我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2022年1月

2022年1月21日 (金)

この革ハギレで…

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数日前のお客さんカメラがこれ。一通りお話などを終えると「これから、この装備で撮影に行って参ります~」とのこと。

カメラ・レンズはニコンDfにコシナフォクトレンダーのニコンマウントレンズが付いているわけですが、レンズの先にドームフードとリングが付けられていて、そこに革ハギレが当てがわれています。

私はこれを見て、すぐにピンッと来ましたよ!その方が鉄道写真を撮ることを知っているので、それが大きなヒントになっていますが。

金網の網目にレンズの先を入れる時に、これがあるとキズが付かずに済むのだそうです。ちょっとしたアイデアですよね。

 

 

2022年1月20日 (木)

58mm/F1.4は存在した!?

1959年ニコンFが発売された時に用意されていた標準レンズは、5cm/F2でした。

「あれ?F1.4は?」と思う人もいらっしゃるでしょう。50mm/F1.4が登場するのは、3年後の1962年なのです。

ただ、1960年から50mm/F1.4が登場するまでの2年程の間だけ、5.8cm/F1.4という標準レンズが発売されていました。

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この標準レンズに関する経緯の背景には、当時一眼レフ方式の標準レンズにおいて、明るさ1.4の50mmは設計上困難な問題点があったのだそうです。それで登場が遅れ、その場しのぎ的に5.8cm/F1.4が存在していたのだそうです。

 

以前にも2回くらい触れているこの話題をしたのは、先日、このフードを見たお客さんから「58mmって表記されていたレンズは無いよね?」と聞かれたからです。

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このフードには「f=50mm f=58mm 1:1.4」と刻印されています。

ところで、「cm」表示から「mm」表示に切り替えたのがどのタイミングなのか?これが正確に分からないのです。50mm/F1.4が出た時に、cmからmmに切り替えたのなら分かりやすいのですが…。

いくつかの情報を集めると、58mm/F1.4表記のレンズは無さそうなんです。でも、5cm/F1.4表記のレンズが有るとか無いとか…ここが少し微妙なんです。詳しい人が居たら教えてください。

ただ、このフードに関しては~50mm/F1.4が出て間もない頃に製造されたフードなんだと思います。だから、5.8cmにも使えますよ!ということで列記したんでしょうけど、単位は「mm」の統一表記にしたということだと思います。

 

 

2022年1月19日 (水)

夜散歩

本日水曜日、我楽多屋は定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、夜散歩。

子供の頃、冬に家にずっといると頭が痛くなることがよくありました。多分、石油ストーブが原因。

今は暖房を使っていないのでそういうことも起こらないのだけど、先週の定休日ずっと家に居ると身体がなまりそうなので、暗くなり始めてからやっと少しだけ外を散歩しました。

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2022年1月18日 (火)

デラックスストラップ

本日第3火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます

 

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コンタックスのG1デラックスストラップ。2年程前、話題にした時は付いてなかったゴージャスなチェーンが今回のには付いていたので、また話題にしたくなりました。

前回(下の画像左側)の脱着可なポケット付きより、今回(下の画像右側)の方が金色のチェーンがキラキラしてデラックスに見えますでしょ!?

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しかしまぁ~ポケットの代わりにチェーンを付けた状態は、まるでブランドバッグのストラップみたいですよね。このチェーンに実用面での意味は無いと思いますので、まさにデラックスな見た目を演出するための飾り。

G1が発売されたのは1994年ですから、既にバブルははじけていましたが、まだ派手な余韻のあった時代。何となく…こんなストラップが存在していたことが理解出来ますよね。

 

 

2022年1月17日 (月)

クリーンなイメージ

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クリーンな感じのする三脚です。無垢なイメージの白い脚に、地球にやさしい感じの緑の雲台。

前オーナーさん曰く「脚と雲台はもともとの組み合わせではない」とのことです。そして、どちらもそれなりに古いもの。

最近でこそカラフルな三脚も少し存在するものの、三脚って地味なモノが多いですよね。

半年くらい前にも、少しさわやかな色味の三脚を紹介したことがありましたが、あれは銀色ベースにアクセントカラーとして青が使われている程度でした。

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個人的には三脚にカラーバリエーションがあれば、個性を発揮できる部分なのになぁ~なんて思ったりもしますが、長年そういうものが少ないってことは一般的に需要が無いんでしょうね。

それに、造る売る側からしたらそうそう数が出るものじゃないのに、そんなにラインナップを揃えられるものでもないのでしょう…。また、オリジナルでペイントしたりする人もほぼ見たことないですね。

どうでしょう?今年の干支にちなんで、黒い脚の三脚に黄色のカッティングシートを縞々に貼ってトラ柄にしてみたり~とか、目立ちますよね!?ほぼ工事現場か…(>_<)

 

 

2022年1月16日 (日)

見た目は初号機が優秀だったりする

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カメラに限らず工業製品の多くに、後から登場する新型や改良型よりも初代の方がデザイン的に優れている~なんて話がよくありますよね。

まぁ、改良の手段の一つとして新たな機能が付くこともあるわけで、そうなれば複雑煩雑になりやすいのも事実。

このマーキュリーもそれに該当するような気がします。

上の画像の上側が1938年発売のマーキュリー初号機、下側が1945年発売のマーキュリーⅡ。

操作系が少し増えたことと、レンズの位置が中央から少し左側にズレたこと。正面から見てそれくらいの違いなんですが、初号機の方がずいぶんスマートに見えますよね。

ただ、マーキュリーの場合はⅡ型の方が圧倒的に優れているというか有利な点があります。現在の135ミリフィルムのパトローネがそのまま使える点。初号機は専用のマガジンを使用しないといけないのです…。

話は少し変わりますが、買取りアローカメラの買取職人がマーキュリーを見るたびに言うのが「銀座には昔、このカメラで撮った写真を売る人が居たんだよ」って話。これは街頭写真家とか街頭写真屋とか呼ばれる人たちで、街行く人を勝手に撮影して写真をその本人に買ってもらう~という商売をしていたのだそうです。

その証拠ともいえる資料を紹介したことが、過去にこのブログでありました→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2013/05/post-f0e8.html

 

 

2022年1月15日 (土)

ALPA Si2000

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昨日のお客さんカメラ「ALPA Si2000」。

スイスのカメラメーカー「アルパ」はそれまで独特なデザインのカメラを出していましたが、1970年代後半に日本製チノンによるOEMモデルを2機種販売しました。

その1機種がこの「ALPA Si2000」。ちょっとゴツめな普通の一眼レフカメラです。「ALPA」のネーム位置が不思議。

 

このお客さんは昨年末にご来店くださった時に、このアルパと同様にチノン製のOEM機「Revueflex 5005」をお買い上げくださったのでした。

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ALPA Si2000とRevueflex 5005は、同じチノン製というだけではなくて、中身はほぼ同じカメラ(チノンCE-Ⅱメモトロン)と言って良さそうなので兄弟機みたいなものです。

また、中身だけでなくて外観もRevueflex 5005と同型の「Argus CR-3E」なんてのもチノンのOEMで存在しています。下の画像は類似機種のArgus CR-1。

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2022年1月14日 (金)

Durstのカメラ

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「Durst(ダースト)」と言えば「引伸ばし機」をイメージする方が多いと思いますが、少しだけカメラも作っていました。

資料によると、120フィルム使用のカメラが2機種あるそうですが、私はどちらも現物を見たことがありません。

135フィルム使用のカメラも2機種で、そのうち1台は10年程前に一度話題にした「Duca」です。その時の記事がこちら→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2011/08/durst.html

そして、もう1台が今回の「Automatica」。

大きめなボディのわりには~これと言った特徴もないカメラなのですが、セレン露出計による絞り優先AEを導入したのは1961年発売のカメラとしては早いですよね。

一番の見どころ、いや…聞きどころか!?が、シャッターを切った時に「スポッ!」って音がするんです。どうやら、シャッター速度調節をエアー(空気圧?)でやっているのだとか??

あと、まだ見どころありました!巻上げレバーの動き方が魅力的です。

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ボディ上面の仕上げがツライチな感じなので普段巻上げレバーは出っ張ていないのですが、レバーを操作し始めるとレバーが少し上昇してきてストローク出来るようになります。

実は今、我楽多屋には「Duca」もあるので、Durstの135ミリカメラが全機種(2機種)揃っています(^^)

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2022年1月13日 (木)

Black & Gray

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困った!?入荷品です。

と言いつつもこうしてネタにして楽しんでいますし、本当に困っていたら前のオーナーさんに失礼になるので、ここであからさまになんかしません。

グレーの貼り革がされている方は「Finette 88」というカメラ、ブラックの貼り革がされている方は「Hanimar」というカメラ。

見た目で分かるように、実際は同型のボディです。

製造はドイツ・ゴスラーにあったFinetta-Werk社。ボディ上面にある「SARABER」はオランダ人の創業者Piet Saraberの名前から。

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「Finetta 88」は自社ブランド品ですが、「Hanimar」はオーストラリアの商社HanimexへのOEM品です。

 

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このカメラたちはレンズ交換式なんですが、今ここに一緒にあるのはレンズ1本だけなんです。当然マウントは同じなのでどっちのカメラにも付くのですが、我楽多屋で売るにあたって「じゃぁ~どっちのボディに付ける?」って悩んだわけです。

ただでさえ珍しいカメラで独自マウントだからレンズだけ探そうと思っても、そう簡単に見つけられそうにありませんから、レンズ無しのボディが不憫になってしまいます。

だったら~着せ替えじゃないけど気分によってカメラを換えて使えるように、ボディ2台とレンズ1本の3点セットで値付けをしちゃっています。

最後にこのカメラ、以前に何度か話題にしていたカメラ「DITTO 99」の手動巻上げ版です(レンズマウントは別物)。

 

 

2022年1月12日 (水)

今年の干支

本日水曜日、我楽多屋は定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、多摩動物公園です。

寅年だからって、トラを見に行ったわけではありませんよ。目的は類人猿の仲間を観察したくて行ったのですが、写真的にはこれでした。

凄いこっち見てました、トラが。

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