我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2011年10月

2011年10月21日 (金)

明日はがらくた市

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明日22日は「がらくた市」です。

少し早いな~と思われるかもしれませんが、「がらくた市」は毎月第4土曜日なので明日です。

今月は田中長徳先生のトークショーはお休みなので、買い物をゆっくり楽しむ派には安心していただけます(笑)。また、いつも通りに午後2時からは全品1割引き!!

先週、ちょっとまとまった入荷もありましたので、品数は今現在潤沢にあり気味ですのでお楽しみに。

それから、上の画像の本、「クラシックカメラ博物館」(定価4,935円税込)の「じゃんけんサービス」を行ないます。このサービス、10月22日(土)は1日中有効。

この本を欲しい方はレジにてお声かけください じゃんけんをして勝った方には、1冊無料で差し上げます!!負けてしまった場合は、1,500円にてご購入いただきますが、定価4,935円、数日前から我楽多屋で2,500円特価販売の本ですから、欲しい方にはお得なじゃんけんです!中古本ではありませんので、ホントにお買い得ですよ!!

*注)じゃんけんで負けて「本は要らない~」ってのはナシですからね。

  • クラシックカメラ博物館
  • 発行:日本カメラ社
  • 著者:安藤嘉信
  • サイズA4 224ページ
  • 2003年3月発行
  • 著者所蔵クラシックカメラ約500台の系譜と特徴、カメラの歴史・メーカーの概要・写真界の動向・カメラの操作方法・カメラから見た時代背景を興味深い解説記事で紹介すると共に500台のカメラをすべて写真入りで解説している 

 

2011年10月20日 (木)

上海

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中国製のカメラというと品質的な面から、どうしても好意的に受け入れない人が多いのではないでしょうか。確かに、壊れやすいとか、操作感が良くないとか、個体差が激しいとか、それなりの理由はあるかと思います。

画像のカメラはライカではなくて、中国製のライカコピー「上海58-Ⅱ」。一般的に初期型は仕上げが良く、ライカコピー機として優れていると言われています。

確かに、重みや色艶からして、違う気がします。

でも、、、これは個体差かもしれないけど、可動部分を操作するとホンモノとの差を感じてしまいます。動きが渋い・・・。

あと、この上海のロゴが個人的にわりと好きです。レンズには赤色で刻印されているのも特徴的。

ちなみに、日本のカメラで機種名を漢字で表記していたカメラってあるんでしょうか?あっ、「安原一式」は記憶に新しいから別にして(これも製造は中国だ…)。

余談ですが、10年くらい前までいすゞの乗用車で「ASKA」というのがありましたが、「飛鳥」とは書いてなかったです。それに現行車でも、スズキの「Kizashi」は「兆」とか書いてないですね。ついでにもうひとつ、トヨタの「カムリ」は「冠(かんむり)」からの造語らしいです。

2011年10月19日 (水)

ペトリの目玉

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これは完全なるお遊び。ペトリフレックス7に、ペトリメーターを載せています。ともに、ペトリであることが大きなこだわりでありますが。

さて、このイカツい一眼レフ「ペトリフレックス7」は、コンタレックスⅠ型(通称:ブルズアイ)の模倣などと言われることもありますが、それは見た目だけ。露出計の仕組みなどは独自のものです。

コンタレックスがセレン式であるのに対して、ペトリはcds式。専用レンズ(55mmF1.8しかない…)を装着すれば、絞り及びシャッタースピードに連動するのです。

載っかているのはペトリ純正の「ペトリメーター」。こちらはセレン式で、ビューファインダーを思わせるような形をしています。アクセサリーシューに載せて使う以外にも、ストラップを通せる穴があるので、首から提げたりして携帯する向きも大丈夫。

なのに、何で露出計を載せてるの?これじゃ、「頭痛が痛い」みたいな状態じゃないか?と言われてしまいそう。。。おっしゃる通り~きっかけは、目玉がふたつ並んでいるのが面白そう!というくだらない発想だけですから。ホント悪ふざけです。

ただ~、画像の中のペトリフレックス7は露出計が壊れており、ゆえに、目玉のような外付けメーターを付けているのも、あながち理不尽ではなかったりします。

2011年10月18日 (火)

ミランだらけ

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カメラ専門の買取りを謳っていると、カメラ関係のホントにいろいろなものが入って来ます。もちろん、カメラ関係なら基本お断りせずに対応させていただいているからなんですが…。

少し前にまとめて買取った中に、ミランダの外装部品がたくさんありました。まさに、ミランダだらけ~。

我楽多屋に置いておけば、いろんなマニアさんが来られているので~と思ったものの、10日ほど経っても動きがありません。さずが、ミランダとなると、ライカやニコンの部品のようにはいかないのでしょうか。。。

でも、ここにアップすれば、ミランダマニアの目に触れる機会も増えるかと!

ただし、どれも交換用の未使用部品ではなくて、その逆、修理か何かで交換された部品なのかもしれません。塗装のハゲや多少のアタリは見受けられます。各々100~200円ですので、気になる方はご来店のうえ、現物を見て選んでください。

 

ミランダカメラ:1948年設立のオリオン精機産業有限会社が前身。1955年にカメラ販売を「ミランダT」で開始し、オリオンカメラ株式会社を名乗るようになる。1957年にはミランダカメラ株式会社に社名変更。以後、1975年の「dx-3」までカメラの製造販売を継続した。創業者が東京帝大出の航空技術者であったことからも、当初は技術力と品質の高さがウリであったが、技術革新の流れに乗り遅れて幕を閉じてしまった。

2011年10月17日 (月)

飯田鉄写真展「KAMERA」

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四谷系銀塩情報の発信です。

お馴染みの飯田鉄先生の写真展が、うちの店から歩いて10分程のところにある「クロスロードギャラリー」で開かれます。

カメラを撮影した写真展ということで、ちょっと興味が湧いてきますね。

  • 2011年10月18日(火)~10月30日(日)
  • 12:00~20:00 月曜休廊・最終日は17:00まで
  • CROSSROAD GALLERY(クロスロードギャラリー)
  • 東京都新宿区四谷4-28-16 吉岡ビル5F
  • TEL/FAX03-3341-8118
  • http://www.roonee.com/crossroad/

内容は、飯田鉄さんが撮り続けている世界各国の古いものから現在までの数々のカメラの写真展示。ただ、単にカメラの姿を写真に収めているのではなくて、カメラがあたかも生命を持つもののように撮影しているそうです。そのためには、カメラの持つ魅力を引き出すためのポーズや、そのためのセット作りにもこだわっていて、それが飯田鉄さんのカメラ写真の特質だとのこと。

期間中にトークイベントとワークショップも催される予定で、そのワークショップの方「あなたのカメラを飯田鉄が撮ります」(10/28 19:00~)が面白そうですね。そのネーミングが「あなたのカメラを私に買わせてください」(以前、うちの店の広告で使っていたキャッチコピー)みたいで(笑)。

2011年10月16日 (日)

買取りの悦

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上の画像は、昨年から雑誌広告に掲載した広告の2つのパターンと一緒に作成していたものの、採用?されなかった一案です。今回、特別にここで公開することにしました!

*過去の2つのパターンは、これと、これ

この「買取り名人は売りの名人でもないといけない」については、画像内の説明でご理解いただくとして、これ以外にも、買取り名人が以前から良く言っていることがあります。「いい品物を扱った時の悦びは格別~」と。

カメラ専門の買取り屋ですから、どんなカメラやレンズでもお断りせずに相談にのらせていただいてます。だから、いろんなカメラを持ち込まれた時に、「これは買うけど、これは買わない~」というセリフは使わないようにしています。

中には、一般的には市場性がなくて業者としての買取り査定はゼロのようなものも多々あります。それでも、何らかお気持ちはお返しできるようにしていますし、そういったものでも、うちの店に来ないで廃棄されてしまったら、そこでお終いですから、救出発掘出来た満足感があるのです。

また、その逆に、非常に珍しい品物などを売り買いした際は「そういう品物を仲介出来た~」という悦びがあると、買取名人は言います。

これは先日紹介した「Yashica-E」や「FUJICAREX Ⅱ」等がそれにあたるかと思います。

珍しいモノを見られた!なんて単純なことではなくて、そういう貴重なものが数ある業者の中から他では無くて、うちの店を経由していってくれた!という満足感って言うんでしょうか。

私どもはカメラコレクターではないので、集めることが務めではなくて、それをいかに流通させるかが務めなんですよね。その流通に携われた!ってのが悦びになるみたいです。

2011年10月15日 (土)

Wニッコール3.5cm関係

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ニコンのレンジファインダーSシリーズ用の35ミリF1.8レンズ。そのレンズ本体よりも、稀少性でいうと高そうなアクセサリーを並べてみました。

まず、左から専用フード。わりと変哲もない金属製フードではありますが、「f=3.5cm 1:1.8」の刻印入りで、その存在感を誇示している感じ。

そして、35ミリビューファインダー(富士山マークの革ケース付き)。金魚鉢という別称もあるこのファインダー。黒いものはかなり稀少です。

それと、以前紹介したことのある35ミリミニビューファインダー。こんなに小さいのに抜群の存在感を誇る例のアレです。

これだけ揃うと、「すげぇ~!」って感じでしょ。持っているだけでも、さぞかし満足度高いでしょうね。

でも、我々はカメラ屋なので、持って満足していてはいけないんです。カメラ屋がホントにカメラを好きになってしまったら、商売になりませんから。。。(笑)

皆さんのいらっしゃる市場にちゃんと流通させますから、ご安心を。

2011年10月14日 (金)

Canon FP METER

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「呼んだ!」というには、ちょっと時間が半月ほど経過しちゃっていますが、コニカFP用の「コニカライトメーター」が、同類の載っかり系一眼レフ用デカい外付けメーターを呼びました。

キヤノンFP用の「キヤノンFPメーター」。

面白いことに、どちらも親ボディの機種名が「FP」。これは単なる偶然の出来事でしょう。

コニカの方は、取り付けた状態でメーターがグラグラすることをコメントしましたが、今回のキヤノンの「FPメーター」は、アクセサリーシューに固定する仕組みなので、不安定さの心配はありませんね。

キヤノンFPは、FXから露出計を省いたシンプル機として登場しているのに、外付けの専用露出計をわざわざ発売する~というのも面白い流れですね。

ところで、今の世の中、これらのメーターの大きさ以下のトイデジカメが存在するくらいですから、どうだろう、アクセサリーシューに載っかる用(よう)なデジカメを造って、ホットシューやシンクロ接点を利用して、下のフィルムカメラのシャッターに合わせて撮影させてしまうなんてお遊びは!!

第69回 得?or 特?

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フジが1982年に発売した、簡単カメラ「picPAL」の白ボディ。黒以外に赤は比較的良く見かけますが、白は珍しいと思います。青もあるそうです。

現在、コンパクトデジカメなら、かなり多数のモデルで白いボディを選択できますが、当時はまだ稀だったはず。

さて、冒頭に「簡単カメラ」と表記しましたが、発売当時、すでにオート露出やオートフォーカスの技術が存在していたわけで、それらを駆使した結果の撮影者はシャッターを押すだけでいいの「簡単」ではないんですよ。

このカメラ、シャッターは1/125秒のみ、絞りはF8固定、フォーカスも固定焦点。ということで、構造が「簡単」なのです。ストロボ付いてますが、巻上げも手動だから、ほとんど写ルンですみたいなもの。

さて、そんな簡単カメラですが色が珍しいので、得特企画です。いつものように我楽多屋ご来店早い者勝ち。ストロボ発光しませんが、コレクション用ということで1000円!!

あっ、写りは案外良いらしいですよ。

2011年10月13日 (木)

FUJICAREX Ⅱ

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昨日の「Yashica-E」と同じように、こんなカメラに出会えて幸せ~的なレア度の高い「FUJICAREX(フジカレックス)Ⅱ」です。

輸出専用機種で国内販売されていなかったようなので、見掛けないのも納得。

わたし的には美しいカメラだぁ~と思いました。一眼レフカメラって、ペンタプリズム部は四角く角張っていたり、三角形に尖っていたりするのが普通ですが、このカメラはやさしい弧を描いているのです。

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また、このカメラの特徴的な部分は、かつて紹介した「フジカ35-ML」にも通じる以下のような点。

まずは、フィルム巻き戻しのクランクがボディの側面にある点。そして、ピントを合わせる「フォーカシング」ノブが背面にある点。さらに、この機種では、露出調整の「エクスポージャー」ノブも背面に並んで付いています。

ピント合わせは、一眼レフだからファインダーを覗きながら、この「フォーカシング」ノブを調整して合わせられます。露出は、ファインダー内右端にある針が中央に振れるように、この「エクスポージャー」ノブを調整して合わせられます。

このカメラ、「トプコンuni」なんかと同じようなレンズシャッター式の一眼レフで、レンズは前玉だけが外れます。交換レンズに何があったのか不明ですが、標準はフジノンS50mmF1.9。

FUJICAREX「Ⅱ」ですから、それ以前に「Ⅰ」があったのか?と想像しますが、どうやら、それは試作機だけで終わってしまったそうで、世に出て販売されたのは「Ⅱ」が最初らしいです。