“Nikon”
正直なところ、わたし二代目のカメラ歴というのは此処で働き始めてからなので、31年です。
先日、ほぼ同じ歳の常連さん(カメラ歴は確実に私より10年以上先輩)から、ニコンのユニバーサルファインダーに記されている「"Nikon”」について、何でダブルクォーテーション(“ ”)が付いてるのだろう?と質問されました。最近、手頃な価格で入手したものの気になっているのだそうです。
これについて意識したことなかった私は「何ででしょう?」と、その場であ~じゃないか?こ~じゃないか?と考えたりしました。
Nikonを強調してるってことは、それ以外と区別するため〜という観点から、縦横比がライカ判24×36じゃなくて、ニコンⅠの24×32なんじゃないですか?と私が言うと、いや、覗けば分かるけど横長だよ…とお客さん。
後付けにはなりますが、この推測は机上の案として理に適ってなくもないんです。何故かというと、ダブルクォーテーションのNikonが記されていない、ユニバーサルファインダーには「24×36」と記されているんです。なので、縦横比の主張と捉えるのはある意味でスンナリくるんです。
他にも、幾つか想像・推測してみましたが…決定的な理由が得られず…宿題とさせていただきました。
もともとお客さんもご自身で検索されたりしていたようなので、私が調べても同じようなもの。
が、ある時にあっ!と思ったのです。ユニバーサルファインダーなのでいくつかの画角に対応しているわけで〜それがヒントでした。
「"Nikon”」の方には『3.5、5、8.5、10.5、13.5』しか記されていません。これはSマウントのニッコールに存在する焦点距離だけなので、ニコンS用という位置付け。
「24×36」と記されてる方には『3.5、5、7.5、8.5、9、10.5、13.5』と記されているので、ライカ純正で存在する焦点距離にも対応しています。ということで、ライカ用という位置付けなんだと思います。
*ダブルクォーテーション(“ ”)について意識したことなかった...なんて、いい加減な記憶ですね(・_・;)13年前にも「何なんでしょう?」ってブログに書いてました→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2012/05/fgunyari.html
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