我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2024年2月10日 (土)

フィルム事情

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先週水曜日の画像です。

映画を観ようと足を運んだ川崎だったのですが、そもそも時間がギリギリだったところに電車が遅延したので映画鑑賞は断念して、まずは駅前のヨドバシカメラさんへフィルムを買いに行きました。

フジのネガカラー100を買うつもりで行ったら、在庫なし...。で、コダックColorPlus200を買って、コーヒーショップで装填した直後の画像。

店でお客さんと話題になることも多い現在のフィルム事情。価格上昇も抑えてもらいたいですが、欲しい時に入手出来ない…流通量も問題ですよね。

先日、写真家の中藤毅彦さんがご来店された時に伺ったのですが、中藤さんが使う白黒フィルムは基本コダックのTRI-Xらしいですけど、一昨年の年末に発売されたKIKI PAN320というフィルムが値段的にも手頃でお勧めとのこと。粗めの粒子が中藤さん好みであるらしいですよ。

 

 

2024年2月 9日 (金)

あのプロジェクト、どうなってる?

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*上の画像、ブランド名の部分に加工しています。

一昨年の12月に突如発表された「ペンタックスフィルムカメラプロジェクト」。このブログでも去年の3月に話題にしました→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2023/03/post-a44e.html

去年の夏あたりにどこかで試作機の一部がチラ見せされたとか、年末あたりにどこかで試作機の巻上げ部分だけが公開されたとか~情報がちょっとだけ流れて来ていますが、どうやら第一弾はコンパクト機らしいですね。

でも、それがいつ登場するのか?本当に登場するのか?は、まだ未知数みたいです。

我楽多屋のお客さんに多い、現在50歳前後以上のフィルムカメラで育った世代の方々と話をすることが多いのですが、昭和に造られた金属カメラを知っているカメラ好きのカメラ欲を満足させてくれる質の品物が登場するのかどうか?非常に疑わしい予感がしています。

リコーペンタックスさんを敵に回すような言い方をしちゃいましたが、令和の時代に昭和の時代に造っていた質の製品が造れるのかどうか?という~カメラに限った話ではない問題があるからです。

あと、リコーペンタックスさんがここ1年間くらいされている発信の仕方が若いタレントさん等を使ったり、その内容からしても完全に若い世代向けにされていると思うからです。

造ったら売らないといけないわけですから、昭和世代を満足させられるレベルの品物でないならターゲットを変えなければいけませんし、いや、初めから口だけ達者な昭和世代は見ていないのかもしれません。

そんなことを言いつつも勝手に妄想したりするのも楽しいことで、こんなカメラならどう?とか余計なお世話を言いたくなるのです。販売当時はリコーさんでペンタックスとは無縁でしたが、「リコーMF-1」なんてカメラくらいの内容なら、質は別にしてマニアさんも喜んでくれるのではないか?とか。

でも…カメラは出来た売ります!となっても、フィルムの値段や流通量も含めて考えてもらわないと、造っただけの自己満足で終わってしまうような気もします…。

頑張れ!ペンタックスフィルムプロジェクト!!

 

 

2024年2月 8日 (木)

ニセスト

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これはビックリ箱!?いや、箱じゃなくて袋ですが、元封のままのストラップです。

「Nikon Professioponal Services」と刺繍されているものの、ニコンがプロ向けに配布している~いわゆる「プロスト(プロストラップ)」ではなくて、ほぼ100%それの偽物だと思います。開封して確認していませんが、まず間違いないでしょう。

だって、Nikonの文字やラインが少し歪んだりしています。ストラップの太い所と細い所の境目にある革の部分を本物と同じように紙で覆って袋詰めされていますが、隙間から覗き見たら~過去に見た偽物と同じように革の部分が貧相な作りをしているように見えました(画像ではそこまで見えませんが)。

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下の画像のように、本物は革に厚みがあるし革の表面を黄色く塗ってから黄色い糸で縫っていますが、隙間から覗き見た偽物の革は縫った後に糸と革と一緒に黄色く塗ってしまったような感じでした(思い込みでそう見えてしまっているのかもしれませんが…)。

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折角の元封なので、ビックリ箱!?いや、箱じゃなくて袋ですが、開封してのお楽しみ的にこのまま店に出そうかと思っています。

 

 

2024年2月 7日 (水)

枯れ紫陽花

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、川崎市貝塚。

紫陽花の花って時々、天然でドライフラワー化してますよね。その立派なのを川崎市内の住宅街で発見しました。

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我楽多屋で買ったモノマガジン更新

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田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

第292回目のテーマは「ローライマジック用のストラップ取り付け金具は重要である」です。

こちらより、お楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine1.html

 

*閲覧は2024年5月初旬まで

 

2024年2月 6日 (火)

MAXと同じ数だけ

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「お店あるある」とでも言うのでしょうか!?

普段は全然ない時もあるのに、何故か同じものばかりが揃ってしまったりすることがあります。

我楽多屋ではそれを「呼び」なんて言ったりしていますが、今回のようにあまりにも市場性が乏しいものがこんなに揃ってしまうと、もう「呼んで」欲しくないです…笑

ニコンのフィルム一眼レフ「PRONEA S」。

使用フィルムが2011~2012年に製造販売が終了したAPSフィルムであることが最大の難点。そして、交換式レンズは不変のニコンFマウントであるものの、35ミリフィルム使用カメラ時代のFマウントレンズをこのカメラで使うことは出来るものの、反対にこれのレンズを35ミリフィルム使用カメラに使うことは干渉する部分があって不可能…ということで、レンズの応用も難しい…のです。

お堅いニコンさんらしからぬスタイリッシュなデザインなので、コレクションや鑑賞用にいかかでしょう!?

さて、販売当時このカメラの宣伝は女性ダンスグループ「MAX」が起用されていました。そのMAXのメンバー数と同じ数だけ~4台も揃ってしまっています。

下の画像は楽屋で出待ち中のイメージで…笑。

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2024年2月 5日 (月)

鳥🐦鳥🐦鳥

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上の画像、おもわず「閲覧注意」って書き添えそうになりましたが、これはアサヒペンタックスSPの取扱説明書の最終ページに載っていた写真です。

作例というよりは挿絵的な感じで使われている写真なんですが、多数の鳩らしき鳥が写っています。これだけの数が群れている様、人によっては嫌悪感を覚える人が居るかもしれませんね…。

動物好きで鳥も好きな私でも、この写真をよく見て「うわっ…」と思ってしまいましたから。

ヒッチコック監督の映画「鳥」を観て鳥が怖くなった人、特に群れた鳥がダメになった人も多いはず。

映画の公開は1963年、アサヒペンタックスSPの発売は1964年。この取扱説明書は発売直後のものではなくて、少し経過してからリデザインされたもののようなので、まず間違いなく映画公開後に作成されたもの。鳥恐怖症対策出来たはずなのに…。

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2024年2月 4日 (日)

「我楽多屋」指定(^^)

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店を長年やっていると、そりゃ~良いふうにも悪いふうにも言われてしまうことがあります。それなりのこだわりを持って営業していると尚更です。

時々エゴサーチ的なことをすることもありますが、特に悪く言われていることを気にし出したらキリがないので程々にしています。

ここでは良いことだけ(^^)

ネット上のどこかの書き込みにこんなことが書かれていました。「動作品のカメラについてはアローカメラにて、またアローカメラ併設の我楽多屋さんもジャンク品の買取で何度か利用しました。カメラ関係の買取に力をいれているお店のはしり(昭和の時代からカメラ雑誌に広告掲載)だけあって、信頼の置けるお店です。とくに売る段階でジャンク品と分かっているものについては、こういったお店の中ではもっとも大切に、適切に販売してもらえるお店だと思います。」

涙が出るくらい、嬉しい口コミに感激しました。

また、先月のこと。アローカメラ買取職人のところへ相談電話があって「手放したいカメラレンズが大量にある」ということで都内近郊へ出張買取に行きました。お顔を拝見すると、我楽多屋へ時々ご来店されている方でした。

品物は既に段ボールやクーラーボックスなどに梱包されていて「お任せします」とのことだったので、そのままお預りして車に積み込みました。

1個だけ「我楽多屋」と記されたクーラーボックスがありました。戻って中を確認すると、ちょっと難のあるものや一般的な市場性が低めなものを中心に、それこそ我楽多屋向けなカメラ12台レンズ10本が入っていました。

シッカリと私どもの店をご理解くださっていて、こうしてご利用いただけるのは商売冥利に尽きる~というやつです。とても有難く感謝感激。

 

 

2024年2月 3日 (土)

アイレス 35ⅢC

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お客さんカメラ2台です。2台とも同じ「アイレス 35ⅢC」。でも、手前の方は我楽多屋出身。

少し前にお買上げいただいた時点でシャッターに少し粘りがありましたが、ご自身で手当てをされてフィルムを通して撮影した結果、このカメラがかなり気に入ってしまったそうです。

すると程無く、レンズの明るさ違いの35ⅢC(4.5cm/F1.9付)を見つけてしまって入手。こちらは我楽多屋出身のもの(4.5cm/F2.4付)より状態が悪かったそうで各部の手当後に貼り革も変えて、今1本目のフィルムを装填してテスト撮影とのこと。

このお客さんは少し前に話題にした「1年半で80台80本」の人。フィルムカメラ、フィルム写真をとても楽しんでいらっしゃる様子で、話を聞かせていただく私も楽しくなります。

ご来店中もフィルムが入っていない我楽多屋出身の方のシャッターを切って、その音の良さにニコニコされていらっしゃいました。

 

 

2024年2月 2日 (金)

何のファインダーか当てよ!

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常連Yさんがカメラを入れて来た袋にプリントされてるイラストを見せて「これ、何のファインダーか分かりますか?」と、ずいぶんとマニアックな質問を私にしました。

「Nikon」って記されているから、ニコンであることは間違いないんでしょうけど。直ぐに答えられませんでした。

答えは「F3AF」とのこと。

F3AFはあのデカくて不細工なファインダー(AF FINDER DX-1)側にスクリーンも一体化されているんですよね。で、ファインダー像の下辺にAF合致マーク(普通のF3にDX-1を乗せるとフォーカスエイドが利いた)があるのが特徴。

それを踏まえていれば、答えを出せたのかもしれません。

で、常連Yさん。その日のお買上げ品は先週にブログネタにしたF3用のテレビフレーム・スプリット式のファインダースクリーン

Yさんがファインダースクリーンマニアであることを知った日でした。

ところで、最近のスマホは便利ですね。上の画像を開きながらスマホ画面を2回タップするだけで瞬時に翻訳されました。一番上の「Nikon」だけ「ミコン」になっちゃってますけど…。

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