我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2011年11月

2011年11月21日 (月)

フジのX10

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一昨日のブログで、フジのX10がにわかに気になってる~!とチョロッと書き込んだところ、なんと!常連さんが現物を持って、見せびらかしに来られました。。。

実機を見るのが初めてだった私の第一印象は、ウェブや雑誌で見て感じていた「クラシックカメラ調でいいんじゃないの!」という印象にプラスして、そのサイズとデザインから、押し出しが強過ぎず、これぞクラシックカメラ風ですぞ!という主張が控えめな感じがして、さらに好感が持てました。

右手のグリップ感とかから、サイズが気持ちだけ小さいかな・・・なんて思ったりもしましたが、そこらへんにカスタマイズの余地(楽しみ)があるのかもしれないし。何の表示もないファインダーですが、そのクリアさはとても気持ち良く、ますます欲しい感が増しております。

で、人のモノなのに勝手にこんなお遊びまでしてみました!!シンプル過ぎる顔にちょっとしたアクセントになりますよね(笑)。

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2011年11月20日 (日)

869 869

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過去にも特徴ある製造番号について話題にしたことがありますが、すると「よく気付くね~!」なんて言われるのだけど、買取りをしていると古物扱いの定めで製造番号等を台帳に記さないといけないので、当然気付いてしまうのです。

このライカⅢgの製造番号は「869 869」。

1957年ものです。製造番号で製造年がちゃんと分かるライカだし、ライカでこういう面白い番号だと、えらく有難く感じてしまうのは気のせいではないはず。

ちなみに、一緒に写っているペトリカラーの製造番号は「516516」。

Ⅲgと同じ3ケタ数字の繰り返し。でも、ペトリのカメラじゃ、普通は大して有難くもないのでしょうが、たまたま私にとってはとても有難いものでした。自分の誕生日が5月16日なので。。。

それと同じノリでこのライカⅢgも、さらに有難いものにしようと、何か語呂合わせ的なことが出来ないか?と思いましたが、建築や音楽の「バロック」しか思いつかず・・・(笑)。

2011年11月19日 (土)

カメラ写真雑誌発売日

本日19日はカメラ写真雑誌各誌の発売日。

確か1年半くらい前までは発売日に、私の身勝手な講評をしていたのだけど。。。さて、今月号をパラパラ見ていたら、気になる特集や記事が目に付いたので久々に復活です。

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まず、日本カメラ。

一番気になったのは特別付録の「まるごとZUIKO BOOK」。今まさにいろいろと大変そうなオリンパスさんのZUIKO(レンズ)を切り口に、過去のカメラなどがいくつか紹介されています。ブラックのオリンパスワイドや、一般には販売されなかったペンFBという専用モードラが装着可能なペン、OMの試作機などが登場しています。

「カメラ・オブ・ザ・イヤー2011」もカメラ購入計画がある人には興味深いかと。それと、「レンズ付きフィルムカメラミュージアム」は圧巻でした。

 

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次に、アサヒカメラ。

メインの特集が「鉄道写真の悦楽」。今までアサヒカメラや日本カメラなどで有りそうで無かったのが鉄道特集だったかと思います。うちのお客さんの中にも、鉄ちゃん比率は高いですから気になる人が多いのではないでしょうか。

それから、赤城耕一さんの連載に出ているカメラはどうも最近、我楽多屋に並んでいたカメラのようですし~。

 

 

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最後に、月刊カメラマン。

別冊付録の「デジカメBOOK2011-2012」と、本誌メイン特集の「間違いだらけのカメラ選び!」は、日本カメラ同様、購入計画がある人のバイブルになるかも。

また、巻頭の口絵が四谷系でもある中藤毅彦さん。中藤さんは日本カメラの今月号口絵にも出ていて露出度高いです。モノクロのイメージが強い中藤さんですが、今回の作品はカラーです。それから、「カメラマン最前線」で紹介されているカメラマン安田菜津紀さんは、数年前、安田さんが学生時代に最初の写真展をうちの店の3階にあった
「ギャラリーちょーとく」でやっていただいた経緯があります。

と、久しぶりに個人的に気になる記事や特集が多かった今月号。で、どの本にもレポート等が載っていたフジのX10がにわかに非常に欲しくなってしまっています。。。

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2011年11月18日 (金)

For Summicron

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結晶塗装の立派な角形フードが箱入りで出てきました。

箱から推測するに、昭和30年ごろのものでしょうか?写真用品のワルツ製。箱にズミクロンと書いてありました。かぶせ式で内径が42ミリ。小さく「japan」と彫られているのも、なんかいい感じです。

最近ではコシナ製のフォクトレンダーやツァイスブランドのレンズに立派な体裁のフードを見かけるくらい。このような凝ったフードが珍しくなってきているので、ちょっと淋しいような気もします。

で、ライカ純正のズミクロン用フードというと、丸型のフードと、それ以前に折り畳み式の角形フードがありましたが、あの仰々しさに比べたら、とてもシックリくるこのワルツ製。

ファインダーが蹴られないように、ちゃんと穴開きにもなっています。ライカ純正フードでいうと、ズマリット用の角形フードに似ていますね。

第71回 得?or 特?

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今回は4ヶ月ほど前にも、この得特企画に登場したニコンF-501です。何故だか、またキレイな個体が入ってきたので、得特企画にします。

前回も触れましたが、F3AFというちょっと異端なモデルを除けば、ニコン最初のAF機といえるF-501。歴史に残るモデルと言えるかもしれませんね。

しかし、重いですよ~!データバック付ボディに電池を装填して重さを量ったら「761グラム」ありました。

ちなみに、現行品のF6を除けば、ニコンのフィルムAF一眼の最終版である「u2」(画像後方)の重さはたったの「430グラム」でしたから、20年足らずの進化の結果と言ってもよいのか・・・。

さて、今回はF-501が2台あります。データバック付は4500円、無しは3800円。いつものように我楽多屋ご来店早い者勝ちです。どちらも、まずまず程度の良い個体です。

2011年11月17日 (木)

MOVIKON8

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買取名人の話によれば、「当時、よく売れたんだよな、このカメラ」とのこと。当時とは1956年過ぎの話。名人が銀座のカツミ堂カメラから三共カメラに移る前後です。

このカメラは、ZEISS IKON製の8ミリ(ダブル8使用)カメラ「MOVIKON8」(ムビコン8)。

さて、ムービー系は疎いのですが、このカメラが面白いのはムービーカメラでありながら、まるで普通のスチルカメラのようなデザインであり、スチルカメラと同じような構え方で撮影出来るところ。私もそのくらいの反応はすぐに出来ました。

で、疎いのでそこまでで終わっていたのですが、今回、裏蓋を開けてビックリ!感心しました。

フィルム装填位置と撮影面が90度の位置関係にあるので、小さなフィルム室の中でフィルムはねじられるような送り方をされるのです。「これはムリしてるよな!?」くらいに思ってしまうんだけど、見事な造りこみでスムーズにフィルムが送られるようです。

その様子がよく分かる、案内イラストみたいのが一緒にあったので、開けたフィルム室と並べて撮ったのが下の画像です。

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2011年11月16日 (水)

南京錠

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先日、某M氏が「数年前に中国でまとめて買ってきた残り~」と言って、小さな南京錠を何個か持って来られました。

その時に、つい白状してしまったのだけど、私、南京錠に何か魅力を感じることがあるんですよね。決して、変な趣味があるわけじゃないし、コレクションなどもしていませんよ、ホントに。

でも、何だろう・・・、金属系の小さな塊、至ってシンプル、施錠するという一つの目的のためだけの存在・・・みたいな部分に魅力を感じるのでしょうか。それって、コンパクト系金属カメラに通ずるところがあるような気がするんですけど、どうでしょうか?

それから、どうでもいい内輪揉め的な内容なんですが、ずいぶん昔の話だから公開しちゃってもいいかと。

私が高校生の時、私服通学だったこともあってジャケットを何着か持っていました。当時流行りってこともありました。すると、大学生だった兄が私のジャケットを着て出かけて行くんですよ。すでに成人していた兄は、アルバイトの帰りに酒を飲み煙草を吸って帰ってくるので、ジャケットにその匂いがついてしまうわけです。次に私が着て学校に行くと、授業中にその匂いが気になったりします。これは不快だなぁ~と。

「飲み会がある時に着ていくのはやめてくれ~」みたいなことを言った記憶はあるのだけど繰り返されるので、私が取った対策は、ジャケットのボタンホールに南京錠をかけてしまうこと。南京錠をぶら下げたままで、まさか出掛けることはないだろうと。さすがに、この事態を知った母から「兄弟でいい加減にしなさい」と真剣に怒られたのを覚えています。

それまで、兄のおさがりなどの恩恵にあずかっていたのだから、もう少し大きな心を持てれば良かったのでしょうが(笑)、高校生の私には南京錠しか考え付かなかったのです(爆)。

それ以来、南京錠に不思議な感情を抱くようになったのも事実です。

2011年11月15日 (火)

コピーライカのマネ具合

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コピーライカと呼ばれるカメラは、世界各国で作られています。

コピーライカを広義で捉えれば、ヨーロッパはフランスのFOCA、チェコスロバキアのOPEMAなど、極東では中国の上海や紅旗、ロシアのFEDやZORKI、日本でも多数、アメリカではKARDONなどなど、数多くのコピーライカが存在します。

さて、一番狭義で捉えれば、ロシア製にはボディには「Leica」、レンズに「Elmar」と刻印された、コピーというより完全に偽物と呼んでも良いものも存在しています。

さて、上の画像で本物のライカと並んだこの2台。Nicca(ニッカ)とLeotax(レオタックス)。ともに、日本で製造されたカメラです。

Niccaは、もともと現キヤノンに居た人が興した会社ですし、Leotaxは、旧コニカ出身者が興した会社ということもあってか、どちらもコピーライカとしての品質はまずまずのレベルと言えます。

余談ですが、あのキヤノンだってライカのコピーから始まっていることを知っている人も多いと思います。そして、キヤノン4sbなどは本家に匹敵する性能品質で、コピーライカの中の銘機と言えるでしょう。

さて、NiccaとLeotax、ある意味とっても狭義なコピーライカだと思うんですよ。

それは軍幹部のブランドの刻印。その書体やデザインがかなり「Leica」のそれを真似てしまってますからね(笑)。

2011年11月14日 (月)

トップカバー

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少し前に「ミランだらけ」で紹介した中にあったdx-3のトップカバー。このカメラ自体がミランダ最終期のカメラであることもあり、レアなモノだったりします。あっ、それはそれで、ここで紹介してますね

先日、このdx-3のトップカバーをお買い上げいただいたお客さんに、予備でお求めなのかなと思って、「dx-3をお持ちなんですか?」と聞くと、少し照れた表情で、「トップカバー好きなんですよ…」との返答。

一瞬、これは特異なコレクターさん発見かっ!と取り乱しそうになりましたが(笑)、言われてみれば分かる気もして、「もしかして、何十個とかコレクションされてるんですか?」と尋ねると、「いやぁ、コレクションしてるわけじゃないけど、自然にたまったのが10~20かな…」と。

考えようによってはこのコレクション、案外場所取らないし、ずらーっと並べたら壮観かもしれないですね。置いている間に壊れてしまう心配もないし。

でも、実際にコレクション始めようとすると、トップカバーだけってのは集めづらいかもしれませんが。。。

2011年11月13日 (日)

オールドレンズ レジェンド

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オールドレンズにマウントアダプターを介して、デジタルカメラで楽しむことを紹介する翔泳社のオールドレンズシリーズ、その第3弾「オールドレンズ レジェンド」の登場です。一般には11月17日発売のところ、我楽多屋では週明け早々に先行販売の予定です。

*追記:11月14日(月)昼に入荷してますので、早く見たくてたまらない人は我楽多屋にてお買い上げ可能です!!

出版社さんがうちの店から20~30秒のところにあった~ことがきっかけでお付き合いが始まり、このシリーズが発売されるたびに先行販売みたいにさせていただいております。著者の沢村さん、監修の和田さんともに懇意にさせていただいているのもうれしい限りなのです。

第1弾は、ボディがキヤノンEOS、第2弾はマイクロフォーサーズ機と限定されていたのに対し、今回はボディにEOS、ペン、NEX、ペンタックスQ、リコーA12と幅を持たせながら、オールドレンズを2本ずつ比較するような形で展開されています。

表紙には「歴史的な銘玉から甲乙つけがたいライバル同士までレンズが持つさまざまな都市伝説を徹底的に検証!」とあります。どんな本かは、澤村さんご自身のブログを参照ください

リケノンやジュピターなど数千円代のレンズも出ていて、検証の結果が興味深いですね。

それから、私が気に入った点というか、沢村さんのこだわりが垣間見られたように思えたのが、、、登場するオールドレンズに見合った、当時のフィルムカメラにレンズを装着した画像も添えられている点(上の画像参照)。カスタマイズ系も得意とされる沢村さんらしく、この本もカッコいい体裁で展開されています。

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