ひねくれ!?カメラ
フジカ35-MLというカメラがあります。発売は1958年。露出計を内蔵しない、完全マニュアルな機械式カメラです。レンズはフジノン45mm/F2付き。
このカメラ、他の多くのカメラと構造的というか、操作面で明らかに違う部分が3点あります。
まず、フィルムの巻き上げレバーがボディー底面にあります(画像内、赤丸部分)。ふつう、ほとんどのカメラはボディー上面にあるものですが。。。まぁ、これに関しては、同じく底面で巻き上げるトリガー式もあるので、凄い珍しいということもないかもしれませんが。。。
二つ目は、ピント合わせをボディー背面右上にあるダイアルで行ないます(画像内、青丸部分)。ふつう、ほとんどのカメラはレンズの鏡胴を回してピント合わせをしますが。。。
そして、三つ目はフィルムの巻き戻しクランクがボディー側面にあります(画像内、黄丸部分)。ふつう、ほとんどのカメラはボディー上面にあるのですが。。。
と、このようにまるで奇をてらうかのようなこだわった造りをしています。人によっては、それを「ひねくれ」というかもしれません(笑)。
この造りの利点は、巻き上げ、ピント合わせ、シャッターレリーズの3操作が右手だけで可能という点です。
でも、それは赤丸、青丸の部分であり、黄丸については、何故ゆえに?と疑問が残ります。