我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2019年9月 7日 (土)

期限切れフィルムについて

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先週はじめ頃、Facebookページで「これから値付けをします」と、画像アップした期限切れフィルム各種。ほとんどが15年くらい前に期限の切れたフィルムでした。

その中から合計10本買って行かれた常連さんが昨日、それで撮った現像後のフィルムを4本見せてくださいました。

ハッセル1000Fで撮ったエクタクローム。

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色調が全般的に淡く少し赤味を帯びていましたが、テッサ―レンズのシャープさは表現されていました。

が、同じカメラ・レンズを使ってプロビアで撮ったものは、色味だけでなくシャープさも損なわれている感があって、全体的に眠たいような仕上がりでした。

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撮影条件の差が影響しているのかもしれませんが、常連さん曰く「プロビアで撮った方のはより絞って撮影しているんだけど...」とのこと。

また、カメラは別のマミヤ645で撮った、期限もほぼ同じプロビアの仕上がりは色味が少し気になるだけのものもありました。今回の期限切れフィルムの出所はすべて同じ人なんですが、フィルムによって保存環境に差があったのかもしれませんね。

店でいつも言っているのは、一旦人手に渡った中古フィルムってのは、例えそれが期限の切れていないものであろうと品質については分からない~ってこと。ましてや、期限が5年も10年も20年も前に切れているものは...です。

だから、期限切れフィルムを使う場合、現像結果がどんなものでも驚かないくらいの大らかさを持って接してください。また、今回の画像2枚もあくまでも参考と思ってください(画像を拡大しても画質云々は分かりませんので)。

でもですよ~!同じ常連さんが前に報告してくださった時は(→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2018/04/13-f81b.html)、13年落ちのリバーサルフィルムでもほとんど劣化を感じられなかった!なんてパターンもあったりするわけです(^-^)

 

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