映画にほんのちょこっとだけ関わったことは当時話題にしました→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2018/03/post-37f1.html
私自身、公開後に劇場で鑑賞して、エンドロールに「アローカメラ 我楽多屋」と表示されたのは見ましたが、それは一瞬の出来事。
でも、全国の300に近い劇場でしばらくの間は日々上映されていたんですよ。
最近、中古のDVDが安くなってきたので入手して、改めてエンドロールを確認してみました。どうです?読み取れますか?
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田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。
第239回目のテーマは「私の街歩きの楽しみがある街」です。
こちらよりお楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine2.html
*閲覧は2019年12月初旬までです。
キヤノンNFDレンズ風のこれ、数十年前の販促品と思われます。
私はカメラ屋人生20数年の間に何度かお目に掛かっているのですが、カメラマニア歴の長めな人でも案外と知らない人も多いようです。
これ、「LENS LIGHTER」という名の通りライターなんです。
愛煙家にとっては厳しい世の中になってしまいましたが、昔であれば応接室のテーブルにこれを置いておくと、そこから話しが広がって~なんてことになったのかもしれませんね。
「LENS LIGHTER」という名の「LENS」の意味合い、レンズの格好をしているからだけでは無いんです。ライターの蓋になっている側がルーペとして使えるのです!
過去にはキヤノンEFレンズのようなデザインのマグカップを紹介したこともありました、あれは正規品ではなかったな...→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2010/08/canonef.html
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先週はじめ頃、Facebookページで「これから値付けをします」と、画像アップした期限切れフィルム各種。ほとんどが15年くらい前に期限の切れたフィルムでした。
その中から合計10本買って行かれた常連さんが昨日、それで撮った現像後のフィルムを4本見せてくださいました。
ハッセル1000Fで撮ったエクタクローム。
色調が全般的に淡く少し赤味を帯びていましたが、テッサ―レンズのシャープさは表現されていました。
が、同じカメラ・レンズを使ってプロビアで撮ったものは、色味だけでなくシャープさも損なわれている感があって、全体的に眠たいような仕上がりでした。
撮影条件の差が影響しているのかもしれませんが、常連さん曰く「プロビアで撮った方のはより絞って撮影しているんだけど...」とのこと。
また、カメラは別のマミヤ645で撮った、期限もほぼ同じプロビアの仕上がりは色味が少し気になるだけのものもありました。今回の期限切れフィルムの出所はすべて同じ人なんですが、フィルムによって保存環境に差があったのかもしれませんね。
店でいつも言っているのは、一旦人手に渡った中古フィルムってのは、例えそれが期限の切れていないものであろうと品質については分からない~ってこと。ましてや、期限が5年も10年も20年も前に切れているものは...です。
だから、期限切れフィルムを使う場合、現像結果がどんなものでも驚かないくらいの大らかさを持って接してください。また、今回の画像2枚もあくまでも参考と思ってください(画像を拡大しても画質云々は分かりませんので)。
でもですよ~!同じ常連さんが前に報告してくださった時は(→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2018/04/13-f81b.html)、13年落ちのリバーサルフィルムでもほとんど劣化を感じられなかった!なんてパターンもあったりするわけです(^-^)
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外付けセルフタイマーの「ジーッ」って音で酒を飲む~って人がいます→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2008/03/post-a6e8.html
また、つい最近に大判用レンズを買って行かれたお客さんが、昨日ご来店されて「いや~あのレンズでお酒が飲めましたよぉ!」と言われました。
レンズボードに対して微妙にこじんまりとしたレンズの姿やシャッターの音、視覚と聴覚で楽しみながら~お酒を飲めたというのです。
そのお客さんが、画像のピントルーペ2個が店のカウンターに並んでいるのを見て、「うわぁぁぁぁぁぁぁ」とご発声。
ホースマン(左)は使ったことがあるし、ウィスタ(右)は最近これよりいい値段(倍以上)で買ったばかりなのだけど使いやすいんですよね!とのこと。
このめぐり逢いも含めて、買おうか止めようか迷っていらっしゃました。
そして、ホースマンの方はその形状から握りやすいのだよなぁ~。でも、見えはウィスタの方が良いんです好きなんです。これは、ルーペでも飲めるなぁ~と。
結果、お買上げいただけたので、背の高いホースマンの方が一枚目のレンズまですり鉢状に窪んでいるので、「くれぐれもここにお酒を注いでお猪口代わりに使わないように」とご忠告はしておきました(笑)
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本日9月5日(木)、我楽多屋の開店時間は13時を予定しています。二代目が組合の研修に参加のためです。よろしくお願い申し上げます。
アローカメラの買取り業務は通常通り10時開店です。
不思議なピントリングを持つニッコールが発見されました!このGNニッコール45/2.8はお客さんの持ち物です。
刻印された距離指標、フィート表示の方は普通なんですが、メートル表示の方は最短の「0.8」から順に「1」「1.4」「2」「3」「5」「8」ときて「1」に戻ってしまいます(゚д゚)!そして、「30」「∞」と続きます。
ちょっと考えてみれば打刻漏れ以外の何物でもなくて、本来は「1」ではなくて「15」なんですけども、大ニコン様でもこういう個体を世に出してしまうんだ!って話です。
さて、今日のタイトルがPart2ってことは、過去にも大ニコン様の同様な打刻ミスはありまして、焦点距離が「50m」や「28cm」なんて望遠レンズも発見されております。こちらをご覧ください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2014/10/post-1ddc.html
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9月5日(木)の我楽多屋の開店時間は13時を予定しています。二代目が組合の研修に参加のためです。よろしくお願い申し上げます。
アローカメラの買取り業務は通常通り10時開店です。
「買い逃した」と言ったら可愛そうかもしれませんが、3年前にブログで紹介したペンタックスのデジタルカメラ「EI-3000」を買い逃したお客さんから、非常に貴重なカメラを見せていただきました。
3年前のブログ記事も参照いただきたいのですが、「EI-3000」自体が非常に貴重なカメラでした。
2001年のPHOTO EXPOに参考出品された事実はあるものの、その後に発売された記録がないのです。なので、プロトタイプなんじゃないか?という推測でした。
今回見せていただいたのは、その「EI-3000」のhp(ヒューレットパッカード)版「PhotoSmart915」です(画像内、左側)。これも同じく販売されたという記録が無く、プロトタイプということで入手されたのだそうです。
一緒に写っているのはhpのPhotoSmart912と言って、ペンタックスEI-2000と同じ型です。こちらは正規販売されたモデルです。
話しをまとめてみますと、当時、ペンタックスとhpは共同でデジタルカメラの開発を行なっていて、2000年に224万画素のペンタックスEI-2000とhp PhotoSmart912というモデルを発売しました。
翌年、343万画素のEI-3000とPhotoSmart915を発表したものの、何らかの理由でどちらも販売までには至らなかった…ということのようです。
なのに、こんな風にして世の中に出て来てしまっている個体がある…ことについては、いろいろな推測が出来たり噂も耳にするのですが、ここで披露するのはやめておきます。
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