このカメラ、私は今回が現物を初見かと思います。仲間の業者から回って来た「Vivitar V3800N 50mm/F1.7付き」。
チェックをすると、レンズに少しカビ、露出計がズレという状態でした。シャッターは数回切ってみて~大丈夫と判断しました。
値札を確認して、さぁ店に並べようかと思って~何気に巻上げレバーを操作したらシャッター切れずに
何度でも巻上げ出来る状態に。こりゃ、ダメだ…と思ってバックヤードに下げたのです。
下げてからも何度か動作確認をすると普通に動作する時もあるのですが、そこそこ繰り返し何度でも巻けてしまう症状もみられました。
その業者が次に来た時に状態を伝えようとすると、まったく普通に動作するのです。正直かなりな回数の空シャッターを切ってみたのですが…。業者に仕切りを値を下げる承諾を得て、値札の価格をそれなりに下げて、そういう症状の可能性あり…で様子を見ながら、店に並べようということに。
で、翌日。値札を付け替えて店に並べようとしたら、また全然まともに動かないのです。ダメだこりゃ…。
数時間後、興味本位で試したらちゃんと動きました。スミマセン、ちょっとヤケになって20~30回シャッター切りましたが、今だに大丈夫。私はもう、これを動作品として売るのは無理です…。
さて、このVivitar V3800Nというカメラ。コシナ製では?と思う人もいらっしゃるでしょうが、これは中国製と思われます。カメラの各所にアレを思わせる部分があるのです。2007年にKenkoさんが突如発売した一眼レフカメラKF-1N他のあのシリーズに似ているのです。
下の画像で赤丸の中にある多重露光ボタン(これが今回の不具合を起こしているような気もしていますが…)や、黄丸の中にある絞り込みレバーがソックリ。
ということで、ボディにはどこにも「MADE IN CHAINA」とは記されていないんですけども、今回の個体のトラブルは中国品質…ゆえなんでしょうかね…。
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一昨日のこと、このカメラ「ニコンD610」をご持参されたお客さんから「後押しをしてもらったおかげで良いカメラを買えました。ありがとうございます」と言ってもらえました。
他のお店で購入された中古カメラで感謝されるなんて、ちょっと不思議な感覚と言えなくもないけど、嬉しいものです。
実は2ヶ月近く前にFacebookページにはアップした下の画像。これがこのお客さんが前回ご来店時にご持参されていたカメラ。
その時に「2005年発売のニコンD50、新品で買ってワンオーナーものだそうです。かなり使い込まれた感あって、代替え機も物色中だそうです。装着されている初期のAFニッコールを多数お持ちだそうで、一眼レフかミラーレスか、フルサイズかAPS-Cか等々…迷っているそう」と、ここまでは書きました。
付け加えると、その日 我楽多屋へ来られる前に寄った新宿の他店でニコンD610が2台並んでいて、気になったものの手に取って見ることはなかったのだそうです。手に取らなかった理由は、初見で迷い始めたばかりなのにウインドウから出してもらってまで…というお店への気遣いがあったみたいです。
それに対して私は、興味本位で見るだけじゃないのだし、購入を前提に〜なら見せてもらうって判断するのがいいんじゃないんですか?みたいなことを言ったのです。
だって、聞かせていただいた話の内容から迷ってる内容にしっかりと筋が通っていると思いましたから。そろそろ寿命を感じているのはDXフォーマットの一眼レフなわけで、買い換えるのであれば、多数お持ちになっているフィルム時代の初期AFニッコールレンズをより活かせるのは、FXフォーマットの一眼レフの方なわけで。でも、今後のことを考えてミラーレスに乗り換えるのもありだけど、それでは結局のところ所有レンズが中途半端…になり、ミラーレス用を買い揃える必要も出て来る~などなど。
結局そのお客さんはうちの店の後に再びそのお店へ行かれて、気になったD610を見せてもらって即決心が着いて買われたのだそうです。
2台あったD610は同じ値段だったそうです。見た目がちょっと劣る方はチェック済みの動作品。見た目が新品同様の方(お客さんが買われた個体)は詳細までは未チェック品。お店の人にも後者を勧められたそう。後から確認したら1500ショットくらいしか撮っていない良品だったそうで、ご満悦。
というわけで、後押しをした!?私に感謝の言葉をくださったのです。
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マーキュリー遊びが尽きない常連さん、またまた話題を提供してくださいました。
店内を物色された後、レジカウンターに持って来られたお買い上げ品の中にあったフラッシュバルブ。
「E26」と呼ばれる口金の電球とほぼ同型のエジソンベースのフラッシュバルブでした。
これを買おうとされている~動機を伺おうかなと思っていたら、「実は~」とお客さんの方から切り出してくれました。
マーキュリー純正のフラッシュガンをお持ちだったのです。反射板は小さめなのですが(画像ではそこに私が映りこんでます…)、ちゃんとエジソンベースに対応しています。
独特の形状をしたマーキュリーにどう取り付けるのかと思ったら、さすが!純正品。ボディ上面にある半円形の出っ張りの前にあるアクセサリーシューに前側から滑り込ますと、半円形の出っ張りをキッチリと避けて装着出来るのです。
元箱がカッコいい。
お試し上手く行った際には〜エジソンベースのフラッシュバルブの在庫まだありますので〜(^^)
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ライカボディにロシアレンズ。この組み合わせをどう受け止めるかは人それぞれ。逆のロシアボディにライカレンズの組み合わせだって、同じこと。
皆それぞれの思いや主張があって楽しむのが趣味ってものですから。
時に違う思いや主張を見過ごせない…向きの人もいらっしゃるようですが、それこそそれぞれの趣味なんですから寛容?に行きましょうよ~って思うことも。
いちおう私もメンバーにさせていただいている、SNS上にあるライカ系グループ。そこにアップする写真にはルールとして「ライカカメラ(フィルムでもデジタルでもOK)で撮ったもの」というのがあります。レンズはライカレンズでなくても良いのです。
グループ名を挙げると特定されちゃうので控えますが、解釈のしようではグループ名自体がそのルールを物語ってもいるのです(^^)
「アップするのが『写真』なら、ライカのレンズじゃないと!」と、前述の組み合わせで言う~ロシアボディにライカレンズの方が「可」なんじゃ?とも思わなくもありませんが…。そこはいろいろな思いや主張があって良いと思うのです。
以下は私の勝手な解釈です。ライカのカメラの質感・操作感・存在感に惚れているのが先に立てば、そのカメラで撮ったものならレンズは問いませんもあり。ライカのレンズ(さらに特定の銘柄)の描写にこだわり惚れているのであれば、そのレンズで撮ったものならカメラは問いませんもあり。
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完全にフィルム世代の常連さんです。
現代のデジタルカメラもお使いですが、近ごろの異様な?オールドデジカメブームに疑問を感じられたのでしょう。どんなエモい?写真が撮れるのか再確認したくて、2003年9月発売の324万画素のコンパクトデジタルカメラ「リコーCaplio G4Wide」で撮った画像をプリントしてみたそうです。
結果「全然普通に撮れてしまった…」とプリントを見せてくださいました。
ところで、そのCaplio G4Wideと並べて置いてあるカメラは1世代前、と言ってもこの頃はモデルサイクルが早いので、たった半年前の2003年2月に発売されたCaplio G3をベースに外装を特別仕様にした阪神タイガースモデル(2003年8月発売)。
タイガースモデルの方は物々交換の品の一つとしてご持参されたのですが、これは勿体なくて売れませんよね…。
ちなみに後日、G3で撮ったプリントも見せてくださったのですが、こちらはちょっとエモかった…。この2機種にそれ程の性能差があるとは思えないので、何か微妙なトラブルを抱えている個体なのかも?しれませんね。
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特に意図したわけではなくて、私の気を引いたものが一昨日に続いて今日もガゼットケースでした。
「露出計のロールス・ロイス」とも呼ばれた、ミノルタのオートスポット1°。その大きさやメカメカしさについて、ずいぶん前に一度話題にしています。
今回はこのスポットメーター用のガゼットケース。スポットメーターの図体はデカいですが、こういうバッグとして見れば小振り。まぁ、一緒にカメラなどを入れらるわけではないですから。
汚れたケースの表面を掃除していたら、ケースの蓋の側面にジャンパーホックのメス側(黄丸)が付いているので「何でだろう?」と思いました。程無く、ケース本体側の側面下方にオス側のジャンパーホック(赤丸)があるのに気付いて「へぇ~、そんな使い方すんのか?」と思って、やってみたのが下の画像。蓋を外して、本体の下に留められました。
この状態で地面などに置いてしまうと、本来のケースの蓋が汚れてしまったり傷付いてしまいます。なので、使用時にこの状態で肩から提げてスポットメーターの出し入れが迅速に出来る~ってこと!?のためのジャンパーホックなんでしょうね?多分。
田中長徳先生の貴重な写真集「WIEN MONOCHROME 70's」特別販売のお知らせ!
作成されたのは19年前の2005年。1,000部限定の上、書店販売されなかったという幻の写真集です。
過去に4度ほど我楽多屋で特別販売させていただきました。前回が5年前、その時に最後のチャンスになるかも...だったのですが、出版元の倉庫にまだ僅かに残っていたとのことで、再びのチャンス!!価格は割引価格の税込8,800円(税込定価10,476円)でのご提供です。
★特典として、1976年頃に長徳先生がウィーンで撮影された作品(この写真集には収録されていないカット)のポストカードを4枚セットで付けちゃいます!
☆アウトレット品ではなくて、完全新品です。
「WIEN MONOCHROME 70's」
70年代に長徳先生がウィーンを撮ったモノクロ作品は映画のワンシーンのようです。使用機材はライカM2、M3、ニコンSP、キエフ、ローライフレックスなどなど。作品はもちろんですが、その装丁が立派な点も貴重な一冊です。(サイズ265㎜×265㎜×38㎜・480ページ・重さ約2.5kg)
★ご来店いただける方、税込み8,800円にて販売いたします。
★通信販売をご希望の方、価格は送料・発送手数料・税込み合計で10,300円です。
★我楽多屋の在庫が残1冊になりました。なるべくお早めにお求めください。
レチナ・レフレックスのガゼットケースを開けてカメラを取り出したら、カメラを置いてあったのと同じ向きでイラストが描かれていました。なんか洒落てますよね。
イラストの描かれた中敷きの下には、交換レンズが2本固定出来るようにリアキャップと同形状のものが貼り付けられています(すみません、写真撮り忘れました)。ニコンにもF2の時代のガゼットケース(下の画像参照)、ペンタックスでは67用のトランクケースでそういう仕様のがありました。
ところで、レチナ・レフレックスはそれ程多く見かけるカメラではありませんが、レチナⅢcを一眼レフにしたモデルだそうです。その関係性は、レンジファインダー機のニコンSPと一眼レフ機のニコンFと同じようなものと言われています。
ニコンSPとFではそういう訳にはいきませんが、レチナの場合は同じ規格の前玉交換式なので、レチナ・レフレックス(この初号機のみ)にはⅢc/ⅢC/Ⅱc/ⅡCのレンズが使えるようになっています。逆方向の使用では距離計が連動しませんけど…。