我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2020年11月17日 (火)

ロシア産1点もの!

★7月から当分の間、我楽多屋のみ定休の水曜日に加えて第2火曜日と第3火曜日も休業させていただいております。11月17日(火)・18日(水)は我楽多屋のみ連休です。よろしくお願い申し上げます。

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一昨日のお客さんカメラです。「フェド・ミクロン」というロシア製ハーフサイズカメラ。

もちろん、オリジナルはこんな体裁ではありません。シルバーボディに黒い貼り革のされたごくごく普通のカメラの体をしています。

しかし、この個体はまるで外装が磁器みたいな光沢を放ち、そこに緻密な絵柄が手書きされています。

ネットオークションでロシアから入手されたそうですが、手書きということは世界に2台と同じものが無いカメラですね。レンズキャップや箱にもボディと同様の絵柄が描かれています。写真は撮りませんでしたが、ボディ背面には箱に描かれている綺麗な鳥も描かれていました。

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画像では伝わらないですが、ホントに質感が凄いです。

持ち主さんと、この磁器みたいな質感がアドボケイトみたいですね~なんて話をしたので、昔お遊びで白いカッティングシートを貼り貼りしたペトリカラー35のことを思い出したりしました。

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*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、および ブログ「カメラ買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

2020年11月16日 (月)

レンズシャッター式一眼レフの高級機

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日本では1950年代後半に登場した、レンズシャッター式一眼レフカメラ。

シャッターユニットを外部供給(外注)出来るという手軽さがメーカー側にあったので、廉価版のカメラを中心に1960年代は各社からボチボチと販売されていました。

でも、1970年頃を迎える頃には技術力の向上などからフォーカルプレーン式一眼レフカメラの製造が各社容易になって来るので、廉価機でもフォーカルプレーン式を導入するようになります。

1970年代に入ってからも国内でレンズシャッター式一眼レフの製造を続けていたのは、コーワとトプコンの2社だけだったようです。

そういう背景の中、この「コーワ SET R2」(1970年発売)は当時のコーワの最高級機で、シッカリと作り込まれた稀少なレンズシャッター式一眼レフです。解放測光式TTLメーター内蔵、クイックリターンミラー、交換レンズが28mm~200mmまで揃っていました。

シャッターを切る際に複雑な動作をするこのカメラの内部構造は、レンズ交換式ではありませんが同内容のボディを持った「コーワ SE」を紹介した時に話題にしていますのでご覧ください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2014/04/kowa-se.html

レンズマウント部分が複雑な構造をしているように見えるのも、そのためでしょう。

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とはいえ今回、交換レンズの135mm/F4が無ければ、話題にせず素通りしちゃっていたかもしれません。この135mmの存在感が凄いです。

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2020年11月15日 (日)

すべすべフィルター

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我楽多屋の作業の中で案外と大変なのが、レンズフィルターの値付け前にする掃除や程度をチェックする作業。

買取りや物々交換でやって来たレンズフィルターのこの作業が追い付かずに、バックヤードに溜まっていたりもします。

で、この画像のフィルターなんですが画像では全く分かりませんけど、ガラスの表面がとってもすべすべしているうえに、いや、とってもすべすべしているからか?全然汚れていなかったんです。

枠にプリントされたブランド名などから、半世紀くらい前のモノと思われるのに。

レンズクロスなんかで拭おうものなら、ツルンって滑ってしまう感じ。なので、とっても楽チンでした。

このフィルターを使っていた方、ガラスの表面にどんな魔法をかけたのでしょうか???

皆さんがフィルターにこれをしていてくれたら、我楽多屋の作業がかなり楽になるなぁ~と思ってみたりしました(笑)。

  

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2020年11月14日 (土)

オールドデジタルカメラを使う市民の会

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田中長徳先生がFacebookグループに「オールドデジタルカメラを使う市民の会」というグループを先月中ごろに発足させました。→https://www.facebook.com/groups/802231597255388

私が個人的によく使っているオールドデジタルカメラは「フジフイルム FinePix X10」です。

2011年発売時早々に買ってから、ず~っと使っているので使い込んだ感を自分では抱いているのですが、9年。たかだか9年?いや、電化製品を9年なら長い?判断が難しいところです。

 

これ以外に私物のデジタルカメラでちょっと自慢出来そうなオールドデジタルカメラがありました!下の画像内右側の1999年に発売された、フジフイルム FinePix PR21「プリンカム」です。

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このブログでは何年かおきに話題にしていますが、デジタルカメラでありながらチェキのフィルムが装填出来て、その場でプリント出来る!という代物!!しかし、1代限りで製造を終えてしまい、ず~っと私は後継機の登場を願って繰り返し話題にしていました。それが、2017年に復活したんですよね。上の画像内左側の「instax SQUARE SQ10」という型。これは2世代目も続いて出ていますね。

と、復活を長年望んでいたのにまだ実機は持っていないんです…。画像に写っているのは本物じゃなくてダミー機です(>_<)

 

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2020年11月13日 (金)

自作ストラップ

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この自作ストラップが気に入っています。

まず、色が気に入っている点。あと、太さ・固さが自分にとって非常に使いやすい点。

もう何年も前に新宿西口の石井スポーツさんで、この赤いロープを数メートル買って来ました。

*新宿西口の石井スポーツさん、なんと先月から新宿西口ヨドバシカメラさんのゲーム館2階に移転されたようです(^^)たしか去年、ヨドバシカメラが株式を100%買収したんですよね。

カメラに付けるための両端の処理は、実は…既成のストラップを1本ダメにして金具を流用しているので、少し心が痛いのです。

過去のブログ記事を検索したら、自作したのは4年前であることが判明→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2016/12/post-a973.html

 

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そして最近、買取り依頼品の中にあった青いロープに付いていた金具(上の画像参照)を見つけて、4年前から課題になっている~既成のストラップから金具を流用しない方法を改めて試してみようと思い立ちました。

適当に2種ほどロープアジャスターというものをヨドバシドットコムしてみたら(下の画像に写っている青と橙のツール)、どちらもこの太さのロープが通らない…残念。

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2020年11月12日 (木)

お客さんの汚ねぇ=貫禄凄げぇの

先週話題にした「汚ねぇ~=貫禄凄げぇ~」ペンタックスに、ペンタックス好きな常連さんが、黙ってられない!とメールをくださいました。

汚ねぇ~=貫禄凄げぇ~自慢のペンタックスを2台お持ちとのこと。

1台は、米ハネウェル社とのダブルネーム「H3」型。

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外装(特に底面)の汚さ以上に、私が知らなかった2点も興味深いです。一つはボディ右肩部に所有者と思われるネームが刻印されています。これは当時ハネウェル社が1文字幾らかでやっていたサービスだそうです。そしてもう一つ、ペンタカバー部には手彫り(というか引っ掻いたレベル!?)で社会保障番号が記されています。

 

もう1台は「K」型。

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右肩部に「報知(写)」って刻印されてますので、プロによって酷使された結果の汚ねぇ~です。こちらは底面も上面もどこもかしこも貫禄十分ですね。

 

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2020年11月11日 (水)

喫煙所ではありませんが、、、

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、銀座裏路地です。

LUMIX GINZA TOKYOのギャラリーに写真展を見に行ったついでに、銀座の裏路地をブラパチしていました。

その時、目の前にあった光景です。

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2020年11月10日 (火)

ローライ純正34∅

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被写体側の縁の一辺が大きく凹歪んだRolleiマーク付きのフード。

この大きなへこみが原因でケラレるかどうかは別として、その貫禄加減に目が行きました。

また、見た目の推測でサイズはBayⅡであろうと思いました。そして、取り付け側の銀色部分に「34∅」と記されていることを確認。

が、程なく…。ローライ純正フードのBayⅠ以外で、取り付け側の縁がこのようにスッキリとしたタイプがあったのか??と疑いが出て来ました。それに、BayⅠに「30∅」とか、BayⅢに「40∅」と記されているのを見たことないし…。もしや、これは社外品との組み合わせか!?とか。

参考にBayⅡやBayⅢのフードの取り付け側って、こんな形をしています。

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ところが、いろいろと調べた結果。テッサー80/2.8付のローライフレックス(オートマットⅣ)2.8A用のフードがこのタイプであることが判明しました。「34∅」と記されていることも確かなようです。1949年~1956年頃に製造されたローライ純正のBayⅡフードはこのタイプだそうです。

 

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2020年11月 9日 (月)

20年ほど前の中華レンズ

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このレンズは中国製の「PHENIX 50mm/F2.8」、マウントはLマウントです。鏡胴は沈胴式で、ズッシリと重量感があります。

私の記憶では安原一式とまったく同じボディの「鳳凰 JG50」(1999年)というカメラとセットで販売されていたレンズと思います。

少し前に入荷したので、自分で試してみてから店に出そうと思いました。

先日、ライカM6に付けて試してみましたが、大きな過ちを犯してしまいました。

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装填したのが2年程前に期限が切れたフィルム。全然大丈夫と思っていたら感度がISO400だったこともあるのか、思った以上に鮮度が落ちてしまっていたのです(どんな保管をされていたのか全く不明)。

それと久々にISO400のフィルムを使ったものだから、露出に全く自信が持てませんでした。ちょっと詳しい人なら「おいおい、M6だったら露出計内蔵してるだろ!」と言われるでしょうが、頭が完全にISO100になっているので、M6が示す露出指標を見ても「電池が弱くなってないか!?」とか考え出してしまって信じられなくなっちゃったのです。「頭の中で計算すればいいだろ?」とも言われそうですが、数学が昔から苦手なのでダメなんです。

というわけで、まったく参考にならなそうなので撮影結果はアップしません…(>_<)すみません。

そして、開き直って?余計なことまで言ってしまいます。撮影結果が完全に分かってしまったら、遊びでレンズを買う楽しみが減っちゃうんじゃないの?って。

新品のお高いレンズを購入する場合は別として、中古レンズを買う場合、どんな描写をするのか?的な楽しみも一緒に買うんじゃないのかな?って思うんですけど。

これについては非常にデリケートな内容だし、一概には言えないことだけど、今日はちょっと話題にします。

最近、お店によっては店内で試写なんかもOKなとこがあって、撮影条件が限定されるとはいえ、ボディがデジタルだと試したレンズの結果をすぐに見れちゃうわけです。また、レンタルする業者さんも出て来ているので、もう買う必要ないじゃん!ってことになっちゃいます。

しかし~こうなると、モノを買う楽しみが減っちゃうような気がして寂しくなるんですが…。モノを買うってことには多少の冒険や失敗も伴うからこそ、買うまでに至るモノ選びやモノ探しに楽しみが潜んでいるように思うんですよね。

人によっては、偶然な出会いのような感覚でモノを買ってしまう楽しみを大事にされている方もいらっしゃいます。そんな方の場合、試写やレンタルしてたら、偶然のワクワクが一気に覚めてしまいそうです。

 

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我楽多屋で買ったモノマガジン更新

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田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

第253回目のテーマは「ガラクタ屋さんで買った物マガジン、ガラクタ屋さんか?それとも我楽多屋か?」です。

こちらよりお楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine1.html

 

*閲覧は2021年2月初旬まで。