我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2016年4月

2016年4月12日 (火)

歯医者さん用 写ルンです

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またまた「写ルンです」ネタなんですが、今回のはレアですよ!!

フジフイルムが歯科医師用に製作して、株式会社モリタ(歯科医療機器の販売などを行なう会社)ルートで販売していた、「デンタルマクロアダプター」。写ルンですで、口腔内撮影をするためのアダプターなのです!

写ルンです~と言っても、一般に売られているものではダメなようで、「写ルンです for デンタルマクロアダプター」という専用の写ルンですを使わないといけないそうです。一般のと何が違うかと言うと、フラッシュの光量が抑えられているとか、、、

さて、このアダプターはどういう仕様なのかというと、これを「写ルンです for デンタルマクロアダプター(と言っても見た目は一般向けのとなんら変わりませんが)」の前面にセットすると、レンズの前にクローズアップレンズが来て近接撮影が可能になります。前面に取り付ける2本のガイドバーは撮影距離の見当と位置のガイドになるようです。

で、フラッシュ発光部分に接する部分は光りがそのまま前方に漏れないようにミラーになっていて、クローズアップレンズを囲むように付けられた透明な部材の方に光りを誘導しています。いわゆるリングライトのようになるんです。

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この情報をくださったお客さんは正に歯医者さんなので、正規ルート!?でこれを入手されているのですが、実際には一度も使ったことない~と言われていました。何故って、ちゃんとしたメディカルニッコールとかお持ちなんですよ。

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2016年4月11日 (月)

MRN 35

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カブセ式のフードです。多分、昭和30年前後のモノと推測します。

同系のフードでよく見かけるのは、「Kenko」や「Walz」、「HANZA」、「DAIWA」、「ACE」あたりのブランド。

「MRN」ってのは見覚えが無い。多分、頭文字を取った略称なんだろうけども。。。

「35」は口径なんだと思う、、、「思う」ってのは、このフード自体の口径は33㎜程なんですけども、落とし込みタイプのフィルターを入れられるアタッチメントを付けて口径35㎜ですよ!の「35」だと思うから。

ただ、あんまりにも「MRN」が分からないものだから、「MRN 35」っていうカメラがあってそれのフードなの?なんてことまで考え出す。で、この1週間くらいずっとカウンターの横に置き放し。

で、最後にオチを付けておきますと、もうお手上げなので「まったく・理解・ナッシング」で「MRN」。失礼いたしました~。

 

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我楽多屋で買ったモノマガジン

田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。(更新は毎月1回、5日~10日くらいの間に行なっています)

今回で第199回目、テーマは「製造番号が928で始まるミノルタのオートフォーカス一眼レフと桜色のネックストラップ」です。

こちらより、お楽しみください!

なお、今号の閲覧は2016年7月初旬までです。

*それから、まもなく達成の200回目を記念して、第1回目からのコラムを合本した冊子の販売を予定しています!お楽しみに!!

2016年4月10日 (日)

今日は何の日?

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カメラ屋の息子として40余年、カメラ屋になって20余年。6月1日が「写真の日」であることは知っていましたが、4月10日が「フォトの日」であることは、昨日初めて知りました。

「4」を英語読みで「フォー」と、「10」を日本語読みで「とお」で、「フォと」って語呂合わせだそうです。

ビックカメラさんあたりでは今日、いくつかのキャンペーンやイベントなどが予定されているようです。って、ビックカメラさんのウェブ開いたら、フォトの日は「ビックカメラが勝手に制定しました~」って書いてある(゚д゚)!

どちらかというと、個人的にはヨドバシカメラさんよりなので、これ以上、話を勝手に展開させるのはやめておきます(笑)。

普段からカメラやレンズの製造番号で語呂合わせ遊びをしているし、その時に和洋折衷な読み方もしているので偉そうなこと言えませんが、「あらよっと!」って感じで、4月10日なら「ヨットの日」のほうが自然では?と思って検索したら、やはりそうでした。

そして、「ヤマハ発動機が制定した~」とあったので、ヤマハ発動機のウェブに行ってみたら、「平成14年10月、ヨットの国内販売部門を下記の2社へ移管いたしました。」とありました。もう10年以上前の話ですが。。。

「フォトの日」のお陰さまで、いろいろと勉強になります。

一番上の画像は、Bell & Howellの「4月10日」ってカメラです。いや違う・・・正確には「FOTON」ってカメラです。

 

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2016年4月 9日 (土)

50,000本限定

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届きましたよ! 4月8日発売の『「写ルンです」30周年アニバーサリーキット』。

まぁ、「写ルンです」本体は現行品の「シンプルエース」ってやつで、ISO感度400で27枚撮りです。

何がスペシャルなのかというと、30年前に登場した初代「写ルンです」を模したデザインの着せ替えカバーが付いている点です。

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まぁ、これもよくある回顧主義ですね(笑)。

ご存知な方も多いでしょうが、初代の写ルンですって、中に入っているのは110フィルムだったんですよね。

30年の歴史には他にも様々なバリエーションがありました。これはこちらでも見ることが出来ます

あと、時代を感じるのがパッケージにこんな案内があること。

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このサービスも多くの人にドンドン利用してもらいたいと思います。

最近、デジタルカメラで撮ったものとフィルムカメラで撮ったものを比べて~云々というニュースや記事をどこかで見ましたが、フィルムじゃないと出来ない描写って確かにありますけど、それはある意味で高レベルな話。

無駄撮りしない、失敗もする~というレベルでのフィルムで撮るからこその楽しさが、写ルンですには残っています。若い人にも、フィルムをしばらく使って無い人にも、フィルムを再認識してもらういい機会になれば!と思います。

あっ、こんなストラップも付いてます。ストラップは何種類かバリエーションがあるそうですが、パッケージの中に入っているので選べません。

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2016年4月 8日 (金)

TWO FIELD FOCUS

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割れないを訴求」 → 「割れたフィルター」という、『呼び』が先日あったわけですが、、、

昨日、我楽多屋の特殊フィルターの棚に並べてあるフィルターを整理していて、「えっ!?フィルターケースの中で割れてるじゃん!!」と、一瞬ドキッとしたフィルターがありました。

よく見れば「TWO FIELD FOCUS」という名称のフィルターで、割れてるんじゃなくて初めから半分しかフィルターが入っていないのです。で、その半分はクローズアップレンズ。

しかし、これどういう効果を狙うもんだったかな?と、実際にカメラに付けてみて、取りあえず目の前にあったカレンダーを何も考えずに撮ったらこんな風になりました。

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カレンダーの数字部分にピントがあって、上の写真部分がボケて~と。これがヒントで正解が導き出されました。

実際は~例えば、クローズアップレンズが入っている側をフレームの下半分に来るようにして、うんと手前にある花なんかにピントを合わせつつ、後方の遠景にもピントを合わせる!なんて技を利かせられるのです。

ちなみに、PLフィルターみたいにガラス部分を回転させられる構造になっているので、考え次第で、何も上下でなくても、左右でも、斜めでも、効果は利かせられます。

そんなフィルターがTWO FIELD FOCUSフィルターです。しかし、現行品にはもう存在していないフィルターです。

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2016年4月 7日 (木)

Foinix

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見事に重量級のビューファインダーです。

ターレット式のファインダーはライカ、コンタックス、フォカなど他にもありますが、ちょっと比べ物にならないくらいにインパクト有りな、Foinix製(ドイツ)です。

5つの焦点距離に対応しているあたりは、他メーカーのと同じなんですけども、前方に突き出た部分がどれも長いんですよね。

本体部分が大きい理由は、3ヶ所もあるローレット加工された回転部のためなのか...。

一番前方寄りの回転部分は5本のレンズ部を回転させて焦点距離を変えるためのもの。で、接眼窓から覗くとフレームの下側に、回転させて選択した焦点距離が表示されます。

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そのすぐ後方にある回転部分はパララックス補正用です。同じく接眼窓から覗くと、フレームの上に距離が表示されて、それに合わせた補正がされるようになっています。

そして、一番後方にあって1/3くらいロレーット部が見えているのは視度調整用です。接眼窓の横に小窓があって、そこに度数が表示されます。

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この多機能ゆえに、本体が巨大化し重量級のファインダーになっているのでしょう。その重さは193グラム。ちなみに参考数値として~iPhone6は132グラム。

 

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2016年4月 6日 (水)

見飽きてるでしょうが桜で

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、この時期定番過ぎですが、、、桜にします。

これは皇居の千鳥ヶ淵。ライトアップされた桜と、お濠に並んだボートがいい感じだったので。

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2016年4月 5日 (火)

メーカー名の主張

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ほとんどのカメラには、いや~全部と言ってもいいかもしれません。カメラ本体のどこかにメーカー名が記されているものです。それも、それなりに目立つ位置に記されているのが普通。

一眼レフであれば、だいたいがペンタカバー部にあります。それ以外のカメラでも、正面から見えるどこかか、真上から見えるどこかに記されているもの。

さて、このニコンF-401X(F-401Sも)というカメラ。一眼レフのご多分に漏れず~ペンタカバー部(正確には内蔵ストロボの上?)に「Nikon」のロゴが記されています。

が、グリップ部にも「Nikon」と記されているのです。それも、かなりデカく!!

さすがにこれだけ大きく自社名を記しているカメラって他に無いんじゃないの???というのが今日の話題です。

冒頭にも書いたように、どこかにメーカー名を記すのが普通とはいえ、ここまで大きく記さなくてもいいんじゃないの~と思うレベルの大きさ。ただ、グリップ部ゆえにカメラを構えてしまえば、見えなくなってしまう位置というのも面白い。いや、だからこそ遠慮なく大きく記しているのか!?なんて、余計なことをいろいろと考えてしまいます。

ただ、このグリップ部に社名を記したのは、ニコン一眼レフの中で後にも先にもF-401シリーズの3機種だけなんです。やっぱり、やり過ぎた・・・ってことなんでしょうか。

ちなみに、同じF-401でも、最初期型で「X」も「S」も付かないモデルには、そんなに大きく記されていませんでした。

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2016年4月 4日 (月)

小M3

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ライカM3は、機械としての品質、そして中古市場における人気ともに高くて、35㎜カメラの中で最高峰の機種と呼んでも過言ではないと思います。

それゆえになのか、回顧主義で登場したと思われる~ミノックスフィルムを使うミニチュアカメラや、変わり種コンパクトデジタルに、ライカM3を模した機種が存在するんですよね。

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これは2000年発売、「シャラン」の「ライカM3モデル」。シャランはおもちゃメーカー、バンダイの子会社メガハウスから発売された、MINOXフィルムを使うフィルムカメラ。

このシリーズには、バルナックタイプのライカやコンタックスⅠ型、ニコンFやSP、オリンパスPEN-F、ペンタックスSP、ハッセルブラッド、ローライフレックスなど、他にもかなりバリエーションがありました。

 

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これは2002年発売、「MINOXデジタルクラシックカメラLEICA M3」。デジタルカメラですが、MINOXブランドから発売されたもの。画像のは初期型なので内蔵メモリーのみ記録で、撮影画像を確認出来る液晶モニターもないタイプ。後から出たモデルや、ローライフレックスの形をしたモデルは、液晶モニターもメモリーカードへの記録も可能になりました。

本物のM3を持っている人が、コレクション的にこれらのカメラを欲するのはアリでしょうけど、これだけ持っているのって、ちょっと侘しい気がするのは、私だけでしょうか・・・。なので、私はこれらのカメラをカメラ屋特権を行使して手元に置いておく気にはなりませんでした。裏を返せば、本物のM3を持ってない…ということ>_<。

 

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