★本日第3火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。
ご存知な方も多いはず、この時代のシグマのレンズは外装が加水分解でベタベタしてくるものがあることを。
重症化すると、触った手に黒いものが付いてくるし、紙などで包もうものなら紙が貼り付いてキレイに取れなくなったりします。
いっそのことエタノールなど使ってベタつく原因を全部拭い取ってしまえ!なんてことをやってしまうと、距離目盛や絞り値なんかの数字も一緒に無くなってしまうので、撮影時に大変になります…。
そんなシグマレンズではあるんですが、この個体は持ち込まれたお客さんの話によると「ベタベタし出していたのに、シリカゲルと一緒に密閉出来るケースの中にしまって置いたら、ほぼベタつかない状態に戻った」とのこと。
で、「さぁ!今だ!」ってことで、物々交換の品として持って来られた~というのです。
ご持参時はジップロックの中にレンズと一緒にシリカゲルも一緒に同封されていました(下の画像に写っているケースはイメージで置いたものです)。実際、ほとんどベタついていません。
これから我楽多屋に並べるんですが、売れる前にまたベタつき出したら嫌だな…。
★先月発売された、田中長徳写真集「Chotoku Anthology 1964-2016」を我楽多屋でも販売(通販も可)しております。詳細はこちらへ→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2025/07/chotoku-anthology-1969-2016.html
人間の記憶なんていい加減なもの…と先に言い訳をしておきます。
昨日、この自由雲台を見た時に「パチモン?」と思いました。「SLICK」と表記されていたからで、三脚のスリックは「SLIK」だから。
でも、しばらく(と言っても1時間もしてから)、「ん?」と何か引っかかる記憶を思い出したものの、写真用品のハンザは「HANSA」表記なのに、かつて「HANZA」と記された現像バットが出て来たことがあって、それの記憶と混同してるんだな…で終わらせてしまいました。
が、日が変わって、やはり気になって更に過去ログを確認したら~ありました!
「SLIK」と「SLICK」について、自分で話題にしたブログ記事が→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2012/11/slik.html
「SLICK」はパチモンなんかじゃなくて、当初はそう表記されていたのでした。そんなのすっかり忘れてました。逆に「HANSA」と「HANZA」は未解決のまま。
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少し前に見せてもらったお客さんの娘さんカメラです。
多分、私と同じかそれ以上の世代の人の大半はレンズ鏡胴に貼ったり被せたりするカモフラージュ用のシールやカバーのことはご存知と思います。
ところが、今の時代、画像のようにレンズに貼るシールがあることはご存知無いんじゃないかと...。カメラボディ用もあるらしいです。
これの目的は何なのか?
カメラやレンズの外装保護の目的もあるようですが、どうやらメインはドレスアップ。見ため重視ですね。機種別にカットされて製品化もされているようなので、貼るだけ(といっても器用さは必要かも...)でいいそうです。
で、これをスキンシールとか呼ぶらしいのです。
★先月発売された、田中長徳写真集「Chotoku Anthology 1964-2016」を我楽多屋でも販売(通販も可)しております。詳細はこちらへ→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2025/07/chotoku-anthology-1969-2016.html
★本日7月12日(土)、我楽多屋は臨時休業させていただきます。よろしくお願い申し上げます。
画像のレンズを仲間の業者が持って来ました。レンズ自体ではなくて、座金?の部分に刻印された文字に目が行きました。
「R.KONISHI TOKIO」と記されているのです。小西六兵衛さんですよね。
明治20年代後半以降、小西屋六兵衛店では暗箱カメラの製造販売を各種始めています。当時、レンズは輸入品に頼っていましたが、レンズと本体またはレンズボードを繋ぐ座金からは国産で「R.KONISHI」と記さているのでしょう。
この部分だけにしか目が行かず、「これはコニカ系が得意な高田馬場のスズキさんが欲しいのでは?」と言って業者へ返しました。
上の画像だけは辛うじて撮ったんですけどね、レンズの銘柄が何だったのか?とか一切見ずに…。
★先月発売された、田中長徳写真集「Chotoku Anthology 1964-2016」を我楽多屋でも販売(通販も可)しております。詳細はこちらへ→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2025/07/chotoku-anthology-1969-2016.html
昨日のお客さんカメラ「フジのX half」と、私カメラ「フジのinstax mini Evo」です。
コンパクトデジタルカメラのX halfについては発表された時から私自身かなり興味を持っていまして、発売前に六本木のショールームまで見に行ったりしました。現物を見た後も欲しさは継続していたのですが、発売日が決まって予約の受付が始まったタイミングを逸してしまい、早々の入手困難と言われた時点で冷静になったんですね…。
普段使いしているX10と使用環境がダブりそうな気がして、もう10年以上活躍してくれているX10が壊れてから考えればいいや〜となってしまいました。
昨日、お客さんから聞かせてもらった話だと、かなり割り切った使い方が出来ること、フィルムを意識したインターフェースなどがやはり楽しめそうな機種であることはよく分かりました。
一緒に写っている、私カメラはX halfを断念してから入手したいわゆるチェキのカメラのinstax mini Evoですが、なんか見た目がよく似ている2台ですよね。
こちらもデジタルカメラですが、撮った画像の中からコマを選んでその場でプリント出来るハイブリッド機です。
★明日7月12日(土)、我楽多屋は臨時休業させていただきます。よろしくお願い申し上げます。
このフォクトレンダーBRILLANT(ブリラント)は数ヶ月前に我楽多屋で常連Oさんに買っていただいた個体です。
ジャンク値段でしたが「何とか使えそうな…個体」として判断したものだったはず。ただ、この後に記す状態を考えたら、フィルム送りのテストまではしていなかったようです...すみません。
Oさんにはほぼ同時期にもう1台、ブリラントを買っていただきました。そちらも同等な状態だったはず。
数日前にOさんが「すみません、以前にいただいたブリラントのこちらの方、巻上げがダメみたいです...。巻上げノブ自体の具合が悪いから引っ張ることも出来ないので、スプールの抜き差しも出来ません…」と。
Oさんからは、そもそもがジャンク値段だったし、もう1台の方は好調だとのことで「これは置いて行きますから~」と言っていただきましたが、タダで引き取るわけにもいかないし、そういう理由で使えなくてもどこか部品取りで欲しい人もいらっしゃるだろうから、次回以降お値引きなどさせていただきます~的な常連さん対応でご了承もらいました。
で、後から改めて確認したところ、巻上げノブのプラスティック部分が空回りしちゃうので、全然巻上げが出来ない状態。
分解などしませんが私なりに状況を把握したくて、巻上げノブの金属部分を指先が痛くなるの我慢しながら回したら、辛うじて回ってフィルム巻上げは出来そう…。でも、ノブが手前に引っ張れないとフィルム(スプール)の抜き差しが出来ないわけで、実質的には使い物になりません。
さらにしつこくいじっていると、金属部分を引っ張りつつプラスティック部分を回転させると、ある場所でカクッと金属部分を引ける箇所があって、そうするとフィルムの抜き差しが可能になりました。
が、、、これら一連の操作を素手でやっていると大変なことになります。指先が痛くなるので途中からは滑り止め付きの作業用ゴム手袋をしながらやりましたし、数時間後に改めて素手で試したら~もう痛くて全く無理(>_<)。
こんなでは、一般使用には全く向いていませんので、あくまでも無理をすれば出来なくない…レベル。修理屋さんに言わせたら、そんな無理していたら~そのうちノブが本当にダメになると言われてしまうかもしません。
★本日第2火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。
我楽多屋では元箱に入っていると売れない…ジンクスみたいなのが、ずーっと昔からあります。
その理由は想像するに幾つかあります。
また、店側にも元箱付きをイマイチ歓迎しない理由があります。
というわけで昔から、箱があってもそれ程に歓迎されないものならば~箱から出してしまって普通程度のものと一緒に陳列してしまいがちです。それで綺麗なものから売れて行く~でいいんじゃないかと思っているのです。
今回、仲間の業者からやって来た画像のオリンパスOMレンズ用メタルフードは元箱入りで、未使用らしいのです。未開封ではないので、いちおう全部中身を確認しました。すると、スレやキズなど皆無、表面の風合いもまっさら。未使用で間違いないと思われ、折角だから元箱入りのまま並べます。
こういうのを並べると、買うこと前提で念のために箱から出して確認されるのであればいいんですけど、興味本位で箱の中身を見るだけの人って案外といまして...それをされるとドンドンと元箱が痛んでいきますので、そういう人は開封ご遠慮ください。お願いします。
*申し訳ありません、画像内の値札にモザイクかけさせていただいておりますが、参考に申し上げますと、モザイクのかかっていないカメラのキムラさんの値札(何年前のものでしょ…)の倍以上は付けています。
田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。
第309回目のテーマは「カメラのストラップは短い方がデモの取材によろしい」です。
こちらより、お楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine3.html
*閲覧は2025年10月初旬まで。