我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2023年9月 1日 (金)

Royal Camera

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1950年にローヤルカメラ(株)から発売されたローヤル35です。

「ローヤル」の意味にはいくつかあるようですが、「王室の~」はちょっと無理があるでしょうから「高貴な~」とかに由来していると考えていいんでしょうかね。

ちなみに当時、ローヤルカメラは中野区江古田にあったようです。

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レンズのフロントキャップに刻印されているのは会社のマークかと思います。盾と王冠をイメージしたようなマークで、王室の紋章を意識したようにも見えますね。

連動距離計内蔵のボディはニコンSシリーズやコンタックスなどのデザインにちょっと似ているような気もしますが、これはレンズシャッター機。でも、ビハインドシャッター式。

調べたところ、このカメラはレンズが外れるんだそうです。何故なら交換レンズが用意される予定があったのだとか…。ただし、この個体は固着しちゃっているのか?簡単にレンズが外れない状態なので無理はしていません。

あと一つ、大したことではないんですが~ちょっとツッコミを入れたくなったのが、ボディ底面にある巻戻しボタン(スプロケットをフリーにするため)のサイズ。ずいぶん大きいので手袋をしたままでも簡単に押せそうです。

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ローヤルを名乗るカメラは10年足らずの間に片手で数えられるくらいの機種しか販売されなかったようです。高貴なカメラは薄命だった…。

数年前にFacebookページへアップした画像の中にローヤル35を見つけました。あの時は少し明るいレンズ「Tominor 50mm/F2」が付いていました。今回のは「Tominor 50mm/F2.8」。ちなみに、Tominorはあの富岡光学とは関係ないそうです。

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2023年8月31日 (木)

エモいかな

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キッカケはYouTubeで昔のクルマを紹介している動画を見たから。

その動画の中で、80年代の上級車に採用されていたデジタルメーターを見て、若い子が「エモい!」と言ってて、50歳半ばのおじさんは「ふ~ん、そう見えるんだぁ」と思いました。

その直後の品物の整理でニコンF70が出て来て、ボディ上面にある独特な液晶表示を見て、先程のデジタルメーターを連想したわけです。

ニコンF70の液晶表示を「独特」という言葉で表現しましたが、他メーカーでもこれに似たものはなかったしニコンもこの1機種だけ、こういうエモい!?(使い方あってる?)のは。

この液晶画面については過去にも話題にしたよな~と思って検索したら、案の定してました(https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2013/10/f70-c5fc.html)。その時にもデジタルメーターについて書いてました(・_・;)

今回はデジタルメーターをイメージ出来ない世代の人もいらっしゃるかと思って、トヨタの初代ソアラのデジタルメーターの写真と並べてみました。

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2023年8月30日 (水)

平和の象徴が夢を邪魔する

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、皮肉に思った光景です。

我楽多屋の近くにあるお店なんですが、「夢」というお店の看板の前に「平和の象徴」とも呼ばれるオリーブの鉢が置かれていました。

オリーブの葉が邪魔して夢の文字がよく見えないという...皮肉な光景でした。

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2023年8月29日 (火)

使い古しは…

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少し前にFacebookページへ「ローレットの溝に詰まった汚れを落とし始めてしまって、時間を浪費…」みたいなことを書きました。

何でか?と言うと~難ありでジャンク価格で売るレンズの掃除にあまり手間を掛けてしまうと…事務的な見方をした場合に手間代を考えたら割に合わなくなる~という意味合いでした。

暇な時間に店のオヤジ自らやってるんで、実際はあまり関係ないんですけどね(・_・;)

そしたら、「使い古しの歯ブラシがなかなか良いです。捨てるものを使うので設備投資もゼロですし」というコメントを頂戴しました。

言われてみれば、私は歯ブラシを普段から掃除にほとんど使ったことがありませんでした。我楽多屋にはいつの時代からあるのか不明な代々伝わるピンクの柄のブラシがあるのに…です。

それ以降、時々そのブラシを使うようになりました。確かに汚れ加減によって、かなり効果発揮します。ご教示ありがとうございました。

もともとあったこのブラシの他に、使い古しの歯ブラシを新調!?しようと思ったのですが、これから商品になるものに使い古しは良くないな…と思って、新品の歯ブラシを買いに行こうかと思っています(>_<)

 

 

2023年8月28日 (月)

チムニーファインダー

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「チムニーファインダー」と呼ばれたりする、その名の通り煙突のような形状をしたファインダー。

中判の一眼レフカメラなんかに付けて、フォーカシングスクリーンを拡大して見られるようなタイプはボチボチ見るのですが、私、これは現物を初めて見たと思います。

一昨日ご来店のお客さんが肩から提げていたコンタックスI型に付いていて、「何だろ?」思ったのでお声掛けしました。

コンタックスI型はもちろん一眼レフではないですから、フォーカシングスクリーンを覗くわけではありません。感覚的にはアングルファインダーみたいなものですかね…!?上から覗くと前方が50mmレンズの画角で見ることが出来ます。

お客さんは「ローアングルで撮るときに便利です!」と、ちゃんと実用されていらっしゃいます。

本体背面には「CARL ZEISS JENA」の刻印がされています。コンタックスI型と同世代のものだそうです。品番は「436/2」。小さくてどこかが動いたりするわけではないんですが、造りの良い金属製感が魅力的なカメラアクセサリーです。

そういえば、こんなファインダーを自作(改造!?)したことがありました…(https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2015/07/post-c3cf.html)

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2023年8月27日 (日)

またお待ちしております。

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何語が言語の国の人か分かりませんでしたが、背の高いモデルさんのような黒人女性がご来店。

最初から、スマホの翻訳アプリを使って質問されました。ニコンのフィルムAF一眼をお使いで、50㎜レンズをお探しのよう。残念ながら、AFの50mmの在庫が無いことをお伝えしました(我楽多屋の場合、AF単焦点レンズが並ぶことは少ない…)。

次に、他に使えるレンズは何がありますか?と聞かれたので、在庫にあったニッコールの標準ズーム3種をお見せしました。大きさが気になるようで、もう少し小さいのは無いですか?とも聞かれました。

最後に、その女性が見せてくれたスマホ画面には「時間を作ってまた見に来ます。とても素敵なお店です。ありがとうございました」と、表示されていました(^^)

自分が何かを探しにお店に行った時に、探し物が無かったり迷って買わない時ってありますよね。そういう時にこういうメッセージを伝えられるって、良いことだなと思いました。なかなか言葉に出して伝えることは難しいですけどね。

私としては珍しく!?意識してかなりな笑顔で「ありがとう!」と言って返しました。

 

 

2023年8月26日 (土)

ニコンアクセサリーで遊ぶ

★本日8月26日は第4土曜日なので、午後2時から恒例の全品1割引きサービスを行ないます

★また、閉店時間を通常より1時間繰り上げて、午後6時とさせていただきます。

 

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ニコンのエクステンションリング「E2」。ボディとレンズの間に付けて、接写を可能にするアクセサリーです。

画像のように何個も繋げてな悪戯的なことをするとニコンマニアに怒られてしまうかな…と思ったりもしましたが、説明書を見たら「E2リングは、1個だけでなく2個、3個と重ね合わせて用いることができます」と記されているので、繋げること自体は問題なさそうです(^^;)

今、我楽多屋に5個あったので全部繋げてみました。

すると、絞り開放用押しボタンが並ぶので押して遊んでみたくなりました。

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何通りかの持ち方が出来て、それによって指の使い方も違ってきますが、指先の良い運動(ボケ防止とか!?)になりそうですよ、これ。

ちなみに、説明書によると「この場合(重ね合わせて用いる場合のこと)絞り開放用押しボタンは、レンズに一番近いものをご使用ください」とあるので、当たり前ですがいろいろ押して遊ぶものではありません(>_<)

 

 

2023年8月25日 (金)

粘り方いろいろ

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我楽多屋の品物に限らず~ジャンクカメラの場合、シャッターが粘っている…なんて状態のカメラはよくある話です。

ただ一言にシャッター粘りと言っても、低速シャッターだけに粘りの症状が出て早めなシャッターを切っている分にはほぼ気にならないものや、全速域で粘り気味なもの、寒い冬になると粘り傾向になって暖かくなってくると回復傾向になるもの…などなど症状はさまざまです。

画像のアイレス35 ⅢCの症状は、続けてシャッターを切っている分にはまず問題ないのだけども、しばらく放置すると…最初の1回だけはどんな速度でも粘るのです。まぁ、これに似た症状のカメラ、案外とよく見かけます。

このカメラの症状を2~3日見ていた限りでは、シャッターを切らずに半日くらい放置すると、最初の1回だけ粘るようなのです。

で、「オッ!?」と思ったのは田中長徳先生が少し前に提唱された「フィルムカメラで1日1枚撮影国民運動」。そのまま1日1枚~の解釈をすると、このカメラを使うと毎日1回目のシャッターは使いものにならなそうなので、フィルムの半分が無駄になるなぁ~なんてこと。

その代わり、外出して1日で1本撮り切ろうと思ったら、まず無駄なく使えるであろう点。それでも1枚目は無駄にするのでは?と思ってしまいがちですが、フィルム装填時の空シャッターで最初の粘り分を消費出来るので、1枚も無駄することなく大丈夫そうです。保証の限りではありませんが…笑。

 

 

2023年8月24日 (木)

アサヒとペンタックス

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アサヒペンタックスS2のオートタクマー55mm/f2付き。綺麗な元箱付き、シャッター壊れてますが…。

レンズキャップやレンズフィルターなど、当時のものがそのまま付いていると考えて間違いないと思います。

そこで、レンズキャップに記されているのは「PENTAX」の文字、レンズフィルターの枠に記されているのは「ASAHI」の文字。ボディ本体には「ASAHI PENTAX」、レンズには「Asahi Opt. Co.,」。

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*今日に限ったことではないのですが、本ブログの画像、本文中の画像をピンチアウトして拡大すると像が粗くて見ずらいことがあると思います。その際は画像を一度クリックしていただくと拡大画像が開けるようになっています。

気にして見れば…ややこしいものです。だって、いま現在はPENTAXはリコーの一ブランドですから。

カメラ好き歴が長い人は「何を今さら~」言われるでしょうが、このS2(1959年発売)が売られていた時代は会社名が「旭光学工業」で、「(アサヒ)ペンタックス」はカメラに与えられたブランド名だったわけです。

ずーっと経って、会社名もペンタックスになるのは2002年。その後、HOYAの一ブランドになってから、リコーになるわけです。

簡単に大雑把に記していますが、ペンタキシアンの皆さん、これで合ってますよね?

 

 

 

2023年8月23日 (水)

店の隣りの隣り

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、コインパーキング。

開店時間の少し前、店の隣りの隣りにあるコインパーキングで何やら作業している人がいたので。

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