我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2024年9月 9日 (月)

2台のα-9の違うところ

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「α-9」はミノルタのフィルム一眼レフ・フラッグシップ機として、最終モデルとなった機種です。

発売された1998年というタイミング自体が、プロユースも見込んでいながらライバルメーカーのニコンやキヤノンの同等機種に先を越された感があったこと。すでに時代はデジタルの波が見えていたこと…など厳しいタイミングだったため、販売成績はあまり褒められた機種ではなかったと思います。

もちろん、長所もあるカメラなのですがそれについては、検索でもして各自お調べください。

 

今日の注目点は、ここにある2台のモードダイヤルと露出補正ダイヤルの意匠が違うこと。

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これら2台を持ち込まれた方は製造番号も加味して「左側が初期バージョンで、何らか理由あって変更された後期バージョンが右側なのでは?」という見解をされていらっしゃいました。

知らなかったというか、今まで見たのがどっちが多かったか?さえ…私は記憶出来ていないので検索結果の画像を確認すると、前述の見解で初期バージョンとされたダイアルが付いている個体ばかり。

これはもしや?製品としての仕様変更ではなくて、プロサービスか何かで特別に変更されたものなのか?なんて推測までしていますが、実際のところは不明です。

この二つのダイヤルの意匠の差についてご存知な人がきっといらっしゃると思います。良かったら教えてくださいませ。

 

【追記】この記事のリンクを貼ったFacebookへ頂戴したコメントにヒントをいただき、本件について判明しました。限定販売されたα‐9チタンに採用されていたモードダイヤル・露出補正ダイヤルを転用したのが上の画像で右側のα-9でした。

α‐9チタンの取扱説明書に「α-9Tiではダイヤル表示部に金属銘板を使用しているため、α-9のダイヤルで採用している蓄光性の蛍光材は使っていません」という記述も発見しました。