コピーライカのマネ具合
コピーライカを広義で捉えれば、ヨーロッパはフランスのFOCA、チェコスロバキアのOPEMAなど、極東では中国の上海や紅旗、ロシアのFEDやZORKI、日本でも多数、アメリカではKARDONなどなど、数多くのコピーライカが存在します。
さて、一番狭義で捉えれば、ロシア製にはボディには「Leica」、レンズに「Elmar」と刻印された、コピーというより完全に偽物と呼んでも良いものも存在しています。
さて、上の画像で本物のライカと並んだこの2台。Nicca(ニッカ)とLeotax(レオタックス)。ともに、日本で製造されたカメラです。
Niccaは、もともと現キヤノンに居た人が興した会社ですし、Leotaxは、旧コニカ出身者が興した会社ということもあってか、どちらもコピーライカとしての品質はまずまずのレベルと言えます。
余談ですが、あのキヤノンだってライカのコピーから始まっていることを知っている人も多いと思います。そして、キヤノン4sbなどは本家に匹敵する性能品質で、コピーライカの中の銘機と言えるでしょう。
さて、NiccaとLeotax、ある意味とっても狭義なコピーライカだと思うんですよ。
それは軍幹部のブランドの刻印。その書体やデザインがかなり「Leica」のそれを真似てしまってますからね(笑)。