我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2015年3月

2015年3月22日 (日)

関式サロン露出計

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SENOGUIDE(セノガイド)は、現物が出て来たこともあってネタにしたことがありました。

この「SEKI'S SALON EXPOSURE METER(関式サロン露出計)」はブログを始めた2008年以降、初めてです。

そこで思い出してください。いや、過去の記事も見てください。

セノガイドも関式でした。そう、同じ人が作っている計算尺式露出計なのです。

セノガイドは株式会社関研究所の製品でしたが、このサロン露出計は私の知人が今、勤務している玄光社の製品です。でも、作ったのは発明者関実(せきみのる)先生であり、セノガイドと同じなのです。

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さて、使い方。いちおう、説明書を見ておおかた理解しましたが、ここで案内するのは大変なので、こちらのサイトを参照ください→http://twileshare.com/akyg

そこで気付いた事実を一つ。

使い方を理解する前に、表面とともに深いこと考えずに裏面も一緒に画像を撮りましたが、この露出計は使う場所(緯度)によって、裏面画像で見えている丸い文字盤をひっくり返して使うのだそうです。

この表面画像の状態では「奥羽地方~北海道地方用」になっているのです。「九州地方~関東地方」では、先程の盤面を一度外してひっくり返してから、再びはめて使うのだそうです。

奥深過ぎ。。。

それと一番上の画像で「特許 関式サロン露出計」と記された下にある8個の穴が、「Salon」の文字を象っているの分かりますか?シャレてますよねぇ!

以下、ウィキペディアに書かれていた「計算尺式露出計」について抜粋しておきます。

  • 「日時、天候、被写体の種類、フィルム感度、フィルターなど色々な要素を機械的な計算尺に入力することで適正なシャッター速度と絞り値を求めるもの。」
  • 「日本でも関実が考案し1939年玄光社から発売された関式サロン露出計(後のセノガイド)を皮切りに~」
  • 「当時の写真指導界の第一人者のノウハウを盛り込んであったため、あらゆる条件下でほぼ正確な露出時間を知ることができ、佐和式1円80銭、関式2円とフィルム2本程の価格で購入でき安価であったため、電気露出計が考案されてからも広く1980年代まで使用された。」

 

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2015年3月21日 (土)

過剰包装!?

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この化粧箱をパッと見ただけでも、その模様からオリンパスOMシリーズのモノと分かる人も多いと思います。

モータードライブや、ストロボ、アングルファインダーなどOMシステムのアクセサリー類はほとんどこの模様の化粧箱に入っています。

で、このケースの中には何が入っているのだろう?と。その大きさからして、エクステンションチューブ(中間リング)とかかなぁ?と思いながらよく見たら、ボディキャップって書いてある。

開けて取り出してみると、こんな感じ。僅か12グラムのボディキャップがこんなに大事に包装されていました。

最近のカメラアクセサリーでは見当たらないくらいな過剰包装な感じ。。。

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お陰でこんなにピカピカのボディキャップが出て来ましたけどね。

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ちなみに、年代に差はありますが、ニコンの52㎜径レンズフィルター(プラケース入り)の化粧箱よりデカいです。

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2015年3月20日 (金)

過程を楽しむことは?

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自宅のベランダから撮った風景写真でフォトブックを作ろうかと思って、2ヶ月くらい前に富士フイルムのウェブにアクセスしました。データのアップやレイアウトに手を付けたものの、画像の選択や配置があ~でもない、こ~でもないしているうちに途中で中断したままになってます。。。

その時には気付かなかったのですが、数日前のこと。富士フイルムが提供している「イヤーアルバム」というサービスの詳細を知って、驚いてしまいました。

「イヤーアルバム」というサービスは、富士フイルムさんの説明をそのまま抜粋しますと、『「Year Album」は、当社独自の最先端画像解析技術の持つ「おすすめ画像の自動選択(スマートセレクト機能)」、「主人公を優先的に自動レイアウト(スマートキャスティング機能)」「メリハリのあるアルバム自動編集(スマートレイアウト機能)」により、誰でも簡単に作成できる、新しいフォトブックのサービスです。』とのこと。http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_0882.html

要は撮りためた画像を入力すれば、勝手にアルバムを作ってくれるサービスです。

このサービスを既に2年程前から始めていて、昨秋からはスマートフォンにも対応しているのだという。

私の第一印象は、「すげぇ~と言っちゃえばすげぇ~けど。そういうものか...アルバムって!?」。

フォトブックの作成を中断している人間が言うことじゃないかもしれませんが、アルバムって作る楽しみも重要なんじゃないのかな~と思うのです。

カメラのデジタル化によって、「撮る」楽しみや、現像あがりを「待つ」楽しみが奪われ、いよいよアルバムを「作る」楽しみも奪われる時代がやって来たのです(笑)。

もう何もかもが、「過程」にこだわり、楽しむ時代ではないのね。。。なんか淋しい世の中。

とはいえ、違う角度から見ると、「写真文化の衰退」とか勝手に名付けて、以前から私も危機感を持っている写真を形として残さない世の中になりつつある今、こういうサービスを積極的に利用して形に残すことが出来るのであれば、良いことなのかもしれませんが。

ちなみに以前、手作りアルバムとフォトブックについては、こんな話題を取り上げたことがありました。→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2008/08/post-2290.html

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2015年3月19日 (木)

2dai ME

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先日、ライカとくまモンのコラボモデルを話題にした時、調子に乗っておふざけでアップした妄想モデルは、PENTAX「ME」の刻印の後ろに「ijin」を追加した「名人モデル」でした。

それを見たお客さんから、「ME」の前に「2dai」を追加したモデルのリクエストが来てしまい、ついつい調子に乗ってお応えしました!

でも、、、「はいそうですか!」と、「ME」にそのまま細工するのは嫌だったので(笑)、「ME」ではなくて、ベースモデルに「ME super」を選択。で、その刻印の前に「2dai」を追加しましたよ。

どうです!妄想モデル第2弾は、「2dai ME super」。「二代目スーパー」ですよ!

なんたって!「スーパー」です!!

 

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2015年3月18日 (水)

銀座奥野ビル

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋とも定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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さて、二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」、銀座一丁目にある奥野ビルです。

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このビルに行ったキッカケは、店のお客さんの個展でした。個展については既に会期が終わってしまったので割愛させていただきますが、実に興味深い作品と展示でした。

それと同じくらい、このビルの存在にも興味を惹かれました。

1932年というから、80余年前に建てられたビル。民間の住居ビルとしては日本で最初にエレベーターが設置されたという、当時の高級デザイナーズマンションだそうだ。扉を自分で開け閉めしないといけないエレベーターも現存しています。そのほかにも、廊下、階段など至るところ館内の造りや趣きなどが魅力的でした。現在はギャラリーが20軒近く入っているそうです。

長徳先生もご自身のブログで、「よく観察とビルのあちこちから樹木が生えているのである。まさに空中庭園である」と書かれていましたが、たしかに、私も不思議な感じを受けました。

植物をメインに見上げると、茶色の貫禄ある外壁が土のように見えてくるのでした。

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2015年3月17日 (火)

押して放すと

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私の好きカメラの1台、フォクトレンダーVITO-B(上の画像右側)に露出計を付けたモデルが、「フォクトレンダーVITO-BL」(上の画像左側)です。

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この露出計の使い方について。ボディ背面、巻上げレバーのすぐ上にあるのが露出計のボタンなんですが、このボタンを押して放すと測光された結果が表示されるようになっています。この操作にちょっと戸惑いがありました。

どうでしょうか!?

他のカメラの露出計の使い方を鑑みると、押すと測光されて、押している間だけその結果が表示されるような気がしませんか?または、押すと測光されて、放すとその位置で表示が固定されるとか、そんな気がしませんか?

このモデルは押した段階では、どんな状況下でも一旦同じところまで振り切って、放すと結果が表示されます。

文字だと分かりづらいので、動画も添付してみます。

フォクトレンダーVITO-BL
YouTube: フォクトレンダーVITO-BL

露出計なしのVITO-Bは手元に1台置いてありますが、VITO-BLは普段持っていません。そうは言っても、今までに何度もVITO-BLも触ってきたことがあります。その時には気にならなかったので、この個体が変なのかもしれませんけど???

もし、この機種をお持ちの方いたら、試してみてください。また、持っていなくても使い方に自信のある方いらっしゃったら、教えてください。

押して放すと結果が表示される~で正しいのかどうかを。お願いします!

 

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2015年3月16日 (月)

MEijin

先月発表された「LEICA M-P‘CORRESPONDENT’」に続いて、またまたライカが話題を提供してくれました。

くまモンとのコラボモデルを発表したというのです。

Photo

M

個人的には「くまモンのライカC」はまだいいような気がするのですが、「くまモンのライカM」はいいのか!?って思ってしまいました。

記事を読んでホッとしたのは、「くまモンのライカC」は発売(3/12~)が決まっていて、「くまモンのライカM」は参考品で発売は未定とのことでした。

でも、こんなモン見せられたら、遊び心に火がついちゃいますよねぇ。ボディ前面の「M」の前後に「KUMA」と「ON」付けてるの見た瞬間に、これを真似ようとして、頭の中はグルグルとカメラの型名とボディ前面の刻印が回り始めました!

「きたーっ!」って思えたのがこれ、ペンタックス「ME」に「ijin」を付けて、「MEijin」(名人)。で、ペンタ部にはあの似顔絵を入れちゃいます。

Meijin2

  

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2015年3月15日 (日)

手垢ついてません

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異業種(飲食業)の話ではありますが、荒木町についての記事があって、「私たち、手垢のついてない街『荒木町』が気分です」みたいなタイトルがついていました。また、「年上のおじさまのような街『荒木町』渋くて本物」とも。

買取りのアローカメラについて言えば、必ずしもマニアに限定されず、不要になったカメラやレンズの整理をされる目的で、いろんな層のお客さんがいらっしゃいますが、我楽多屋の方は、かなりディープと言えるかもしれません。「渋くて本物」は言い得てます!

ただ扱っているものは、手垢がつきまくった中古カメラばかりですからねぇ。ずいぶんと相反している(笑)。

さて、最近、我楽多屋にも若い女性が手垢を気にしないで済むようなアイテムを置いてみてます。

ひとつは埼玉方面がメインではありますが、「ふぉとさい」という写真情報誌。作品発表やアドバイス、写真教室の案内などが掲載されています。

もう一つは、カメラ型したブローチ。普段は小物や食器を作られてる方の作品です。焼き物なので独特な存在感ありますよ。

 

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2015年3月14日 (土)

プラクチカFX3

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このカメラのファインダー部分でいろいろと遊んでいました。

閉じた状態はヘルメットみたいだし、開いて特にスポーツファインダーとして使う時の格好は複雑だけど、ちょっと絵になるよなぁ~などと。

全閉状態 ↓

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ウエストレベルファインダーとして ↓

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ルーペを出したウエストレベルファインダー ↓

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スポーツファインダーとして、後ろからと前から ↓

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と、その変化具合をそれぞれ撮ったりしながら、ふっと気付いたのは、このファインダー取り外しが出来ないってこと。

中判カメラは除いて、一眼レフでありながらウエストレベルファインダー固定のカメラって、考えてみると他にほとんどありません。戦後のカメラではこれだけかもしれません。*アサヒフレックスはいちおう透視ファインダーが付いていますし。

なので、このカメラを縦位置撮影で使って、スクリーンを見るには、、、こんな風に横向きで撮らないといけなくなります。

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2015年3月13日 (金)

Leica=Nikon!?

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Leicaの赤丸とLEICAのロゴ文字、ともに刺繍で入っているこのストラップ。

これだけ堂々と刺繍されている以上は純正品だとすると、どのカメラに付いていたものなのかな~なんて思いながら調べていたら、気持~ち引っ掛かっていた通りな・・・、レモン社さんが正規代理店だった頃に別売りアクセサリーとして作っていたもののようです。

そういうことなら幾分納得しやすくなるのですが、画像の中で、このライカストラップと両サイドにあるニコンストラップ。

この3本の革の部分、どうみても同じに見えますよね。形や大きさ、縫い方だけじゃないです、革の材質までほとんど同じ。同じところで作っているようにしか見えません。

ライカとニコンが同じ体裁~ということに違和感を覚えずにいらなくて調べ始めたことなんですが、今の時代、こういうのは仕方ないことですかね。

 

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