我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2024年6月25日 (火)

特別販売!田中長徳写真集「WIEN MONOCHROME 70's」

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田中長徳先生の貴重な写真集「WIEN MONOCHROME 70's」特別販売のお知らせ!

作成されたのは19年前の2005年。1,000部限定の上、書店販売されなかったという幻の写真集です。

過去に4度ほど我楽多屋で特別販売させていただきました。前回が5年前、その時に最後のチャンスになるかも...だったのですが、出版元の倉庫にまだ僅かに残っていたとのことで、再びのチャンス!!価格は割引価格の税込8,800円(税込定価10,476円)でのご提供です。

★特典として、1976年頃に長徳先生がウィーンで撮影された作品(この写真集には収録されていないカット)のポストカードを4枚セットで付けちゃいます!

☆アウトレット品ではなくて、完全新品です。

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「WIEN MONOCHROME 70's」

70年代に長徳先生がウィーンを撮ったモノクロ作品は映画のワンシーンのようです。使用機材はライカM2、M3、ニコンSP、キエフ、ローライフレックスなどなど。作品はもちろんですが、その装丁が立派な点も貴重な一冊です。(サイズ265㎜×265㎜×38㎜・480ページ・重さ約2.5kg)

 

ご来店いただける方、税込み8,800円にて販売いたします

  • 我楽多屋へ直接ご来店くださいませ。
  • 在庫数僅少ですので、ご来店前に必ず在庫の確認(℡03-3225-5538)をお願いします。 

 

通信販売をご希望の方、価格は送料・発送手数料・税込み合計で10,300円です

  • メールにて(garakutaya@tokyo.nifty.jp宛て)、お名前・ご住所・お電話番号・メールアドレスをお知らせください。
  • 受付後、送金口座などをお知らせするメールを送ります。

 

★我楽多屋の在庫が残1冊になりました。なるべくお早めにお求めください。

 

Kodak Retina Reflex

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レチナ・レフレックスのガゼットケースを開けてカメラを取り出したら、カメラを置いてあったのと同じ向きでイラストが描かれていました。なんか洒落てますよね。

イラストの描かれた中敷きの下には、交換レンズが2本固定出来るようにリアキャップと同形状のものが貼り付けられています(すみません、写真撮り忘れました)。ニコンにもF2の時代のガゼットケース(下の画像参照)、ペンタックスでは67用のトランクケースでそういう仕様のがありました。

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ところで、レチナ・レフレックスはそれ程多く見かけるカメラではありませんが、レチナⅢcを一眼レフにしたモデルだそうです。その関係性は、レンジファインダー機のニコンSPと一眼レフ機のニコンFと同じようなものと言われています。

ニコンSPとFではそういう訳にはいきませんが、レチナの場合は同じ規格の前玉交換式なので、レチナ・レフレックス(この初号機のみ)にはⅢc/ⅢC/Ⅱc/ⅡCのレンズが使えるようになっています。逆方向の使用では距離計が連動しませんけど…。

 

 

2024年6月24日 (月)

ヤシカペンタっぽいのがCMに出てる

USJこと、ユニバーサルスタジオジャパン。大阪の人は「ユニバ」って呼ぶらしいですね。

最近流れているUSJのテレビCMを見て気になっていることがあります。俳優の菅田将暉さんがカメラを手に持ちながら立ち上がって歩いてテーブルに置いて去っていくのですが、そのカメラが何なのか気になっているのです。

一眼レフですが、ニコンでもキヤノンでもミノルタでもペンタックスでもない感じなので、ちょっとマイナーなカメラっぽいのです。


YouTube: NO LIMIT! サマー 2024|USJ

家のテレビで数回見た時点では「ミランダ?」と思ったのです。ぼんやり見取れる巻上げレバーやボディ左肩前面にある受光部っぽい出っ張りを理由に。

でも、YouTubeでスロー再生して拡大などして見つつ~ミランダのカメラと比較すると、どうも違うっぽいのです。次にペンタカバー部の雰囲気も加味して「ヤシカ?」と思って、店にあったヤシカペンタJ-3と比較すると良い感じ。

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特に、CMの一番最初に映るカメラが底面の方から見えるアングル、要はレンズマウントのエプロン部分下方のデザインがヤシカペンタとかなり一致するのです。

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今、店にあるのはJ-3なんですが、近似機種のJ-4やJ-7は先に述べたエプロン部分の色が真っ黒になってしまうので違いそう。

かなり、ヤシカペンタと決め込んでいますが、何分にもCM映像が鮮明に見て取れないので自信の程は65%くらいです…(^^;)

 

 

2024年6月23日 (日)

Nikonって書いてますけど

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お客さんに「これ、あげます(^^)」と、言ってもらっちゃったストラップです。ちょっと珍しいものでは?ってことで、そのお気持ちが超ウレシイ!

Nikonの前後の文字「För」と「Kameras」の表記から、ドイツ語圏向けのモノであろうことが推察されます。カメラが「K」から始まってますし、「För」は「For」の意味。

「For」って書いてあるってことは、メーカーオリジナルや公認ってことではないでしょうね、きっと。

でも、「Nikon」のロゴが入っちゃってますけど。色もイエローでニコンのコーポレートカラーで。

そういえば、ニコン純正のこのストラップに色味や柄も似てますね。

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話がストラップから離れますけど、他店のSNSなどで今までに数回見たことあるのですが「お客さんが要らないというのでもらっちゃいました!」と、かなり良いカメラなどをタダでもらっちゃったお店が画像をアップしているのを。合計額で普通に10万円以上で買取れるカメラなどの画像も見たことあります((+_+))あれってどうなんでしょうね?売っちゃうんですよね…。

私もカメラ(かなり安めなの~というのも失礼かもしれませんが)をもらったことありますが、そういうのは私物として持っていますけどね。

そうじゃない場合はちょい下取りみたいな形で対応していますし、ちゃんと値踏みが出来るものは買取りや物々交換で対応します→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2024/01/post-4eb0.html

 

 

2024年6月22日 (土)

「Z 6Ⅲ」じゃなくて「Z6Ⅲ」

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ニコンのミラーレス一眼の最新機種「Z6Ⅲ」が発表されました。

これも昨日話題にした「PENTAX 17」同様に、予想を上回る受注数だそうで注文が遅れた人は納品までにかなり待たされるそうです。

新型のスペックについては専門記事などに任せるとして、私が今回おもしろいなぁと思ったのは製品名の表記が「Z6Ⅲ」で、従来機種は「Z 6Ⅱ」なんだそう。

今までは他のミラーレス機も「Z 9」であり「Z 8」「Z 7Ⅱ」「Z 5」「Z f」」「Z 50」「Z 30」「Z fc」と、「Z」とそれ以降に半角スペースが空くのだけど、今度のは「Z」の後に半角スペースが無くて「Z6Ⅲ」が正式なんだそうです。

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そして、これを機に従来の他機種も半角スペースを省いて「Z9」や「Z6Ⅱ」「Zfc」と表記するらしいです。

ちなみに、ニコンさんのサイトを見ると~Z6Ⅲが発表された以降に書き込まれた分では、従来機種でも半角スペースが省かれています。でも、以前に遡ってまで修正はしていない模様です。

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この変更の理由は何なんでしょうね???

私は以前にちょっとだけ本を出版する側の仕事をしていたので、統一表記とかちょっと気になってしまうんですよね…。

隣りのアローカメラの場合、店名は「カメラ買取り専門アローカメラ」。その他の文中でも「買取り」だけど、「買取職人」や「買取価格」などひと塊りの単語として捉える場合だけ「り」を入れないことにしていました。その理由は見た目重視という、こちらの一方的な思いでしかありません。

それも私がアローカメラの広告などに直接携わっている時のことで、今のアローカメラのウェブサイトでは「買取」だったり「買取り」だったり、なかには「買い取り」もあって...かなり統一されていませんね。

ただし…下の画像は私が携わっている時に設置した建物の外に掲げた看板。青い縦長の看板にある顔のイラストの下の文字が「買取り名人」。看板屋さんの作業が終了して見上げたら、「り」が入っていて「あぁ~」と思ったのを覚えています。ま、当事者以外は何んとも思わないんでしょうけどね(・_・;)

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2024年6月21日 (金)

どっちも「17」

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えーと、待ち時間は一年半でしたっけ?

6月18日、リコーから新しいフィルムカメラ「PENTAX 17」が7月12日に発売される発表がされました。予想を上回る注文数で、既に受注を一時的にストップしているとかいないとか…。

YouTubeでリコーさんから「PENTAXフィルムカメラプロジェクト」が発表されたのが、2022年12月でした。

以後あまり大きな発表などされず…で、数ヶ月前に私もこのブログで一度だけ話題にしました

その時はハッキリとは書かなかったですけど、私と同じ世代かそれ以上の世代の人の中にワクワクと期待を膨らませ過ぎているような人が散見されたので、金属製機械式カメラを愛でている世代の人はあまり過剰な期待をしない方が良いかもしれませんよ…というようなことを。

発表されて数日が経って、各所でいろいろな意見や反応がされていますね。

私も一言だけ。発表された日にネットで得た情報だけで思ったのは、少し前にハーフ判とは聞いていたので「ちょっと大きいなぁ」。

それから、カメラの名称「PENTAX 17」。「17」はハーフ判のサイズ17mm×24mmに由来するのでしょう。

でも、ここ数日間ずっと思っていたのは~私の近辺ではまだ誰も言われてませんが「17」というと「ヤシカハーフ17」を連想してしまうのです。ただ、ヤシカハーフ17の「17」はレンズのF値1.7が由来だと思うんですけどね…。

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ちなみにウィキペディアによれば、ハーフ判サイズの公称値を17mm×24mmとしていたのはリコーで、公称値18mm×24mmとしていたのがオリンパス、キヤノン、コニカだそうです。ヤシカはどうだったんだろう??そして、ハーフ全盛だった1960年代頃、ペンタックスはハーフ判カメラ市場には参入しなかったんですよね。

 

 

2024年6月20日 (木)

店内でのイヤホン装着について

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久々に注文の多い中古カメラ屋します。

最近、特に気になるのが店内でイヤホンやヘッドホンをしている人。

品物に触らず見回しているだけならお声掛けをしたことはありませんが、品物を手に取って見るのにイヤホンなどを付けたままの場合は、様子を見てお声掛けをするようにしています。

「イヤホンで何か聞かれているなら、外してから品物を手に取ってください」と。追加で「品物を操作するのに他の音を聞きながらというのは、品物の扱いに気を遣っていただけていないことかと...」などと。

ただでさえ、品物の扱いが雑や荒くて品物同士をぶつける人などいらっしゃいます。イヤホンをしていたら、その音さえご自身で聞こえなくなりますよね。

それに品物の状態を確認したくて手に取るのであれば、イヤホンをしていたらその操作感や操作音を感じる感覚が鈍るはずです。

そういう理由で、店内でのイヤホンの装着をやめていただきたいのです。

じゃあ、音を出していなければイヤホンしていてもいいのでは?という人もいらっしゃるでしょう。こちらから見て、音が出ているのかいないのか…ほぼ見分けがつきません。それに、音を出していなくてもイヤホンが耳の穴に入っている以上、いくらか外部の音が聞きずらくなるんじゃないでしょうか。

以前には一度だけ、骨伝導イヤホンで音楽を聴いている方がいらっしゃったので、説明してご理解いただき外してもらったことがあります。

ここまで話を進めると、補聴器かもしれない…という人もいらっしゃるでしょう。それは話が全く別ですから、今日の内容に該当しません。

 

過去の注文の多い~系のブログ記事

 

2024年6月19日 (水)

荒木町裏路地

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、荒木町のクランク路地。

個人的に思いつきで継続して撮っている荒木町裏路地。これはちょっと多めに「いいね」もらったので。

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2024年6月18日 (火)

ミッキーマウス

本日第3火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

 

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アルコ8を買いに来られたお客さんが、我楽多屋に来る前の店で衝動買いされたトイカメラ。

ミッキーマウスの顔からしても、レトロ感あるカメラです。画像ではよく見ないと分かりずらいですが、鼻にレンズがあって、おでこにファインダー窓があります。

カメラ自体のサイズは前後に分割して開いた状態の画像で把握できるかと思います。案外と大きいです。

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専用?のフラッシュガンを差し込むであろう穴が頭に二つあるのですが、フラッシュガンがどんな形状をしていたのか?ちょっと興味深いです。

使用フィルムがカートリッジタイプの126フィルムなので、1963年から1970年頃に売られていたものであろうことが推察できます。日本ではディズニーランドが出来る15~20年くらい前のこと。

ちなみに、今まで我楽多屋に出たことのあるミッキーマウス絡みのカメラはこんなのが2台ありました。

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それ以外にもネックストラップ扇風機なんてのも…ありました。

 

 

2024年6月17日 (月)

F-301とF-501

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ニコンから同時期に販売されていた2台、左がMF機のF-301で右がAF機のF-501であることは当然のように認識していましたが、こうして2台を並べて比較してみようと思うことは今までありませんでした。

ちょうど今、2台揃っているのでやってみて気付いたこと。外観上、AFに関する操作系や接点の有無以外は本当に大差無しでした。

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僅かに高さが違うのは、底蓋を外して装填する乾電池の差。デフォルトでF-301は単4電池4本、F-501は単3電池4本なので、底蓋の厚みが僅かに違って、その差が高さの差。

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F-501の方は取扱説明書が有ったので確認したら、単4電池ホルダー(底蓋もセット)も別売りとして載っていました。その逆も物理的には可能なようですが、その場合は底蓋と画像の中で外して手で持っている部分が必要になるので、メーカーとしてどういう扱いだったのかは不明です。

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また、背蓋は完全に互換性があるようで、別売りのデータバックMF-19は共用。

この2台の関係性で興味深いのは発売時期。F-301の発売は1985年9月で、F-501は1986年4月なのです。AF機として開発されたF-501からAF機能を省いたのがF-301であれば、同時発売かMF機のF-301が少し遅れて~が自然な気がするんですけど、逆なんです。

だからと言って、F-301ありきで~そこにAF機能を追加したのがF-501と捉えるのは、両カメラのデザインや時代背景を考えると無理があります。そこらへんについてウィキペディアには「オートフォーカスに対する市場動向を探る過程で先行導入された」なんて書かれていましたが、ミノルタα-7000が1985年2月に発売されて大ヒットするあたりとの因果が相当に影響してそうですよね。

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