我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2025年2月12日 (水)

荒木町ガーデンズ

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、荒木町ガーデンズ。

正直に言っておきます…これ先週じゃなくて、先月撮ったものです。

新しく出来る建物の様子がちょっと気になったので。

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2025年2月11日 (火)

XAの専用ストラップ

本日第2火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

 

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5機種あるオリンパスXAシリーズの中で「XA4」は、最短30cmまで撮影が可能なモデルでした。ボディには「XA4」の後に「MACRO」と記されています。

カメラのストラップって普通は好みで付け替えても何ら問題の無いものですが、XA4の付属ストラップは近接撮影時に被写体までの距離を測る役目を担っている専用ストラップでした。

なので、我々業者は売り買いする時に専用ストラップが付いているかどうかを気にしてしまうのです。

でも我々業者は実際に撮る行為まではなかなか行きつかないので、今回初めて専用ストラップを実際に撮ることを想定して伸ばしてみました。分かりやすいように、横にメジャーを置いています。

  • 【左】ストラップを通常の状態で被写体側にピンッと張ると、最短の30cm。
  • 【右】ストラップのプラスチック部分を外し長くしてピンッと張ると、50cm。

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この距離はボディの前面にある距離設定「0.3m」「0.5m」「0.7m」「1m」「3m」「∞」の近接側の2段階と一致しています。

 

 

2025年2月10日 (月)

頭の上に乗ってるのは~

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これは13年越しの「呼び」なのか?

先日のお客さんカメラ「コシナ CSM」です。

これ相当な稀少品らしいです。ボディ自体に露出計は内蔵しているものの、それを利用するAE機能は付いていないので、絞り値もシャッタースピードも自分で設定しないといけない~マニュアル露出のカメラです。ここまでなら、似たタイプのカメラも存在しています。

が、ペンタカバーの上に乗っているアクセサリーがクセ者なのです。

ご持参されたお客さん(コシナ研究会会長)から「これ、見たことありますか?」と質問された時に、正確な記憶がなく…「一度だけ見たことある」ような返事をしました。

後からゆっくり考えてみると、ペトリを筆頭に変わったカメラが好きなお客さんに見せてもらったことがあるような記憶もあるのですが...自信なし。確かなことが言えるのは、13年も前にクセ者が乗っていない同系機(コシナ CSL)が我楽多屋にあった時に一度ブログネタにしていること。

クセ者の説明をしますと、ボディと繋いだコードから情報を受け取り適正なシャッタースピードを判断して、ボディのシャッタースピードダイアルを内蔵されたモーターで回そう~というAEユニットなのです。要は「AE機能のないボディに付けて、絞り優先AEカメラにしてしまう」アクセサリーなんです。

その「力づく」でやる発想が凄いんですが、回す操作が遅くて...あまり実用的ではないそうで…(>_<)

 

 

2025年2月 9日 (日)

透過型LCDパネル採用

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35年前の1994年に発売された「キヤノン オートボーイLUNA」です。

動作チェックをしていて気付きました。画像のように店のレジカウンターの近くにある盲導犬の募金箱に向けてシャッターを切ろうとしたら、ファインダーの上辺に青い帯が現れたのです(横位置で構えた時の上辺で、画像は縦位置で構えているので右辺です)。

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最初は「不具合かな?」と思いました。でも、狭い店内ですが離れた位置にカメラを向けてシャッターを半押ししたら~青い帯は出現しなかったので、すぐに想像がつきました。

パララックス補正を知らせてくれているのだろうと。

凝った機能を搭載しているんだな~と思って確認すると、ファインダーに透過型LCDパネルを採用しているんだとか。「ピントの合った位置を示したり、必要に応じてパノラマ画面の撮影範囲や近接での撮影範囲などを明快に表示される」と。

フィルムコンパクトの終焉期、残り10年くらいで発売されたモデルの中には凝った機能を盛り込んでいたカメラがあったのですね。

これに関連して思い出したのは、オリンパスのμ(ミュー)シリーズの中で「VF(ヴィジュアルファインダー)」という名称が付いている機種に搭載されていた、シャッターを切るとその一瞬だけファインダーが暗くなる機能。一眼レフがシャッター切った時に一瞬ファインダーがブラックアウトするのを模した演出でした。あれも似たような仕組みだったのだろうな…と。

 

 

2025年2月 8日 (土)

なかなかCanonがない...

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え~と、「Canon」と記された金属製のテープアジャスターを探していたら、上記6ブランドのネーム入りテープアジャスターが出て来ました。

左上から順番に「PENTAX」「OLYMPUS」「Nikon」「KONICA」、下の段に移って「minolta」「SIGMA」。

売り物にしようと思うストラップにテープアジャスターやサルカンなどの欠品があった時のために、我楽多屋のバックヤードには少しだけ確保しているのです。

この6ブランドであれば数に差はあるもの複数個ずつあるんですが、Canonは1個も無し。

何で探しているのか?というと、テープアジャスターの状態が悪いプロストラップがあるので差し替えようと思ったからなのです。

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でも、「Canon」ネーム入りの金属製テープアジャスターって、錆びたりして劣化しているものが多いんですよね...。ゆえに予備で確保しておくことも出て来ないということ。

 

 

2025年2月 7日 (金)

minoltaネーム入りのこれ

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「minolta」のブランドネーム入りのこのアクセサリーについて教えてもらいました。

そもそも初めて見たような気がしますし、これを単体で見たとしても...何か推測するのに難儀しそう。

これをフラッシュキューブ用のソケットに挿すことで、フラッシュバルブ(AG球)を使えるようにするアダプターなのです。

フラッシュキューブは交換無しに4発光させられる便利なものですが複数持っていると嵩張るので、このアダプターを使えば持ち歩くのは小さいフラッシュバルブだけで済む~というのがこのアダプターのウリだったのかどうか?実際のところは分かりません。

教えてくれたお客さん的には~フラッシュキューブを入手するのが非常に困難になって来た今、フラッシュバルブならまだ時々見つけられるので重宝している~とのこと。

ここら辺の話になると意味不明な世代の人もいらっしゃるでしょうから、下の画像で少し説明してみます。

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赤色の矢印はミノルタ16用のフラッシュバルブ用フラッシュガンです。緑色の矢印はAG球のフラッシュバルブ。このフラッシュバルブを赤色の矢印のフラッシュガンに挿して、1発光させるごとにフラッシュバルブを交換して使います。

黄色の矢印はミノルタ16用のフラッシュキューブ用フラッシュガンです。青色の矢印はフラッシュキューブ。このフラッシュキューブを黄色の矢印のフラッシュガンに挿して、1発光ごとに回転させて4発光させられます。

そして、本日の主役?白色の矢印のアダプターを使うと、青色の矢印のフラッシュキューブ用フラッシュガンで、赤色の矢印のフラッシュバルブを使えるようになるのです。

こう説明をすると、そのアダプター無くてもフラッシュガンを変えればいいんじゃ?という意見も出て来るでしょう。多分、フラッシュガンを2つ持つよりはアダプターを買った方が安上がりだったんじゃないかと思います、当時は。あと、ミノルタ16のラインナップには無いようですが、コダックの110カメラなどカメラ本体にフラッシュキューブ用のソケットしかないカメラもあるので、その場合は重宝しそうですよね。

minoltaのこのアダプターの存在を教えてくださったのは、数日前に話題にしたアーガスAの持ち主さん。あの時のアーガスAにこのアダプターが付いてました。

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我楽多屋で買ったモノマガジン更新

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田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

第303回目のテーマは「私はプラハやパリのカメラ屋さんに行くわけですから、その逆の流れがあっても不思議ではありません」です。

こちらよりお楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine1.html

 

*閲覧は2025年5月初旬まで。

 

2025年2月 6日 (木)

お気の毒になってしまう...

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買取り依頼でお持ち込みいただくと、かなりお気の毒になってしまうのが普及機~中級機にかけての「フィルムAF一眼レフ」系。

特にこのペンタックスMZ-5はかなりの確率で、シャッターやミラーに不具合が発生して撮影不能なことが多いのです。画像の中の個体もご多分に漏れずでした…。

これら一式、30年近く前とはいえ新品当時の合計価格で150,000円くらいだったはず。そして、見ため未使用に近いくらいに綺麗で使用回数も非常に少なそうなので、余計にお気の毒。

幸いレンズにカビは無くてくもりもほぼ無し。フラッシュはさらに使用感が無く、電池装填されていなかったので全く使っていなかったのかも状態...発光もしました。

ただ…ラバーフードは元箱の中でビニール袋にも入ったままで、未使用というか未開封なんじゃ?レベル。でも、それが怖いんですよね。

取り出してみると想像通り。ラバーが変質し始めていて、どちらも少し変形していて円形に広がらないし、標準ズーム用は手を離すと畳んだ状態に戻ってしまう始末...。

中古市場での商品性が低いので買取り対象外とする業者もあるかもしれませんが、我楽多屋はお断りすることなく対応させていただくようにしています。

 

 

2025年2月 5日 (水)

木板

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、今週も荒木町裏路地です。

大きな木板を持って歩いている人とすれ違いました。

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2025年2月 4日 (火)

人のアーガスに惚れる

★本日2月4日は第1火曜日なので、営業する火曜日です。

 

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数日前のお客さんカメラなんですが、一目見た時に「うわっ!」って思っちゃいました。

黒いボディのアーガスAは見たことありますが、この色は初めて。もしや後塗り?とか疑ったりしましたけどオリジナルだそうです。

勘のいい人なら、このお客さんがこの人であることがお分かりになるでしょう。もう一台写ってるカメラがマーキュリーなので…。

まず、「ミリタリー感溢れるサファリカラー」(←ネット上で見つけた表現)に惹かれました。そして、その色が褪せたり擦れたりしているので、さらに魅力を増しているんです。だからって、個人的にミリタリー系が好きな訳ではないんですけどね。

このカメラを単体ではなくて、フラッシュバルブを光らせて撮影するためのフラッシュガンを付けるためにブラケット(我楽多屋で以前に買ってもらいました)を装着。シンクロ機能がないので、シンクロ機能がプラスされたレリーズとフラッシュガンをコードで繋いでいます。

前にも似たような感じの色のお客さんカメラに惹かれたことがあったのを思い出しました。

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このライカM4は後塗りです。