我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Powered by Six Apart

« フラッシュ用ブラケット2種 | メイン | 世界一独特な・・・ »

2016年3月28日 (月)

“割れない!”を訴求

10330473_1037292109676321_327930059

数日前に業界紙を見ていたら、マルミ光機の「割れない!」を訴求したフィルターの記事がありました。

「EXUS α」という保護フィルターは高い光学性能を維持しながら、従来比で7倍の強度を備えているのだそうです。

225グラムの鋼球を落下させる衝撃テストにも耐え得る~というのだけど、記事内ではどれだけの高さから落下させた結果なのかは記述無し。まぁ、相当な高さなのでしょう。

この記事を見て私が思ったのは、フィルターにそんなに強度が必要なのか!?ということ。

がらくたを含めて買取り業務やその整理をしている中で割れたフィルターって、そんなに見たことないのです。それに、フィルターが割れるほどのショックを受けたら、レンズやカメラも壊れるでしょうに!とも。

場合によってはフィルターが衝撃を吸収してくれて、レンズやカメラを守ってくれることもあるでしょうが、それならかえってフィルターは壊れる割れてくれた方がいいはず。まぁ、これについては、フィルターが割れてしまってはレンズ自体に傷が付いてしまう場合もあるだろう~というツッコミが入るでしょうけど。

ただ、以下のようなパターンも稀に、いや、案外とあるのです。

何らかの理由で固着しちゃって、フィルターがレンズから外れなくなることが...。こんな時の最終手段はフィルターのガラスを割って、枠をペンチなどで抓んで外すのです。ガラスが強くて割れないと、これが出来ない…。

というわけで、「強度が増すことによる弊害もあるのでは…」とFacebookページにアップしたところ、高校の写真部で顧問をされていらっしゃるお客さんが、こんなことを教えてくださいました。

写真部の生徒さんがフィルターを割ってしまう事例は、かなりあるんだそうです。そしてやはり、それほどの衝撃を受けると、特に最近のレンズはレンジ自体が破損することが多いのも事実だそうです。

実際にそういう事故が多いというナマのお話を聞かせていただくと、フィルターは強いに越したことはないんだなぁとも思いました。

あと、こちらに鋼球落下の記事がありました!真上から落とすんですね。これなら割れないに越したことはありません。レンズ鏡胴に斜めや横からの力は加わらないですし、割れたらレンズ面を直撃しますからね。このフィルター「EXUS α」は2月末のCP+に参考出品されたもので、今のところ発売時期や価格は未定とのこと。

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。