我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2020年4月14日 (火)

何か気になって...

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こんな時だから、笑ってくれる人が居るかもしれない...くだらないネタで~!!

「ROUND 1」って記された、このゴッツいカメラ。以前にも見たことがあります。

これと色違いのを過去にこのブログでも話題にしたことがあります(→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2014/09/round1-c9ba.html)。

今回のこの色のボディを見ていて、何か気になりました…。

しばらくして、判明しました。関東在住なのでいちおう検索して確認もしました。

阪神電車にこのオレンジとクリームっぽいツートンカラーの車輛があるんですよね。それとイメージがかぶってたわけです。

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色の上下は逆ですけどね。。。あと、実際に並べてみたら色味も案外と違いました(>_<) 画像では余計に違って見えてるような...

それだけのことです(^-^)

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、および ブログ「カメラ買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

2020年4月13日 (月)

中古品に同じものはない

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アイレス・バイカウントのファインダー内に見えるブライトフレームには、標準4.5cmの画角を示す金のフレームと、望遠のコンバージョンレンズを付けた時の8cmの画角を示す赤いフレームの2種類が見えます。

これについては7年半前のブログで話題にしていますので、そちらもご覧ください(→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2012/09/golden.html)。

あの時の個体は赤いフレームの右側がちょっと不鮮明でしたが、今回の個体は赤いフレームの左側が不鮮明です。

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これの原因が、何かが物理的にズレているだけなのか、劣化に因るものなのか。分解や修理をしない私には分かりません(7年半前の右側が不鮮明な方の画像を見る限りはズレてるっぽい)。

ただ、古いモノってのはある意味でこういうものですよね~ということに、ちょっと触れたくて話題にしてみました。

買取職人が昔から「中古品というのは1台1台程度や状態が違うものなので、現物を見ないで査定をすることは出来ない~」と言っていることも、これに当てはまります。

また、古いレンズの描写などについて、すんごいレベルで気にされるタイプの人。目に見えるカビやクモリなど以外にも微妙なコーティングの変化やレンズの構造的な精度などなど、個体差が出るであろうことはほぼ必至なのに、そのタイプの人は一つの答えを求めたがります。

それを否定するわけではないんですが、中には個体差を認識することを楽しみされているマニアもいらっしゃるくらいなので、中古品を趣味とする時は少しくらい大らかさがあった方がラクなんじゃないのかなぁ~というのが私のスタンスでもあります。

 

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2020年4月12日 (日)

ストロボ無しよ

何かの景品で使われたかのようなカメラなので、トイカメラ感バリバリなんですが、カメラ屋として少しマジに!?ツッコミを入れてしまいます。

このカメラ自体にはストロボ内蔵されていないのに、内蔵されているカメラとパーツ共用しているために、あっちこっちに(といっても4ヶ所)ダミー部分が存在しています。

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  • 1つ目は、ストロボ発光部が黒く目隠しされていてブランド名っぽい文字が記されています。
  • 2つ目は、ボディ正面レンズの下方に3段階の切り替え部分に「レンズカバー閉じ」「レンズカバー開き」と共に「ストロボON」のアイコンがあります。
  • 3つ目は、ファインダー窓のそばにストロボ充電完了用ランプが付くであろう丸い型だけあります。
  • 4つ目は、電池室の蓋らしき部分(開きませんが)があります。でも、このカメラは巻上げ巻戻しやシャッターに電池を必要としません。

この4つ、どれもがストロボ内蔵モデルとパーツを共用している証拠ですよね。こういうのって、廉価モデルであることをバリバリと主張しているようで、ちょっと淋しいっすね。

最近はあまり見掛けませんが、昔の車は廉価グレードだとダッシュボードに目隠しされたボタンがたくさんありましたよね。ちょっと貧乏くさい感じもしました(>_<)

 

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2020年4月11日 (土)

斜めなところが好き

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オリンパスの一眼レフカメラ「OM30」は専用AFレンズ(といっても1種類しか販売されなかった)と組み合わせることで、AF撮影が可能になるAF過渡期のカメラです。

ご覧のようにMFレンズとの組み合わせではAF機能は作動しませんが、フォーカスエイド(手動でフォーカスリングを回した時に、フォーカスが合致するとファインダー内にランプが点灯する)は可能です。

さて、OM30の紹介は10年前に一度、同様なAF過渡期カメラのペンタックスME Fと一緒にしているので、そちらも見ていただくとして(→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2010/06/mef-om30.html)、今日はこのカメラの妙な部分に気付いてしまったのです。

巻き上げレバーの上面に傾斜があるんです。

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これの何か凄いの?とか聞かれたら困ってしまうのですが、こういうデザインの巻上げレバーって他に見たことないような気がします。見方によってはカッコよく見えませんか!?

たったそれだけのことなんですがぁ~外出を自粛されているカメラ好きな方も、お手持ちのカメラの変わった部分とか凝ったデザインとか見つけて楽しむのも一つの方法なんじゃないかなぁ~と思ったりしたものですから(^-^)

2020年4月10日 (金)

特別通販も緊急事態宣言です!

おかげ様で以下の特別販売は嫁ぎ先が見つかりましたので、終了させていただきました!

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中古本の「カメラGET!」特別通販も『緊急事態宣言』です!

Facebookページ上で先週から案内している、学研発行のCAPA臨時増刊号「カメラGET!」中古本の特別通販。1週間を過ぎても嫁ぎ先が見つからないので、今日から毎日値段を日々300円ずつ下げていきます。

興味のある方は、どのタイミングで名乗りを挙げるか!?ちょっとゲーム感です。

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『カメラGET!』No.1~No.34、

  および前身の『中古カメラGET!』9冊も含めた全43冊

4月10日価格 7,700円(税込)!!

4月11日価格 7,400円(税込)!!

4月12日価格 7,100円(税込)!!

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4月12日に売れないと4月13日午前10時~6,800円になり、4月13日も売れないと4月14日午前10時~6,500円になります。売れないと以降も毎日300円ずつ安くなっていきます。

 

以下の14冊は別冊付録が欠品しています。97年12月号、98年7月号、1号、18号、19号、20号、21号、22号、23号、24号、25号、28号、32号、33号。該当号の別冊付録の内容は背表紙をアップで写した画像でご確認ください。

なお、復刻版取扱説明書は全22種あるうち、「ニコンF」「ニコンFフォトミック」「キヤノンF-1」の3種が欠品です。

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★ご希望の方はarrow.noda@nifty.com宛てにメールをお願いします。送料は着払いでお願いします。
★ご来店お買上げ&お持ち帰りの場合もメールをお願いします。

 

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我楽多屋で買ったモノマガジン更新

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田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

第246回目のテーマは「若草色のベストポケットコダック」です。

こちらよりお楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine3.html

 

*閲覧は2020年7月初旬までです。

2020年4月 9日 (木)

御年80超えカメラ

本日4月8日(木)、我楽多屋は地元商店会の用事で17時半に閉店させていただきます

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一昨日、話題にした「ライカ・スタンダード」が発売されたのは1932年でした。

今日これを書くにあたって、画像を拡大して製造番号を確認したら、あのお客さんライカはまさに最初の1932年に製造された個体であることが判明しました。

そして、今日紹介するのは「ローライフレックス・スタンダード」。

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これもかなりの貫禄です。このカメラも1932年に発売されたモデルなんです。ボディやレンズの製造番号から、この個体は1936年ものであろうことが分かりました。

こうして製造年を調べ、カメラの状態などのチェックも終えて、値付けを済ませた頃。買取職人が興味深そうに、このローライフレックス・スタンダードを見て「これは何年頃のカメラだったかね?」と言いました。「あなたより年上ですよ」と言うと、「カメラは長く持つよねぇ~」と。

いやいや、あなたも後20年現役続けたい!と、いつも言ってるじゃないですか(笑)

ところで、1932年というと。オールドライカの人気モデル「DⅡ」も1932年発売。さらに、レンジファインダー・コンタックスのファーストモデル、ブラックコンタックスの愛称で親しまれている「Ⅰ型」も1932年発売なんですよね。

1932年は歴史に残るカメラの当たり年だったのかもしれません。

ちなみに、うちの買取職人は1939年モデルです。

 

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2020年4月 8日 (水)

かまくら と 雪だるま

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日です。

また、緊急事態宣言発令後も通常営業の予定をしております。よろしくお願い申し上げます。

*ただし、4月8日(木)は地元商店会の用事で我楽多屋は17時半に閉店させていただきます

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、四谷舟町。

そういえば、ちょうど10日前の3月29日(日)って東京は雪が降ってたんですよ。覚えてますか!?

繰り返す寒暖の気候や新型コロナウイルスのことで、すっかり忘れかけてました。

これは、うちの店から歩いて1~2分にあるマンションのエントランス付近に作られていた「かまくら」と「雪だるま」だと思います。

雪の量が少なったからでしょう。どちらも貧相...いや、かなり小じんまりとしていますね。

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2020年4月 7日 (火)

本貫禄ライカセット

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昨日、Facebookページに我楽多屋新入荷品の画像をバラバラとアップしたものだから、それを見て早々にご来店くださった方のお客さんライカです。

ボディ、レンズともに見事な本貫禄。

お話を聞くと、レンズのエルマー90mmはもともとお持ちになっていたもの。そこへ先月、他店でジャンク品の中に動作品のライカ・スタンダードを発見して入手されたそうです。

見事にボディとレンズの貫禄加減がマッチしていますよね。

ファインダーの不一致感が少しご不満のようでしたが、とは言っても田中光学製のズームファインダーは案外とレア物。

どうやら先月、このライカ・スタンダードを発見された日は、昨日と同じく~うちのFacebookページを見て朝イチご来店された後のことだそうです。

我楽多屋では、先月も昨日もFacebookページで狙いを定めたカメラをお買上げいただいております。うちの店がラッキーを呼んでいるんだったら嬉しいな。昨日もうちの店の後に何か良いこと起きていらっしゃいますように!

 

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2020年4月 6日 (月)

V3の醍醐味

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一般的に、レンズシャッターの高速側限界が1/500秒と言われる中、「ミノルタV3」搭載のシチズンシャッター「OPTIPER-HS」は最高速が1/3000秒まであります。

しかし、そこには制限があるのです。

V3のレンズは開放値が「1.8」なのですが、1/3000秒を切る時の絞りは「8」から最小絞りの「22」まで、同じく1/2000秒を切る時は「4」から「22」まで、と。

いや...物理的には1/3000秒切った時も、絞り羽根は「4」より上も開くんですけど、シャッター羽根の方が開き切らないので実質的に使えない~ということなんです。

その実質的に有効な範囲を、レンズ鏡胴にあるシャッタースピードリングと絞りリングに色分けで記された指標で確認することが出来るのです。

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赤文字で記された「3000(1/3000秒)」の時、F値は赤いラインが記された「8」~「22」の間で有効。青文字で記された「2000(1/2000秒)」の時は、青いラインが記された「4」~「22」の間で有効。というわけです。

実は9年程前にも同様の話題を取り上げているのですが、今回は醍醐味部分であるレンズ鏡胴にある指標のアップ画像を載せたくて再び話題にしてみました(^-^)

 

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