我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2025年2月

2025年2月18日 (火)

1873年は

本日第3火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

 

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コニカの高級フィルムコンパクト機「HEXAR」です。

後から、レンズ交換の出来る「HEXAR RF」が出たので、レンズ交換が出来ないヘキサーと言った方が分かりやすいかもしれませんね。

画像の個体は「Classic」「120 YEARS SINCE 1873」と記されている、1993年に発売された1500台限定モデル。ブラックボディがオリジナルだった前期型の時に出た、シルバーボディでした。オートブラケット機能も追加されています。

1993年というと、今から32年も前。その時点で「120年」って、凄いな…と思いました。確かに、コニカの前身小西六の歴史は古いですけど。

1873年の詳細を確認してみました。この年は小西六の創業者杉浦六三郎氏が父の経営していた薬種問屋小西屋六兵衛店(六三郎氏は1865年から此処で働く)で、写真機材の取扱いを始めた年なんだそう。

それ以降の歴史はコニカミノルタさんのサイトで確認出来ます→https://www.konicaminolta.com/jp-ja/corporate/history-timeline01.html

 

 

2025年2月17日 (月)

ローライのアクセサリー

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ローライフレックス及びローライコードのアクセサリー説明書、28ページある立派な内容です。

表紙を含め登場するカメラのイラストに、セレン式露出計の受光部が描かれているとこと。巻末に「1056」という数字が記されていることから、1956年10月に発行されたものと推測しています。

中には、「LENS HOOD」「ROLEIGRID」「EXTENTION HOOD」「ROLLEINAR」「ROLLEIFILTERS」「ROLLEIPOL」「ROLLEISOFT」「ROLLEIKIN」「PLATE-ADAPTER」「PANORAMA HEAD」「ROLLEI TRIPOD HEAD」「METAL EVER READY CASE」「ROLLEIMETER」「ROLLEIMARIN」「ROLLEIFLASH」が紹介・案内されています。

おぉ~過去にこのブログでも話題にしたことあるアクセサリーがいくつかあるな~ってわけで、それらのリンクを貼り付けてみようと思います。

 

【LENS HOOD】https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2020/11/post-cdf4.html

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【ROLLEIGRID】https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2016/03/post-313d.html

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【ROLLEIFILTER】https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2023/10/post-4d83.htmlhttps://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2015/02/post-3dea.html

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【ROLLEIPOL】https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2013/01/rollei.html

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【ROLLEIKIN】https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2016/03/post-9374.html(ブログ内容はローライキンの一部品についてですが)

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【ROLLEI TRIPOD HEAD】https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2013/04/post-1709.html

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【ROLLEIMETER】https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2014/03/rolleimeter.html

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【ROLLEIFLASH】https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2022/11/post-01db.html

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ここまでは今回のアクセサリー説明書に出ていたものですが、出ていないアクセサリーも話題にしたことがありました。

【革製マグ二ファイヤーフード】https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2015/03/post-975b.html

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【横撮りアタッチメント】https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2012/10/rolleiyoko.html

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【Rollei-Mutar】https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2017/09/rollei-mutar.html

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【ピストルグリップ】https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2018/01/post-70dd.html

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新たに文章書かないので今日は手抜きのような回になるかと思いきや...過去ログを検索して貼り付けるの...案外と手間が掛かりました(^^;)

 

 

2025年2月16日 (日)

赤ペンタ「呼び」

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先日話題にした真偽のほどが「?」なPENTAXのジュラルミンケースに釣られて!?、当店の常連さんきってのペンタキシアンさんが早速ご来店くださいました。

相当量の情報や資料をお持ちのその方が、カタログなどでも見たことが無い...とのこと。でも、販売部門がイベント用に作ったりした可能性もあるので、今後の研究材料に~とお買い上げくださいました。

 

そして、ご来店時に興味深いものをご持参して見せてくださったのです。赤く塗られたME Superとレンズ(50mm/f1.4)。これについても、どういう経緯のものなのか?まだ特定が出来ていないそうです。

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ただ、同じく赤く塗られたレンズがもう1本あって、2本のレンズのシリアル番号が連番であることから、マニアが個人レベルで勝手に塗ったものではないだろう~と推測されているとのこと。

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【号外】Facebookページについて

ここ最近、お客さんから「Facebookページが見られなくなったんですが~」と聞かれることが数回ありました。

実は先月、Facebookページのアカウント名を「アローカメラ&我楽多屋」の共用ネームから「我楽多屋」単独ネームに変更した時に、アドレスも変更しちゃってたのです。

過去の投稿が消えてしまうことなく、新たな投稿は2011年から継続しているタイムラインにそのまま追加されているので、わたし的には安心していました。

また、Facebookアカウントをお持ちで元々「いいね!」や「フォロー」をしてくださっている方ならそのまま見られていたので、気付くのが遅れてしまったのです。

じゃあ、何故?

日々ブログを更新しているウェブサイトの画面左側にあるリンク(画像内、黄色い丸囲みをしたところ)を変更するのをスッカリ忘れていたのでした…。

Gogai

 

2025年2月15日 (土)

GITZOの製品ということは~

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これは撮影関係のアクセサリー品なんですが、皆さんはご存知ですか?私は今回初めて見ました知りました。

どう使うものか知ったあとも、「ホントに!?」と思った使い方をするものです。

ヒントは「GITZO(ジッツオ)」ブランドであること。それと、画像で分かるでしょうか?裏側にベルトに引っ掛けるようなクリップがあること。

これ、GITZOの品番「GC3230」。三脚用ホルスターです。2009年に発売されたものの、今はもうカタログ落ちしているようです。

ヨドバシドットコムさんに販売時の商品説明が残されていたので抜粋させていただきます。

「お持ちの三脚を革新的な方法で運ぶためのホルスターです。快適、軽量で素早い出し入れが可能です。背面に使用した高品質パドルはどのような状況で使用してもベルトにしっかり固定されます。トラベラーシリーズの運搬に最適で、さらに調節可能なストラップが付いているため、様々なサイズの三脚にも対応する事が出来ます」

とのこと。

で、GITZOの三脚が無いので古いスリックの三脚で試してみました。

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あまり長い三脚や重い三脚では無理があると思いますが、思いのほか身体に負担が掛からないような気がします。さすがに雲台は外さないと邪魔になる感じ。

ネット上でもう一つ別な使い方をするイラストを見つけました。これも「ホントに!?」と思ってしまいましたが...試してみました。ホルスターにある三角形のリングに三脚の脚を1本押し当てホールドしながら撮影する~というスタイル...。

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2025年2月14日 (金)

真偽のほど...

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PENTAXに詳しい人に聞けば、一発回答出てしまうのでしょうが…聞かずに、あ〜だこ〜だします(笑)

このジュラルミンケースを持ち込んだ仲間は「オリジナルだろう〜」という見解。

私はちょっと「?」と思いながら、留め金具部分などが明らかに後から赤く塗られている点を疑うと、「ここだけは自分で塗ったのでは〜」という見解。

側面のデザインがこっち側とあっち側で違う点を疑うと、「片面は自作したのでは〜」という見解。

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オリジナルであったとしても上塗りされちゃったりしている時点で、モノとしての価値はちょっと残念なことに…。

で、少し間を置いてから、こっち側とあっち側でデザインの違う側面をよく見てみると、当初は片側だけ仕上げが少し荒い気がしていたのですがどっちもどっち的な仕上げなので、わたし的にはノンオリジナルであろうという見解に達しました。

ところで、内側はどうなのかというと。仕切りを細かく立て付けて、上から丁寧に赤い布を貼るという手の込んだ仕上げがされています。ここまでこだわる人ならば、外装も独自に仕上げるのも納得だなぁ〜という点でもノンオリジナルを推す理由。

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念のため、ネットでPENTAXオリジナルのジュラルミンケースの画像を探してみましたが、同じモノは見つかっておりません。オリジナルだとしても、ネット時代になるずいぶん前の製品だと思うので見つからない可能性も高く、100%ノンオリジナルであろう~までの自信はありません…。

 

 

2025年2月13日 (木)

代替分譲

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先日ちょっと話題にしましたが、ペンタックスMZ-5他セットをお持ち込みいただいた件

添えられていた保証書(期限はとっくに切れています)に「代替分譲」という判が押されているのに気付きました。

この見慣れない・聞き慣れない言葉。知っている方いらっしゃいますか?

ここからは推測に過ぎないので信用しないでください、知っている方は笑わないでください。

MZ-5他一式が収められていたバッグに「PENTAX」と記されていたのですが、明らかにMZシリーズより古い時代のバッグでした。確実にAF機以前の時代のもの。

前オーナーはペンタックスのSPとかKMあたりの世代のカメラを元々所有されていて、1997年MZ-5に代替するにあたって、下取り交換をされたんじゃないかと思うのです。

なので、保証書に「代替分譲」の判を押されたのだろう~と。でも、わざわざその判を押す利用がイマイチ分からないのです。普通に新品を購入するのと、下取り交換で購入するのとで、保証書の効力に差が出るわけでもないだろうに...。

 

 

2025年2月12日 (水)

荒木町ガーデンズ

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、荒木町ガーデンズ。

正直に言っておきます…これ先週じゃなくて、先月撮ったものです。

新しく出来る建物の様子がちょっと気になったので。

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2025年2月11日 (火)

XAの専用ストラップ

本日第2火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

 

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5機種あるオリンパスXAシリーズの中で「XA4」は、最短30cmまで撮影が可能なモデルでした。ボディには「XA4」の後に「MACRO」と記されています。

カメラのストラップって普通は好みで付け替えても何ら問題の無いものですが、XA4の付属ストラップは近接撮影時に被写体までの距離を測る役目を担っている専用ストラップでした。

なので、我々業者は売り買いする時に専用ストラップが付いているかどうかを気にしてしまうのです。

でも我々業者は実際に撮る行為まではなかなか行きつかないので、今回初めて専用ストラップを実際に撮ることを想定して伸ばしてみました。分かりやすいように、横にメジャーを置いています。

  • 【左】ストラップを通常の状態で被写体側にピンッと張ると、最短の30cm。
  • 【右】ストラップのプラスチック部分を外し長くしてピンッと張ると、50cm。

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この距離はボディの前面にある距離設定「0.3m」「0.5m」「0.7m」「1m」「3m」「∞」の近接側の2段階と一致しています。

 

 

2025年2月10日 (月)

頭の上に乗ってるのは~

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これは13年越しの「呼び」なのか?

先日のお客さんカメラ「コシナ CSM」です。

これ相当な稀少品らしいです。ボディ自体に露出計は内蔵しているものの、それを利用するAE機能は付いていないので、絞り値もシャッタースピードも自分で設定しないといけない~マニュアル露出のカメラです。ここまでなら、似たタイプのカメラも存在しています。

が、ペンタカバーの上に乗っているアクセサリーがクセ者なのです。

ご持参されたお客さん(コシナ研究会会長)から「これ、見たことありますか?」と質問された時に、正確な記憶がなく…「一度だけ見たことある」ような返事をしました。

後からゆっくり考えてみると、ペトリを筆頭に変わったカメラが好きなお客さんに見せてもらったことがあるような記憶もあるのですが...自信なし。確かなことが言えるのは、13年も前にクセ者が乗っていない同系機(コシナ CSL)が我楽多屋にあった時に一度ブログネタにしていること。

クセ者の説明をしますと、ボディと繋いだコードから情報を受け取り適正なシャッタースピードを判断して、ボディのシャッタースピードダイアルを内蔵されたモーターで回そう~というAEユニットなのです。要は「AE機能のないボディに付けて、絞り優先AEカメラにしてしまう」アクセサリーなんです。

その「力づく」でやる発想が凄いんですが、回す操作が遅くて...あまり実用的ではないそうで…(>_<)