我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2024年8月10日 (土)

我楽多屋で買ったモノマガジン更新

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田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

第297回目のテーマは「二代目さんの赤いカメラのコレクションで思い出したこと」です。

こちらより、お楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine1.html

 

*閲覧は2024年11月初旬まで。

 

2024年8月 9日 (金)

無断転用及び転載を禁じます

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セノガイドは露出換算表とか計算尺式露出計とか呼ばれるタイプの露出計です。

今まで、同類の関式サロン露出計も含めて何回か話題にしています。

前にも見てはいましたが、上の画像で後方にある薄緑色の仕様説明及露出解説書に興味が湧きました。28ページにも及ぶその内容は一度読んだだけでは理解し切れないくらいに内容が濃いのです。

最初のページに「特長」が特徴的な言い回しで書かれていたり、目次の直後のページにこの仕様説明及露出解説書の見方が記されていて、その内容がとても簡素ながら几帳面に書かれているので、それを話題にしようと思いました。

が、その真下の欄に発行者の名称・住所・連絡先と著書名がしっかり記された後に「露出系本体の資料及び本説明書は無断転用及び転載を禁じます」と書かれているので、やめます(当たり前のことですけど)。

関研究所はもうないみたいですし、悪意を持った使用でもないですけど、こういう細かく真面目な計算尺式露出計を作ってしまうような人なので、ちゃんと従うことにしました(>_<)

 

 

2024年8月 8日 (木)

ビニ・フィルム

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ちょうど1か月程前に、期限切れフィルムが何本か入って来たのですが、期限切れの度合いがかなり猛烈でした。期限が切れて30年〜50年近いものばかり。

上の画像がその時のフィルムなんですが、この中で一番最後まで残ったフィルムがどれか?お分かりになりますか??

どれも未開封で中のフィルムの状態は正直分かりませんが、パッケージの状態が良いものばかりなので、これ以上パッケージが劣化しないように〜とのことで、ビニ本みたいに持ち込んだ人が個々にジップロックに入れていました。

これらのフィルムに関心を持って見ているお客さんがいらっしゃると、私は「これはもうジャケ買いでお願いします。使おうという考えではやめた方がいいと思います」とご案内していました。

ジャケ買いの人もいらっしゃったと思いますが、さすが我楽多屋のお客さん!もちろん自己責任で使いますよ〜という人の方が多かったような気がします。どんな写りをするのか!?楽しみにされるような冒険心が感じられました。中には撮った記憶が無いものが写ってたりして…なんて戯ける人も(笑)

さて、一番最後まで残ったフィルムはこれでした。やはり、期限が切れた(1976年8月)のが一番古いフィルムでしたし、品質維持が白黒よりも厳しい…と言われるカラーフィルムでした。

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2024年8月 7日 (水)

港南1丁目

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、バスの中から気になっていた光景。

もう随分と前から、この場所をバスで通過する時に気になっていたのですが、先週ちょうど此処でバスが停止したので撮れました。

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2024年8月 6日 (火)

zの筆記体が読みづらい…

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フィルターやフードの取付け部がB30(バヨネット30)タイプの二眼レフカメラって、多いですよね。

そのため、B30の真四角(角丸ですが)フードにはサードパーティー製が結構あるものです。KenkoやWalz、Dia、Tubasaなどなど。

今回のはあまり見たことのない「Deltz」というブランド。手に取るとちょっと重量があるので、フィルターが付いているからだろう?と思って、外そうとしましたが、外れません。

よくよく考えれば少し不思議な話。普通、B30のフィルターはレンズ側のバヨネットの内側に取り付けるタイプ。一方、B30のフードはレンズ側のバヨネットの外側に取り付けるタイプ。それらがくっ付いてしまってる…って?これ以上、文字で表現するのは難しいので割愛しますが、B30のフードとフィルターをイメージ出来る人なら、不思議に思うはず。どうやってフィルターとフードがくっ付いているの?と。

下の画像でお分かりいただけるでしょう。B30フードにガラス落とし込み式のフィルターが内蔵されている仕組みだったのです。

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こんな風に手の込んだB30フードは珍しいと思います。ただし、フィルター(枠無しでガラスのみ)を使わない場合でも、気持~ち重いフードになります。

 

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2024年8月 5日 (月)

限界突破

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画像のミノルタα7000を少し前に買って行かれたお客さんが、物々交換でジャンク品を数点ご持参されました。

厳密に言うと、画像内のバッテリーボックスにもなっているグリップ部は別の物が付いて帰って来ました。もともと単四電池用のグリップだったのですが、単三電池用のグリップに交換されています。

お客さんからご申告いただいたように、この単三電池用グリップではこのボディは動作せず、念のためにご持参くださった単四電池用グリップでは動作しました。

要は単三電池用グリップ内の接触不良などが原因なのでしょう。見た目には腐食や欠損など無いんですけど。

お客さんがお帰りになった後に改めてグリップ内部を見回し、ボディ側と導通するための二つの金属接点を覆う黒い仕切りみたいなところ(下の画像で赤丸の部分)にネジが二本あるので、それを外して中を覗いてやろうと思い立ちました。実はこの行為が我楽多屋の作業としては「限界突破」してるのです(>_<)

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結果、電線と接点をハンダ付けした所が外れていました(下の画像の黄色い矢印の先)。ここを改めてハンダ付けすれば動くのでしょうが、何の処置もせずにそのまま黒い仕切りのような部分を元に戻しました。

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ハンダ付けなどしたら、限界突破どころか越権行為になってしまいますので(^^)

 

「限界突破」「越権行為」って何?と思う人もいらっしゃるでしょうから、念のため説明しておきますと~我楽多屋は現状売りを原則としているので、入荷後に修理など整備をすることは基本的にありません。よって、店に並べる前にするのは動作などの確認と外装の清掃くらいなのです。バラして直すなどの行為をしないのはそういう技術を持ち合わせていないからなんですけども、建て前として「それをしたらお客さんの楽しみを奪ってしまうことになるから」とか言っています…。あと、現状売りをする店があってもいいじゃないですか(ジャンク売りは30年余年前に我楽多屋が始めた〜と言っても過言ではないかと)。そのままでも割り切って使えるものもありますし、修理や整備をしていたら売り値が高くなってしまいます。

 

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2024年8月 4日 (日)

ライトボックスの明るさ

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今までにも何回か、フィルムからデジタルの時代に変わって売れなくなったモノをいくつか紹介したことがあります。スライドプロジェクタールーペセーフティバッグ、テレコンなどなど。

ネガやポジの透過原稿を見るライトボックスもその中のひとつ。

今、我楽多屋には35ミリの6コマ6段分を見られる大きなライトボックスと、4×5を1枚分見られるコンパクトなライトボックスが1台ずつあります。

その小さい方のライトボックスについて、お客さんから「ライトを点けて確認させてもらっていいですか?」と頼まれました。全然結構なことなので、ACコードを繋いでライトを点けました。光源が蛍光灯ですから最初は少し暗めでしたが、数十秒後には本来の明るさになりました。

しかしながら、お客さん的には明るさが足りないと感じられたようでお買上げには至らず…。

新品ではないので100%の明るさではないかもしれませんが、わたし的には十分な明るさだと思いました。そこで考えたのは~フィルム時代の人ではないかもしれないので、この手のライトボックスの明るさのイメージがないのかな…と。

そこで、その直後にご来店された長く我楽多屋に来られているお客さんが十分にフィルム世代の方だったので、「このライトボックスの照明は暗いと思いますか?」と聞いてみました。すると「こんなもんですよね、暗いと思いませんけど。最近はスマホとかで明るく見えたりするから、そういうイメージが強いんじゃないですか!?」と。

良かった~私に近い認識をされていらっしゃる(^^)

*上の画像では明るさの判断や比較は難しいと思います、あしからず。

 

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2024年8月 3日 (土)

劣化しておらず

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2年ぶりに戻って来た、このカメラ。「何」貫禄と呼んだらいいのか?困った、キヤノンFPです。

本来のシルバーボディに何の下処理もせずに上から黒く塗ってしまったのでしょうが、さすがに各所剥げていました。

当時、下手に掃除をして塗装をさらに剥がしてしまうのを恐れて程々にしました。普段ならボディに直貼りする値札も、買ったお客さんが値札を剥がす時に一緒にベロッと塗装が落ちてしまっても申し訳ないので、貼る値札をやめて糸で吊るす値札にしたのです。

さて、あれから2年。お買上げいただき今回物々交換でお持ち込みいただいたお客さんが、その間にどういう使い方をされていたのか不明です。2年前と同じように撮って比べてみたところ(下の画像、レンズ付いている方が2年前、レンズ付いて無い方が昨日)、ほとんど新たな剥げは進んでいないようです。

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2024年8月 2日 (金)

未開封の訳は

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我楽多屋らしからぬ状態のカメラが4台も並んでいます。どれもトイカメラのホルガの未使用品。

トイカメラが並ぶことはちょいちょいありますが…これらは完全な未使用品なのです。

何で未使用品と分かるのか?と言うと、仲間の業者からやって来た時から、薄い透明のシートに覆われたまんまの未開封品だったからです。ケースやテレコン、ワイコンなどの付属品はもともと透明のシートで覆われていないようですが。

トイカメラゆえ未使用品でもあやしい可能性があるので、状態チェックをしようと思うも…未開封品をそうでなくしてしまう…のはちょっと勇気がいります。

でも、今回はこのまま行きますね。それこそトイカメラゆえ未使用品でもあやしいのですから、何もカメラ屋気取って真面目に動作チェックする必要もないのかもしれませんし。

未開封ですが、値付けは普通の中古扱いで値付けしているつもりです。

 

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2024年8月 1日 (木)

ロシアとペトリ

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店内中央のジャンクテーブルに、ロシアカメラのゼニットEとペトリMF-1が並んでいるのを見て「なんか…似てますよね…」と言われたお客さんがいらっしゃいました。

私としては意識して並べて置いたわけではないんですが、ともにブラックボディでM42マウントだし、言われてみれば~どちらも決して美しいというデザインではなく、質感もザックリと大雑把な感じ。

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例えるなら?言い方を変えれば?精巧な雰囲気が無い…。

そもそもロシアカメラ自体が前述のような性格のカメラですし、このゼニットEは社会主義のソ連時代の製品。

ペトリも60年代はちょっと凝ったカメラを安く造る独自なカラーがありましたが、70年代に入ると厳しい競争の中で単に簡素で安いイメージの製品になってしまいました。FT-1はまさに、その最後の方のモデル。

で、そのお客さんと話したちょっと考え過ぎな点は、ペトリって経営側と労働組合が揉めた結果、倒産後に労働組合が事業を存続させたりした経緯がありますよね。社会主義国家だったソ連でもっとも大衆的な組織は労働組合だったんですよね。何だか~ここら辺にも共通点があるようなないような...。

 

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