FUJICAREX Ⅱ
昨日の「Yashi-E」と同じように、こんなカメラに出会えて幸せ~的なレア度の高い「FUJICAREX(フジカレックス)Ⅱ」です。
輸出専用機種で国内販売されていなかったようなので、見掛けないのも納得。
わたし的には美しいカメラだぁ~と思いました。一眼レフカメラって、ペンタプリズム部は四角く角張っていたり、三角形に尖っていたりするのが普通ですが、このカメラはやさしい弧を描いているのです。
また、このカメラの特徴的な部分はかつて紹介した「フジカ35-ML」にも通じる、以下のような点。
まずは、フィルム巻き戻しのクランクがボディの側面にある点。そして、ピントを合わせる「フォーカシング」ノブが背面にある点。さらに、この機種では露出調整の「エクスポージャー」ノブも背面に並んで付いています。
ピント合わせは一眼レフだからファインダーを覗きながら、この「フォーカシング」ノブを調整して合わせられます。露出はファインダー内右端にある針が中央に振れるように、この「エクスポージャー」ノブを調整して合わせられます。
このカメラ、「トプコンuni」なんかと同じようなレンズシャッター式の一眼レフで、レンズは前玉だけが外れます。交換レンズに何があったのか不明ですが、標準はフジノンS50mm/F1.9。
FUJICAREX「Ⅱ」ですから、それ以前に「Ⅰ」があったのか?と想像しますが、どうやらそれは試作機だけで終わってしまったそうで、世に出て販売されたのは「Ⅱ」が最初らしいです。