我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2024年8月19日 (月)

ROKKOR LENS

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見慣れないカメラだなぁ~と思いました。パッと目に入った「REVERE 3M AUTOMATIC 1064」というブランドだか機種名に見覚え聞き覚えが無いので…。それよりも気を引かれたのがレンズの下に記された「ROKKOR LENS」の文字。

えっ!?ミノルタのレンズが付いてるの?作ってるの?と。

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*最初のうちは辛うじてシャッターが切れていて、シャッターを切る瞬間だけ開くレンズガードの中にあるレンズが見えていたのですが、数回シャッターを切ったら動かなくなってしまったので、上の画像ではちょっと無理矢理レンズガードを開いています。

そして、この時点ではミノルタが126フィルムを使用するインスタマチックカメラを出していたっけ?という疑問も一緒にあったので、余計に何?何?と思ってしまったわけです。

調べてみてすぐに、ミノルタブランドでちゃんと126フィルム使用のカメラを作っていたことに気付き、見たことも触ったことも有ることを思い出しました。6機種販売したうち2機種は輸出専用モデルだったようです。

この「REVERE 3M AUTOMATIC 1069」は1969年に発売されたようなのですが、兄弟機と思われるMINOLTA AUTOPAC 400X(輸出専用モデル)の発売は1972年。

見た目の印象はかなり違うのですが、ファインダーやレンズ、シャッターなどの位置から兄弟機であって、ミノルタがOEM生産していたのだろうと思われます。

さて、冒頭で見覚えない聞き覚えない…と書いてしまった「REVERE」ですが、過去に一度このブランドのカメラ「REVERE EYE-MATIC EE127」(1958年発売)を話題にしていました。あれは127フィルムを使うカメラでした。

REVEREは8ミリのシネカメラなどをメインに作っていたカメラで、1960年には3Mに買収されているそうなのでつじつまが合います。

最後にこのカメラ、最初のパッと見で何が気になったかというと、下の画像で一緒に写っているワイルドに改造されたリコーオートハーフに色味やサイズ感がちょっと似ているな~と思ったのも原因です。

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2024年8月18日 (日)

ゼンザブロニカS2の取扱説明書

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ゼンザブロニカS2の取扱説明書です。その表紙の紙の厚さにビックリしました。

その厚さを伝えたくても、紙の厚さを測るなんて作業は難しく…文字でお伝えするのにどうしたら良いのか?いろいろ考えた結果がこれ。

比較の対象にテレホンカードを取り上げますが、これも今となっては利用している人も少ないのでしょうけど、わりと多くの人に比較対象として想像していただけるのではないかと思いました。

テレホンカードよりも、ごく僅かだけど厚いのです。そして、硬さはテレホンカードよりも上。そんな立派さなのです。

さて、S2の取扱説明書ってことで「あっ!あれ載ってるかな?」と思ったのが、ストラップ金具の外し方について。

このことが気になったのは、ずいぶんと前ですがブロニカS2のストラップ金具外しの名人がいる〜という話題をしたことがあるのですが、外し方としての具体的なアドバイスにはなっていなかった…(笑)なんてことがあったからです。

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2024年8月17日 (土)

社外品の充電器…

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デジタルカメラが入荷した際に、一番?大事な付属品はバッテリーと充電器です。

それらが無いと、まず動作確認が出来ません。そして、売り値を設定するにもそれらが無いと、商品性が大きく落ちてしまいます。

大きな店舗やデジタルカメラをメインに扱おうという店舗の場合は、動作チェック用にバッテリーや充電器を備えているのでしょうけども…。

実は我楽多屋にも何年か前から画像の充電器があるにはありました。でも、使ったことが無かったのです。何故か?自分でもあんまりよく分からないんですが、正規品では無いもので動作チェックなどすることに少し躊躇するものがあったのだと思います。

今回、バッテリーは付いて来たので充電を試してみようと思いました。まず最初に~このカメラのバッテリーがどうやらフジのコンパクトデジカメと似たサイズなので、フジの充電器で試そうとしました。でも、サイズや接点の位置は全く同じなのに接点の+と-の位置が逆だったのです。

そこで、数年前からある画像のROWA・JAPAN製充電器を引っ張り出して来たのです。これは接点が自由に動かせるタイプだと記憶していたからです。

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セットしようとして、いきなり壁にぶち当たりました。充電器のどこにもどちらの接点が+で-なのかが記されていないのです。バッテリーと充電器の接点位置はシッカリ合わせられたし、バッテリーも挟み込んで固定出来たのに…。普通に考えて、+-を逆で電源に繋ぐと危険ですよね!?

充電器の型番でネット検索したら、商品紹介のページがあったのでホッとしました。そして、ビックリ!!+-は自動認識してくれるのだそう。そんなの知ってるよ!と笑う方の方が多いかもしれませんが…私は知らなかったのです(恥)。

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とりあえず、無事に充電出来て動作確認も出来ました。

 

 

2024年8月16日 (金)

手書き!?

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フィルター整理中に発見しました!

かなり古そうなイエローフィルター。30.5ミリ径のネジ切りをしている枠には何も記されていませんが、ガラス面に手書きに近いような文字で「HANSA №2」とけがかれているのです。

気になったのは、これは後から所有者が自分でけがいたものなのか?初めからけがかれていたものなのか?

後からだと、HANSAというブランド名まで記す必要がないように思われるし、初めからだとその手書き感が今の時代からするとかなり意外。

そもそもフィルターのガラス面に文字を記すこと自体にビックリする人もいらっしゃるでしょうが、これはボチボチとあるんです。今までヤシカやアサヒ、ニッカなどが自ブランド名を透かし文字のような感じに記しているのを何度か見ています。

また、「CZ」(←多分、Carl Zeissの頭文字)というマークが刻まれたフィルターも一度だけ出ました。

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2024年8月15日 (木)

「ビニテ」カメラ

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1954年に発売された「アイレスフレックス Ⅳ型」ですから、最長で70年経過しています。

また、うちにやって来た時の状態(入っていた革ケース)などから想像して、使われずに放置されていたであろう期間も10年くらいは余裕で過ぎていそう。

でも、その破損した革ケースから取り出してみると、シャッター動作まずまずでレンズもこの時代のものとしたらかなり綺麗な部類。ただ、ボディの貼り革の汚れはそれなりで...ボディ側面の片方は剥がれてしまっていて代わりにビニールテープが貼られていました。

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ただ、不思議なことにビニールテープの貼り加減などに「使っていましたよ」感がどことなく滲み出ているのです。

以前に使っていたオーナーさんはカメラを集める人ではなくて使う人で、使う上での手当てをご自身で簡潔にされたのではないかと思われ、そこにカメラ愛のような雰囲気が感じられたのだと思います。

 

 

2024年8月14日 (水)

みかん氷

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、ハマスタ名物みかん氷。

ハマスタは初めてじゃないんですが、気になっていたハマスタ名物みかん氷を初めて食べました。

何事も期待が大きくなり過ぎるといけないですね…。無味な氷の上に缶詰のみかんが乗っているだけ感が満載~が個人的な感想。ゴメンナサイ。

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2024年8月13日 (火)

地味に踊るカメラ

本日第2火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

 

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コニカ オートSの動作チェックをしていました。

シャッターを切るとレンズ鏡胴がちょこっと動くのです。ん?と思って、もう一度シャッターを切るとやっぱり動きます。僅かにちょこっとだけなんですけどね。

このタイプのカメラをチェックしていると、長い年月の間に受けた衝撃や劣化などからレンズ鏡胴が少しガタついているのは案外とありがちです。

でも、こんな風にシャッターに合わせて勝手に動くのは初めて見た気がします。

必ず決まった方向に動く(ズレる)ので、シャッター切るたびにドンドン回転して行ってしまうのでは?と思って、よ~く見ながら操作をしてみました。すると~シャッターチャージする際、巻上げレバーが戻る時にレンズ鏡胴も逆方向に僅かに動いて元の位置に戻ってました。安心!?笑


YouTube: コニカ オートS のレンズ鏡胴が微妙に踊る件…

 

 

 

2024年8月12日 (月)

「あとは…」

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「あとは撮るだけ」というフレーズ、我楽多屋界隈ではずいぶんと前から使われています。最初に言われたのは、田中長徳先生だと思います。

我楽多屋のお客さんは、カメラ・写真趣味という広い枠の中で言うと「カメラ好き」の方に傾向している人の率が高いのです。そういう向きの趣味人に対して、長徳先生が皮肉を込めて?いや、おちゃらけて?いや、啓蒙的に?言われたのだと思います。写真も撮りなさいよぉ〜と。

もう20年来のご常連Hさんが一昨日ご来店されて、色々とお話させていただいる時のこと。

Hさんは日頃から自戒の念を込めて?「あとは撮るだけ」とよく言われています。その流れで私は「あとは撮り切るだけ」だなぁと言いました。

白状しますと、画像のライカM6には3月に入れたフィルムが撮影途中のままなのです。

でも、似たような人も多いはずですよ。家にあるカメラ何台にも撮影途中のフィルムが入ったまま…😅なんて話をよく聞きますから。名誉のために?に言っておくと、私はこのM6の1台だけですけど。

なので、私も含めそういう向きの人には「あとは撮り切るだけ」を推奨しないと〜みたいなことをHさんに言うと、Hさんは撮り切ってカメラから出した未現像のフィルムが数本ある〜というのです。パトローネには取り出した年月日を書いてあるそう。Hさんには「あとは現像するだけ」の工程まで行ってるフィルムがあるのか!

私の場合、撮り切ったフィルムはすぐに現像したくなる向きなので「あとは現像するだけ」はちょっと上を行かれたような感じ(笑)。

しかしまぁ~いろいろなタイプがいるのだなぁ〜と思いながらも、「カメラ好き」じゃなくて、「写真を撮る」とか「作品作成」に傾向している人たちには怒られてしまいそうな話なのでした。

 

 

2024年8月11日 (日)

もしや元々OKだったのか!?

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昨日の話題とは逆で、並べていた品物が良化?していたパターンです。

以前、あるお客さんに「我楽多屋さんは床に近付くほどジャンク度が上がりますよね(笑)」と言われたことがあります。たしかに、カビやくもりの程度が酷いとか…ヘリコイドや絞り不良とか…そういうレンズを床に置いたカゴの中に入れていたりしますからね。

昨日のこと、オリンパスe300を持参された常連さんと話をしていると、「あそこ(床に置いたカゴの中)にあるフォーサーズレンズはAF不良なんですか?」と聞かれ、「もし良ければこのe300を使ってチェックしてもらって構わないですよ〜」と言ってくださいました。

言われるように値札には「AF不良」と書いてますが、私自身このレンズの動作チェックをした事実はありません。またまた言い訳のような書き方をしてしまいますが、値札から判断してこのレンズは仲間の業者から回って来たもので、元々AFダメという注意書きがされていたのです。なので、どのようにチェックされたのか不明です。もしかしたら、チェックせずにAF不良としてしまっているのかもしれません。

なので、試させてもらうことに。結果、AFも利いてるし、絞りも動かせています。

さて、このレンズの値付けはどうしましょう。一度でも自分の目でダメな状態を確認していれば、今回の結果でもまたダメになるかもしれない…という不安から大幅な値上げは出来ないんですが、今回の場合、そもそもチェックしていない可能性もあるわけで~結果から言えば少しくらいは値を上げることが可能になるのですが~。

ここからは普段の話になります。我楽多屋には現状で動作確認用のフォーサーズ機を用意していないので、ダメという判断で持ち込まれたレンズはそのままダメな値付けで並べてしまいます。また、他のマウントのレンズの場合はOKとされているものでも、改めてボディに付けて動作チェックするようにしていますし、チェック出来ないマウントの場合は動作未カクニンの値付けで並べるようにしています。

 

 

2024年8月10日 (土)

ここがベタ付くのは…(>_<)

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アイピース(カップ)のラバー部が劣化してベタ付いているのに気付き、ちょっと唖然としています。

白化していたり少し硬化しているのは時々ありますが、この部分が加水分解?でベタ付いているのはあまり見ないような…。

これを実際に使うことを考えると凄いイヤですね…。

何故って、アイピース(カップ)を探しに来る人のほとんどが眼鏡を掛けている人で、接眼部と接触して眼鏡のレンズ面に傷が付いたりするのを避ける目的です。ベタ付いていたら、傷は付かないものの…面倒な汚れが付きますからね。

アイピース(カップ)って新品時には付属品で付いていたり、付いていなくても別売り品として入手出来るモノですが、中古カメラとして入手すると付いていないことが多々あると思います。そして、販売終了後何年何十年も経つと別売り品のラインナップからは姿を消してしまいます。

なので、我楽多屋にはアイピース(カップ)を探しに来られるお客さんが案外といらっしゃいます。他の店では細かくて扱うのを面倒がるところが多いからかもしれません。

ところで、この個体は袋に入れて既に店に並べていたものでした。何となく気になって(まさか...ベタ付いているとは思ってもみませんでしたが)チェックしていて発見しました。

在庫期間が長くて袋に入れてから劣化したのかもしれません。ただ、その状態からして仲間の業者から袋に入って来てそのまま並べたものなので、私のチェック漏れかもしれません。今後は気を付けます。